北海道登山ツーリング�◆‖臉禹魁憤鯵戞�
北海道
Luske
体力度について
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 900m
- 下り
- 889m
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| 天候 | 8月13日（月）停滞日：雨 8月14日（火）旭岳登山日：曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
以後、15分おきに運航 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
流石は北海道最高峰、真夏でも旭岳山頂は寒いです。 この日の山頂気温は10℃以下（8:30の気温） 夏であっても防寒着は持参した方が宜しいかと思います。 |
写真
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広大な敷地内を歩く人は殆ど居ない。
この雨では当然か・・・
撮影スポットの「親子の木」
天気が悪いので景色は冴えない。
2日滞在した日の出公園を出発し、大雪山 旭岳へ向かう。
でもラベンダーは見頃を終えており残っておらず。
黒い土の部分が少し寂しい。
登山道のすぐ傍には雪が残っている。
なだらかな平地が広がる。
前方には幕営指定地が見える。
素晴らしい景観の幕営地だ。
いつかここでテントを張ってみたい。
北海道第2の高峰。
この時に登っておけば良かった・・・
行く手の先には裾合平の平原が広がる。
これで拡張すれば、全身浴も出来そうだが・・・
ロープウェイまで戻ってきた。
池の水が波立ってなければ、
綺麗に旭岳が写り込んだかな？
稚内より南へ60km位の地点。
感想
【8月13日（月）】雨：停滞日
朝6時、上富良野町の日の出公園キャンプ場にて、テントを叩く激しい雨の音で目が覚める。
予報通りの雨、しかもかなり激しい。
こんな雨の日にバイクで出歩く気にはなれず、2度寝する。
次に目を覚ましたのは9時過ぎ。
雨の勢いは弱まっていたものの、今なお降り続いている。
午前中はテントの中に籠り、今後のスケジュールや登山計画を検討する。
今日は移動せず、キャンプ場に連泊を決める。
しかし、午後になると退屈してきて、雨ではあるが外出する事に。
でも、この雨の中、どこに行こうか・・・
色々検討した結果、旭川市にあるアウトドアショップ「秀岳荘」に行くことにした。
富良野や美瑛などの観光地を回るのも良いけど、この雨では景色は冴えない。
それだったらアウトドア用品でも眺めてた方が良いや。
ちょうど、ヘッドランプが不調だったので買い換えたいと思ってたところでもある。
午後にキャンプ場を出発し、旭川市へと出発した。
1時間半程度で秀岳荘に到着し、さっそく店内へ。
と思ったら、「月曜日定休日」だとさ・・・
雨の中、約50Kmの道のりをバイクで来たのに。。。
このまま富良野へ帰るのも悲しいので、昼食に旭川でラーメン食べて富良野へ帰る。
夕食はキャンプ場近くのレストラン「YUBA」
地元の野菜や豚肉を使ったかみふらの丼が美味しい。
夕食後は昨日と同じくフラヌイ温泉で入浴し、少し早めに就寝した。
【8月14日（火）】晴れ：旭岳登山日
4時起床。
テントの外に出ると、西の空には青空が広がっていた。
5時半にはテント撤収を済ませ、日の出公園を出発する。
旭川方面へ北上し、市内へ入る手前で東へ進路をとり、大雪山方面へと向かう。
西の空は相変わらず青空が広がっているが、一方、今向かっている東側の大雪山方面は・・・
うーん、ぱっとしない。
西の空とは対照的に、東は厚い雲で覆われており晴天は望めそうになかった。
1時間程で登山口である旭岳ロープウェイ駅へ到着し、しばらく待機し天候回復を待つ。
しかし、晴れる気配は一向に見らない。
このまま待つのも勿体ないので、とりあえず行くだけ行ってみるか、
と、やや投げやりな気分でロープウェイに乗った。
10分程ロープウェイに揺られて、姿見駅に到着。
駅に降りると、掲示板には気温13度と記載されていた。
ひんやりと肌寒く、防寒用にレインウェアを着て登山を開始する。
予想通り、周囲はガスで真っ白。
視界は冴えず、2日前の快晴に恵まれた十勝岳とはえらい違いだ。
残念な光景に気分は沈みがちで、景色を楽しむ事もなく淡々と遊歩道を進んでいく。
姿見池で遊歩道は終わり、そこから先は砂礫と火山礫の尾根道となった。
しばらくはガスで視界が悪い中の登山となったが
7合目を過ぎた辺りから時折ガスが晴れるようになり、8合目を過ぎれば、頭上には青い空が広がった。
そして、大雪山の主峰であり北海道の最高峰でもある旭岳の姿が露になる。
空模様が一転した事で気分も一転。
やはり、山の天候は登ってみないと判らないね。
尾根道を登り詰め、やがて山頂に到着した。
旭岳山頂の空は晴れ渡っており、これから進む予定の東側、間宮岳方面もくっきりと見えた。
それにしても・・・寒い。
恐らく山頂の気温は10℃を下回っていたのではなかろうか。
日差しは出ているにも関わらず、である。
2000m級の夏山でこの寒さは、本州ではまずあり得ないだろう。
さすがは北海道の最高峰である。
山頂からは東側斜面を急下降。
足場が悪いので、転倒しないように注意しながら先へ進む。
急斜面を下りきると熊ヶ岳とのコルへ至る。
平坦なコルにはキャンプ指定地が設けられており、ここから見る旭岳はなかなかの見物。
