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Yamareco

記録ID: 2028134
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

剱岳/別山尾根より

2019年09月13日(金) 〜 2019年09月15日(日)
 - 拍手
loon_nz その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
--:--
距離
20.8km
登り
1,883m
下り
1,896m

コースタイム

1日目
山行
3:49
休憩
0:19
合計
4:08
8:30
55
室堂バスターミナル
9:25
9:33
122
11:35
11:46
52
2日目
山行
8:45
休憩
2:15
合計
11:00
5:14
5:25
32
5:57
6:01
72
7:13
7:20
143
9:43
10:50
67
11:57
12:02
99
13:41
13:47
33
14:20
14:33
32
15:05
15:27
12
15:39
剱沢キャンプ場
3日目
山行
4:38
休憩
0:42
合計
5:20
6:28
74
剱沢キャンプ場
7:42
8:05
79
9:24
9:30
42
10:12
10:25
83
雷鳥沢キャンプ場
11:48
室堂バスターミナル
初日のみ概ね標準所要時間どおり。
2日目、3日目は母に合わせてかなりゆとりをもったペース配分です。
別山尾根は僅かなミスでも重大な事故に繋がるので、
余裕のある行程で臨むことがいつも以上に重要と思います。
天候 13日:曇りのち晴れ、14日:晴れ、15日:晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
立山駅付近、無料駐車場を利用しました。
コース状況/
危険箇所等
別山尾根は周知のとおり転滑落注意
その他周辺情報 直帰しました。
予約できる山小屋
雷鳥沢ヒュッテ
剱澤小屋
剣山荘
やってきました、立山黒部アルペンルート・立山駅。
母は初めてですが、自分は3年前に馬場島から室堂まで縦走して以来2回目です。

登山の前にまずは室堂まで移動します。
室堂まではケーブルカーとバスを乗り継ぎます。
(立山 〜 室堂 : 大人往復4,310円)
1
やってきました、立山黒部アルペンルート・立山駅。
母は初めてですが、自分は3年前に馬場島から室堂まで縦走して以来2回目です。

登山の前にまずは室堂まで移動します。
室堂まではケーブルカーとバスを乗り継ぎます。
(立山 〜 室堂 : 大人往復4,310円)
7:00 ケーブルカーにて立山駅出発
7:07 美女平着

7:15頃 待つ間もなく臨時便の高原バスにて美女平出発
1
7:00 ケーブルカーにて立山駅出発
7:07 美女平着

7:15頃 待つ間もなく臨時便の高原バスにて美女平出発
8:00頃 室堂バスターミナル着

自身、3年ぶりの室堂でしたが到着時はどん曇り。
母にとっては初めての立山室堂ですが、剱ということで少々緊張しているよう。


8:30頃 室堂(2,430m)より登山開始

室堂周辺の石畳はやはり登山靴では歩きにくく疲れます。
8:00頃 室堂バスターミナル着

自身、3年ぶりの室堂でしたが到着時はどん曇り。
母にとっては初めての立山室堂ですが、剱ということで少々緊張しているよう。


8:30頃 室堂(2,430m)より登山開始

室堂周辺の石畳はやはり登山靴では歩きにくく疲れます。
8:41 ミクリガ池(2,430m)

晴れていれば美しいミクリガ池も曇天では冴えません。
下山する2日後に期待して先へ進みます。
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8:41 ミクリガ池(2,430m)

晴れていれば美しいミクリガ池も曇天では冴えません。
下山する2日後に期待して先へ進みます。
血の池を回り込む辺りから下りに掛かります。
血の池も曇天では血の色に見えません。
2日後にはここを登り返さなくてはいけないことをあらかじめ母に伝えておきました。

高曇りなので正面には立山がよく見えています。
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血の池を回り込む辺りから下りに掛かります。
血の池も曇天では血の色に見えません。
2日後にはここを登り返さなくてはいけないことをあらかじめ母に伝えておきました。

高曇りなので正面には立山がよく見えています。
眼下に雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。
ここからまだしばらく階段道の下りが続きます。
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眼下に雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。
ここからまだしばらく階段道の下りが続きます。
9:25 雷鳥沢キャンプ場(2,277m)到着

