槍・穂高周遊2013(槍ヶ岳、北穂高、奥穂高、前穂高は途中撤退)


- GPS
- --:--
- 距離
- 69.1km
- 登り
- 5,685m
- 下り
- 5,209m
コースタイム
06:00 新穂高温泉無料駐車場
10:00 槍平小屋
15:00 飛騨乗越
15:30 槍ヶ岳山荘
16:40 槍ヶ岳山荘
17:05 槍ヶ岳山頂
17:40 槍ヶ岳山荘
【4月29日】
09:00 槍ヶ岳山
11:15 槍沢ロッジ
12:45 横尾山荘
14:00 徳澤園(幕営)
【4月30日】
雨の為、停滞
【5月1日】
05:45 徳澤園
06:40 横尾山荘
09:00 涸沢ヒュッテ(テント設営)
11:00 涸沢ヒュッテ
13:45 北穂高岳
13:50 北穂高小屋
16:30 涸沢ヒュッテ
【5月2日】
07:30 涸沢ヒュッテ
09:00 ザイテングラード
10:10 穂高岳山荘
12:30 穂高岳山荘
13:15 奥穂高岳
14:00 穂高岳山荘
【5月3日】
06:20 穂高岳山荘
07:05 奥穂高岳
10:30 吊尾根最低鞍部
13:00 奥穂高岳
13:40 穂高岳山荘
15:00 穂高岳山荘
15:20 涸沢岳
16:00 穂高岳山荘
【5月4日】
07:40 穂高岳山荘
08:30 涸沢ヒュッテ
10:25 横尾山荘
13:30 ウェストン碑
13:50 上高地バスターミナル
天候 | 4月28日:晴れ 4月29日:晴れ 4月30日:雨 5月01日:晴れのち曇り 5月02日:晴れ 5月03日:晴れ 5月04日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
新穂高温泉の無料駐車場を利用しました。 駐車場の空き状況は、4月27日は6割程度、5月4日は9割程度埋まってました。 下山は上高地。 上高地→平湯温泉、平湯温泉→新穂高ロープウェイ(深山荘前)のバスを乗り継いで駐車場まで戻りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○新穂高ロープウェイ→槍ヶ岳(飛騨沢) 新穂高ロープウェイから先は雪道。 例年に比べて雪は多めだが、デブリは少なく、大きな雪崩は起こっていない模様。 (これから起こるのかも?) 槍平小屋は冬期小屋が使用可能でした。 槍ヶ岳山荘までトレースはありましたが、まだ入山者は少ないようでよく踏み固められてはおらず。 スノーシューやワカンを使用する登山者も居ました。 ○槍ヶ岳山荘→槍ヶ岳山頂 鎖とハシゴは出ていますが、登山道には雪が付いてます。 特に下りが危険で、ピッケルと10本爪以上のアイゼンは必要。 ザイルを用いて下降しているパーティも多く見られました。 ○槍ヶ岳→横尾山荘(槍沢) 例年通りで、特に変わった点は無し。 飛騨沢側に比べると雪は良く踏み固められており、歩き易かったです。 ○横尾山荘→涸沢 27日までは雪崩危険の為、入山規制がされてました。 それ以降、規制はされてませんでしたが、雪崩の危険はまだある模様で、 それ以降も小規模な雪崩が起こってました。 雪崩には御注意を。 ○涸沢→北穂高岳 例年通り、北穂沢がメインの登頂ルートですが、 5月1日時点ではトレースは乏しく、アイゼンの前爪だけで登るような箇所も多数有り。 標高2700m以上は更に傾斜が上がり、ほぼ全面がクラスト。 滑落危険が高いので、この区間はダブルアックスで登下降を行いました。 連休中は、このルートでの滑落事故が多かったようですので御注意下さい。 ○涸沢→穂高岳山荘 例年通り、小豆沢がメインの登頂ルート。 但し、奥穂高稜線上には雪庇がまだ残っていたので、雪庇崩落に御注意を。 危なそうだったらザイテングラードを登った方が無難です。 ザイテングラードを通る際は、標高2720mくらいから取り付くと楽かと思います。 それより下側で取り付いてしまうと岩雪ミックスルートがあるので厄介です。 ○穂高岳山荘→奥穂高山頂 鎖、ハシゴは出ていたので利用可能。 今年は雪の状態が変わりやすく、例年以上に難度は高め。 ザイルを持たないパーティは登らせてもらえない日もあったようです。 岩場を抜けた先の急登が厄介で、下部の雪は崩れやすく、上部はクラスト。 ダブルアックス・ザイル・ハーネス(登攀具)・ヘルメットの装備で登りました。 ザイルを使用する事はありませんでしたが・・・ 雪の状態、及び登山道の混雑状況次第では、下山でザイルが必要になると思います。 ザイル持参推奨。 ○奥穂高山頂→前穂高方面(吊尾根) 急な登下降、急斜面のトラバースが連続する難路。 尾根全体を通して雪が安定せず、傾斜が厳しいので、ピッケルだけでの通過は難しいかと。 ダブルアックスでないと落ちる、と思う箇所が多数ありました。 涸沢側には雪庇が発達しているので踏み抜き注意。 危険箇所の通過や懸垂下降もあり得るのでザイルは必要です。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今年もゴールデンウィークの連休を利用し、北アルプスを訪れた。
今回は去年とは逆回りで、槍ヶ岳→奥穂高岳への周回ルート。
去年利用した涸沢岳西尾根のような難ルートは利用せず、飛騨沢、槍沢の一般ルートを用いて周回したが、
最後のメインイベントとして、吊尾根からの前穂高登頂を試みた。
【4月28日】新穂高温泉→槍ヶ岳
朝6時、新穂高温泉の無料駐車場を出発し、快晴の中、槍ヶ岳へと出発。
新穂高ロープウェイを通り過ぎ、林道へ入ると道は雪道となった。
もう多くの入山者が訪れているようで、雪の上には多数のトレースが残る。
槍平小屋までの道は傾斜があまりなく、トレースのお陰で歩きやすかった。
しかし、デブリの少なさが気になった。
去年、槍ヶ岳からの下りで利用した際、この道はデブリだらけだった記憶があるが・・・
今年はまだ大きな雪崩が起きていないようである。
“もしかしたら、これから大きな雪崩が起こるのかも・・・?”
