遠征一日目・「北アルプスの女王」燕岳へ(中房温泉より)


- GPS
- --:--
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,473m
- 下り
- 1,473m
コースタイム
合戦小屋(7:45/8:00)〜燕山荘:食事(8:50/9:50)〜燕岳(10:10)〜北燕岳(10:25/11:00)〜燕山荘(11:40/11:55)
〜合戦小屋(12:35/12:55)〜第二ベンチ(13:40/14:00)〜登山口(14:35/14:45)
天候 | 晴れ 《気温》 登山口スタート時:9℃ 燕山荘着時:11℃ 合戦小屋下山時:20℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(三ケ所で合計120台程駐車できそうですが。) 深夜2時の段階ですでに満車で、何とか第二駐車場へ停められました。 無理な迷惑駐車も目立ちました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
合戦尾根は北アルプス三大急登と言われますが、個人的にはさほどでもないと感じました。 |
予約できる山小屋 |
中房温泉登山口
|
写真
感想
以前表銀座縦走の折、直接大天井岳へ向かったため素通りしてしまった「北アルプスの女王」燕岳。
秋色が期待できるこの時期、北燕岳も含めてじっくり踏んでこよう。
駐車場から中房温泉登山口に着くと道路を挟んで水道が敷かれているので、水をしっかり確保して登山道へ入る。
小屋の前を過ぎるといきなり始まる急登で、第一ベンチの台地に出ると水場もあるが、ペースを崩さず先へ進む。
チシマ笹の急斜面をしばらく行くと、やがて合戦小屋への荷揚げケーブルをくぐり第二ベンチへ出る。
すっかり明るくなったので小休止とし、お握りとお茶で小腹を満たす。
その後しばらくは平坦な道になるが再び登りがきつくなり、
富士見ベンチに出るとわずかに東が開け、地名が示すように雲海上の八ヶ岳と南アルプスに挟まれて
富士山が眺められる。
標高も2000mを越えしばらくすると、南西方向に大天井岳から延びる縦走稜線が眺められる。
高度を上げたなと感じながら登ると傾斜が緩み合戦小屋に出る。
小屋前にはすでに多くの人が休んでいる。
脇にはナナカマドの林に囲まれたトイレもある。
充分休んで最後の登りに備えよう。
始まったナナカマドやダケカンバの黄葉・紅葉が青空に映えて、豊かな色彩を楽しみながら行くと、
森林限界も近づき稜線越しに槍の穂先が姿を現す。
やがて右に燕岳や燕山荘が建つ稜線が現れ、
最後の急登を一息上がると思わず歓声を上げたくなるような展望の稜線に出る。
さっそく燕山荘のベンチで大展望を楽しみながら早めの食事にする。
目の前に連なる裏銀座コースの山並み、迫ってくるような槍〜穂高の連峰。
あれこれピークを確かめながらの展望でつい長居が過ぎた。
さあー、北に聳える砂礫と這い松と花崗岩の山、燕岳へ向かおう。
花崗岩の岩峰群を縫って燕岳のピークに立つと、人が多いのですぐ先の北燕岳へ脚を延ばそう。
まるで砂礫が雪山のような眺めだ。
岩場を攀じた北燕岳は人が少なく静かなピークだった。
燕岳からは見えなかった立山連峰や餓鬼岳方面をゆっくりと楽しむ。
良く見ると、ここにも空に向かって口をあけたような巨大なイルカ?が。
しばらく後に上がってきた北海道から遠征してきたと言う二人と雑談を楽しんだ後、静かな山頂を後にする。
再び踏んだ燕山頂は依然として賑わっているのでそそくさと下る。
奇岩が乱立する中、定番のメガネ岩・イルカ岩を探しながらゆっくりと山荘へ戻る。
午後になっても変わらずすっきりと広がっている大展望に未練を残しながら、
往路を下る。
大勢の人で賑わう合戦小屋まで下って来る頃には、雲が増えわずかに視界が悪くなってきた。
更に富士見ベンチまで戻ると東の空はすっかり雲に覆われ、八ヶ岳も富士山も
姿を消していた。
土曜日の天気は、最高でしたね。
北アの山は、好天に限りますね。
紅葉がきれいなのには、びっくりです。
飛騨方面が、霜焼けが目立ってたので。
北燕岳、意外に行かれない方が
多いのですが、燕岳山頂を眺める
最高の展望地ですよね。
燕岳からほんの少し先の北燕岳はほんとに静かで、
燕岳からは見えない立山から後立山方面まで眺められました。
下山時に東の尾根には雲がかかってきましたが、天気に恵まれ花崗岩の山を楽しんできました。
北アの三大急登と言われるコースでしたが、鈴鹿の取り付きのほうがきついとな感じながら登っていました。
onetotaniさん こんばんは
北燕の山頂は賑やかな燕とはちがい本当に静かだったでしょう。最後の岩をよじ登った時いきなり現れた剱岳の雄姿に思わず感動したことは忘れません。
思えば、僕が北アルプスの虜になったルーツかもしれません。また、行きたくなりました。
sugi-chanさんの言われるように静かでいい山でした。
燕岳よりわずかに広い山頂は、眺望・雰囲気共に良く、つい長居してしまいました。
本峰で引き返す人が多く、ほんの少し脚を延ばすだけで静かな山頂のひと時を満喫できました。おかげで巨大なイルカも見られたし・・・。
好天と這い松・砂礫・花崗岩に飾られた女王様でした。
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