金曜なのでテン場はガラガラの状態。
ここからいよいよ本格的な登りとなるので、小休止を入れておきます。

9:33 出発
9:25 雷鳥沢キャンプ場(2,277m)到着

金曜なのでテン場はガラガラの状態。
ここからいよいよ本格的な登りとなるので、小休止を入れておきます。

9:33 出発
橋を渡って少し大日側へ歩いたところが雷鳥坂への分岐です。
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橋を渡って少し大日側へ歩いたところが雷鳥坂への分岐です。
雷鳥坂

ここは自分も初めて歩きましたが、なかなかしんどい登り。
約1ヶ月ぶりのテント泊装備ということもあったかもしれません。
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雷鳥坂

ここは自分も初めて歩きましたが、なかなかしんどい登り。
約1ヶ月ぶりのテント泊装備ということもあったかもしれません。
雷鳥坂を登っていると、徐々に晴れ間が広がってきました!
室堂周辺の景観に母も満足そうです。
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雷鳥坂を登っていると、徐々に晴れ間が広がってきました!
室堂周辺の景観に母も満足そうです。
西側には奥大日がよく見えてきました。
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西側には奥大日がよく見えてきました。
上方は同じような光景が続くので、雷鳥坂は長く感じます。
でも空模様は完全に回復傾向でテンション上がります。
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上方は同じような光景が続くので、雷鳥坂は長く感じます。
でも空模様は完全に回復傾向でテンション上がります。
11:36 劔御前小舎(2,750m)到着

雷鳥坂を登り切って剱御前小舎に着きました。
初日の登りはこれで終わりです。

11:46 劔御前小舎出発
1
11:36 劔御前小舎(2,750m)到着

雷鳥坂を登り切って剱御前小舎に着きました。
初日の登りはこれで終わりです。

11:46 劔御前小舎出発
剱岳の雄姿!

剱御前小舎からは剱の雄姿を存分に眺めながらの下りとなります。
明日のアタックを前にして、母は剱を見てやや緊張気味。
見た目にはどこから登るのかという感じだけど、しっかりしたルートはあると伝え、少しでも不安を払しょくできるよう努めます。
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剱岳の雄姿!

剱御前小舎からは剱の雄姿を存分に眺めながらの下りとなります。
明日のアタックを前にして、母は剱を見てやや緊張気味。
見た目にはどこから登るのかという感じだけど、しっかりしたルートはあると伝え、少しでも不安を払しょくできるよう努めます。
別山への分岐を過ぎる頃には、今回2泊する剱沢キャンプ場がよく見えてきます。
1
別山への分岐を過ぎる頃には、今回2泊する剱沢キャンプ場がよく見えてきます。
12:39 剱沢キャンプ場(2,520m)

ここでテントを張ることにしました。
室堂より約4時間。途中からは好天になってきて、良い道のりでした。
母にはゆっくりしていてもらい、自分はテント泊の受付。そして設営を行います。
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12:39 剱沢キャンプ場(2,520m)

ここでテントを張ることにしました。
室堂より約4時間。途中からは好天になってきて、良い道のりでした。
母にはゆっくりしていてもらい、自分はテント泊の受付。そして設営を行います。
遂にやってきました剱沢!
剱岳の雄姿にあおいとひなたも喜んでいるようです。

この日は午後もかなり長い時間、剱がしっかりと見えていました。
母もしっかりと昼寝をして、明日に備えることが出来ました。
なお母もヤマノススメが大好きで、BDで繰り返し観ています。
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遂にやってきました剱沢!
剱岳の雄姿にあおいとひなたも喜んでいるようです。

この日は午後もかなり長い時間、剱がしっかりと見えていました。
母もしっかりと昼寝をして、明日に備えることが出来ました。
なお母もヤマノススメが大好きで、BDで繰り返し観ています。
夕刻頃にはテントの数もだいぶ増えてきました。
初日の夕食はレトルトカレー。何度か失敗しましたが、今回はメスティンで美味しく炊けました。
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夕刻頃にはテントの数もだいぶ増えてきました。
初日の夕食はレトルトカレー。何度か失敗しましたが、今回はメスティンで美味しく炊けました。
残照の剱

剱アタックに備えて19時までには就寝。
テント内は月明りで明るい夜でした。
1
残照の剱

剱アタックに備えて19時までには就寝。
テント内は月明りで明るい夜でした。
3:00 起床

いよいよ剱へ向かう日がやってきました。
自分も普段の単独行にはない緊張感がありました。

朝食は自分はシリアル、母はパンで済ませます。

4:39 剱沢キャンプ場(2,520m)出発

まだ夜が明けきらない頃剱沢を出発。
3年前に一度、逆向きで歩いたルートを注意深く剣山荘へ向けて進みます。

5:14 剣山荘(2,470m)