そう考えると少し怖くなる。
山側を眺めてみると、その斜面には豊富に雪が付いている。
危険な雪は落ちきった、とはとても言い難い状態だ。
危なそうな箇所は小走りで急いで通過した。
10時には槍平小屋に到着。
槍平からは先は傾斜が上がるので、ここでアイゼンを付けて先へと進んだ。
長い急登が続き、なかなかペースは上がらない。
何度も休みながら、飛騨沢を登り続けると、やがて槍ヶ岳山荘が見えてくるが・・・
山荘が見えてからが長い。
登りの傾斜も佳境に入り、ペースはさらにダウン。
一向に近づかない槍ヶ岳山荘にうんざりした頃に、ようやく飛騨乗越に到着した。
飛騨乗越のコルに到着し、休憩をしていると、一人の登山者が近づいてきて、
「これからヘリが来ますので離れていて下さい。」と指示を受ける。
コルの方を見ると、5人ほどの登山者が集まっており、ツェルトを囲んでいた。
どうやら、ツェルトの中に負傷者が居るようだ。
その場から離れて暫く待っていると、やがてヘリが到着。
コルには着陸できないので、ロープでレスキュー隊が降下し、負傷者を釣り上げる。
明日は我が身・・・そんな言葉を思い浮かべつつ、救助作業を眺める。
今まで大きな遭難はした事がないが、今年の北アルプスは雪が多い。
自分も気をつけないとなぁ、と思った。
午後3時半には、槍ヶ岳山荘到着。
予定では、ここでテントを張る予定だったが、長い登りで疲れてしまい設営する気になれず。
槍ヶ岳山荘は今日から営業を開始しているので、今日は山小屋を利用する事にした。
素泊まり6000円、ちとお高い。
でも、設備は立派で、乾燥室もあって、濡れた靴や衣服がすぐ乾く。
いつもはテント泊や無人小屋を利用している私には、設備の整った山荘は新鮮な環境だ。
小屋に荷物を降ろした後は田舎者丸出しで、しばらく山荘内を見物して回る。
一通り山荘内を見物した後は、登山者を眺めて時間を過ごす。
去年訪れた時に比べると、今年の登山者は随分と重装備だな、という印象を持った。
殆どの登山者はヘルメット持参で、パーティの殆どはザイル,ハーネスを携帯している。
今年は雪が多いので、槍の穂先での登下降が例年以上に難しい、と判断したのだろう。
その後、実際に私も槍の穂先へ向かってみたが・・・
確かに今年は難しかった。
鎖、ハシゴは出ていたので登りは問題なかったが、下りが厳しい。
ハシゴ降りてからは、雪の付いた急斜面を下るのだが、そこが特に危険。
ホールドの乏しい斜面で、下るにはアイゼンピッケルを利かせて慎重に下らねばならない。
午後4時を過ぎて気温が下がり、雪は固くなっていた。
もし滑ったら、そのまま滑落なので、緊張する下りである。
ザイルは使用せずとも下れたが、もしこの斜面が凍ったら、その時はザイルが必要になっただろう。
初日から緊張させられる。
しかし、槍ヶ岳の山頂からの眺めは素晴らしく、その苦労に見合うものだった。
朝からの快晴は続いており、斜陽に照らされる北アルプスの山々が美しい事。
特に、北穂高岳へ続く縦走路の眺めには目が釘つけとなり、誰もいない山頂で、しばらくその光景を眺めていた。
いつか、あの縦走路を歩いてみたいものだが・・・
大キレットや飛騨泣き等の多くの難所がある縦走路を、果たして単独で行けるものか?
未知なる縦走路について、想像を巡らせた。
【4月29日】槍ヶ岳山荘→徳澤園
早朝、槍ヶ岳の向こうから朝日が顔を出し、見事な朝焼けの光景が広がった。
今日も快晴。
こりゃ、もう一度、槍に登るしかないな、と思いつつ朝食を済ませ、荷造りし、
さぁ、再び槍ヶ岳へ登るか!
