大佐渡山脈 ドンデン山〜金北山〜妙見山を縦走だっちゃ(新潟県 佐渡市)


- GPS
- 04:50
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 1,051m
コースタイム
- 山行
- 4:13
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 5:42
天候 | ケチのつけようがない五月晴れ☀? |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
船
佐渡汽船 https://www.sadokisen.co.jp/ 佐渡汽船利用者は、新潟港佐渡汽船乗り場の駐車場料金が一日あたり1500円→800円に減額されます。新潟港もしくは両津港にある「佐渡航路利用者料金適用」の機械に駐車券を入れ、減額の処理を受けてください。 登山バス(春季のみの季節運行) ゆき:ドンデンライナー1号 両津港8:50→アオネバ登山口9:05→ドンデン高原ロッジ9:40 かえり:金北山ライナー 白雲台16:30→両津港17:10→椎崎温泉17:20 利用日前日17時までの予約制(新潟交通佐渡へ) 2022年度は4月29日〜5月31日の毎日運行 登山バスについてくわしくはこちら さど観光ナビ https://www.visitsado.com/feature/hana_liner/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。急傾斜が少なくおおむね歩きやすいです。金北山山頂近くになると泥濘がちらほらあるので、防水性のある靴がいいかもしれません。 妙見山から白雲台へ下る道は途中に残雪の斜面を横切る区間があり、雪の状態次第でトラバース自体はできそうでしたが進むべき登山道の目標がどこにあるのか判らず、万全を期して回避。大佐渡スカイライン側に下山してから車道を歩いて白雲台へ向かいました。 (追記:正解は「雪の斜面を下降する」だそうです。斜面の最下部に登山道のつづきがあるのだとか。下降時は滑落注意) 妙見山のレーダーは敷地内立ち入り禁止です。レーダー施設フェンスの外周に登山道があるのでそこを通行します。 コース上に信頼できる水場はありません。あらかじめ用意しておきましょう。 食料はドンデンライナーに乗る前に両津港の佐渡汽船ターミナルで購入できます。両津には「ハーティウッズ」という地元のコンビニがありますが、フェリー到着後ドンデンライナーの出発までに行って帰ってこられるかは微妙な距離かも(片道800m)。 |
その他周辺情報 | ドンデン高原ロッジ https://donden-sanso.jp/ 交流センター 白雲台 https://www.visitsado.com/spot/detail0023/ 朱鷺伝説と露天風呂の宿 きらく http://sado-kiraku.com/sp/ 佐渡の飲食店は14時を過ぎるとほとんどのお店が休憩に入り、夕方まで開きません。そうするとスーパーかコンビニで買う以外に食事をする方法がなくなってしまうので、遅い昼食の場合はご注意ください。 |
写真
佐渡へ行くのは久しぶりなので楽しみ〜(写真はカーフェリーおけさ丸。1993年就航の古豪)
そして金北山。今回はあの頂をめざします。
ちなみに新潟人は「さどがしま」とはあまり言わないです。ただ「さど」とだけ呼ぶことが多い。さあ、とりあえず予約したレンタカーを受け取って、ドンデン高原ロッジまで送ってもらおうかな
このロッジは登山の前泊にもよさそう
「ドンデン」といったら野球(ロッテ)ファンの私は、阪神、オリックスの岡田監督を思い浮かべてしまいます。彼は2005年の日本シリーズでロッテにコテンパンにやられたので(いわゆる33-4)、それがトラウマなのか評論家になっても順位予想で毎年ロッテの評価が異様に高いwwwロッテハァンの私でも「今年は流石に厳しいよなあ……。」ってときでもAクラス予想してくるし
「ドンデンってなんだろう?」と疑問を抱き調べてみたら、頂の丸い山の意味「鈍嶺(どんでん)」からつけられたそうですよ。比較的険しい大佐渡山脈の中にあってたおやかな山容は逆に目を引くかも
「アオネバってなんだろう?」と思いクグったら、「青くて粘る土の意」だそうです。そのまんまやんけ
この日はハイシーズンの快晴なのでハイカーが多かったなあ。県外からの遠征組や、登山のツアーもちらほら。もう「極力県外へ出ないようにしなきゃ」ってのは関係なくなってきたのかもしれませんねえ
この黄色い花はドンデン池付近でいっぱい咲いてました。私は全然花については詳しくないので(興味が薄い?)ようわからん💦💦教えて!!詳しい人!!