剣山荘に着く頃にはヘッドライトが不要なくらい明るくなってきました。
小休止を入れてから、一服剱へ向けて登り始めます。
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3:00 起床

いよいよ剱へ向かう日がやってきました。
自分も普段の単独行にはない緊張感がありました。

朝食は自分はシリアル、母はパンで済ませます。

4:39 剱沢キャンプ場(2,520m)出発

まだ夜が明けきらない頃剱沢を出発。
3年前に一度、逆向きで歩いたルートを注意深く剣山荘へ向けて進みます。

5:14 剣山荘(2,470m)

剣山荘に着く頃にはヘッドライトが不要なくらい明るくなってきました。
小休止を入れてから、一服剱へ向けて登り始めます。
先は長いのでいつもよりゆっくりめに登るようにと伝えます。
一服剱までは大した難所はありません。
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先は長いのでいつもよりゆっくりめに登るようにと伝えます。
一服剱までは大した難所はありません。
5:36 ご来光

鹿島槍のそばから朝日が昇ってきました。
鹿島槍も素晴らしい山なので、そのうち母を連れて行きたいところです。
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5:36 ご来光

鹿島槍のそばから朝日が昇ってきました。
鹿島槍も素晴らしい山なので、そのうち母を連れて行きたいところです。
少しだけクサリ場も出てきますが、まずはお試しといった感じでまだ難しいところではありません。
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少しだけクサリ場も出てきますが、まずはお試しといった感じでまだ難しいところではありません。
朝日を浴びながら一服剱へ向けてあと一息。
朝日を浴びながら一服剱へ向けてあと一息。
5:59 一服剱(2,618m)

順調に一服剱に到着。でもここからが別山尾根の核心ですが。
圧倒的な存在感でそびえる前剱。手前のコルからの標高差は240m余。
剱岳はあの前剱の更に遥か後方にあるとあらかじめ伝えておきます。
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5:59 一服剱(2,618m)

順調に一服剱に到着。でもここからが別山尾根の核心ですが。
圧倒的な存在感でそびえる前剱。手前のコルからの標高差は240m余。
剱岳はあの前剱の更に遥か後方にあるとあらかじめ伝えておきます。
前剱の登りはザレて足場が悪い区間が長く続き、見た目にもしんどい局面。
とにかくマイペースでゆっくりと登るよう伝えます。
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前剱の登りはザレて足場が悪い区間が長く続き、見た目にもしんどい局面。
とにかくマイペースでゆっくりと登るよう伝えます。
連続するクサリ場を慎重に越えていきます。
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連続するクサリ場を慎重に越えていきます。
登り詰めていくほどに急坂となる前剱。
母の様子を見ながら、適度に休憩を挟みつつ登っていきます。
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登り詰めていくほどに急坂となる前剱。
母の様子を見ながら、適度に休憩を挟みつつ登っていきます。
だいぶ登った頃、一旦尾根直上に出ました。
振り返ると剱沢の景観が見事ですが、かなり高度感のある場所で母は周囲の風景を楽しむ余裕がないようです。
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だいぶ登った頃、一旦尾根直上に出ました。
振り返ると剱沢の景観が見事ですが、かなり高度感のある場所で母は周囲の風景を楽しむ余裕がないようです。
前剱まであと少し。一歩一歩集中して登り詰めていきます。
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前剱まであと少し。一歩一歩集中して登り詰めていきます。
7:14 前剱頂上(2,813m)

一服剱から1時間15分掛けてようやく前剱到着。
遂に眼前に大きく見えてきた剱岳。
日頃しっかり体力づくりしているし、自分もフォローするので大丈夫と元気付けて先へ進みます。
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7:14 前剱頂上(2,813m)

一服剱から1時間15分掛けてようやく前剱到着。
遂に眼前に大きく見えてきた剱岳。
日頃しっかり体力づくりしているし、自分もフォローするので大丈夫と元気付けて先へ進みます。
前剱からしばらくは例外的に穏やかな道のりが続きますが…
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前剱からしばらくは例外的に穏やかな道のりが続きますが…
7:31 橋を渡る(2,800m)

