記録ID: 2209486
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雪山ハイキング
御在所・鎌ヶ岳
綿向山(奥の平より竜王山稜線ルートへ)
2020年02月07日(金) [日帰り]


体力度
2
日帰りが可能
- GPS
- 06:27
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 676m
- 下り
- 676m
コースタイム
天候 | 晴、少し薄雲 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
水木谷林道を、奥の平橋に向かって進む時は、出来るだけ谷側を歩きます。理由は、落石の直撃を避ける為です。以前、小生の、少し前方に、人頭大の落石を目撃した事があります。 奥の平の杉の植林帯(旧山畑、或いは採草地)には、北参道入口の反対位に、渡渉して入ります。植林帯の中には、冬季でも、通過出来る様に、テープ付けががしてあります。GPS機器が必須だと思います。 竜王山稜線ルートに上がると、直ぐに、P-962への急斜面(両手を使用しての登攀箇所)があります。積雪時は、非常に危険です。2015/01/09に、ツボ足の女性が、下りで滑落し、重症になっています。また、綿向山北稜線への登りは、かなりの急坂です。矢張り、冬季は、滑落の危険性があります。 綿向山北稜線へ上がってからは、もう、ハイキングコースの一部ですが、東側急斜面への転落に注意が必要です。 冬道・表参道については、投稿が多いので、そちらをご覧ください。 北参道は、今回、スノーシューで、通られた踏み跡が付いていました。道なりに歩けば、危険はありません。但し、ステップが狭いので、要注意です。 |
写真
水木谷林道で、逆さまに、垂直に立っている、枯れ松の倒木です。枝と枝が絡んで、釣り下げられている状態です。ヘルメットを被り、揺さぶって確認して、通過しました。他にも、危険な状態のものがあります。
最も、危険な場所です。2015年1月の遭難事故の滑落箇所と考えています。積雪・凍結時、非常に危険になります。この上部で、下山されている年配の女性の登山者に出会い、非常に驚きました。彼女のストックを畳み、カラビナで、リュックに固定し、「両手で木の根等を、しっかり持ち、4本爪のアイゼンは、凍っている登山道に、打ち込む様に押し込んで下さい。」と、出来る限りの助言をしました。無事の下山を願います。
竜王山登山口に、未だ積雪があるので、足跡の確認をします。女性用と思われる、トレッキングシューズの足跡があります。歩幅小さく、かなり、疲労された状態に思えます。この方の足跡のみでした。P-962の危険箇所で、お会いした方は、無事下山された様です。
本当に、安堵です。
本当に、安堵です。
装備
個人装備 |
ヘルメット
ハーネス
ワカン
アイゼン10本爪
チェーンスパイク
ストック
スノーバスケット
防水防寒手袋
ザイル30m/10m
カラビナ
スリング
携帯用鋸
携帯用鉈
ナイフ
雨具
昼ご飯
非常食
飲料
レジャーシート
GPS 2台
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
予備バッテリー
タオル
|
---|---|
備考 | 持って行って良かった物は、GPS機器、チェーンスパイク、ヘルメット、スノーバスケットです。奥の平の植林帯通過には、GPS機器での、位置確認が必要です。 |
感想
今冬は、もう無いと考えていた、綿向山冬季登山が、出来ました。素晴らしい全山霧氷も見る事が出来ました。重装備での、訓練も行えました。
竜王山稜線ルート上の、P-962北側の危険箇所で出会った、年配の女性登山者の事が、最後まで心配でしたが、竜王山登山口で、この女性らしい、下山されている足跡を確認して、本当に安心致しました。小生が、竜王山稜線ルート上で、出会った下山者は、彼女のみでしたので、ほゞ、間違いないと考えています。
【反省】 彼女が、危険箇所で、両手で、立ち木等を持っている時に、小生は、両手で、彼女のストックを畳んで、リュックに固定する作業をしていましたが、一度、足元が不安定になり、グラつきました。小生は、自分が、ハーネスを装着し、スリング・カラビナで、容易に、近くの立ち木に、安全確保が出来る状態であるにも関わらず、それを忘れていました。もう少しで、滑落するところでした。これまでの、訓練は、何の為に行って来たのか?猛反省と、人間の行動のスキの多さに対する虚しさです。
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