ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2209486
全員に公開
雪山ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

綿向山(奥の平より竜王山稜線ルートへ)

2020年02月07日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
06:27
距離
8.1km
登り
676m
下り
676m
歩くペース
ゆっくり
1.92.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:53
休憩
1:21
合計
6:14
距離 8.1km 登り 679m 下り 681m
9:30
157
12:07
12:25
34
12:59
13:21
9
13:30
14:00
23
14:23
14:30
15
14:45
14:48
47
15:35
15:36
8
15:44
ゴール地点
訓練等の為、重装備です。コースタイムは参考になりません。
天候 晴、少し薄雲
過去天気図(気象庁) 2020年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
今回、水木谷林道の竜王山登山口の下方に駐車しています。水木谷林道には、危険な倒木・落石が多く、被害の可能性があります。この林道の状態について、知識の無い方は、御幸橋駐車場を利用された方が無難です。
コース状況/
危険箇所等
 水木谷林道を、奥の平橋に向かって進む時は、出来るだけ谷側を歩きます。理由は、落石の直撃を避ける為です。以前、小生の、少し前方に、人頭大の落石を目撃した事があります。
 奥の平の杉の植林帯(旧山畑、或いは採草地)には、北参道入口の反対位に、渡渉して入ります。植林帯の中には、冬季でも、通過出来る様に、テープ付けががしてあります。GPS機器が必須だと思います。
 竜王山稜線ルートに上がると、直ぐに、P-962への急斜面(両手を使用しての登攀箇所)があります。積雪時は、非常に危険です。2015/01/09に、ツボ足の女性が、下りで滑落し、重症になっています。また、綿向山北稜線への登りは、かなりの急坂です。矢張り、冬季は、滑落の危険性があります。
 綿向山北稜線へ上がってからは、もう、ハイキングコースの一部ですが、東側急斜面への転落に注意が必要です。
 冬道・表参道については、投稿が多いので、そちらをご覧ください。
 北参道は、今回、スノーシューで、通られた踏み跡が付いていました。道なりに歩けば、危険はありません。但し、ステップが狭いので、要注意です。
 