岩の間に架けられた橋。別山尾根の登りは初めての自分は見たことがない場所です。
橋を慎重に渡って、右側へ岩場をトラバースしていきます。
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7:31 橋を渡る(2,800m)

岩の間に架けられた橋。別山尾根の登りは初めての自分は見たことがない場所です。
橋を慎重に渡って、右側へ岩場をトラバースしていきます。
段差の大きなところで母は苦戦し、自分は前から足場を指示します。
ここをはじめとして、後続の方にも手助けいただいてクリアした場面が数箇所ありました。この場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
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段差の大きなところで母は苦戦し、自分は前から足場を指示します。
ここをはじめとして、後続の方にも手助けいただいてクリアした場面が数箇所ありました。この場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
小刻みにアップダウンを繰り返しつつ、次第に剱に接近していきます。
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小刻みにアップダウンを繰り返しつつ、次第に剱に接近していきます。
クサリ場が多数ありますが、母はしっかりとした三点支持で越えていきます。
地元の雪彦山や六甲の荒地山などでだいぶ岩場に慣れたようです。
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クサリ場が多数ありますが、母はしっかりとした三点支持で越えていきます。
地元の雪彦山や六甲の荒地山などでだいぶ岩場に慣れたようです。
前剱を過ぎると登って下っての繰り返し。
自分は3年前に別山尾根を下りで歩いてますが、下りも楽ではありませんでした。
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前剱を過ぎると登って下っての繰り返し。
自分は3年前に別山尾根を下りで歩いてますが、下りも楽ではありませんでした。
岩稜の向こうに遂にカニのたてばいが見えてきました。
自分もカニのたてばいは初めて。よこばいはあっけなく終わったけどたてばいは遠目に見る限りはなかなか険しそう。
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岩稜の向こうに遂にカニのたてばいが見えてきました。
自分もカニのたてばいは初めて。よこばいはあっけなく終わったけどたてばいは遠目に見る限りはなかなか険しそう。
母はカニのたてばいを前に緊張気味。三点支持で普段どおり越えていこうと声を掛けておきます。

カニのたてばいに辿り着くまでも気を抜くところはありません。
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母はカニのたてばいを前に緊張気味。三点支持で普段どおり越えていこうと声を掛けておきます。

カニのたてばいに辿り着くまでも気を抜くところはありません。
8:39 カニのたてばい(2,830m)

いよいよカニのたてばい直下までやってきました。
約2、30mの見上げるばかりの絶壁。普段の単独行ならわくわくするところですが、これは母にはなかなかの難所となりそうと気を引き締めます。
8:39 カニのたてばい(2,830m)

いよいよカニのたてばい直下までやってきました。
約2、30mの見上げるばかりの絶壁。普段の単独行ならわくわくするところですが、これは母にはなかなかの難所となりそうと気を引き締めます。
最初はそれほど急ではありませんでしたが、
岩場を回り込んだところから垂直に近い岩肌を登っていきます。
自分が少し先を登って、上から指示を出していきます。
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最初はそれほど急ではありませんでしたが、
岩場を回り込んだところから垂直に近い岩肌を登っていきます。
自分が少し先を登って、上から指示を出していきます。
8:56 カニのたてばいの垂直の登りを終える(2,860m)

ようやく最大の難所を越えました。トラバースを終えると、安定した足場に着くのでほっと一息付けます。
母も居合わせたパーティーの方々と会話を交わして、リラックス出来たようです。
自分も本当にホッとしました。
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8:56 カニのたてばいの垂直の登りを終える(2,860m)

ようやく最大の難所を越えました。トラバースを終えると、安定した足場に着くのでほっと一息付けます。
母も居合わせたパーティーの方々と会話を交わして、リラックス出来たようです。
自分も本当にホッとしました。
9:03 (2,870m)

カニのたてばいは越えましたが、剱の山頂は見上げる岩稜のまだ先。
技術的に難しいところはもうありませんが、この先でも段差の大きな箇所があって、母にとっては通過に一苦労でした。
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9:03 (2,870m)