・・・と思ったら、
外はガスで真っ白だ><
朝の快晴はどこへやら・・・
山荘前から槍の穂先を眺めてみるも、視界は真っ白で、何も見えてこない。
”昨日登ったから、もういいか・・・”、とあっさり諦めで横尾方面へ下山する。
しかし、下山するにもこのガスでは不安である。
これから下る槍沢には、等間隔に竿旗が立ててはあるが、もう少しガスが晴れてから下山した方が良さそうだ。
今日の予定は横尾まで下山するだけなので、時間はある。
9時まで槍ヶ岳山荘にて待機し、少しガスが晴れてきた頃に下山にとりかかった。
ガスで視界が悪いのは山頂付近だけであり、竿旗を目印にしばらく下ると、すぐに空は晴れた。
再び昨日のような快晴の空となり、東鎌尾根を眺めながら、気分良く槍沢を下る。
槍沢側も今年は雪が多く、横尾まではずっと雪道だった。
午後1時前には横尾山荘に到着。
4月27日は雪崩危険のため、横尾から涸沢への入山は禁止されていたそうだが、
もう解除されたらしく、横尾大橋を渡って涸沢へと進む登山者が数名居た。
私もこれから涸沢へと行きたいところだが・・・
今日は、止めておこう。
明日、4月30日は天気が崩れる事が判っている。
麓でテントを張って、明日一日は停滞し、天候が回復する5月1日に涸沢へ向かおう、と考えた。
だが、この横尾キャンプ場では去年3連泊しており、ちと新鮮味に欠ける。
また、今日はずっと下りだったのであまり疲れておらず。
折角の快晴、まだ歩きたい気分だったので、徳澤園のキャンプ場まで歩いて、そこでテントを張る事にした。
横尾から約1時間、上高地の遊歩道を歩き、徳澤園に到着。
徳澤園のキャンプ場にはテントは疎らで、場所は選び放題だった。
明神岳が良く見える場所を選んでテントを張った。
【4月30日】上高地観光
天気予報通り、この日は朝から雨となった。
風も強く、山の上の方からは大きな風の音が聞こえてくる。
涸沢はきっと悪天だっただろう。
停滞を選んで良かった、と思いつつ、上高地観光へ出かける。
快晴であれば、大勢の人で賑わっていたであろう上高地であるが、この日は雨、という事で人は少ない。
去年と同じく、明神池や、河童橋前の土産物屋を見て回る。
土産物屋で今後の食材を少々購入、後は上高地温泉にて入浴し、徳澤園へと帰った。
【5月1日】徳澤園→涸沢→北穂高岳→涸沢
朝、テントの外に出ると、明神岳が朝日で染まっていた。
天候は回復し、今日は登山日和になりそうだ。
私のテントを張った場所は明神岳の眺めが良い為、テント周囲はカメラを持った登山者で取り囲まれていた。
そんな登山者を横目で見つつ、テント撤収。
横尾へ戻り、そして、横尾大橋を渡って涸沢方面へと向かう。
まだ朝早い時間だった為か、涸沢へ向かう登山者は少なく、2人組の登山者を追い抜いただけで、後続者は居ない。
涸沢方面から下山してくる登山者も2人程度しかすれ違わなかった。
涸沢へ続くこの登山道は、視界が変化していくのが楽しい。
最初は沢沿いの樹林の道がしばらく続き、樹林を抜けると地形は開けた谷状になる。
そして、更に進めば穂高連峰の険しい山並みが見えてくる。
先月登った鳥海山の千蛇谷ルートに感じが似ており、更にそれをスケールアップさせたような感じだ。
だが、槍ヶ岳への道と同じく、この道もデブリ少なめで、これから雪崩そうな箇所も多い。
たまに小さな雪塊が転がってくる事もあり、眺望を楽しむも、少し緊張気味で涸沢まで進んだ。
10時には涸沢のテント村に到着。
この日はGW中ではあるが平日、ということもありテントは少なめだった。
テント場内を見回り、ちょうどよく整地された場所があったので拝借する。
雪壁もきちんと積まれてあり、なかなか良い場所である。
整地して下さった先代利用者に感謝しつつ、テントを設営する。
設営後は、テント受付に涸沢ヒュッテに向かう。
今年のテント利用料金、700円。
以前利用した時は500円だった気がするけど・・・値上げしたかな?