ミヤマキンバイのような気もするが……。
しかもこのシラネアオイ、むちゃくちゃ大きいんですよ。二王子岳あたりで見かけるシラネアオイの倍くらい直径があって、他の登山者さんと「でかいシラネアオイですね〜」なんて話しをしたり
ちなみに三角点は金北山神社目の前、コンクリートに囲まれて保護された状態で埋まっています
佐渡の中心地って両津のイメージでいましたが、実際は佐和田とか金井だったんですねえ。コンビニや小さいながらもショッピングセンターはあるし、ネットカフェやすき家まである。しまむらもある。ネットさえ繋がるなら、離島とはいえ生活するのにさほど不便はなさそうです。
ここで景色をボーッと眺めながら1時間以上も滞在してしまいました。これだけ天気が良ければそうなるのも致しかたなし
(正解は「雪の斜面を下降する」だそうです。いちばん下に登山道のつづきがあるとのこと)
前回が鷲ヶ巣山(超きびしい)だったので、それに比べたら屁にもならないほどの楽な登山。しかしながら金北山はさすが300名山に選ばれるだけのことはある秀峰でした。山頂に廃墟が無くてもう少し広ければなあ
この白雲台は登山者がいっぱい。私と同じバスに乗る人の他に、ツアー登山で旅館の送迎を待っている人々も多かったです。
白雲台はソフトクリームで有名ですが、私はパスしました。「快活クラブ行けば食べ放題じゃん」なんて考えてしまって(笑)快活のソフトクリームは大して旨くないので白雲台のとはまったくの別物なんでしょうけどねえ
私は椎崎温泉に宿を取ったので終点まで乗ります
はあ眠い。朝食まで二度寝しよ。
眠いといえば「しじみ習慣」のCMで眠そうにしている相手に「しじみがいいわよ〜。昔から『そんな時はしじみ汁』って言うじゃない?」というセリフがありますが、そんなこと言うか!?「しじみ習慣」のCM以外で聞いたことないんだが……。
そして晩ごはんがすごい!!お刺身、蟹、お肉、天ぷら、茶碗蒸し、おけさ柿シャーベット、その他さまざまなご馳走が次から次へとやってきてもう大満足。こんなにご馳走食べたのは久しぶりだわ〜。新潟県民割の5000円引き使って1人当り6700円。正直言って「一週間くらい逗留したい!!」。オススメできる宿ですよ。次回佐渡を訪れたときにもまた泊まりたいなあ〜。
いや、個人的にはおけさ丸の武骨さが好きなんだけんども
感想
前回の鷲ヶ巣山登山の後、次は佐渡の金北山に狙いを定めて調整。その中で「次は日帰りで佐渡の金北山に登るんだよね〜」と話をしてたら、いつの間にか1泊の家族旅行に変化。トントン拍子に話が進み「こういうのもいいかな」と思い佐渡へ行ってきました。
快晴の早朝6時、カーフェリーで新潟港を出港!!2時間30分ほどの船旅ですが、私はフェリーの旅が好きなのでテンション上がります。ちなみに鹿児島〜沖縄航路がいちばん好き。潮風を浴びながら海を眺めてるとあっという間に両津港に入港。
両津からはレンタカーを借りてドンデン高原ロッジまで送ってもらいます。いやー、グネグネの道でぐんぐん高度を上げていきますねえ。途中ですでに絶景。ドンデン高原到着したらすぐに登山開始。アオネバ登山口からでもよかったんですが、ドンデン山を踏みたかったのでドンデン高原からのスタートにしました。まあ本音は少しでも高いところから始めたかったからなのですが(笑)
5分も登ればもうドンデン山。まだ標高900m程度なのに、森林限界を突破して開けた稜線になってました。うーんすごい。これ新潟や東北だったら1500m級の雰囲気だよなあ(北アルプスなら2500m)。高山植物も咲きまくっていますよ。
金北山への縦走路はさほど急傾斜もなく楽な道でした。まあこれは私が前回厳しすぎる山(鷲ヶ巣山)に登ったからかもしれませんがwww樹林帯から開けた稜線まで縦走路は風景の変化に富んでるし危ないところはないし、花は溢れるほど咲いてるし、初心者にもオススメできそうな登山道です。
楽しみながら歩き、金北山の山頂直下。ここでは2か所ほど雪を踏みました。しっかりステップがつけられており、余裕で通過できます。ただこの雪が解けて登山道に泥濘が多数あります。靴の中に浸水しないように若干の注意が必要な箇所です。
雪を踏んで上がると金北山山頂(1172m)です。ここでは五月晴れの下、小佐渡山地や国中平野の絶景が広がっていました。最高すぎて1時間以上も景色を眺めちゃった。いつもこんな時に登れるといいんだけどなあ。北側の日本海は自衛隊の廃墟が邪魔して見えないんですよねえ。何とかならないものか。
1時間以上景色を楽しんでから、縦走を続けます。次の目標は妙見山(1055m)。妙見山までは砂利道ですが、歩きやすすぎてスピードが出てしまいトレイルランナー化。妙見山のレーダー施設は立ち入り禁止ですので、フェンスの外周から回り込んで妙見山登頂です。うむ、ここもレーダーが邪魔ですがたいへん展望がよろしい。北側も見やすいですし。