カニのたてばいは越えましたが、剱の山頂は見上げる岩稜のまだ先。
技術的に難しいところはもうありませんが、この先でも段差の大きな箇所があって、母にとっては通過に一苦労でした。
カニのよこばいへ向かう下りルートと合流して再び尾根直上へ。
見上げるとまだ標高差はありますが次第に地形が穏やかになってきて、山頂への接近を感じさせられます。
この先、山頂まではもう難所は無いと母を元気付けて登ります。
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カニのよこばいへ向かう下りルートと合流して再び尾根直上へ。
見上げるとまだ標高差はありますが次第に地形が穏やかになってきて、山頂への接近を感じさせられます。
この先、山頂まではもう難所は無いと母を元気付けて登ります。
9:36 早月尾根分岐点(2,960m)

遂に3年前に登った早月尾根との分岐点を過ぎました!
もう山頂はすぐそこ。母も疲れながらもしっかりした足取りで登っていきます。
2
9:36 早月尾根分岐点(2,960m)

遂に3年前に登った早月尾根との分岐点を過ぎました!
もう山頂はすぐそこ。母も疲れながらもしっかりした足取りで登っていきます。
山頂までもうちょっとだから頑張って!
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山頂までもうちょっとだから頑張って!
9:43 剱岳山頂(2,999m)到着!!

母にとって宿願だった剱岳!
本当によく頑張ってくれました!
自分も3年ぶり2度目の剱ですが、今回は母を伴っての最高の登頂となりました。
3
9:43 剱岳山頂(2,999m)到着!!

母にとって宿願だった剱岳!
本当によく頑張ってくれました!
自分も3年ぶり2度目の剱ですが、今回は母を伴っての最高の登頂となりました。
母に休んでもらっている間に、あおいとひなたも剱に登頂です!
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母に休んでもらっている間に、あおいとひなたも剱に登頂です!
快晴の下での最高の山頂でのひと時となりました。
遠く富士山までしっかりと見えていました。来年にはまた富士山へ行ってみたい気がします。
快晴の下での最高の山頂でのひと時となりました。
遠く富士山までしっかりと見えていました。来年にはまた富士山へ行ってみたい気がします。
三等三角点「剱岳」
「剱岳・点の記」で描かれた有名な三角点。母と共に忘れずにタッチしておきます。

居合わせた方々と会心の登頂を分かち合った後、名残惜しいですが山頂を後にします。
母には下りこそ細心の注意をと繰り返し伝えておきます。

10:30 剱岳山頂出発
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三等三角点「剱岳」
「剱岳・点の記」で描かれた有名な三角点。母と共に忘れずにタッチしておきます。

居合わせた方々と会心の登頂を分かち合った後、名残惜しいですが山頂を後にします。
母には下りこそ細心の注意をと繰り返し伝えておきます。

10:30 剱岳山頂出発
さよなら剱岳。また来る日まで。
次は早月尾根をピストンで歩きたい気がします。
さよなら剱岳。また来る日まで。
次は早月尾根をピストンで歩きたい気がします。
カニのよこばいまでは比較的緩やかな下りが続きます。
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カニのよこばいまでは比較的緩やかな下りが続きます。
10:53 カニのよこばい(2,890m)

短いトラバースですが、細心の注意を払って通過。核心部では写真は撮っていません。
よこばいのほうは母も意外にあっけなく感じたようです。
10:53 カニのよこばい(2,890m)

短いトラバースですが、細心の注意を払って通過。核心部では写真は撮っていません。
よこばいのほうは母も意外にあっけなく感じたようです。
11:57 前剱の門(2,770m)

下りも気の抜けないアップダウンが続きます。集中力を切らさないように休み休み進みます。
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11:57 前剱の門(2,770m)

下りも気の抜けないアップダウンが続きます。集中力を切らさないように休み休み進みます。
数多くある登り返し。前回はテント泊装備でしんどかった。
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数多くある登り返し。前回はテント泊装備でしんどかった。
もうすぐ前剱。大日方面は雲が上がってきています。
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もうすぐ前剱。大日方面は雲が上がってきています。
12:19 前剱付近

前剱頂上直下で小休止。この後、前剱からの下りでの事故が多いので、最大限注意するよう母に念を押します。
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12:19 前剱付近

前剱頂上直下で小休止。この後、前剱からの下りでの事故が多いので、最大限注意するよう母に念を押します。
前剱大岩(2,720m)

足場が悪くて滑りやすい急坂が続きます。集中力が切れないように息を整えつつ下りていきます。
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前剱大岩(2,720m)

