記録ID: 443598
全員に公開
沢登り
甲斐駒・北岳
南アルプス・尾白川本谷
2015年07月10日(金) 〜
2015年07月11日(土)
山梨県
長野県
kakuremino
体力度
9
2〜3泊以上が適当
体力度について
- GPS
- 35:43
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 3,629m
- 下り
- 3,857m
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標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:18
距離 10.5km
登り 1,645m
下り 933m
2日目
- 山行
- 11:05
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 12:54
距離 18.0km
登り 1,999m
下り 2,918m
入渓点からGPSを起動したので、スタートから入渓点まではGPS軌道はありません。
矢立石登山口(1120m付近)〜林道終点(1400m付近)〜入渓点(1320m付近)で、距離は約4kmです。
矢立石登山口(1120m付近)〜林道終点(1400m付近)〜入渓点(1320m付近)で、距離は約4kmです。
| 天候 | 7/10曇りのち晴れ、7/11晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
矢立石登山口からの林道は通行に特に問題ありませんでした。林道終着点から沢に下る踏み跡がしっかりついています。残置ロープもあり。 遡行では滝場ではしっかりした巻き道がついており、ルートを誤らなければ難儀することはないと思います。クラシックな歩く沢です。 遡行終了後、甲斐駒から黒戸尾根を下山しましたが非常に長いです。車を矢立石登山口に止めていたため、竹宇に荷物をデポし400mほどの登り返しもあり、くたびれました。日向八丁尾根から下山したほうが楽だったかもしれません。 |
| その他周辺情報 | 尾白の湯は21:00まで！ |
| 予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
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二つ目のトンネル。トンネル自体はしっかりしているが、周りの荒廃がやや激しい。
3つ目のトンネル。出口谷側のトンネル土台が斜面に少しせり出ており、いつか崩れるのかなと思った。
1320m付近入渓点。この日は前日夜までの降雨で増水していたが、遡行に問題ないと判断。
最初の滝。曇っており増水もしているので、深い釜があやしげな濃い色になっていてちょっと怖い。水は冷たくない。
女夫の滝。ほかの記録で見るよりかなり増水していて迫力がある。右岸巻き。
増水しているとはいっても渡渉が大変なところもなく、楽しく遡行できる。
ワイヤー滝。左から泳いで取りついている記録もあったが、今日はそんなことできる気がしない水量。
この滝は右から登れる。170�僂曚豹板垢�あれば見えないところにある大ガバに手が届く。小さい人は難儀するかも。
下流域では登れない滝が続くので、巻きのルート選びが重要。必ずいい巻き道があるので、変だと思ったら戻ることだろう。
鞍掛沢を過ぎて右手に岸壁がせり出してくる。天気も晴れてきていい迫力。
1500m付近の癒しの流れ。日にちに都合がつけばここに泊まりたいくらいおだやかで感じのいい場所で、魚影も。癒し渓は大好きなので、尾白川でここが一番好きだったかもしれない。
7/10 10:24
1500m付近の癒しの流れ。日にちに都合がつけばここに泊まりたいくらいおだやかで感じのいい場所で、魚影も。癒し渓は大好きなので、尾白川でここが一番好きだったかもしれない。
右岸から北坊主ノ沢が出合う。ガスで見にくいがナメの左に坊主岩がそびえる。素晴らしい光景。
巨岩帯全景。真ん中にひときわ大きく見えるのが、有名な大岩でこの谷のハイライトになるところ。ここは一気に抜ける必要があり、すこし気合いが入るところです。
7/10 14:25
巨岩帯全景。真ん中にひときわ大きく見えるのが、有名な大岩でこの谷のハイライトになるところ。ここは一気に抜ける必要があり、すこし気合いが入るところです。
大岩下の3mほどの滝。右壁に4発残置ハーケン+スリング。特に2本目のハーケンはグラついており注意。登攀は残置があれば容易だが、なければ難儀するだろう。右からも登れそうだが、非常に壁がもろく下でスポットしてもらうなどしないとかなり危険な印象でした。
7/10 14:43
大岩下の3mほどの滝。右壁に4発残置ハーケン+スリング。特に2本目のハーケンはグラついており注意。登攀は残置があれば容易だが、なければ難儀するだろう。右からも登れそうだが、非常に壁がもろく下でスポットしてもらうなどしないとかなり危険な印象でした。
大岩上に岩屋があり、ここでビバークした。非常によくできた空間で一人だったのでタープも張らずに過ごせた。
日も暮れてきて、遡行してきた谷を振り返って一枚。なんとここではdocomoは3Gが全開で、家族に電話する。
手前のナメの奥に30m大滝が見える。左からは奥ノ滑滝沢。大滝は登られているようだが、左岸から手前のナメごと全部巻いた。巻きは容易だが沢からなるべく離れないほうが。
7/11 7:39
手前のナメの奥に30m大滝が見える。左からは奥ノ滑滝沢。大滝は登られているようだが、左岸から手前のナメごと全部巻いた。巻きは容易だが沢からなるべく離れないほうが。
水は至るところから染み出して沢筋に合流しており、なかなか最後の一滴に至らない。この水たまりで最後かなと思うと、また微妙に流れている。沢が生きているようで、頬がゆるむ。
7/11 8:42
水は至るところから染み出して沢筋に合流しており、なかなか最後の一滴に至らない。この水たまりで最後かなと思うと、また微妙に流れている。沢が生きているようで、頬がゆるむ。
登山道に出た。すこし右目に詰めあがってしまい、甲斐駒までの道のりがすこし遠くなってしまった。
撮影機器：
感想
尾白の渓谷はどこもすばらしく、良い遡行ができました。
下記は思い出しメモ。
・大きな渓谷であり下流では登れない滝が多く、歩く沢です。巻き道はどこも明瞭。ルート選びを間違えなければ危険を感じることはないと思います。
・巨岩帯の通過は逃げ場がなく、また雪渓があれば進退きわまるかもしれません。遡行のポイントになりそうです。
・2000m付近大岩の3m滝は残置があれば簡単だが、なければそれなりに難儀すると思われます。
・2200m付近二俣からの詰めは左目にルートをとったほうが甲斐駒までの距離が多少短縮できたかと思います。
・甲斐駒への登りから黒戸尾根の下山は非常に長いです。1泊2日の場合2日目は早出したほうがよいと思います。私は竹宇神社に下山後、矢立石登山口までの登り返しもあり、ヘッデン歩行でした。
・尾白川渓谷駐車場に荷物をデポし、竹宇神社に戻ってから矢立石までの登山道は、空身で急いで30分ほどでした。
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