例年であれば水道から水が調達できるのだが、今年はまだ利用できないとの事。
「飲料水は雪を溶かして調達するか、売店で購入して下さい。」
との事だった。
売店での水は、500mlで400円。高い・・・
もちろん、そんな高価な水は買う気が起きず、雪を溶かして水作り。
その後は、涸沢名物のオデンで昼食をとり、穂高連峰の雄大な山々を眺めつつ、しばらくのんびりと過ごす。
11時頃まで寛いだ後、北穂高岳のピストンに出かけた。
北穂高岳への登頂ルートである北穂沢には、僅かな登山者が残るのみ。
上部にはガスが湧いており、天気はあまり良くない。
これから山頂へ向かう登山者は少なかった。
この天候では、山頂での眺望は期待できないであろう。
・・・だが、それでも登りたい。
北穂高小屋でコーヒーが飲みたいのである。
北穂高岳山頂近くにある北穂高小屋は、なかなか雰囲気の良い山小屋で、そこでは豆を挽いてコーヒーを入れてくれる。
山頂からの眺望は無くても、北穂高小屋でコーヒーが飲めるのであれば、行く価値はある。
ルート状況が良く分からないので、念の為にザイルやハーネス、ピッケルだけではなくアイスバイルも持参した。
北穂沢には岩があまり出ていないので支点は乏しい。
単独ではザイルの活用できるような場所は無いので持っていっても意味はないが・・・、
ザックが軽すぎると不安に感じてしまう性質なので、気休めにザイルも持って行くことにした。
登るにつれて、先行していた登山者達が続々と下山してくる。
話を聞いてみると、上部は視界が悪く、雪がかなり固いらしい。
つい先ほど、道に迷った人や、滑落した人もいたとか・・・
確かに、今年の北穂は厳しいなぁ。
以前登った時は、しっかりとしたトレースが階段状に出来ており、ピッケル1本で問題なく登り降りできたが、
今回はトレースが乏しく、場所によってはトレースが消えている。
情報通り雪は固くクラストし、標高2700mを越えると更に傾斜が急になるので、ピッケル1本では厳しくなってきた。
ここからはアイスバイルも使用して、ダブルで登り続けた。
ガスの中、登り続けて北穂高山頂に到達。
誰もいない山頂にて写真撮影した後、お目当ての北穂高小屋へと向かった。
久しぶりに飲む北穂ブレンドは、今回も美味だった。
この1杯を飲む為、わざわざ涸沢からの800mを登ってきたようなもの。
その苦労に見合う1杯だった。
居心地のよい山荘内にて1時間程、ゆっくりしていたら、山頂周辺を覆っていたガスが晴れだした。
完全に晴れた訳ではなかったが、先ほどに比べれば視界は良い。
ホワイトアウトするようだったら、小屋に泊まる事を考えていたが、今ならその心配は無さそう。
この晴れ間を利用して、涸沢まで帰る事にした。
北穂高岳からの下りは登りの時よりも雪が固くなっており、更に厳しくなっていた。
前を向いては下れない位の急傾斜なので、しばらくは下側に背を向けてダブルアックスでの下降が長々と続く。
急斜面が続く標高2700mまでは、気の休まらない下降が続いた。
【5月2日】涸沢→穂高岳山荘→奥穂高岳
「わ〜、綺麗!」
という声で目を覚ます。
時計を見ると5時。あ、やばい、寝過した。
慌ててテントをの外に出ると、そこには広がるのは見事なモルゲンロート。
涸沢を取り囲む山々が赤く染まっていた。
危うく、この光景を見ずに寝過すところだったよ。
起こしてくれた(?)女性登山者の方に感謝しつつ、周囲の景色を撮影する。
6時半頃、テントを撤収していると、「滑落!」という大きな声がテント場に響き渡った。
他の登山者は一様に北穂高岳方面を見ている。
私もそこを見てみると、一人の登山者が滑り落ちていた。
どの辺から落ちたのか判らないが、高い位置から滑り落ちたようで、かなりのスピードで落ちてくる。
涸沢の平地まで滑り落ちてきて、そこで止まったが・・・登山者は動かなかった。
やがて、救助隊によってヘリポートまで運ばれて、ヘリが到着。
滑落した登山者はヘリで病院へと搬送されて行った。
(後で聞いた話では、命に別条は無かったらしい。)
昨日登った時は、北穂沢上部はクラストしており、カチカチだったので、そこでスリップしたのかもしれない。
後日、同じルートで4人を巻き込む滑落事故も起こっており、今年の北穂高は例年以上に危険であった。
7時半、奥穂高へ出発。
もうすでに登り始めている登山者がおり、穂高岳山荘へ続く小豆沢には幾人かの登山者が見えた。
小豆沢へ続くトレースを辿って、ザイテングラードまで登る。
そして、ザイテングラードの中間点を過ぎた頃で、トレースを外れてザイテングラードへ取り付いた。
このまま小豆沢を登っても良かったのだが、今日は朝から快晴で、かなり暖かい。
雪が緩んで、奥穂高側からの雪崩や雪庇が落ちてきそうな嫌な予感がする。
道は長くなるが、小豆沢よりもザイテングラード上の方が安全に思えたので、そちらをルートに選んだ。
しかし、取り付き場所を間違えてしまい、岩雪ミックスの急登に突入してしまう。
なかなか厄介なミックスルートで、下から見ていた人は、「あいつ、何であんな面倒な場所を登っているんだ?」
と、疑問に思っていた事だろう^^;
何とか通過できたが、もう少し登った先でザイテンに取り付くべきであった・・・
苦労してしまったが、ミックスルートを越えれば後は楽。
小豆沢では急登が続くのでゆっくり休憩できる場所は無いが、ザイテングラード上であれば、
ザックを降ろして休める場所は幾らかある。
雪崩やブロック落下の心配もなく、小豆沢を登る登山者を眺めながら、悠々と。
奥穂高稜線や遠くに見える北尾根や涸沢槍など、それらの景色を眺めながら穂高岳山荘までの登りを楽しんだ。
10時には穂高岳山荘に到着。
山荘で宿泊受付し、今夜の宿を確保する。
テントは持ってきたので、ここで幕営でも良いのだが・・・
初日の槍ヶ岳山荘での快適さが忘れられず、テント泊する気が起きない。
宿泊料金6500円、槍ヶ岳山荘より少し高い。
夕食も申し込んだので、計8500円だったかな?
