大渚山〜百名山雨飾山と北アルプスの展望台


- GPS
- 03:03
- 距離
- 3.5km
- 登り
- 346m
- 下り
- 346m
コースタイム
【実働】1時間43分
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2008年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
なお、小谷温泉-笹ヶ峰-妙高高原の林道も当日時点で問題箇所なく全線通行可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山道は良く整備されており問題箇所なし。山頂の南西側にある展望台は避難小屋を兼ねている。 ●水場なし。登山ポストなし。 ●湯峠から車道を6kmほど下ると小谷温泉雨飾荘があり、露天風呂は寸志で入浴できる。 |
写真
感想
2〜3年ほど全く山から遠ざかっていたので、まずは足慣らしにと選んだのがこの山。隣の雨飾山には2回ほど登ったことがあるが、この山については全く予備知識がなく、今回地図を眺めていて初めて認識。展望が見込めそうなうえ、山頂まで1時間前後と行程が短いのが決定の要因だった。
妙高高原から林道で小谷温泉へ抜け、舗装された道を雨飾山麓から湯峠へ。峠にはゲートがあり、その先の林道は現在途中で通行止めになっているらしい。駐車スペースには10台くらい楽に停められる。9:50頃先客は1台のみだったが、準備や靴の履き替えなどをしているうちにもう1台到着し、すぐに初老の男性が「お先に」と登っていく。こちらもと思ってリュックを担ごうとすると、なんと両肩の五十肩が痛くて普通に両腕を通すことができない。重さはせいぜい3kgくらいなのだが、車から降ろすまで腕を通してみなかったから、こんな事態になるとは思いもしなかった。肩ひもの長さを緩め、リュックを車のボンネットに載せてどうにか両腕を通すことができたが、治るまで今後もしばらくこんな痛みと付き合わなければならないのかと思うと少々ブルーになる。
ルートは一本道のピストン、昭文社のマップ上では登り1:10、下り0:40と示されている。ステッキを使いながらマイペースで登り始めるが、ここ2ヶ月で7kgほど減量したせいか、思ったよりもきつくない。登山道も所々急登があるものの長くはなく、特に注意すべき箇所はない。途中背後の雨飾山の展望が良い所にはベンチも設置してあり、写真を撮りながらのんびりと気分良く登っていける。登山口から50分弱で頂上と展望台の分岐に到着、右に進むとあっけなく1,566mの頂上に出る。頂上からは雨飾山以下の頚城山塊、後立山連峰から槍穂高連峰、信州から関東方面の山々など360度のパノラマが広がる。天気は良いし急ぐ必要もないので、のんびりと広域地図を眺めながら久しぶりの山の展望を楽しむ。登山口で先行した男性はずっと雨飾山にカメラを向けているのだが、頂上だけはずっと雲がかかっていてなかなか全貌を現さない。シャッターチャンスはほんの数分だけだった。
30分ほど滞在してまた苦労してリュックを担ぎ、展望台へ向かう。標高差はほとんどないのだが、思ったよりは距離があり10分弱を要した。展望台は周囲の樹木の高さを抜くように避難小屋の屋上に上がるようになっている。先ほどよりは少し雲量が増えてきていて、今回は展望は頂上の方に軍配が上がる。元々先着していた車の主と思われるご夫婦が昼食を取っており、自分も弁当を広げ紅茶を沸かす。結局今回出会ったのは以上の3人だけであった。
50分の大休止の後、もと来た道を下り始める。意外にすんなりと上ってきたつもりだったが、やはり膝はノーダメージではなかった。元々下りは得意ではないが、だんだんと両膝が棒立ち気味になり、スムーズな屈伸ができなくなってくる。結局上りに要したのとタイム差は10分くらいしかなく、案の定足腰の衰えを実感することとなった。
帰りは近くの鎌池にも寄ってみた。紅葉にはまだ早かったが、静かな池の周りを30分ほどかけて一周する。池の名前の由来はおそらくその形によるものだろう。鎌があるなら鉈もありかと思ったら、地図にはないが本当に「鉈池」が対岸側にオマケでついていた。
小谷温泉の露天風呂にはすでに何度もお世話になっている。村営雨飾荘の駐車場に車を停め、100mほどで林の中の露天風呂入り口に着く。露天としては結構きれいな造りで清掃も毎朝きちんと行われているようだが、長く寸志程度で利用できるのは何とも嬉しい。木箱に小銭を落としてありがたく入浴させていただく。両のふくらはぎを揉み解しながらゆっくりと湯に親しむ。湯上りには駐車場の脇にある湧き水がまたうまい。
山を下りてすぐ温泉の恩恵に与れるのも、雨飾山域の大きな魅力である。晩秋の頃にはまた雨飾山にも登りに来たいと思う。
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