足場が悪くて滑りやすい急坂が続きます。集中力が切れないように息を整えつつ下りていきます。
遥か眼下に一服剱。手前のコルに下り立つまではとにかく気が抜けない下りです。
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遥か眼下に一服剱。手前のコルに下り立つまではとにかく気が抜けない下りです。
要注意の前剱からの下りも無事に乗り切りました。

2,570mコルにて小休止。母もだいぶ足に疲れが溜まってきているようでした。
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要注意の前剱からの下りも無事に乗り切りました。

2,570mコルにて小休止。母もだいぶ足に疲れが溜まってきているようでした。
一服剱への約50mの登り返し。
しんどくてもここを耐えなければ剱沢へ戻れません。
あとしばらく頑張って!
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一服剱への約50mの登り返し。
しんどくてもここを耐えなければ剱沢へ戻れません。
あとしばらく頑張って!
13:42 一服剱(2,618m)

なんとか登り返して、一服剱に到着。
下ってきた前剱を見上げてほっと一息付けます。
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13:42 一服剱(2,618m)

なんとか登り返して、一服剱に到着。
下ってきた前剱を見上げてほっと一息付けます。
でもテントが待っている剱沢まではまだ遠く、休憩も程々にして出発します。
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でもテントが待っている剱沢まではまだ遠く、休憩も程々にして出発します。
眼下には剣山荘が見えてきました!
これまでよりは穏やかな下りですが、最後まで気を抜かないように声掛けします。
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眼下には剣山荘が見えてきました!
これまでよりは穏やかな下りですが、最後まで気を抜かないように声掛けします。
14:20 剣山荘(2,470m)

一服剱からゆっくり下って、ようやく剣山荘到着。
剱沢までまだそれなりに距離があるので、とりあえず大休止です。
水がだいぶ減っていたのでここで必要量を補給しました。
母はさっそく地元の山友達の方々への登頂連絡で忙しそうです。
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14:20 剣山荘(2,470m)

一服剱からゆっくり下って、ようやく剣山荘到着。
剱沢までまだそれなりに距離があるので、とりあえず大休止です。
水がだいぶ減っていたのでここで必要量を補給しました。
母はさっそく地元の山友達の方々への登頂連絡で忙しそうです。
14:33 剣山荘出発

メールはそこそこにしてもらって、まだ先があるからと休憩を切り上げて出発します。
剱沢まではまだそれなりに歩き応えがあって、疲れた足には厳しいところ。
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14:33 剣山荘出発

メールはそこそこにしてもらって、まだ先があるからと休憩を切り上げて出発します。
剱沢まではまだそれなりに歩き応えがあって、疲れた足には厳しいところ。
3年前は残雪を横切った記憶がありますが、この時期になると雪を踏むところはありません。
母はだいぶくたびれてきているので、小休止を挟みつつゆっくりと進みます。
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3年前は残雪を横切った記憶がありますが、この時期になると雪を踏むところはありません。
母はだいぶくたびれてきているので、小休止を挟みつつゆっくりと進みます。
15:07 剱澤小屋(2,460m)

最後の枯れ沢を登ってようやく剱澤小屋に到着!
剱に登ってきたことが、母にとってまだ実感が湧いてこないようで、半分は夢心地のような気持ちだったようです。

剱沢キャンプ場には売店が無いので、剱澤小屋で飲み物などを補給しようと思っていました。
お茶やコーラを買いたかったのですが、連休で品薄らしく宿泊客以外は購入できませんでした。ここでは母が剱の山バッジのみ購入しました。
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15:07 剱澤小屋(2,460m)

最後の枯れ沢を登ってようやく剱澤小屋に到着!
剱に登ってきたことが、母にとってまだ実感が湧いてこないようで、半分は夢心地のような気持ちだったようです。

剱沢キャンプ場には売店が無いので、剱澤小屋で飲み物などを補給しようと思っていました。
お茶やコーラを買いたかったのですが、連休で品薄らしく宿泊客以外は購入できませんでした。ここでは母が剱の山バッジのみ購入しました。
一般登山者が登る山としては日本最難関といわれる山を登り終えて、あおいとひなたも満足そうです。
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一般登山者が登る山としては日本最難関といわれる山を登り終えて、あおいとひなたも満足そうです。
15:28 剱澤小屋出発

しばらく足を休ませた後、いよいよ最後の登りに掛かります。
母もなんとか頑張ってゆっくりと登っていきます。
1
15:28 剱澤小屋出発

しばらく足を休ませた後、いよいよ最後の登りに掛かります。
母もなんとか頑張ってゆっくりと登っていきます。
15:39 剱沢キャンプ場(2,520m)