尚、テント場は今年も無料だった。
山荘で休憩後、奥穂高岳へ向かう。
今回登ったピークには、槍ヶ岳、北穂高岳、そして奥穂高岳があるが、その中でも奥穂高が最も難しい。
特に、白出のコル(穂高岳山荘)から先が難所で、毎年ここでは事故が起こっている。
更に、今年は雪の状態が安定しない、との事で5月2日時点では奥穂高へ向かう登山者は極わずか。
ここまで登ってきた登山者の大半は、危険度の低い涸沢岳へと向かっていた。
少数派の奥穂高へ向かう登山者へは、山荘前で警備している岐阜県警の隊員が都度呼び止めて注意を促していた。
今年の奥穂高岳は例年以上に厳しそうなので、ここはフル装備で挑む。
ピッケル,バイル,ヘルメットにザイルとハーネス。
北穂高に登った時は、気休め程度で持参したザイルであるが、今回は使用する事を前提で携帯した。
岩場、鎖場、ハシゴ場までは例年通り。
慎重に進めば問題なかった。
しかし、ハシゴ場を通過し、岩を巻くように登って取り付いた先の雪壁の状態があまり良くない。
下部は一応、登山者のトレースが残っているが、あまり踏み固められておらず、足場が崩れやすい。
そして、上部側はクラスト、と雪の状態が場所によって大きく変わる。
登りはまだ良いが、下りがきつくなるな、と思った。
雪壁を登った後は、歩きやすい稜線歩き。
ここは、涸沢側に発達した雪庇さえ踏まなければ問題なし。
しかし、その後、再び雪壁状の急斜面が現れ、これが奥穂高山頂までの最後の難所となる。
先の雪壁と同じく、雪質が安定せず、なかなか苦労させられた。
なんとか登り切り、奥穂高岳山頂に到着したが・・・
残念、ガスで眺望なし><
一時、ガスが薄くなりジャンダルムが見えたが、それを最後に眺望は無くなった。
眺望の無い中、長居しても仕方が無いので、さっさと穂高岳山荘へと戻る。
案の定、雪壁の下りは難所となり、先行していた2人組の登山者がザイルを用いて下降を試みていた。
私の場合は、ダブルアックスなので、フリーでも問題なし。
しかし、上部のクラストした斜面をサクサクと快適に下れたが、油断すると危険。
途中から雪質が変わり、足場がいきなり脆くなる。
下部ではスピードダウンし、そろ〜り、そろりと、慎重に足場を探りつつ下降した。
この雪壁、人が少ない中ではまだ良いが、人が入り乱れた状態だったらすれ違い等に苦労する事だろう。
滑落した登山者との巻き込まれ事故の可能性も考えられる。
人が多い時は迷わずザイルを使用した方が良いな、と思った。
【5月3日】吊尾根
早朝、朝日を眺めた後、
いよいよ今回登山のメインイベント、前穂高岳へ続く吊尾根へと向かう。
まずは昨日と同じく奥穂高岳まで登り、更にその先へ。
未踏の尾根である、吊尾根へと足を踏み入れた。
前穂-奥穂の道標が立てられた奥穂高南稜を通過すると、早速、技術的な洗礼、雪壁の下りが現れる。
雪の状態は程良くクラストしており、アイゼンやバイルがしっかり決まる。
雪庇の近傍を通るので、雪庇崩壊にはヒヤヒヤさせられるが、ダブルアックスであれば落ちる気がしない。
ここはフリーで、楽に通過出来た。
しかし、そこから先が厳しい。
雪の状態は一変し、崩れやすい深雪となる。
トレースは無く、場所によっては膝までのラッセルになった。
連休前に降った雪が、まだ溶けずに新雪状態で張り付いているようで、急斜面のトラバースや急下降が連続する中、
緊張気味に先へと進む。
岩雪ミックスルートもあり、難易度的には白出コル〜奥穂高の岩場よりも格段に難しい。
前半は下りが殆どなので、更に難度は上がる。
ザイルで確保しなければ危ない箇所も多く、スリング残置し、短い懸垂下降を行った場所も数ヶ所あった。
幾つもの難所が続き、「さすがは穂高の尾根」、と唸らせる。
緊張はさせられるが、ここまでの登山道以上に手応えを感じさせる吊尾根。
これまでは涸沢から眺めるだけだった吊尾根の上を、今自分が歩いている、
という事に充実感を感じた。
やがて、長い急斜面の下降部に到達する。
上から眺めると、怖さを感じる雪壁のような急斜面。
落ちたら、上高地までノンストップで滑り落ちそうである・・・
雪の状態は相変わらず安定せず、足場は崩れやすい。
ダブルアックスでも、この斜面をフリーで行くのは危険すぎる為、ザイルで15〜20m程の懸垂下降を試みる。
無事、懸垂下降を済ませ、安全部に到達。
しかし、ザイルを回収するか、残置するかで悩まされる。
帰りは、この雪壁を登らなければならない。
登りは下りよりも難易度が下がるので、フリーで行けなくもないが・・・
この崩れやすい雪の斜面をフリーで登るのは危険に思えた。
ザイル無しでは登れないかもしれない。
迷ったが、ここにザイルは残置する事にした。