 
水木谷林道で、逆さまに、垂直に立っている、枯れ松の倒木です。枝と枝が絡んで、釣り下げられている状態です。ヘルメットを被り、揺さぶって確認して、通過しました。他にも、危険な状態のものがあります。
2020年02月07日 08:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 8:24
水木谷林道で、逆さまに、垂直に立っている、枯れ松の倒木です。枝と枝が絡んで、釣り下げられている状態です。ヘルメットを被り、揺さぶって確認して、通過しました。他にも、危険な状態のものがあります。
ズルズルの路面を、1速に固定して、登って来ました。Uターンして、駐車します。
2020年02月07日 08:34撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 8:34
ズルズルの路面を、1速に固定して、登って来ました。Uターンして、駐車します。
駐車地から、少し登って、竜王山登山口です。
2020年02月07日 09:32撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 9:32
駐車地から、少し登って、竜王山登山口です。
一応、通行止めにされていますが、2台通過して行きました。これは、危険だと思います。
2020年02月07日 09:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 9:36
一応、通行止めにされていますが、2台通過して行きました。これは、危険だと思います。
落石帯です。以前、小生の少し前に、人頭大と拳大の落石が、カラカラと音を立てて落下して来ました。直撃されていれば、今、この記録を書いている事は、無いと考えています。
2020年02月07日 09:46撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 9:46
落石帯です。以前、小生の少し前に、人頭大と拳大の落石が、カラカラと音を立てて落下して来ました。直撃されていれば、今、この記録を書いている事は、無いと考えています。
オンバのフトコロへ通じる、関電巡視路入口です。
2020年02月07日 09:58撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 9:58
オンバのフトコロへ通じる、関電巡視路入口です。
奥の平橋です。積雪15cm位です。渡って直進します。
2020年02月07日 10:01撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 10:01
奥の平橋です。積雪15cm位です。渡って直進します。
奥の平の杉の植林帯(旧山畑・採草地)へ、渡渉します。
2020年02月07日 10:08撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 10:08
奥の平の杉の植林帯(旧山畑・採草地)へ、渡渉します。
ピンクのテープが誘導してくれます。
2020年02月07日 10:17撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 10:17
ピンクのテープが誘導してくれます。
古い作業小屋が残っています。この下を、右に進みます。
2020年02月07日 10:33撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 10:33
古い作業小屋が残っています。この下を、右に進みます。
小さい谷を、渡渉して、雨水の浸食から残った稜線っぽい部分を登って行きます。
2020年02月07日 10:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 10:36
小さい谷を、渡渉して、雨水の浸食から残った稜線っぽい部分を登って行きます。
浸食から残った岩の連続する尾根っぽい部分を登ります。
2020年02月07日 10:51撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 10:51
浸食から残った岩の連続する尾根っぽい部分を登ります。
この小谷を詰めます。もう、稜線が見え始めます。
2020年02月07日 10:56撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 10:56
この小谷を詰めます。もう、稜線が見え始めます。
谷を詰め、右にトラバースして、竜王山稜線ルートに上がります。
2020年02月07日 11:02撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 11:02
谷を詰め、右にトラバースして、竜王山稜線ルートに上がります。
稜線ルートに上がった所で、小休止です。P-962への、登攀準備も行います。
2020年02月07日 11:07撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
2/7 11:07
稜線ルートに上がった所で、小休止です。P-962への、登攀準備も行います。
20cm位の積雪なので、チェーンスパイクを選択します。
2020年02月07日 11:28撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 11:28
20cm位の積雪なので、チェーンスパイクを選択します。
ストックの先端は、スノーバスケットに交換します。
2020年02月07日 11:39撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 11:39
ストックの先端は、スノーバスケットに交換します。
木の根、立ち木、岩の露頭を掴んで登るので、防水防寒の手袋を使います。
2020年02月07日 11:49撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 11:49
木の根、立ち木、岩の露頭を掴んで登るので、防水防寒の手袋を使います。
古くなっていますが、トラロープが設置されています。十分に確認してから、体重を掛けます。
2020年02月07日 12:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
2/7 12:03
古くなっていますが、トラロープが設置されています。十分に確認してから、体重を掛けます。
最も、危険な場所です。2015年1月の遭難事故の滑落箇所と考えています。積雪・凍結時、非常に危険になります。この上部で、下山されている年配の女性の登山者に出会い、非常に驚きました。彼女のストックを畳み、カラビナで、リュックに固定し、「両手で木の根等を、しっかり持ち、4本爪のアイゼンは、凍っている登山道に、打ち込む様に押し込んで下さい。」と、出来る限りの助言をしました。無事の下山を願います。
2020年02月07日 12:06撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
2/7 12:06
最も、危険な場所です。2015年1月の遭難事故の滑落箇所と考えています。積雪・凍結時、非常に危険になります。この上部で、下山されている年配の女性の登山者に出会い、非常に驚きました。彼女のストックを畳み、カラビナで、リュックに固定し、「両手で木の根等を、しっかり持ち、4本爪のアイゼンは、凍っている登山道に、打ち込む様に押し込んで下さい。」と、出来る限りの助言をしました。無事の下山を願います。
P-962頂上のシャクナゲです。今年の花は、見られるのでしょうか?
2020年02月07日 12:24撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 12:24
