渋ノ湯〜天狗岳〜高見石


- GPS
- 26:26
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 938m
- 下り
- 925m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り一時雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
感想
天狗岳と硫黄岳のどちらに行こうかなと思ったが登山スタートの時間が遅くなりそうなので天狗岳を選択。
天狗岳は絶対に雪の時の方がイイと思います。まず歩きやすい。そして雪景色が綺麗、綺麗過ぎる。
今回もそんな美しい景色で腹いっぱい。でも樹林帯を抜けると強い風。
ピッケルとアイゼンの前爪の感触が心地良い。
頂上では赤岳方面が曇っていて残念だったが贅沢は言えない。
下りでyukkoさんがかなりヤバイ所をすんなり行っていた。
私は怖くて一旦降りてからまた登り返した。今後はyukkoさんを師匠と呼ばなければいけない。
中山展望台ではモンスターが見られるとの事だが、さすがに今の時期は終わってました。来シーズンに期待。
帰りの時間が遅くなって渋の湯に入ることが出来なかった。大好きな温泉なんだけど。
私は2日前の接待の2日酔いと寝不足で体調が良くなかった。
山の準備で大切なのは体調管理だと反省した。
師匠から急登ではゆっくり平坦地では早めに歩くよう、またストックは谷川では無く、山側に突くよう指導があった。
樹林帯では、師匠は首が暑いと言って、バラクラバを頭巾の様にかぶって、私はフリースを肩まで脱いでザックを下ろさない半脱ぎ方法を編み出した。
黒百合ヒュッテで休憩していると男性が「風が強いのでピッケルがないと無理」とリタイアしてきた。我々は防寒暴風着を来てチェーンアイゼンからアイゼンへ、ストックからピッケルに持ち替えた。相談して、「行ける所まで行こう」と出発した。中山峠を過ぎたころ、三人のパーティが「強風で人が進んでいない」とリタイアしてきた。不安になったが「ゆっくり登ろう」とリタイアの判断は師匠に任せた。急登が続き、時々耐風姿勢を取りながら登る。私が遅れ、調子のいい師匠が接近してきたので尖った道具で怪我させてしまう怖さがあったので「もう少し離れてください」とお願いした。ー11℃だったが、体感温度は何℃だったのだろうか。
山岳会の方に磨いで頂いたアイゼンが凍った斜面によく刺さって効いた。
師匠が貸して下さったピッケルも安心感があった。師匠はカラビナとハーネスに付けてピッケルを使用していたがハーネスが腰パンみたいに下がって来て大爆笑だった。
チューチューが使えるのは樹林帯の中だけである。稜線では胸に入れて温めてもチューブが凍るので予備のドリンクはザックに入れておく必要がある。
登頂の喜びつつも、西には強風で行けず、硫黄、赤も灰色の雲で残念だった。
サングラスは曇り止めをつけても曇った。でもバラクラバから皮膚を出すと痛い。ファン付きゴーグルを持ってくればよかったと後悔した。穴の空いたアンダー手袋は凍傷になりそうだったので穴は縫うことにした。
師匠がシャリバテになり樹林帯で食事をした。ピストンはつまらないので高見石経由で下山することにした。
中山峠から高見石
天候も悪くなり吹雪いてきた。強風でトレースが消えてリボンもなく師匠は地図とコンパスを出して調べてくれた。私も初めて自分のコンパスを使った。師匠の指示通り北へ歩くとトレースとリボンを見つける事が出来た。心から師匠を尊敬した。
疲れているので高見石までやたら長く感じる。「道あってるのか?白駒池に向かっていたらまた、登り返さなければいけない。」不安でコンパスで確認する。
高見石に付きカレーパンを食べてチェーンアイゼンとストックに持ち替える。チェーンアイゼンのゴムが冷えて堅くなっていて師匠の左手は辛そうであった。高見石は雪で歩きやすくなっていた。「賽の河原ってあちこちにあるけどどうゆう意味?」とだらだらと長い道を下る。ところどころ踏み抜きがあり慎重に歩く。
帰りは河原の湯で汗を流した。80歳くらいのおじいちゃんが酔って広間で大ゲンカをしていた。信州亭で焼肉を食べた。
師匠と反省の時に「滑落停止訓練をする事より滑落しない訓練をした方が良いと山の本に書いてありました。私はここで滑落したらあそこで止まるとか見ながら登ってます」と教えてくれた。
スパッツのゴムが肝心なところで外れたり、靴ひもが緩かったり、足が引っかかるようなアイゼン紐の片づけだったり、学ぶことと反省が多かった。
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