横に太く、黒い火山礫に覆われた山肌はどっしりとした存在感を感じさせる。
今日は日帰りなので、幕営用具は持参していないが、ここで旭岳を眺めながらのんびり幕営するのも良さそうだ。
次に訪れる時はここで幕営してみたい、と思わせる贅沢な幕営地だった。
幕営指定地を過ぎて間宮岳へ。
間宮岳からは爆裂火口の御鉢平を眺めながら北上し、中岳分岐からは西の姿見駅方面へ進む。
中岳分岐以降は稜線を離れ、谷筋へ降りる道を進むと、やがて中岳温泉へ辿り着く。
中岳温泉は山中に沸く温泉で、河原沿いに足湯程の深さの湯船が掘ってある。
谷あいに位置しており、湯船からの眺望は開けていないが秘境感は十分。
湯船の傍らにはスコップが置いてある。
なるほど、
もし望むのであればこれで湯船を拡張しろ、という事か。
せっかくここまで来た事だし、ここは足湯だけではなく、全身温泉に浸かりたい。
スコップで湯船を掘り始める。
・
・
・
しかし、5分程掘ったところで、重大な事実に気がつく。
この湯船の横は・・・登山道だ。
湯の色は無色透明。
真っ裸で入浴し、その最中にもし誰かが通ったら・・・
丸見えだよな・・・(ーー;
・・・やめておこう。
全身浴は止めて足湯だけにしておいた。
しばらく足湯に浸かり、疲れもすっかりとれたところで再出発。
川沿いに下って行き、やがて裾合平へ至る。
「おお、すげぇ！」
裾合平に入った瞬間、思わず声をあげてしまった。
そこにはチングルマの大群落。
薄いピンクに色着いた綿毛がまるで絨毯のように広がっており、その奥には旭岳が控える。
ここから見る旭岳は、熊ヶ岳コルから見るような黒々とした岩山ではなく、緑と残雪の白で覆われた穏やかな山容。
一面に広がる花の光景と見事に調和している。
この日に見た中では最も印象に残る光景。
いや、この日だけじゃなく、今季見た光景の中では一番かも。
その山と花の光景を、しばらく呆けたように見とれてたよ。
その間、訪れる登山者は一人も居らず。
盆休みシーズンのこの時期、もし日本アルプスにこれほど見事な花畑があったら、きっと登山者で溢れていた事だろうな。
こんな素晴らしい光景を一人で独占していいものか、なんて思えてくるような贅沢な時間を過ごし、
満足感に浸りながら姿見駅へと下山した。
朝方はガスで覆われていた姿見池の遊歩道であったが、
今では空には晴れ間が広がり、大勢の観光客で賑わっていた。
この時期のロープウェイ利用者は旭岳への登山者よりも遊歩道歩き目的の観光客の方が圧倒的に多いようだ。
朝はガラガラだったロープウェイも、今はほぼ満員状態。
観光客で満員ロープウェイの中、登山者風体は私一人だけ、
という浮きまくりな状況の中、麓のロープウェイ駅まで戻った。
12時を過ぎた頃にロープウェイ駅の駐車場に到着。
朝はガスに覆われており見えなかったが、今は駐車場からも旭岳の山頂がはっきり見える。
まさか、ここまで天気が良くなるとは思わなかった。
駐車場を出発してからも、旭岳の元を去りがたく思ってしまい、
何度もパーキングで停車しては振り返り、その山容を眺めつつ、大雪山を後にした。
見る方向によってガラリと印象が変わる旭岳山頂、
爆裂火口の御鉢平、
秘境感ある中岳温泉、
そして裾合平のチングルマの大群落、
見どころが多い山だった。
しかし、今回歩いたのは「大雪山系」と呼ばれる広大な山域の一端に過ぎず。
そう何度も訪れる事が出来る場所では無いが、もっとこの山域を歩いてみたくなった。
大雪山を発った後は、旭川、士別を経由し西へ向かう。
直線道路の多い北海道の中では数少ない峠道の国道239号線霧立峠のワインディングを楽しみながらを西に向かい、
やがて風車の立ち並ぶ苫前町、そして海に出る。
その後はひたすら海沿いの国道を北上。
夕刻、海が赤く染まりだした頃に天塩町の鏡沼キャンプ場に到着する。
テントを張った後は、近くの港で夕日を鑑賞。
夕日に染まる空の向こうにはうっすらと、
今回ツーリングの最後の目的地である利尻富士が見えていた。
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旭岳、天気が回復して良かったですね！
ガスが晴れてくる時のワクワク感、いいですよね。
書かれているようにカラフルな山肌だなと思い写真を見てました。
花の絨毯、綺麗で自分も見た気分にさせてもらいました。
登山道の横の温泉、自分も同じようなところを知っていますがまだ入ったことがありません。
疲れがとれるなら次は足湯だけでも！
停滞日は体力回復を考えると行程中に少しはあったほうがいいのでしょうか？
お店の定休日は残念でしたが･･･（自分もやっちゃいます）
山行記録以外のところも興味深く読んでいます。
次回は念願の利尻富士ですね。楽しみです。
眺望は無いだろう、と諦め半分で登っていたので晴れてきた時は歓喜状態でしたよ
その後はずっと快晴が続き、最後まで素晴らしい景色を堪能できました。
足湯、かなり効果はありましたよ。
おかげでもう一周出来そうなくらいの気分で下山しました。
たぶん、気がするだけで、実際やったらへばってしまうでしょうけど
今回のように長期になると毎日移動では辛くなるので、3日に一度くらいは停滞日として観光にあてる事にしてます。
今回は丁度良い休養タイミングで雨になりました。
さて、次回最終回は、念願の利尻富士・・・
の予定でしたが、実は天候が悪く利尻登山は中止となりました
最終回は別の山のレコになりますが、どの山かは・・・
次回のお楽しみ、という事で
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