遂に剱沢キャンプ場へ戻ってきました!
行動時間約11時間。母は本当によく頑張りました!お疲れさま!
母からは登らせてもらったとお礼を言われて嬉しかったです。

ほぼ1日ぶりに戻ってくると、テントの数がすごく増えていました!好天の連休ならではの光景でしょう。

テントに戻ってしばらく身体を休ませた後、この日の夕食はラーメン。
二人で美味しく頂きました。

やや夕食が遅くなったこともあって、19時30分頃に就寝。
剱岳登頂の念願が叶った母はよく眠れたようです。
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15:39 剱沢キャンプ場(2,520m)

遂に剱沢キャンプ場へ戻ってきました!
行動時間約11時間。母は本当によく頑張りました!お疲れさま!
母からは登らせてもらったとお礼を言われて嬉しかったです。

ほぼ1日ぶりに戻ってくると、テントの数がすごく増えていました!好天の連休ならではの光景でしょう。

テントに戻ってしばらく身体を休ませた後、この日の夕食はラーメン。
二人で美味しく頂きました。

やや夕食が遅くなったこともあって、19時30分頃に就寝。
剱岳登頂の念願が叶った母はよく眠れたようです。
4:00 起床

いつもの自分のペースよりは少し遅めの起床としました。
朝食は昨日と同じくシリアルとパン。

5時半過ぎに剱に朝日が当たり始めました。
昨日登ったばかりの剱を見て、母も感慨深そうです。
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4:00 起床

いつもの自分のペースよりは少し遅めの起床としました。
朝食は昨日と同じくシリアルとパン。

5時半過ぎに剱に朝日が当たり始めました。
昨日登ったばかりの剱を見て、母も感慨深そうです。
最終3日目、剱沢での最後の朝の空気は格別でした。
最終3日目、剱沢での最後の朝の空気は格別でした。
ようやく準備万端整い、名残惜しいですが剱沢を後にします。
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ようやく準備万端整い、名残惜しいですが剱沢を後にします。
6:27 剱沢キャンプ場出発

ラジオ体操が流れる中出発。
母には室堂に戻るまでの道のりも楽ではないとあらかじめ伝えてあります。
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6:27 剱沢キャンプ場出発

ラジオ体操が流れる中出発。
母には室堂に戻るまでの道のりも楽ではないとあらかじめ伝えてあります。
7:04 別山分岐点(2,630m)

母は昨日の疲れが色濃く残っているため、とにかくゆっくりめで登ります。
剱沢から剱御前小舎まで約1時間の登り。別山分岐点で一息入れます。

7:10 出発
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7:04 別山分岐点(2,630m)

母は昨日の疲れが色濃く残っているため、とにかくゆっくりめで登ります。
剱沢から剱御前小舎まで約1時間の登り。別山分岐点で一息入れます。

7:10 出発
ゆっくりめの足運びでも次第に着実に小さくなっていく剱。
母は2年前に登った槍、昨年登った富士山はまた行きたがっていますが、剱は1回登れてもう充分だそうです。
ゆっくりめの足運びでも次第に着実に小さくなっていく剱。
母は2年前に登った槍、昨年登った富士山はまた行きたがっていますが、剱は1回登れてもう充分だそうです。
剱は本当に見飽きないです。できれば3年前と同じく別山から眺めたかったですが、母の疲れ方を見て今回は最短ルートでの下山としました。
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剱は本当に見飽きないです。できれば3年前と同じく別山から眺めたかったですが、母の疲れ方を見て今回は最短ルートでの下山としました。
7:43 剱御前小舎(2,750m)到着

1時間10分ほどで剱御前小舎に辿り着きました。
これで今日一つめの登りは終了。下りに掛かる前に一息入れていきます。
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7:43 剱御前小舎(2,750m)到着

1時間10分ほどで剱御前小舎に辿り着きました。
これで今日一つめの登りは終了。下りに掛かる前に一息入れていきます。
やや雲が多かった一昨日とは一変、快晴の空の下でまだ遠い室堂が見えています。
あそこへのしんどい登り返しが最後に残っていると繰り返し伝えておきます。
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やや雲が多かった一昨日とは一変、快晴の空の下でまだ遠い室堂が見えています。
あそこへのしんどい登り返しが最後に残っていると繰り返し伝えておきます。
8:11 剱御前小舎出発

