袴腰山、三方山(一〜三峰)、猿ヶ山

- GPS
- 08:20
- 距離
- 14.5km
- 登り
- 1,116m
- 下り
- 1,104m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
富山百山は残り4座で池平山は夏場にチカウさんと、中山・クズバ山をラストの記念集団ハイクとスケジュール化し、残りは奈良岳だが5月半ばの林道通過後にしようと思っている。新型コロナ非常事態で登山も自粛せよと山岳団体も宣言を出した。YAMAPが提唱している基準では、リスクの少ない登山は近場の日帰り登山でソロ又は家族での自動車・徒歩・自転車での移動に限られる。救助および医療体制のひっ迫から、少しでも遭難リスクのある登山も避けよと。都会方面では、低山ハイキングの山ではかえって人の密集を生じるのでそれも推奨されない。
富山にいれば幸い低山でも人の少ない山を選ぶことができる。自分のぎりぎりの判断としては県内の高山でない範囲で登山者のすくないであろう山を選んで登っていいことにする。ヤマレコに上げるのもリアルタイムでは控えよう。
さてこんな状況で今行ける山で行きたい山はなくなってきた。富山百山と別に、ヤマレコで挑戦リストに入るのに「富山県の山(分県登山ガイド)」というのがある。全77座だが大多数は富山百山と共通である。富山百山から漏れた山は、雄山、富士の折立、餓鬼山、大平山、ハゲ山、猿倉山、御前山、小白木峰、三方山二峰、赤摩木古山、見越山の10山であるが、僕が登っていないのは大平山、ハゲ山、三方山二峰、見越山の4山。見越山は奈良岳に行けば通るので、他3山行っておけば百山到達と同時にこちらも達成となる。そこで今回は三方山二峰を狙うことにした。
今年1月にクマさんと行った袴腰山と、山スキー等で何度も行っている猿ヶ山、それらの間をつないで三方山があり、猿ヶ山に近い方から一峰(1348m)、二峰(1142m)、三峰(1104m)と並んでいる。分県ガイドでは最高所の一峰でなく二峰を単に「三方山」と表現している。
袴腰山峰越登山口から歩き出す。避難小屋とその後の小さな岩場までは雪はない。山頂への急な登りの途中で雪が出だし、雪解け水で沢になっているところもある。山頂台地は雪で覆われている。南北に長い頂上台地の北から上がって来たので、南にある(筈の)三角点の場所辺りまで行って戻ってくる。ここまでが1月のトレース。
三方山に向けて初めての道に入る。登って来た口から左側(西側)に逸れて進むと立派な展望櫓が現れる。当然登ってみるが展望はさすが素晴らしく、これから行く三方山から猿ヶ山への連なりが大きく見え、その背後に白山がある。さらに進んで頂上台地を離れて急な下り道になる。ロープが長々と張られ、古ぼけては無くて頼って良さそうである。この部分から三方山三峰までは雪はない。ここで標高120m下り、送電線鉄塔のある1068pまで40m登り、再び70m下って袴腰以降の最低鞍部の標高は1000mを割る。
鞍部から約100m登って三方山三峰1104m。この先は急坂は少ない。平坦部ではまた雪を踏むようになる。二峰の手前の送電線鉄塔のあるピークを過ぎると、雪の上に先行トレースがついている。人の足跡に間違いない。送電線巡視路を登って来たのだな。その先三方山二峰は、稜線上に二峰との表示、標柱があるが、三角点は西に外れており、そちらに立ち寄ると先行者に出会った。地元南砺市の人だと言うが、こてこての富山弁で富山市の富山弁とも少し違うのだろう、半分くらいしか聞き取れない。足元は軽めの登山靴でスパッツも持ってこなかったので、これ以上雪の多い所には行かないと言っていた。
二峰から先は基本的に雪の上を歩く。一峰への登りがこの間一番の急坂で、ツボ足キックステップで登って行くが、下りはアイゼンを出す様かなと思っていた。実際下りでは踵の蹴り込みが良く効いて結局アイゼンは出さなかったが。一峰1348mも広く平坦な頂上台地、猿ヶ山への尾根の方向が分かりづらい。1326pまで細かい起伏を進み、その先痩せ尾根鞍部を越すと猿ヶ山への最後の登り、下部は急だが次第に緩やかになって14ヶ月ぶりの猿ヶ山に着いた。
帰りは残雪のトレース辿りから花咲く春の道へと戻って行く。猿から、一峰からの雪面下りは速いが、二峰、三峰辺りの緩い部分は行きとあまり変わらない。三峰までの登り返しは皆大したことないが、袴腰への大登りが最後に控えている。最低鞍部から下半分は送電線巡視路だが、その上は巡視路が分かれ、整備状況の違いがはっきりしている。袴腰山頂台地からの降り口を一度行き過ぎてうろちょろしたが、後は一気に降りて案外長かった行動を終えた。
コメント
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Nishiden















ニシデンさん、
まさかここまでの状況になろうとは・・・
さて、袴腰山からのスキー下降で、ひっくり返って
板が木枝にこんがらがって、脱出できず、
助けてもらったことを思い出します。
すでに、懐かしい景色です。
ボクはある意味、日山協(資格)の人間ですが、
四団体も、登山は一切禁止と言っている訳ではありません。
むしろ、運動不足による免疫力低下や
山へのモチベーション低下を危惧しています。
安全管理がしっかりできていて、
感染管理などもじゅうぶんできているのなら、
ハイキングなどの行為は認めています。
つまり、自分が持っている技術よりもずっと易しくて
三密にならないようなルートへ
ソロで、じゅうぶん注意しながら、
クルマ(アプローチ)で行くのなら
それぞれの判断に任せるという意味です。
ただ、それぞれの人に、それぞれの社会的立場があるので、
一概には言えないところが難しいところです。
モモちゃんの日記に寄せたシンモンさんのコメントなどを
あたまに叩き込んでいかないとダメだなあと思っています。
クマ
P.S ところで、この資料請求されましたか?
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1709/kj00000904-002-01.html
いまはどうなっているのか知れませんが、富山県から結構りっぱなガイドマップを送ってくれましたよ。
やぁ、クマさん、
クマさんも兵庫の山には登ってますね。
僕も「自分が持っている技術よりもずっと易しくて三密にならないようなルート」
を心掛け、天気悪けりゃいかない、疲れを感じてたら行かない、で5連休で2つ登って終わりました。
シンモンコメントでは真剣に戦っている人がいることを忘れちゃいけないと思いました。
富山県の中部北陸自然歩道のコースガイドを教えてくれてありがとうございます。
入手試みようと思います。
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