日原川小雲取谷


- GPS
- 08:17
- 距離
- 29.3km
- 登り
- 2,904m
- 下り
- 2,970m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ただし、土日祝日はバスが東日原までしか行きません。 いずれにしろ、延々と歩く必要があります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道日原線は10月1日まで工事のため、八丁橋まで(と記憶しています。)しか入れません。 ご存じの方も多いでしょうが、大ダワ林道は通行止めです。ウォッちずにも出ていませんし、廃止ではないかと。大崩壊の現場は当然通れませんが、それ以外の所も補修はなされないと思われます。完全に自己責任の妥当する領域ですので、通行されるときは十分にご注意ください。 |
写真
感想
1 はじめに
癒やしを求めて小雲取谷に行ってきました。
記憶に誤りがなければ2回目に行った沢です。
滝でそれほど苦労した記憶がなかったことと、苔がきれいだという記憶があったためです。
倒木の多さに見事にその願望は打ち砕かれましたが。
2 入渓まで
(1)アクセス
日原川に流れ込む沢の遡行は、いずれもアクセスに難があります。
小雲取谷も例外ではなく、公共交通機関のみを用いるならば、
東日原/鍾乳洞バス停から延々と歩く必要があります
(手元のガイドブックには大ダワ林道入口まで2時間50分とあります。)。
だからこそ静かな沢のままであるのではありますが。
ちょっとだけタクシーの利用も考えたのですが、1人で行くと費用の問題が。
そんなわけで、黙々とひたすら気合いで歩きました。
(2)大ダワ林道
繰り返しになりますが、完全に自己責任が妥当します。
状況が改善されるとは考えにくいです。
二軒小屋尾根を乗っ越したあと、早めに入渓してしまうのがいいでしょう。
確認した範囲では、乗っ越したあとすぐと、もう少し進んだところとで、
旧大ダワ林道と大雲取谷とが接近します。
namemaniaは後者から入渓しましたが、見る限りは前者からの入渓も難しくはなさそうです。
3 小雲取谷出合まで
後の入渓ポイントから入渓すると、滝といえそうな滝は1つです。
水流右から上がれます。
ホールド・スタンスはしっかりしていますが、ちょっと小さめなので、
経験の少ない人は確保してもらうのがよいと思います。
大崩壊の下は当然荒れています。
見たところ、少しずつ草も生えてきているようなので、
徐々に安定してきているのだと思いますが、いつ何時崩れるか分かりませんので、
早く通過してしまいましょう。
4 小雲取谷
(1)赤い露岩まで
記憶していたよりも荒れています。
思い出補正が入っているのかもしれませんが、どうも最初期に行った沢を再訪すると、
記憶よりも荒れていることが多いです。
ここで愚痴をこぼしてもどうしようもないのですが。
2段7mの滝は経験の少ない人は苦労するかもしれませんが、
ある程度沢に慣れている人であれば、特別問題はないでしょう。
なお、手前から上がってトラバースして2段7m滝を
通過したという記録を見たことがありますが、それはちょっと怖そうです。
下手に怖がらずに、水流の中/右側を登っていく方がいいと思います。
かなりしっかりとしたホールド・スタンスがあります。
(2)赤い露岩から
水量が少なめだったこともあるのでしょうが、赤い露岩のあたりで水流がなくなりました。
傾斜もきつくなりますし、うまくエスケープできるルートが右岸にあるならば、
それをたどってさっさと富田新道に抜けてしまうのがいいです。
ちなみに、前回は水流がまだあるうちにエスケープして泥壁を滑り落ちかけたりしたので、
今回はできる限り詰めていきましたが、やっぱり右岸のツメで難儀しました。
ホールドになりそうな岩/木がないうえに降雨が。
もうちょっと沢筋を詰めればよかったかも。
5 下山
富田新道に着いたころは結構降っていたのですが、林道日原線を歩きたくないため、
当初から予定していたとおり鴨沢へ降りました。
この道は歩きやすいですので、特に問題はないでしょう。
6 感想
苔は相変わらずきれいですし、滝もさして難儀せずに登れたのですが、
倒木の多さに辟易しました。あとツメも。下山路の長さもですね。
このあたりがネックな沢ではありますが、初心者を体力的に鍛えるためにはいいかもしれません。
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