さあバスが出る白雲台へ下りましょう。直接白雲台へ下るルートを選ぶも、途中に雪の斜面を突破しなきゃならない箇所があり、「キックステップでトラバースできるけど……。どこに向かって進めばいいのか解らん!!」。登山道のつづきがどこにあるのかわからないし、目印のピンクテープも無いのでここは断念。引き返して大佐渡スカイラインに下山することにしました。滑落の恐れもあったし、無理する局面でもなかったしなあ。
大佐渡スカイラインに下山し、徒歩で白雲台へ。今回は楽な登山でした。前回がきつすぎる山(鷲ヶ巣山)だったので、それに比べたらどうということはなかったです。とはいえ金北山と大佐渡山脈は素晴らしかった。自衛隊の施設が無ければ言うことないんだけどなあ。ここは対北朝鮮の最前線とも言える場所ですし、仕方ないか。
白雲台ではバス待ちの登山者でなかなかの混雑。平日なのにこんなに来てたのかと思うほど。つい先日BSプレミアム「にっぽん百名山」でもタイムリーに金北山やってましたし。県外からの遠征組やツアー登山客も多かったですよ。もう「越県は控えましょう」なんてのは関係なくなってきたようです。感染対策万全にすることが大前提ですが、オレも県外の山に行ってみるかな。
この白雲台は食事ができて、ソフトクリームも名物として有名。ただ私はソフトクリームというと「快活クラブ行けば食べ放題だしな」と考えてしまって購入せずwww快活のはそこまで美味しくないので白雲台のとは別物なんでしょうけどねえ。ここは金北山のピンバッジを買うだけにとどめました。
1時間待って、予約したバス(金北山ライナー)で宿へ向かいます。家族とは宿で合流する約束でしたが、ほぼ同時に宿に到着wwwこの日の宿は椎崎温泉「きらく」さんです。新潟県民割利用で1人当り6700円(5000円引き)。施設は年季が入っていますがお風呂は良いし、料理もご馳走が満載で大満足でしたよ。ここは登山後の日帰り温泉もやってるので、最終19時30分のフェリーに乗る人には汗を流すのにもオススメ。ベランダから加茂湖越しに夕景の金北山も眺めることもできて格別でした。
翌日はまず朝4時に起きてご来光を待ち、「モルゲンロートにならないかな〜」と期待したものの残念ながら不発。平地じゃ条件が厳しいのか。とりあえず温泉入ってから二度寝。起きたら朝食摂って観光に出発です。
どこへ行くか迷ったのですが、とりあえず小木をめざすことにして小佐渡(佐渡の下側)の外周をドライブです。磯の小島に立てられた神社、姫崎灯台、岩首の棚田など景色の良いところや気になった場所に寄りつつ進み、最後に小木の宿根木で散策。小木でご飯を食べてから、疲れたので予定していたのより一本早い16時05分のカーフェリーで新潟へ帰りました。
とりあえずみんな目一杯楽しんでくれたようで、それが何よりでした。私もしても登山でははじめての佐渡、絶好の天候で歩くことができてよかったです。次回訪れるとしたら金剛山方面へ進んでみたいですね。
さあ次は地元ですが二王子岳にしようかな。もちろん新発田駅からの徒歩で(!)
素晴らしいお天気で、うらやましいです!
私も先週土曜に登りましたがお天気悪く、遠望は全くありませんでした。
こういう素晴らしい眺望だったんですね。
kirakira-uetsuさんの写真を拝見していると、1枚1枚が心に刺さります
幸いにも絶好のタイミングで佐渡を訪れることができました。登山やってると天気には振り回されますよね。悪いときもあればいいときもありますよ!再びikerinaさまが金北山登られるときには好天になりますように……。
佐渡は登山を抜きとしても、のんびり楽しめる場所はたくさんあります(路線バスだとちと辛いかもですが……)。ぜひまた訪れてみてくださいね!!
こんばんは、はじめまして(^^)
こちらのレコ大いに参考にさせていただき、大佐渡縦走してきました。
詳細に書いてくださり助かりました
「きらく」さんの宿泊、豪華だったんですね〜羨ましい。日帰り入浴のみ利用しました。私は両津港近くの宿を直前予約で試みましたが全く空いておらず、素泊まりの宿を何とか1軒見つけたんですが、せっかくなら温泉宿に泊まってみたかったです。
情報ありがとうございました☆
こんにちは!コメントありがとうございます!!私の記録を参考にしていただけて光栄です。
佐渡を楽しんでくださったようで、新潟県人の一人として嬉しいです。新潟県には3000m級の高峰はありませんが、地味ながらも良い山がたくさんあります。またぜひお越しくださいね(^-^)/
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