錦に飾られた御嶽へ:摩利支天山と三ノ池(中の湯より)


- GPS
- --:--
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,308m
- 下り
- 1,302m
コースタイム
(9:20)〜二の池(9:30/9:45)〜摩利支天乗越(10:25)〜摩利支天ピーク(10:45/11:15)〜三の池分岐(11:35)〜
三の池(開田頂上):昼食(12:00/12:45)〜女人堂(14:15/14:30)〜行場山荘(15:10)〜中の湯(15:55)
天候 | 晴れ 後にガスが濃くなる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
バス停前の広い駐車場を利用。(5時半頃には、すでに20台程が駐車) |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場は上下で3ヶ所有り、計で100台程可能でしょう?。 バス停にトイレも登山届ポストも有ります。 行場山荘で水が得られます。 今年は台風の影響が少なく葉が痛んでいないため、鮮やかな紅葉が楽しめました。 |
写真
感想
朝晩の冷え込みがやっと秋らしくなり、一気に紅葉も進んだようだ。
そんな記事に誘わて御嶽の紅葉を見に、黒沢口から登る。
結果は、マイベストと言えるほどの素晴らしい紅葉に出逢えた。
駐車場で準備をしている内に明るくなってきた。
バス停待合所の左から登山道へ入ると中の湯旅館(閉鎖中)に出る。
以前は信仰のため訪れた信者が浸ったのだろう。
黒沢口コースは歴史の有る道なのだ。
整備されて迷う事のない道は、笹の山腹をゆるやかに登る。足慣らしには最適な傾斜だ。
道の脇を水が流れるようになるとやがて、右から御岳ロープウェーイ駅からの道を併せて行場山荘
(七合目)に出る。ここで谷を横切るので谷水を確保していく。
百間滝への道を分け、霜柱を踏んでぬかるみを進む。尾根道らしくなって高度を上げると黄・紅葉を目にする事が多くなる。
振り返ると雲海上に中央アルプスの稜線が一望だ。
徐々に増した傾斜をしばらく行くと、いきなり御嶽の主稜が目に飛び込んで来る。
展望の開けた八合目:女人堂だ。
目を奪う展望が広がっている。
北には、どっしりと大きな乗鞍岳の奥には笠ヶ岳や槍〜前穂の稜線、三角錐のような姿は常念だろうか?
御嶽主稜に目をやると、まるで錦の衣をまとったような素晴らしい眺めだ。
ついつい長居になってしまった。
小屋から三の池の道を右に分け、見事な紅葉が広がる浅い谷を二の池へ向かう。
岩ゴロの谷から尾根に絡むとしばらくして森林限界か、一段と展望が良くなる。
ついつい立ち止まる回数が増える。
ザレの尾根に出ると傾斜を増した苦しい登りになる。今日一番の頑張り処だ。
石室山荘を過ぎ・覚明堂(九合目)を上がると分岐に出る。
時間が厳しそうなので剣ヶ峰を見送って二の池をめざし右へ。
わずかに登って、尾根を乗越すとエメラルドの水面が広がる二の池畔だ。
雪渓もすっかり小さくなった池を見ながら、岩に腰を降ろし軽く食事を摂る。じっとしていると身体が冷える。
ここでゆっくり休んで摩利支天に向かう。
広い賽の河原を横切って避難小屋へ上がり今日唯一のピーク摩利支天へ。
城壁のような岩尾根の下を辿って先端のピークに出る。
白山の展望を期待して来たが、白いガスが周囲を覆って遠望は効かない。
往路を戻って分岐から主稜に絡んで三の池へ下ろう。
先ほどまでの明るさが閉ざされた畔(開田頂上)に出て遅めの昼食タイムにする。
冷えた体にジャケットを着込んで腰を上げる。
ガスに覆われた山腹をトラバースするように八合目へ下る。
何度も谷を横切って進むが、山腹を飾る紅葉が素晴らしい。行けども行けども
錦の競演だ。
時々崩壊した場所や、大きな崩落谷を横切って登り返すとやがて女人堂の小屋が目の前に現われ八合目に戻り着く。
すっかりガスに覆われた台地で一息入れた後、痛めた膝を引きずって来た道を引き返す。
行場山荘は休憩の人でにぎわっていたが、中の湯へ下る人影はまばらだ。
途中から膝をかばっての下りはつらかったが、何とか予定の時刻までに下山を終了する事が出来た。
膝を痛めたのは予定外だが、最高の展望の中を登り、期待以上の紅葉を眺めながらの下り。
今日のコース取りは大正解!大満足! 是非来年もこの時期に訪れたいコースだ。
コメント
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onetotaniさん こんばんは
素晴らしい紅葉ですね。
この週末、穂高や乗鞍は初冠雪があったと聞きます。
3000m級の山の紅葉は今週いっぱいが見どころかもしれませんね。
私が焼岳に行く頃は紅葉も終わっているかもしれません。残念。
sugi-chanさん、コメントありがとう御座います。
観光写真で見た以上の紅葉で感動でした。
時間が無くて、五池巡りは出来ませんでしたが、充分満足できました。
焼岳に行かれる頃の北アルプスは、もう初冬ですね。
装備を怠らず楽しんで来て下さい。
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