三池岳【中峠から東尾根(城の尾)を周回】


- GPS
- --:--
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 657m
- 下り
- 642m
コースタイム
八風峠:昼食(10:30/11:20)〜三池岳三角点(11:30)〜お菊池(11:40)〜東尾根登山口(12:45/13:00)〜駐車場(13:10)
天候 | 晴れ 但し稜線の風は冷たかった。 【気温】 駐車場スタート時:5℃ 八風峠:5℃ 三池岳登山口:8℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
他にも八風射撃場の跡地前の空き地に数台は駐車できるようです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
分岐から中峠へは難路となっていますが、谷のヘリを通過するのに 注意すればナメや滝が見られて楽しいコースでした。 |
写真
感想
藤原岳から入道ヶ岳に至る稜線の内、三池岳周辺はまだ未知の空白地帯が多い。
先週は気になっていた岩ヶ峰と段木の尾根を歩いたので、
今週は人気の周回コース、中峠から東尾根で未踏の三池岳を歩いてみよう。
栗木谷林道登山口で登山届を投函した後、栗木谷林道へ入る。
数年前の鈴鹿を襲った土砂災害で八風街道もかなり荒れたらしい。
所々寸断されて谷へ迂回したり、荒れた路面を辿ったりしながら進むと、ケルンが積まれた河原に一本杉の堰堤に出る。
ここで林道と別れ、栗木谷の右岸へ徒渉すると「南谷出会い」の指標に出会う。
しばらく右岸に沿って上流へ向かうと八風谷・水晶谷の二股になる。
樹林に覆われた右股・八風谷と比べて、左股・水晶谷は空が開けて明るい谷だ。
水晶谷の右岸を辿ると時々石畳みが現れ、八風街道の名残を偲ばせる。
谷がわずかに左曲する場所でペンキに従い左岸山腹へ絡むようだが、
上流を注意して見ると、わずか先に立派なナメが見られるので寄ってこよう。
上流のナメを見てから、戻るように左岸の道へ直登して合流するが、どうやらナメ滝を高捲きするようで、
山腹の道からは見えない。
捲き終えたかなと思える頃、中峠と八風峠の分岐に出る。八風峠への道を右へ見送って直進する。
指標には難コースと有るがどんな道だろう?
左岸高みのへつりから谷へ下りると再び二股に。左股が水晶谷本流だろう。
支流の右股を右岸へ横切るとナメを見る。更に奥を透かすと滝だ。
近づくと落差の大きな滝が懸かっている。
二股出会いに戻ってルートを探り、右股右岸のイワカガミの溢れる急斜面を登る。
しばらくすると見上げる頭上には稜線が捉えられるようになってきた。
小尾根を乗越して小さな流れ(最後の水場となりそうだ)を跨ぎ、稜線の斜面をジグザグと登りつめ、
足元がザレに変わると、稜線に飛び出して展望が広がる中峠に到着する。
流石に稜線に出ると風が冷たい。小休止の後、今日も又 「仙香池」へ向かう。
うっすらと雪が残る仙香山を越えたコルの窪みに降りる。
今日は氷も解けて水面には青い空を映している。池を眺めてゆっくりした後、展望の県境稜線を北へ向かう。
御池岳や眼下にいなべの市街地を見ながらのんびり稜線を辿り、小広い八風峠に出る。
石碑や鳥居が歴史を感じさせる峠で風を避けてゆっくりと昼食タイムにする。
先週歩いた段木の尾根や釈迦ヶ岳を眺めたり、峠の風情を台地から楽しんだりと大休止の後、
今日の楽しみ「お菊池」へ向かう。
三池岳(中峰)まではわずかな時間だ。大勢が休憩中なのでゆっくりできないが
展望の利くピークだ。三角点の立つ最高点が地図上では山頂なのだが、
稜線を東に外れ展望もパッとしないので中峰が山頂にふさわしいかな・・・。
良く踏まれた尾根を小コルへ下ると右手に「お菊池」のプレートを見つける。
枯葉が溜まった小さな池はヌタ場のようで、プレートが無ければ素通りしていたかもしれない。
「御池(ミイケ)」が転じて三池岳の名が付いたようだが、楽しみにして来ただけにちょっとがっかり・・・。
福王山への分岐を左に見送るといよいよ東尾根が始まる。
下生えのない木の根を踏む傾斜のきつい尾根を下る。
岩場を捲きしばらくすると尾根が広がり傾斜も弛む。ルートがあいまいになる地形だが、
道は概ね谷の左岸寄りにつけられている。
しばらくするとトラバース道はロープで遮られ高みへ上がる。
崩壊があったのかな? 捲くようにつけられた道でまろやかな尾根に出ると杉林を透かして右下に堰堤が見える。
堰堤に向かうように斜面をジグザグと下ると崩壊地のヘリに出て、
(どうやらここから先ほどのトラバース道へと繫がっていたようだ。)迂回路?が終わり林道へ出て下山終了だ。
今回歩いたコースは、距離的には少し物足りない気もするが、天気にも恵まれ
県境稜線はもちろん、中峠に至る水晶谷も東尾根も変化が有って楽しいコースだった。
コメント
この記録に関連する登山ルート

滝あり稜線に池ありと、変化に富んでて
とても1000m以下の山々とは思えない
風景ですね。こういう歩きが楽しめるのも
鈴鹿の魅力でしょうね。
霧氷にも、うっとりしました。
komakiさん 今晩は。
この付近は何故か歩いた事が無い未知のエリアでしたが、先週に続いて来てしまいました。
セブンマウンテンの竜と釈迦に挟まれて地味な感想を持っていましたが、急峻な尾根や変化の有る谷が歩ける楽しいエリアでした。
メジャー&マイナーコースを絡めて更に楽しめそうです。
いつもレコを楽しませていただいてます。
最近この稜線を二度歩きましたが、まだ八風街道も中峠の道も歩けておりません。初めは街道を登るつもりでしたが、前回のonetotaniさんのレコでもご指摘のように、運よく見付けられればと思っていた段木尾根へ誘い込まれるように入ってしまいました。
やはり鈴鹿側はどこも急峻なので中峠の道にも滝が多いのでしょうか。東尾根もそうですが、メジャールートだからといって気を抜けないように見受けられました。稜線の仙香池もまだ見ていないのでもう少しここを歩いてみたいと思います。参考にさせていただきます。
二週続けての八風通いでしたが、cafemonさんのレコを参考にさせていただきました。
廻りをキョロキョロしながら歩いたおかげで、いろんな景色が見えてなかなか楽しい山行でした。
これからも好奇心を持って、キョロキョロしながら歩きたいと思います。
何処かで出会えた節は宜しくお願いします。
onetotaniさん、はじめまして。
12月8日(日)、縦走していました男二人組です。
ひょっとして、仙香池を教えていただいた方では?
時間帯がピッタリ合います。
素晴らしい池を教えていただき、ありがとうございました。
念願だった釈迦ヶ岳と竜ヶ岳との縦走路が埋まりました。
また、どこかでお会いしましたらよろしくお願いします。
竜ヶ岳まで縦走のレコ拝見しました。
仙香池でお二人を見送った後、北仙香山で展望を楽しんだり、八風峠の風情を感じながらゆっくり食事をしたりとのんびり行程で東尾根を下りました。
確かに仙香池は素敵な場所ですね。
縦走路を素通りする方も多いと思いますが・・・。
又何処かでお逢いできたらいいですね。
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