持参していたザイルは50mなので、20m分を切断し残置し、残り30mを携帯する、という手もあるが、
貧乏性の私には、ザイルを切断する甲斐庄は無い^^;
50mザイルを残置して、先へと進んだ。
そして、遂に長い下りの終わりである、吊尾根最低鞍部の手前まで到達。
しかし、そこが限界だった。
先へ進むには、懸垂下降で岩場を下る必要がありそうで、今の私には通過する術が無い。
視線の先には前穂高岳の山頂が大きく映え、ここから先は登りになるが、その道はまだまだ険しそうだ。
十分な装備が必要な道であることは見た目でも明らかであり、
ザイルを失った私には・・・
もう、その道に挑む挑戦権は無い様だ。
残念だが、ここで撤退。
だが、やれるだけの事はやった、という充実感があり、悪くない気分だった。
撤退ではあるが、
「初見の私が突破出来る程、甘くは無い、それでこそ穂高の尾根だ。」
という妙な安心感も感じてみたり、満ち足りた心境で来た道を引き返す。
行きは下りでトレース無し、の為に難度が高くルートファインディングにも苦労させられたが、
帰りは自分のトレースが残っており、登りが殆どなので圧倒的に楽だった。
長い急登も、残置したザイルのお陰で問題なく通過。
後は、残置したスリングを回収しながら、吊尾根からの素晴らしい景色を堪能しつつ、奥穂高へと向かう。
相変わらず、天気は良く、もっとゆっくりこの尾根からの景色を眺めていたい気分だった。
しかし、雲が少し増えてきており、また、ライチョウを目撃した事もあり、天気が崩れる不安がある。
迷信かもしれないけど、ライチョウを見ると天気が崩れる事が多いんだってさ。
やっぱり急いだ方が良いね。
休憩少なめで奥穂高岳へと進む。
だが、幸いその後に天気が崩れる事は無く、無事に奥穂高岳に到着。
奥穂高山頂にて、昨日はガスで見られなかった360°のパノラマ風景を満喫した後、穂高岳山荘へと帰った。
今日も登山者は少なく、この日の穂高稜線では、前穂高山頂に数人の人影を目撃したのみ。
山荘までの道では、一人も登山者と出会わなかった。
穂高岳山荘に戻ると、山荘前のベンチには一人の妙齢の女性登山者が腰かけていた。
話をしてみると・・・あれ、この声、聞き覚えがあるぞ?
間違いない、去年、ここのテント場で幕営した際に、私の隣にテントを張っていた方だ。
向こうはなかなか思い出せなかったが、
「去年、涸沢岳西尾根を登ってきたヤツです。」
と言うと思いだしてくれた。
この方、なかなか凄い方で、お歳は・・・女性なので聞けなかったが、
恐らく、50歳は超えているだろう。
にも拘らず、涸沢からここまで単独でテント持参の大荷物を運び、毎年ここで幕営しているという。
去年は厳寒期の奥穂高岳にも登ったそうで、私は密かに「奥穂婦人」と呼び尊敬している。
今年も相変わらずお元気そうで、またここで会えるとは嬉しいものだ。
また来年のゴールデンウィークにも、再会したいものである。
奥穂婦人と別れた後、穂高岳山荘にて、連泊の受付。
今日は幕営でも良かったが、連泊だと2000円割引になる、という事なので、それに惹かれてしまった。
受付後、山荘で昼食をとりつつ、ビール注文。
勝利の美酒、という訳にはいかなかったが、吊尾根を歩いた満足感に浸りつつ飲酒する。
美味いビールだった。
その後、涸沢岳に登り、山荘で夕食後、また涸沢岳に登って、と慌ただしく過ごす。
最終日となるこの日は、涸沢岳山頂から見事な夕日が見れた。
今年もまた、思い出深い北アルプスでの日々を過ごせた事に満足しつつ、最後の夕日を見送った。
【5月4日】穂高岳山荘→上高地バスターミナル
今日は最終日で、新穂高温泉に駐車した車まで帰る。
当初は、白出沢を下山しようと考えていたが、連休中に利用した登山者は居ないようでトレースは無し。
警備隊の方に道の状況を尋ねてみたが、「オススメは出来ない。」との回答を頂き、無難に上高地へ下山する事にした。
上高地バスターミナルまで下り、そこからはバス移動。
上高地から平湯温泉までのバスに乗り、平湯温泉で乗り換え。
平湯温泉から新穂高ロープウェイへのバスに乗り、駐車場まで戻ってきた。
バス料金は総額で2000円位だったかな。
金銭的にはそれほど痛くないけど、大荷物かかえてのバスの乗り降りには苦労した。
特に、上高地からのバスは人が多く、座席に荷物は置けず。
重たい荷物を膝の上に抱えてのバス乗車だったので、なかなかしんどい。
乗客の殆どは、上高地観光の一般観光客で、登山者は私以外におらず。
なんだか、自分一人が浮いている気がして落ち着かなかった^^;
アラ還暦の南国育ちの私にとっては、凄いがとにかく。
言葉なしですね。
東北の雪山をホームとしてると、ケロッとこんな山行をやっちゃうんでしょうか?
