小辺路ハイク(高野山から熊野本宮まで)


- GPS
- 19:59
- 距離
- 72.6km
- 登り
- 4,261m
- 下り
- 4,757m
コースタイム
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:50
- 山行
- 9:33
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 9:58
天候 | 2日ともよい天気でした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 熊野本宮から新宮駅までバス、そこからJRで大阪方面へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
いくつか峠を越えるルートですが、標識はしっかり整備されてます。自分的迷ったポイントは、(1)三浦峠を南に下り車道に出てからまたトレイルに入るところ、(2)果無峠を抜けて川沿いの道に出たあと、中辺路と合流する最後のトレイルに入るところ、の2つです。車道が絡むので標識少なく見落としも多くなりそう。怪しかったらGPSで現在位置確認しましょう。。 人里を通るルートだからか、携帯(ドコモ回線)は比較的よく入った印象です。大股、三浦でも4Gばっちり。 |
その他周辺情報 | 【宿泊】 野迫川周辺…ホテルのせ川、萱小屋跡、伯母子岳避難小屋 三浦周辺…民泊岡田をはじめいくつか同様の施設があるよう 果無周辺…昴の郷 【温泉】 本宮周辺には川湯温泉、湯の峰温泉、渡瀬温といった温泉が点在。川湯温泉と湯の峰温泉には公衆浴場もアリ。川湯温泉では冬季、仙人風呂(要水着)が作られます。 |
写真
感想
年末年始の休みを使って今回は小辺路を歩きました。昨年GWに大峰奥駈をやって以来2度目の紀伊山地縦走。高野山から本宮までの南下ルートです。
初日は高野山極楽橋からスタート。難波を始発で出て7時過ぎに着きます。寒かった…不動坂を登ると体が暖まってくる。女人堂を過ぎると山道から一転、大きな門前町の趣に。高野山周辺を歩くだけでも楽しそう。
その後、ろくろ峠に出てからずんずんと南下。軽トラくらいなら通れそうな平坦な道で、薄峠を越えて大滝へ。小さな集落のようで、数軒といったところ?ここで声をかけてもらったお父さんと立ち話。伯母子岳あたりの雪を心配してくれ、三浦周辺で泊まる予定と話すと、岡田さんという方が民泊やってると教えてくれました。
大滝からちょっと登ると高野龍神スカイラインに出ます。りっぱな車道で、ところどころ眺望も得られます。それほど交通量は多くなかったですが、車には要注意…スカイラインからいったん水ヶ峰のトレイルに入り集落跡(当時は巡礼客だけでなく生活物資の輸送路としても使われて往来多かったよう)を通ると林道に出ます。このあたり大股まではトレイル率低めかも。
大股からは伯母子岳の登りが始まります。ジグザグを切って稜線に出るとしばらくなだらかな尾根道になり、檜峠あたりからまた斜度がきつく。伯母子岳頂上付近は雪がうっすらついてました。伯母子峠から山頂までは往復20分くらい?だがその価値は十分あります。昨年通った大峰奥駈の核心部も含めほぼ360度、ぐるりと見渡せます。
三浦の集落に下りたのが17時頃。前述岡田さんのところも当たってみたのですが、ちょっと予算オーバーだったので諦めてツエルト泊に。廃校になった小学校の敷地で張っていいとのことでした。が、そのあと寒さを心配した岡田さんが見にきて、すこしおまけしていただけるとのことなのでありがたく泊まることにしました。部屋は昨年改装したばかりだそうで非常にきれい。台所も使えてお風呂も入れます。お世話になりましたー!夕食は持参のインスタントラーメンとアルファ米。
翌朝4時起床で5時過ぎ出発。岡田さんの敷地すぐに吊り橋がかかってて(これも教えてくれた)、そこから三浦峠の登りへ。朝イチでなかなかこたえますが、道は整備されてて歩き易い。峠には林道が通っており東屋あり。テン泊の方がいてて、「昨晩はそんな寒くなかった。厳冬期装備だったのでむしろ暑かった」と。この方も、翌日天気崩れるのを嫌ってこの日のうちに本宮まで行くと言ってました。
峠から下りていくあたりでだいぶ明るくなってきました。ぐんぐん下っていったん舗装路まで出ますが、そのあとトレイルに入ったり出たりします。標識見落とさぬよう…国道425号に出たらしばらくロードです。山間の集落をいくつか抜けていく1車線の道で、ふだんも交通量は多くなさそう。昴の郷まで行くと小辺路を示す大きな標識が出てきます。それに従って昴の郷の敷地の外れから小さなトンネルを抜けるといったん車道に。標識通り右に折れるとすぐに吊り橋があるのでそこから果無峠のトレイルに入ります。このあたり自分はちょっとわかりづらかった…
石畳を登り果無の集落を抜けるとトレイルになり、天水田までくると果無山が目前に現れる。そこそこ疲れてくるころだし、マジかと思いました。。観音堂を過ぎてグッと登ると果無峠。果無山は往復10分かからないくらい?眺めはあんまりないです。
この日のうちに本宮から紀伊田辺まで出たかったので下りは急ぎ目。よく登られる山らしく、数人いました。果無峠のトレイルには33体の石仏が祀られていて、良いペースメーカーになってくれます。八木尾まで下りたら十津川沿いに車道を行きます。途中ちょっとわかりづらい箇所あり、GPSに頼りました。
いよいよ最後のトレイルは三軒茶屋跡から。フィナーレにぴったりの穏やかなトレイルを行きます。本宮裏手に着いたのは14時頃。おつかれさまでした!
せっかくなんで、本宮にお参りし、一度入ってみたかった川湯温泉を堪能したあと、紀伊田辺に行こうと乗ったバスが本宮行きだったのはびっくり…結局紀伊田辺に行けず、本宮の宿に電話かけまくった挙句、ようやく押さえたのは新宮の宿。。寒いバスターミナルで缶ビールを飲みながら居合わせた南アフリカ?の人とあーだこーだと熊野古道話をしたのは楽しかったです。。新宮行き最終バスに乗り慣れてないバスを使うときは面倒でも運転手に行き先告げたほうが良いですね。
年末年始だと高山は雪で難しく、低山で降雪少ないところを長く歩こうと小辺路を選びましたが、今年はうまいこと雪もほぼなく、ロングトレイルを堪能しました。舗装路区間もありますが、昔からの道が現役で使われてると思うといいものです。最後に大ポカやらかしたものの、楽しい2dayハイクになりました。
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