記録ID: 44201
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ハイキング
谷川・武尊
八間山〜高山植物咲き誇る別天地、上信秘境・野反湖を望む花回廊トレッキング
2009年08月03日(月) [日帰り]


- GPS
- 05:03
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 428m
- 下り
- 435m
コースタイム
野反峠第一駐車場11:51-(11:54富士見峠登山口-13:10イカ岩の頭)-13:37八間山[R・L]14:11-(14:13白砂山縦走路分岐-14:56池の峠駐車場登山口-16:52富士見峠登山口)-16:54野反峠第一駐車場
【実働】4時間29分(かなりの植物撮影時間を含む)
【実働】4時間29分(かなりの植物撮影時間を含む)
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
野反峠は野反湖の南側の入口で、バス停や休憩舎は野反峠と表記されているが、案内板や道標などでは富士見峠と表記されている。 登山者用の駐車場としては、野反峠休憩舎少し手前の野反峠第一駐車場が指定されている。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【コース概要・状況】 全行程明瞭で危険箇所もない楽しいトレッキングコース。 富士見峠登山口から八間山山頂までの尾根道は大部分が草原や笹原で、通過ピークの"イカ岩の頭"手前くらいまで両側に多種多量の高山植物が咲き競う。この区間はずっと見通しが利く反面、日差しや風雨を遮るものはほとんどない。 山頂から池の峠駐車場までの下山区間は、対照的にずっと樹林帯の中の見通しのない道となる。 池の峠駐車場に下りると車道反対側すぐに富士見峠方面への湖畔コース入口がある。富士見峠下まで湖畔に沿って緩やかに下る遊歩道はチップが敷いてあり足に優しい。コースはまさに高山植物の宝庫であり、ゆっくり時間をかけて楽しみたい。 【確認できた草花】 計46種類 アワモリショウマ、イチヤクソウ、イブキトラノオ、イワオトギリ、ウスユキソウ、エゾシオガマ、オオバギボウシ、オニアザミ、オンタデ、キオン、キバナノヤマオダマキ、ギンリョウソウ、クガイソウ、クルマユリ、クロマメノキ(実)、コキンレイカ、コバギボウシ、シオガマギク、シモツケ、シロバナコバギボウシ、シロバナハクサンシャジン、ズミ(実)、センジュガンビ、ソバナ、タカネアオヤギソウ、ツルキシムジロ、トモエシオガマ、ノアザミ、ノギラン、ノゾリキスゲ(ニッコウキスゲ)、ノハナショウブ、ノリウツギ、ハクサンシャジン、ハクサンフウロ、ハコネギク、ハナニガナ、ヒヨドリバナ、ホツツジ、マルバダケブキ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマゼンコ、ミヤマトウキ、ヤナギラン、ヤマハハコ、ヤマブキショウマ、ヨツバヒヨドリ 【水場・トイレ・その他施設】 登山ポストなし。 八間山の登山中は水場はないが、下山して湖畔コースに入ると程なく冷たい水の流れる小沢と出合う。 山頂に小さな避難小屋があるが、崩壊寸前といった様相で実質使用不可。 野反峠休憩舎にはトイレ・売店・自販機があり、軽食も可能。 【近場の温泉】 帰路には草津温泉を筆頭に温泉が多い。 最寄は国道405号線途中の花敷・尻焼温泉で、川がそのまま露天風呂になっている"川の湯"(無料)や日帰り入浴施設の"バーデ六合"(大人400円)などがある。 |
写真
上:野反峠バス停前にある案内板。
現在地は「富士見峠」となっており、以降各所の道標でも富士見峠と表示されている。右奥に八間山の登山口が見える。
下:富士見峠登山口はいきなり両側がお花畑。
種類が多く、足を止めてばかりでなかなか先へ進めない。
現在地は「富士見峠」となっており、以降各所の道標でも富士見峠と表示されている。右奥に八間山の登山口が見える。
下:富士見峠登山口はいきなり両側がお花畑。
種類が多く、足を止めてばかりでなかなか先へ進めない。
上:尾根のお花畑越しに野反湖を望む。
途中登山道から少しそれた砂礫地に地元の子たちが植えたというコマクサの群生地があるが、今回は寄らなかった。
下:お花畑から笹原に変わると程なく通過ピークの"イカ岩の頭"(1,828m)に着く。
途中登山道から少しそれた砂礫地に地元の子たちが植えたというコマクサの群生地があるが、今回は寄らなかった。
下:お花畑から笹原に変わると程なく通過ピークの"イカ岩の頭"(1,828m)に着く。
上:標高1,934.5mの八間山頂上に到着。残念ながら周りを雲に囲まれて展望はあまり得られない。
先着登山者が2組おり昼食を食べながらしばし談笑。それぞれ別方向に下っていった。
下:八間山三角点と今にも倒れそうな避難小屋。
3人くらいは入れそうだが屋根も穴が開いていて避難には役立ちそうもない。
先着登山者が2組おり昼食を食べながらしばし談笑。それぞれ別方向に下っていった。
下:八間山三角点と今にも倒れそうな避難小屋。
3人くらいは入れそうだが屋根も穴が開いていて避難には役立ちそうもない。
上:頂上からまもなくの白砂山分岐から野反湖が見えた。
下山路の北西尾根はこの先樹林帯に入り、ずっと展望は利かない。
下:途中見るべき花もほとんどないのでどんどん下ると45分ほどで池の峠駐車場登山口に着く。
ここを起点にした逆コースの方が下りで展望や花を楽しめるし効率的かも。
下山路の北西尾根はこの先樹林帯に入り、ずっと展望は利かない。
下:途中見るべき花もほとんどないのでどんどん下ると45分ほどで池の峠駐車場登山口に着く。
ここを起点にした逆コースの方が下りで展望や花を楽しめるし効率的かも。
上:野反湖対岸の山の向こうはすぐ志賀高原なのだが、そうは思えないほど感覚的にはここは遠い秘境。
俗化していないせいか、野反湖をなぜか野尻湖と間違えている人も多い。
下:お花畑の中を緩やかに湖面のすぐ近くまで下る。
途中の何本かの踏み跡から水辺まで行くことができる。
俗化していないせいか、野反湖をなぜか野尻湖と間違えている人も多い。
下:お花畑の中を緩やかに湖面のすぐ近くまで下る。
途中の何本かの踏み跡から水辺まで行くことができる。
上:ノゾリキスゲと呼ばれて有名なニッコウキスゲはもうほとんど終わっていたものの、それが気にならないくらい他の花がいっぱいで十分満足できた。
下:富士見峠の展望地から野反湖を望む。
記憶にある野反湖は真っ青な湖面が印象に残っているが、今日は日差しが十分でなくてその点がちょっと残念。
下:富士見峠の展望地から野反湖を望む。
記憶にある野反湖は真っ青な湖面が印象に残っているが、今日は日差しが十分でなくてその点がちょっと残念。
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コメント
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池の周りは笹の原のイメージでしたが、
お花が沢山でいいですね!
うどんをすするような寒い時期にしか
行ったことが無いので
お花を楽しみに行ってみたくなりました。
確かに寒い時期は笹の原のイメージですよね
この日は本当は御飯岳に登るつもりで出かけ、不可抗力的な事情から行き当たりばったりに予定変更して行ってみたのですが、こんなにたくさんの花があるとは私も全く予想していませんでした。
体力的にも無理のないコースですし、お薦めです。
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