連休の殆どを山で過ごしてしまいました。
友人からは
「お前は山登り以外にやる事がないのか?」
とバカにされております^^;
東北の山は、北アルプスに比べれば技術的な難度は低いですが、体力的には厳しいかな、と思います。
また、北アのような営業小屋が無いので自炊,幕営は必須。
荷物重量は必然的に重くなるので残雪期で比較しますと体力的には北アよりも厳しい、ような気がします。
ですので、快適な山小屋がある北アルプスでの7日間はとても楽しく過ごしやすかったです。
この環境に慣れてしまったら、東北の山で幕営できなくなりそうな・・・そんな心配もありますが^^;
お正月の八本歯のコルでの懸垂下降時にあった者です(笑)5月2日自分も奥穂登頂して穂高岳山荘泊まりましたが自分だけ自炊だったので分かりませんでした(笑)あの日の奥穂の下りは怖かったな〜(^_^;)山の世界は狭いですね〜(笑)
なんと、2日に穂高岳山荘にお泊まりでしたか@@
まさか、御一緒していたとは・・・
自分の方は、夕食を頼んでおりましたので、お互い場所が別だったようですね
正月に引き続き、また再び同じ山に登るとは、何かと縁があるようです(笑)
またどこかの山でお会いする機会がありそうですね
奥穂の下り、怖いですね〜
自分の場合はダブルで下ったのでそれ程苦労はしませんでしたが、シングルだったらフリーで降りる気になれなかったかな・・・
無事下山されたようで何よりです。
またどこかの山でお会いしましょう
連休は北アルプスにいらっしゃると拝見していましたが、7日間いらっしゃったとは!
ただただすごいや!としか言いようがないです。
あまりうまい言葉が出ません!お疲れ様でした。凄いレコ見せていただきありがとうございました。
7日間はちょっと長すぎかもしれせんね
でも、3日目は上高地で風呂に入ったり観光したり、と下界と変わらない生活してました。
また、6泊のうち3泊は快適な山小屋泊まりだったので、それ程辛さはありませんでした^^b
やはり、GWだからできる事で、厳寒期のテント泊で7日間の山暮らしは・・・さすがに無理です
僕も言葉が無いですね
積雪期の北アルプスを歩いた事が無いので、どれだけスゴいのかもわかりません
いやいや、ただただうらやましいですね
今月はいよいよ飯豊ですか?
僕もまた晴れた日にあの稜線を歩きたくなってきました。
ダイグラは行きませんけどね
GW山行お疲れ様でした。
無事に楽しまれてきたようで良かったです。
昨年よりも天候にも恵まれたみたいですね
やはり向こうの山はすごい!別世界。
絶景、絶景の連続ですね。
しっかり堪能させてもらいました
北穂高岳山頂の撮りなおし、バックが見える分ばっちりですね。
ピントも合っているし。それは当たり前か・・・
難易度の高い所も多かったみたいですね。
危険な所が多すぎるとなると問題ですが、今回は緊張感、充実感を味わえたのではないかと思います。
吊尾根の撤退は残念でしたが、Luskeさんなら前穂高まで行けると思います。
自分が言うのもなんですが、ナイス チャレンジ!!!
7日過ごしたけど・・・まだ帰りたくない心。
最後の写真のコメント。
これに尽きますね!!
素晴らしい時間を過ごして来られましたね。
写真を選ぶのも大変だったのではないですか?
厳選の140枚ですね。
絶景の数々、堪能させて頂きました。
前穂は残念だったと思いますが、心残りがあるとまた行こうという励みにもなるのではないでしょうか。
去年の連休、常念岳に登りました。
北アルプス
いいですね〜。雪のアルプス。
お疲れ様でした
北アルプスを訪れる度に、凄い山域だなぁ、と思います。
森林限界を遥かに超えた白銀の世界は、東北の山では見られない荘厳さを感じます。
もちろん、東北の山には独自の良さがあり、北アルプスの方が山として優れている訳ではありませんが、
違う山の空気に触れるのも良い経験になりました。
一度、tooleさんにも北アルプスの雪景色を御覧いただきたいものです。
きっと、世界が広がりますよ!
