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記録ID: 4156714
全員に公開
山滑走
剱・立山

大日岳 コット谷

2022年04月09日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
09:35
距離
24.0km
登り
2,035m
下り
2,035m
歩くペース
とても速い
0.30.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:12
休憩
0:24
合計
9:36
距離 24.0km 登り 2,035m 下り 2,035m
3:52
313
スタート地点
9:05
9:06
91
10:37
11:00
19
11:19
129
13:28
ゴール地点
天候 快晴 頂上は西風5-10m/s
https://tenki.jp/past/2022/04/09/chart/
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
伊折冬季車止めゲート前に縦列
コース状況/
危険箇所等
・ゲート〜小又橋
3km凍結なし舗装路。ミニベロロードでも問題ない。

・コット谷渡渉
4/9時点では要所は完全に埋まっていて、飛び石渡渉も何もなくて楽々。

・コット谷下流から4つ目の堰堤
左岸巻きが朝は唐牛で雪が繋がっていてステップを登れたのが、下山時雪切れ。左岸は石垣になっていて残置が2本あった。これに頼るかは個々のご判断で。ラペリングはいつも携行してる6mm20m(ダブルなので実質10m)で十分足りた。

・コット谷からコルへの雪庇詰め
最低鞍部が上がりやすい。この日はトレースあり感謝。

・早乙女岳から大日岳
巨大な雪庇が発達していて、近づき過ぎには注意。

・コット谷の滑走ルート
1860mから北面に落として1本尾根を越える。シャウダー、春では最高の状態だった。
4時前ゲート。3kmチャリ漕ぐ
2022年04月09日 03:54撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/9 3:54
4時前ゲート。3kmチャリ漕ぐ
小又川出合の橋にチャリデポして入山
2022年04月09日 04:13撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/9 4:13
小又川出合の橋にチャリデポして入山
堰堤4つ目が厄介。左岸端っこの白い糸が下山時消えた
2022年04月09日 05:08撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 5:08
堰堤4つ目が厄介。左岸端っこの白い糸が下山時消えた
その後の堰堤パレードはどれも問題なく越えれる
2022年04月09日 05:30撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 5:30
その後の堰堤パレードはどれも問題なく越えれる
カスミ谷出合付近。渡渉用スノーブリッジあり
2022年04月09日 05:57撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 5:57
カスミ谷出合付近。渡渉用スノーブリッジあり
コット谷登り途中で日が当たった。最低鞍部を目指す
2022年04月09日 06:59撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/9 6:59
コット谷登り途中で日が当たった。最低鞍部を目指す
振り返ると剱岳
2022年04月09日 06:59撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 6:59
振り返ると剱岳
最低鞍部、雪庇へ乗り上がる。完璧トレースに感謝
2022年04月09日 07:18撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 7:18
最低鞍部、雪庇へ乗り上がる。完璧トレースに感謝
コルから早乙女岳への登り。段々がある
2022年04月09日 07:41撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 7:41
コルから早乙女岳への登り。段々がある
富山湾が近い
2022年04月09日 07:41撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 7:41
富山湾が近い
8時の雪はまだ硬い。段々で時どき急斜。全体的には緩め
2022年04月09日 08:10撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 8:10
8時の雪はまだ硬い。段々で時どき急斜。全体的には緩め
先行は1860mから北面落とし。ここですね〜ご馳走は
2022年04月09日 08:29撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 8:29
先行は1860mから北面落とし。ここですね〜ご馳走は
早乙女岳へ登ると大日岳が雄大だった。まだあとD+500
2022年04月09日 08:55撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 8:55
早乙女岳へ登ると大日岳が雄大だった。まだあとD+500
弥陀ヶ原の上に横たわる巨体、薬師岳
2022年04月09日 09:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 9:02
弥陀ヶ原の上に横たわる巨体、薬師岳
新雪の大日へ
2022年04月09日 09:09撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 9:09
新雪の大日へ
人と雪庇の大きさ比較。クラックには注意
2022年04月09日 09:18撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 9:18
人と雪庇の大きさ比較。クラックには注意
早乙女岳を振り返って
2022年04月09日 09:55撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 9:55
早乙女岳を振り返って
壺はミニラッセル。4月にこの新雪はやっぱり北アだ
2022年04月09日 10:12撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 10:12
壺はミニラッセル。4月にこの新雪はやっぱり北アだ
10時半、大日岳登頂!D+2000mジャスト
2022年04月09日 10:31撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
4/9 10:31
10時半、大日岳登頂!D+2000mジャスト
大日小屋。雪の中からこんにちは
2022年04月09日 10:33撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 10:33
大日小屋。雪の中からこんにちは
剱岳の威容
2022年04月09日 10:33撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 10:33
剱岳の威容
奥大日からよりは遠くても、この景色はホント報われる
2022年04月09日 10:34撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 10:34
奥大日からよりは遠くても、この景色はホント報われる
奥大日。昇温が不安でカスミ谷ソロは止めといた
2022年04月09日 10:34撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 10:34
奥大日。昇温が不安でカスミ谷ソロは止めといた
立山三山、室堂そして浄土。来週アルペンルート開通
2022年04月09日 10:35撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 10:35
立山三山、室堂そして浄土。来週アルペンルート開通
旭、白馬と鑓。旭南面からの清水谷ルートは真っ白
2022年04月09日 10:37撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 10:37
旭、白馬と鑓。旭南面からの清水谷ルートは真っ白
朝日岳。蓮華温泉から誰か登ってるかな
2022年04月09日 10:37撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 10:37
朝日岳。蓮華温泉から誰か登ってるかな
裏銀座から水晶にかけて。右奥は雲ノ平の上に双六三俣
2022年04月09日 10:39撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 10:39
裏銀座から水晶にかけて。右奥は雲ノ平の上に双六三俣
雪の大谷の黒筋が見える。後ろは薬師
2022年04月09日 10:40撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 10:40
雪の大谷の黒筋が見える。後ろは薬師
11時。滑走開始
2022年04月09日 11:06撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 11:06
11時。滑走開始
ここの雪庇は大きいなあ
2022年04月09日 11:10撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 11:10
ここの雪庇は大きいなあ
パックされた新雪を飛ばす
2022年04月09日 11:13撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 11:13
パックされた新雪を飛ばす
早乙女より下のお楽しみ斜面へ
2022年04月09日 11:29撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 11:29
早乙女より下のお楽しみ斜面へ
シャウダー大当たりした
2022年04月09日 11:30撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 11:30
シャウダー大当たりした
落ちていく
2022年04月09日 11:31撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 11:31
落ちていく
サイコーーだった。ザラメもこうなると楽しい
2022年04月09日 11:34撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 11:34
サイコーーだった。ザラメもこうなると楽しい
シャウダー祭り炸裂。ごちそうさまでした〜
2022年04月09日 11:35撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 11:35
シャウダー祭り炸裂。ごちそうさまでした〜
尾根を乗り移ってコット谷へ
2022年04月09日 11:37撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 11:37
尾根を乗り移ってコット谷へ
コット谷に戻るとストップスノーだった
2022年04月09日 11:39撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 11:39
コット谷に戻るとストップスノーだった
あっつい。でも自動運転だから助かる
2022年04月09日 11:47撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 11:47
あっつい。でも自動運転だから助かる
問題の第4堰堤。左岸から近づく
2022年04月09日 12:08撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 12:08
問題の第4堰堤。左岸から近づく
これで。堰堤程度のラペリングは行ける(登攀はNG)
2022年04月09日 12:38撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 12:38
これで。堰堤程度のラペリングは行ける(登攀はNG)
するする。丈夫でも摩擦熱には弱いのでゆっくり
2022年04月09日 12:44撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 12:44
するする。丈夫でも摩擦熱には弱いのでゆっくり
振り返って。途切れた雪
2022年04月09日 12:54撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 12:54
振り返って。途切れた雪
最後はシートラチャリで
2022年04月09日 13:14撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 13:14
最後はシートラチャリで
あっという間
2022年04月09日 13:24撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 13:24
あっという間
下山。ゲートからの剱が立派だった
2022年04月09日 13:31撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 13:31
下山。ゲートからの剱が立派だった
昼飯は富山ブラックのワンパターン。飽きない
2022年04月09日 14:31撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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4/9 14:31
昼飯は富山ブラックのワンパターン。飽きない
撮影機器:

感想

新潟の小蓮華山(大日岳)に続いて北陸の大日岳へ行ってみた。ちょっと遠いけども4月はやっぱり北アの季節、コット谷はメジャールートなだけに良いに違いない。着くと伊折ゲートは2台だけで、もう1台と同時に入って停めた。その方は奥大日とのこと。春の風物詩、シートラチャリでキコキコ漕ぐ。橋に駐輪してコット谷に入山するも、先週より全然暖かい。

5時半で早くも夜明け。スケールの大きな谷に人工物の巨大堰堤が連なっていて、何とも言えない雰囲気だ。3つ目まではシールで行けるが4つ目、左岸の端が細い雪バンドでなんとか繋がっている。朝の雪は硬く楽々ステップで越えた。けれども帰路これは落ちてるだろうと思った。コルが近づくと張り出した雪庇ウォールが見える。太いジグザグトレースが出てきて辿っていくと、最後には雪庇を上手く越えていた。感謝感謝。

コルが標高1500なので丁度半分。早乙女岳への尾根は段々と言うか緩急があって、急な区間は雪が硬いのでクトー出した。登るにつれて毛勝三山が大きく見えてきて、背後の大熊山って里山が下になっていく。平野とブルーの富山湾はずっと見えていて気持ち良い。平らな早乙女岳に出ると大日岳がドーンと姿を現した。スケールでかい、流石は北ア。雪庇も今冬に見た守門袴岳と同サイズか、さらに大きく感じる。

先行2名に少し遅れて登頂。剱と北方稜線が素晴らしくて、腰下ろしてしばし釘付けに。振り返ると久々標高差2000、登り甲斐あったけどもそんな登った?とも思った。そのくらいアップダウンの無駄がないルートだった。頂上でソロ女性の方と話してたら2月焼山でpakuminさんとスライドしたという。yukionnaさんだった。山滑走ユーザのヤマレコ率って高い。

頂上からの滑走はウインドパックされた新雪。かためだけどアイスではないので踏めばエッジがちゃんと効く。やっぱり先週のはヤバかった。早乙女岳で大日岳を見納めして、途中から北斜面に飛び込む。硬くなく緩すぎず、ストップでもないザラメ。まさにシャウダー。シュプールはパウダーにそっくりで、浮遊感はないけども気持ち良い雪だった。

コット谷に入ると生暖かい空気、そしてストップスノー。やっぱり、でも仕方ないし自動運転だから楽。4つ目堰堤のバンド雪は案の定切れてたので、20mロープ出してハーネス、下降器でラペリングした。6-7mmでもマイクロジュルはしっかり制動が効く。再びチャリに跨って13時半下山。お昼にちょうど良い時間だ。富山ブラックで眠気を飛ばし、ホタルイカを買って帰路についた。

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