P-962頂上のシャクナゲです。今年の花は、見られるのでしょうか?
綿向山北稜線への急坂を登っています。
2020年02月07日 12:50撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
2/7 12:50
綿向山北稜線への急坂を登っています。
途中、休みながら、御池岳を眺めます。
2020年02月07日 12:58撮影 by  DSC-WX350, SONY
4
2/7 12:58
途中、休みながら、御池岳を眺めます。
最後の急斜面です。油断すると滑落します。
2020年02月07日 13:02撮影 by  DSC-WX350, SONY
3
2/7 13:02
最後の急斜面です。油断すると滑落します。
綿向山北稜線に上がって来ました。綿向山を望みます。
2020年02月07日 13:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
4
2/7 13:11
綿向山北稜線に上がって来ました。綿向山を望みます。
正面に雨乞岳です。清水頭が白く輝いています。
2020年02月07日 13:15撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
2/7 13:15
正面に雨乞岳です。清水頭が白く輝いています。
御嶽山が見えます。感動では無く、亡くなった多くの方の事を想うと、悲しみと無念さを覚えます。
2020年02月07日 13:36撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
2/7 13:36
御嶽山が見えます。感動では無く、亡くなった多くの方の事を想うと、悲しみと無念さを覚えます。
綿向山山頂です。竜王山稜線ルート無事通過のお礼を述べ、下山の無事をお願いします。
2020年02月07日 13:53撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
2/7 13:53
綿向山山頂です。竜王山稜線ルート無事通過のお礼を述べ、下山の無事をお願いします。
左折して、冬道に入ります。
2020年02月07日 14:03撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 14:03
左折して、冬道に入ります。
誤侵入防止のロープ・表示があります。
2020年02月07日 14:08撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 14:08
誤侵入防止のロープ・表示があります。
ひたすら、下ります。
2020年02月07日 14:20撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 14:20
ひたすら、下ります。
冬道の最後に、ショートカットして、残されているブナ林に立ち寄ります。
2020年02月07日 14:28撮影 by  DSC-WX350, SONY
2
2/7 14:28
冬道の最後に、ショートカットして、残されているブナ林に立ち寄ります。
七合目の行者コバです。
2020年02月07日 14:32撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 14:32
七合目の行者コバです。
確か、2018年の台風の倒木ですが、未だ、放置されています。
2020年02月07日 14:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 14:37
確か、2018年の台風の倒木ですが、未だ、放置されています。
五合目小屋です。此処から、北参道に入ります。
2020年02月07日 14:48撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 14:48
五合目小屋です。此処から、北参道に入ります。
朝の渡渉地点の反対くらいに出て来ます。
2020年02月07日 15:04撮影 by  DSC-WX350, SONY
2/7 15:04
朝の渡渉地点の反対くらいに出て来ます。
奥の平橋まで、戻って来ました。
2020年02月07日 15:11撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 15:11
奥の平橋まで、戻って来ました。
竜王山登山口に、未だ積雪があるので、足跡の確認をします。女性用と思われる、トレッキングシューズの足跡があります。歩幅小さく、かなり、疲労された状態に思えます。この方の足跡のみでした。P-962の危険箇所で、お会いした方は、無事下山された様です。
本当に、安堵です。
2020年02月07日 15:37撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 15:37
竜王山登山口に、未だ積雪があるので、足跡の確認をします。女性用と思われる、トレッキングシューズの足跡があります。歩幅小さく、かなり、疲労された状態に思えます。この方の足跡のみでした。P-962の危険箇所で、お会いした方は、無事下山された様です。
本当に、安堵です。
この日は、スノーバスケットに固定用のテープを巻かずに使用してみましたので、緩みの確認をします。緩み無しです。
2020年02月07日 15:54撮影 by  DSC-WX350, SONY
1
2/7 15:54
この日は、スノーバスケットに固定用のテープを巻かずに使用してみましたので、緩みの確認をします。緩み無しです。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘルメット ハーネス ワカン アイゼン10本爪 チェーンスパイク ストック スノーバスケット 防水防寒手袋 ザイル30m/10m カラビナ スリング 携帯用鋸 携帯用鉈 ナイフ 雨具 昼ご飯 非常食 飲料 レジャーシート GPS 2台 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 予備バッテリー タオル
備考 持って行って良かった物は、GPS機器、チェーンスパイク、ヘルメット、スノーバスケットです。奥の平の植林帯通過には、GPS機器での、位置確認が必要です。

感想

 今冬は、もう無いと考えていた、綿向山冬季登山が、出来ました。素晴らしい全山霧氷も見る事が出来ました。重装備での、訓練も行えました。
 竜王山稜線ルート上の、P-962北側の危険箇所で出会った、年配の女性登山者の事が、最後まで心配でしたが、竜王山登山口で、この女性らしい、下山されている足跡を確認して、本当に安心致しました。小生が、竜王山稜線ルート上で、出会った下山者は、彼女のみでしたので、ほゞ、間違いないと考えています。
 【反省】 彼女が、危険箇所で、両手で、立ち木等を持っている時に、小生は、両手で、彼女のストックを畳んで、リュックに固定する作業をしていましたが、一度、足元が不安定になり、グラつきました。小生は、自分が、ハーネスを装着し、スリング・カラビナで、容易に、近くの立ち木に、安全確保が出来る状態であるにも関わらず、それを忘れていました。もう少しで、滑落するところでした。これまでの、訓練は、何の為に行って来たのか?猛反省と、人間の行動のスキの多さに対する虚しさです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:707人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 霊仙・伊吹・藤原 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 御在所・鎌ヶ岳 [日帰り]
綿向山、竜王山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら