トラブルで散々だった滝子山(アモウ沢遡行中止、下山で滑落)


- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,071m
- 下り
- 1,071m
コースタイム
- 山行
- 9:48
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:48
行動時間:8時間24分 休憩時間:1時間24分 合計:9時間48分
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
”山の神”からアモウ沢入渓地点の間がだだっ広い緩傾斜面になっているため見通しが悪く迷いやすい。ガイド本や記録で読んだ大堰堤が見つからず迷ってしまい、結局アモウ沢の遡行は中止し見知らぬ尾根の登行に変更しました。見知らぬ尾根からの見えるP1241.6峰近くにある高圧ケーブルの鉄塔の位置から不明尾根はアモウ沢右岸尾根と判断できました。 アモウ沢右岸尾根より沼ノ沢ノ頭までは急登が続きます。同峰からは滝子山東尾根を辿りましたが、岩場が複数個所現れ道迷いの迷走で体力を消耗し苦しい登行が続きました。下山も同じ尾根を降りましたが、途中の岩場の通過で不覚にも滑落してしまいました。3m程下の幅60cmほどの棚状で停まりましたが、その下は5mほどの垂直な崖になっておりゾッとしました。 まお、ルート図は手書きです。 追記(2021/10/18) アモウ沢右岸尾根を下降してきて高い位置から確認して来たのですが、4つある大堰堤は確認できませんでした。入渓に際しては、”山の神”を過ぎて沢は二俣となり左がアモウ沢右がコクトチ沢となります。この二俣からアモウ沢に進んでいけばすんなり遡行できたと思います。大堰堤群は直ぐには現れないと考えられます。そして左手から沼ノ沢ノ頭に突き上げる沢が流入しますから、これは右手に進むと、やがて伐採地の流れとなり、沢はまた二分された処は左沢に進むと、やがて沢の流れは上流に向かい西から南西方向に大きく曲がるようになり、そこら辺りで大堰堤群が現れると考えられます。桑西林道がどこに作られているのかさえ分からないこの地域に初めて踏み込む遡行者は、広く見通しが悪い緩傾斜地を疑心暗鬼に進むより”山の神”を過ぎたらすぐに入渓されたら良いと思います。 |
感想
岩場の滑落した時に、胸ポケットに入れていたカメラが抜け落ち失ってしまいましたので写真はありません。
滝子山東尾根の岩場での滑落は、アプローチで迷い遡行中止をせざる負えなくなったことが遠因になっていると思います。迷わずすんなりアモウ沢に入渓できていたら、難なく遡行を完了し下山も支障なかったと思います。我がパーティーの私の役目は高所シェルパ(3人分のザイル登攀具や沢靴を担ぎ、ルート確認、安全確保、写真撮影など)のようなもので、道迷いからの藪漕ぎ脱出に心身ともにとても疲れました。沢遡行からVルートの尾根歩きに変更したものの、「今日は登頂はできず、中退かな」と思っていましたが、諦めが悪くずるずると登行し滝子山に達しました。予定より2時間遅く、疲労も貯まり注意不足となっていたと思います。滑落の直接の原因は分からないのですが、いろいろなことが考えられます。例えば、岩場の通過などで補助ザイルやヘルメットを使うことを念頭に、普段はやらないのですが、それらをザックの側面に括り付けました。それらが木の枝などに引っ掛かってバランスを崩したのかもしれません。滑落場所から這い上がった後は、腰と首をかなり痛めたため、バランス保持が難しく、一旦転ぶと直ぐには体を立直すことができませんでした。それでも何とか全員無事に下降できました。不幸中の幸いでした。
今回の教訓は、トラブルが起きた時には、事態が悪くならないように諦めることも大切なのだなと思いました。しかし諦めるというのは、登山に対して「気負い」がまだまだ自分にはあるようで、なかなか難しいことなのかもしれません。
コメント
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お怪我はその後いかがでしょうか。あとをひかなければ良いのですが。
ご家族はご無事だったのでしょうか。
トラブル後の対処、普段やらぬことを、など私も肝に銘じておこうと思います。
ご心配頂きありがとうございます。
難しい岩場でもなく、掴んだ木が折れたのかもしれません。何処にでも危険が潜んでいるんですね。
痛めた部位は左半身の首、肩、脇腹、腰、膝です。特に首を横にすると痛みがひどく、急には左右へ曲げられない状況です。わき腹から腰も内出血で腫れています。動作を緩慢にしないと痛いのですが、動けないほどではありませんので一安心しています。明日にでも整形外科を受診する予定です。
大変な目にあったようで、無事下山で良かったです。自分は歳も歳ですし、VRも歩くので、簡単なら良いのですが、特に下りのVR尾根で支尾根があるときなど、一旦違った尾根を下ってしまうと、登り返しの疲労感が半端ないので、GPS(etrex30英語版、詳細地図付きで¥29,800で購入)を頻繁に使います。このGPSは充電可能なニッケル水銀電池が使えるので、電池の費用も問題ありませんし、防水なので今まで故障もありません。予め地図も紙に印刷して、経路を決定して、その通りGPSで確認しながら歩く様にしています。沢で滝や珍しい花に出合うと、その地点をマークして、後で自分流の地図を作ります。そろそろGPSの使用(多分使ってないと推測しますが)を考えてはいかがでしょうか?