今月、ちょっと忙しくなりそうなので、飯豊に行けるかは微妙になってきました><
連休中、実家に帰らなかったので、帰省しろ、と家族からは言われるし、
虫歯が痛くなってきたので、歯医者にも行かないと・・・
でも、何とか都合をつけて、飯豊に行きたいと考えております。
当初はダイグラを計画してましたが、今回のGWはハードだったので、楽な方、
川入からにしようかなぁ、と心が揺らいでおります
去年は大荒れの日がありましたが、今年は天候に恵まれ、殆ど快晴!
とても良い登山の日々でした。
北穂高でも運よく晴れ間が見えまして、見所満載の山行でした。
でも、我儘を言わせてもらえば、もう少し、北穂高で晴れて欲しかったかな。
今回の道中、槍ヶ岳の展望地は数多くありましたが、その中でも北穂高から見る槍ヶ岳が最も素晴らしい、と私は思います。
北穂高から槍ヶ岳まで、脈打つように縦走路が続いていおり、そりゃもう山好きには堪らん光景なのです。
次回訪れた際は、その光景をぜひ撮影したいものです。
やはり、穂高の尾根は厳しい><
今回は、技術的な面での難所が数多くありました。
でも、それがまた燃えるところでもあります。
無理は禁物、ですがまた今度、吊尾根にチャレンジしてみたいものです。
北アルプスから帰ってきて数日経ちますが、まだ余韻が残っており、
今週末にでも、また行きたい気持ちで一杯です
登山口に移動するだけで丸一日かかるので無理ですが・・・^^;
御察しの通り、今回は写真を選ぶのが大変でした><
連日快晴続きで、長期山行となれば、撮影枚数は増える一方。
全部で820枚撮影して参りました
その中からレコに載せる写真を選んで、
そのままのサイズだと容量オーバーなので容量小さくして、と・・・
何かと手間がかかり、写真をUPするだけで2日もかかってしまいました
もう写真を載せるだけでお腹一杯になってしまったので、今回は感想が少し手抜きです^^;
後日、のんびり追記していこうかと考えております。
(5月11日、追記しました。何日かけてんだか…)
常念岳、私は登った事はありませんが、一度登ってみたい山の一つです。
今回、上高地で停滞している間、
「穂高は止めて常念岳の縦走にしようかな」、なんて事も考えてました。
結局、穂高の稜線と涸沢の魅力には勝てず、予定通りそちらへ向かったのですが、
常念岳も行きたかったなぁ〜
Luskeさん、こんばんは。
レコ、凄すぎてため息しか出ませんね
怖いほど綺麗な世界というか・・・
登山は奥が深いですね。
ただただ拍手です
写真96乗鞍の奥の山は御岳ですかね。
今年は雪が多かった為、例年以上に素晴らしい北アの雪山風景を見る事が出来ました。
雪が多いので、例年以上に難所化し、怖さを感じる場所も少なからずありましたが、不思議な事にそういう場所ほど、美しく感じてしまいます。
危険な美しさ、とでも言うのでしょうか。
多くの登山者が命を落とした山域ですが、それでも尚、多くの登山者を惹き付ける北アルプス。
その理由が、充分に理解できた山行でありました。
写真96の山、教えて下さりありがとうございます
地図を見ながらどの山か調べてみたのですが、判りませんでした^^;
たぶん、御岳か木曽駒ヶ岳のどっちかだろう、とは思いましたが特定出来ず悩んでいたところです(笑)
奥穂高岳からは多くの山が見えましたが、その中でも最も印象に残ったのが、この御岳でした。
いつか、御岳にも登ってみたいものです
Luskeさん、こんにちは。
写真で見ても迫力がありましたが、文章でさらに増していますね。
滑落を目撃したときはどんな気分なんでしょう。
自分は目撃したことがないので想像もつきません。
命には別状がなくよかったと思います。
アルプスはやはり凄い人の集まりですかね。
奥穂婦人、相当な技術と山歴を持っていると想像してしまいます。
声で以前にあった人を思い出せるLuskeさんも!
吊尾根の撤退理由はザイルでしたか。
来年までにもう一本用意をすればあとは天候しだいですね
しかし万全の装備と思っていても足りないなんて、
やはりすごい山域なんだなと感じています。
前日に自分が登ったルートでの滑落でしたので、人事とは思えず、
“一歩間違えば自分も滑落してたのかも…”
と、あらためて雪山の危険を思い知らされました。
GW中の北アでは、この他にも大小様々な遭難事故がありました。
北穂高だけではなく、連休初めには奥穂高岳の方でも雪壁での滑落事故が起こっており、こちらは残念ながらお亡くなりになったとの事です。
お悔やみ申し上げます。
奥穂婦人、会うと元気を頂けるような気がします。
あの方を見ていると、自分もあと20年は現役で山を登れそうな気がしてきます
また来年もお会いしたいものです。
次回、吊尾根に挑戦する時は、ザイル2本で、
50mと30mザイル持参で挑もうか、
と構想を練っております。
荷物重量が心配ですが、なんとかいける
・・・かな?
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