大日岳 コット谷


- GPS
- 09:35
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 2,035m
- 下り
- 2,035m
コースタイム
天候 | 快晴 頂上は西風5-10m/s https://tenki.jp/past/2022/04/09/chart/ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・ゲート〜小又橋 3km凍結なし舗装路。ミニベロロードでも問題ない。 ・コット谷渡渉 4/9時点では要所は完全に埋まっていて、飛び石渡渉も何もなくて楽々。 ・コット谷下流から4つ目の堰堤 左岸巻きが朝は唐牛で雪が繋がっていてステップを登れたのが、下山時雪切れ。左岸は石垣になっていて残置が2本あった。これに頼るかは個々のご判断で。ラペリングはいつも携行してる6mm20m(ダブルなので実質10m)で十分足りた。 ・コット谷からコルへの雪庇詰め 最低鞍部が上がりやすい。この日はトレースあり感謝。 ・早乙女岳から大日岳 巨大な雪庇が発達していて、近づき過ぎには注意。 ・コット谷の滑走ルート 1860mから北面に落として1本尾根を越える。シャウダー、春では最高の状態だった。 |
写真
感想
新潟の小蓮華山(大日岳)に続いて北陸の大日岳へ行ってみた。ちょっと遠いけども4月はやっぱり北アの季節、コット谷はメジャールートなだけに良いに違いない。着くと伊折ゲートは2台だけで、もう1台と同時に入って停めた。その方は奥大日とのこと。春の風物詩、シートラチャリでキコキコ漕ぐ。橋に駐輪してコット谷に入山するも、先週より全然暖かい。
5時半で早くも夜明け。スケールの大きな谷に人工物の巨大堰堤が連なっていて、何とも言えない雰囲気だ。3つ目まではシールで行けるが4つ目、左岸の端が細い雪バンドでなんとか繋がっている。朝の雪は硬く楽々ステップで越えた。けれども帰路これは落ちてるだろうと思った。コルが近づくと張り出した雪庇ウォールが見える。太いジグザグトレースが出てきて辿っていくと、最後には雪庇を上手く越えていた。感謝感謝。
コルが標高1500なので丁度半分。早乙女岳への尾根は段々と言うか緩急があって、急な区間は雪が硬いのでクトー出した。登るにつれて毛勝三山が大きく見えてきて、背後の大熊山って里山が下になっていく。平野とブルーの富山湾はずっと見えていて気持ち良い。平らな早乙女岳に出ると大日岳がドーンと姿を現した。スケールでかい、流石は北ア。雪庇も今冬に見た守門袴岳と同サイズか、さらに大きく感じる。
先行2名に少し遅れて登頂。剱と北方稜線が素晴らしくて、腰下ろしてしばし釘付けに。振り返ると久々標高差2000、登り甲斐あったけどもそんな登った?とも思った。そのくらいアップダウンの無駄がないルートだった。頂上でソロ女性の方と話してたら2月焼山でpakuminさんとスライドしたという。yukionnaさんだった。山滑走ユーザのヤマレコ率って高い。
頂上からの滑走はウインドパックされた新雪。かためだけどアイスではないので踏めばエッジがちゃんと効く。やっぱり先週のはヤバかった。早乙女岳で大日岳を見納めして、途中から北斜面に飛び込む。硬くなく緩すぎず、ストップでもないザラメ。まさにシャウダー。シュプールはパウダーにそっくりで、浮遊感はないけども気持ち良い雪だった。
コット谷に入ると生暖かい空気、そしてストップスノー。やっぱり、でも仕方ないし自動運転だから楽。4つ目堰堤のバンド雪は案の定切れてたので、20mロープ出してハーネス、下降器でラペリングした。6-7mmでもマイクロジュルはしっかり制動が効く。再びチャリに跨って13時半下山。お昼にちょうど良い時間だ。富山ブラックで眠気を飛ばし、ホタルイカを買って帰路についた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する