自分が気をつけているのは、一度近眼メガネを谷底へ落としたことがあり、この時ばかりは何せ目がよく見えず、崖下へロープで下って探すのに40分かかりました。それ以後は予備のメガネを持って行くことにしています。
お互いに気をつけましょう!
コメントありがとうございます
GPSは持っていませんので、迷うこともありますが、今回は全く現在位置が分かりませんでした。
登山情報を原因にしたくはないのですが、不明瞭な情報は見ないで地理院地図だけで進んだ方ががすんなり入渓できたかもしれません。(山ノ神を過ぎてから左手の沢がアモウ沢であるとか書かれていると分かり易いと思いました)
GPSの使用も考えたいと思います。カメラも購入しないとならないのでGPS付を検討したいと思います。 メガネを落としたら遭難に至っていたかもしれませんね。予備メガネの携行とか、危機管理の参考になりました。
なにはともあれ、皆さんが無事に下山できて本当に良かったです。
骨折は無いようですが、打撲も捻挫も意外と厄介なので、しばらくは安静にした方が良いと思いますよ。
撤退の判断が難しいことはよくわかります。私も何度かピンチに遭遇していますが、そんな時は突っ込む前に一服することにしています。まぁ一息入れて冷静さを取り戻す、ということですね。(大先輩に対して偉そうにすみません。)
GPSは、他のメンバーのためにも絶対持つべきです。スマホをお持ちでしたら、とりあえずはソレでOKですので。
あと、カメラを紛失した件ですが、私も無くさずともよく落としていたので、随分前からストラップでザックと繋げています。落ちそうなものは全て繋ぐことをお勧めします。
思い付くまま書いてしまいましたが、失礼ながら改めて気を引き締める良い機会をいただいた気がします。
長く山に向かうためにも、お互い無理せず安全第一で行きましょう。
ご心配頂きありがとうございます。
本日、頭部CT、首と腰のレントゲンを撮影した結果、頭の出血と首・腰の骨折はないとのことでした(MRIではなかったことが残念)。しばらく様子見とのことでした。腰〜臀部〜脇腹一帯が紫色に腫れあがり痺れていて触覚がとても鈍くなっています。首が上下左右に素早く曲げられないので車の運転しなければならない時は細心の注意をはらっています。また横になる時の首に負荷(曲げモーメント)を掛けた状態はとっても痛いです。
仰る通り、焦りは禁物ですね。冷静さを欠いていたので地形と地図を的確に観察・判断する力も失われてしまっていたと思います。GPSもスマホも持っていないので、コンパスと磁石が頼りです。3G回線が使えなくなるそうなので、スマホは来年には手に入れようかと考えています。物を紛失しないように何物も紐づけするのも仰る通りですが、性格がまめでないのでいつも準備不足になってしまいます。
慢心は何事においても事故の元ですね。シビアな岩場で無かったので舐めていて慎重さを欠いていました。繰り返しになりますが、ご心配とコメントありがとうございます。
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