幌尻岳



- GPS
- 20:40
- 距離
- 30.6km
- 登り
- 2,169m
- 下り
- 2,149m
コースタイム
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 5:38
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:34
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
|
コース状況/ 危険箇所等 |
渡渉について: 私見ですが、渡渉はガイドなしで初めてだとハードル高いと思いました。ピンクリボンで渡る場所はわかるけど、そのルート取りで深かったり浅かったりします。流れが早いので力を抜くとひっくり返りそうな所も何箇所もあります。 私が経験したのが行きは水量多め、帰りはそれよりは少ないとのことでした。最後に雨降ったのは6日で、気温は予報で18度くらいでした。 私が身長160センチの女子でまあ大丈夫でも、155センチより低そうな方は難儀してて、水流に押し倒された方もいました。反対に背の高い男子は大変そうには見えませんでした。次回もし行く機会があるなら個人で行くかもですが、私の実力だと雨の降らない水量の低そうな日を狙ってなら可能かと思います。北海道だとそうもできませんが。 ルートの記憶: 渡渉は橋のかかった四ノ沢まで4,5回くらい。それ以降12回くらい。全部深くはないけれど、3箇所くらいすごく深くて股下まできた所あり。男子は膝上くらい。案内人の方はピンクリボンのところでジーッと川面を見てルートを取ってました。ヘツリは4回くらいあり、滑って落ちたらと思うと怖かったです。高度感はなく鎖はついてますが、落ちたら怪我しそう。 歩き方について: ガイドさん達のお助け棒でガードされて渡ったから怖くなかったけど、それがないとなると万が一コケたら流されるかもです。ストック一本必携。先っぽのカバー外したストック両手で体の中心に握って川上を正面に、カニ歩きで脚を上げずに歩くそうです。石の上には乗らず、川底を歩くようにとのことでしたが、よく見えないので脚を置いてみると石だったりして再度まさぐって川底を探しながら歩きました。 装備について: 服は普通の速乾性のいつもの登山服ですぐに乾きます。びっくりです。ザックの中身はもちろん二重防水。ザックカバーはつけるなとのことでした。沢履はスパッツと足袋とセットでしたが底がフェルトで滑りませんでした。靴底取れちゃったけど、サポートデープ巻いたら、それも摩擦があるの生地で滑らず大丈夫でした、が、ここにくる前に沢で試し履きすべきでした。 |
その他周辺情報 | びらとり温泉ゆからhttp://www.biratori-onsen.com/ 綺麗でご飯もおいしい。 |
写真
感想
いよいよ幌尻岳、どうしても個人ではハードル高いのでまいたびツアーに参加しました。数日前まで天気予報は雨、雨・・・・(;゜Д゜)。台風まで発生してもうだめかと思ったけど今年の私は晴れ女!見事4日間、風弱く安定した晴れでした。神様にも感謝。
心配してた渡渉は・・・なにより楽しい。はじめは流れがあまりに急なので「マジか・・・」と驚愕したけど慣れてくるとほんとに楽しい。水量も多くはないそうで高くて股下くらい。半ズボンがぬれるくらいでした。何より案内人の方がお助け棒をガシっと水底に刺して、捕まってもいいようにしてくれていて安心して渡れました。自ストック両手で握って上流見てカニ歩き。楽しいです。なにより暑いので気持ちいい。雪解け水って感じの冷たさはなく寒いとは感じなかったのはラッキーでした。
それでも必死だったので四の沢着いたときにまだ半分も来てないと聞いてガ〜〜ン。しかもまさかの沢靴の底取れちゃってガイドさんにテーピングでぐるぐる巻きにしてもらうという大失態。隊も止めてしまうし皆さんホントにすいませんでした。
山荘に着くとみんなでプチ宴会、これまたすごく楽しかったです。まいたびメンバーは2階、1階に3人の個人客がきてましたが、それはなんと先々週に聖岳の小屋で一緒だったご夫婦!!幌尻に来るまで会えるの楽しみにしていたのに、渡渉で興奮しすぎてすっかり忘れちゃって、声かけられてやっと思い出すというアホさ加減。でも、お二人は今日渡渉して山頂アタックまでやっちゃって、すごいです。再来週赤石でまた会えるかな??
翌日の幌尻岳アタック。良いお天気。寝ぼけながら稜線に出て素晴らしい眺めに感動。カールは緑のじゅうたんだし、戸鳶別岳が向かいにずっと見えて綺麗すぎる眺め。案内人の方曰くまだ満開ではないらしいけどもお花はすんごい咲いていて、女性陣は大騒ぎ。みんなお花の名前よく知ってます。キャーキャー歩いていると前方に何やら分厚い滝雲が・・・山頂はガスに覆われていて高度を上げるごとにガスの中に突入。残念ながら今回山頂での眺めはありませんでした。でも、数日前の雨予報で絶望していた時のことを思うと夢見たいです。本当に来れてよかったです。嬉しいです。
最終日。山荘を出発してすぐに私のすぐ前を歩いていた方がトラバースから足を踏み外して滑落(;゜Д゜) すごい勢いで頭から2回転して草の中に見えなくなりました。幸運なことに岩場でなかったのでどこも怪我無く自分で上がってこられました。ほんとうによかったです。しばらくドキドキしちゃいました。帰りの渡渉は水の量がさらに減っているとのことでしたが体感的には行きと変わりませんでした。すっかり渡渉にも慣れて数を数える余裕あり。全部で16回。もうお名残り惜しくてたまりませんでした。
参加者16人とまいたびガイド2人、案内人1人。みんないい人たちばかりですんごく楽しかったです。メンバーはご夫婦一組をのぞいて皆さん一人で参加、100名山があと少しの人もたくさんいて、日本中のあっちこっちにツアーで行きまくっている人も多くてお話ししていてとても楽しかったです。まいたびのガイドさんには靴底取れて大変なご心配と迷惑をおかけして、すいませんでした。最後に案内人の方、渡渉のサポートやお花のこといろいろ教えてくださってほんとにお世話になりました。みなさんありがとうございました。
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