下りは3年前と同様に大日へ向かう稜線を下ります。
立山から大日までの絶景に囲まれて、最高に気持ちよい稜線ですが、
疲れた足での下りということで、母には気を抜かないよう注意喚起を繰り返します。
今回はとにかく転倒させず無傷で下山させたいと気を配りました。
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8:11 剱御前小舎出発

下りは3年前と同様に大日へ向かう稜線を下ります。
立山から大日までの絶景に囲まれて、最高に気持ちよい稜線ですが、
疲れた足での下りということで、母には気を抜かないよう注意喚起を繰り返します。
今回はとにかく転倒させず無傷で下山させたいと気を配りました。
ゆっくりでもやはり下りは早く、眼下には新室堂乗越辺りの草原が見えてきました。
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ゆっくりでもやはり下りは早く、眼下には新室堂乗越辺りの草原が見えてきました。
9:30 稜線を離れる(2,370m)

ここで稜線を外れて雷鳥沢キャンプ場へ向かいます。
正面にキャンプ場が見えてきますが、こちらも剱沢同様に多くのテントで埋め尽くされています。
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9:30 稜線を離れる(2,370m)

ここで稜線を外れて雷鳥沢キャンプ場へ向かいます。
正面にキャンプ場が見えてきますが、こちらも剱沢同様に多くのテントで埋め尽くされています。
ザレて滑りやすい下りが続くのでゆっくりと慎重に。
ザレて滑りやすい下りが続くのでゆっくりと慎重に。
木道が出てくると雷鳥沢キャンプ場まであと少し。
それと同時に最後の登り返しも目立って見えてきました。
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木道が出てくると雷鳥沢キャンプ場まであと少し。
それと同時に最後の登り返しも目立って見えてきました。
10:01 雷鳥沢キャンプ場への橋を渡る(2,260m)

川原に出てきて、母は顔を洗ってリフレッシュ。
一息入れた後でキャンプ場へ向かいます。

10:08 出発
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10:01 雷鳥沢キャンプ場への橋を渡る(2,260m)

川原に出てきて、母は顔を洗ってリフレッシュ。
一息入れた後でキャンプ場へ向かいます。

10:08 出発
10:13 雷鳥沢キャンプ場(2,277m)

好天の3連休に相応しい賑わいある光景です。
テン場の中で再度小休止を入れ、最後の登りに備えます。
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10:13 雷鳥沢キャンプ場(2,277m)

好天の3連休に相応しい賑わいある光景です。
テン場の中で再度小休止を入れ、最後の登りに備えます。
3年前の縦走の終わりにめちゃくちゃしんどかった登り返し。
地形図で見ると室堂までの標高差は150mほどですが、とにかく石畳の階段はしんどく感じます。
母にもあらかじめ最後がしんどいと繰り返し伝え、気持ちの準備だけは出来ているはず。
登らないと室堂へ登れないので頑張るしかないのですが。
3年前の縦走の終わりにめちゃくちゃしんどかった登り返し。
地形図で見ると室堂までの標高差は150mほどですが、とにかく石畳の階段はしんどく感じます。
母にもあらかじめ最後がしんどいと繰り返し伝え、気持ちの準備だけは出来ているはず。
登らないと室堂へ登れないので頑張るしかないのですが。
最初の登り返しをどうにか終えると、雷鳥沢キャンプ場が一望の下。
この辺りは火山性のガスも漂ってきます。
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最初の登り返しをどうにか終えると、雷鳥沢キャンプ場が一望の下。
この辺りは火山性のガスも漂ってきます。
続いて血の池への第二の登り返し。
もうちょっとだから頑張って!
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続いて血の池への第二の登り返し。
もうちょっとだから頑張って!
11:12 血の池(2,380m)

天気が良いとやはり血の色に見える血の池。
母も山行ついでの地獄巡りを楽しんでいました。

血の池を過ぎると大きな登り返しはほぼ終わりです。
室堂へ近付くにつれて観光客と登山者で遊歩道が混み合ってきます。
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11:12 血の池(2,380m)

天気が良いとやはり血の色に見える血の池。
母も山行ついでの地獄巡りを楽しんでいました。

血の池を過ぎると大きな登り返しはほぼ終わりです。
室堂へ近付くにつれて観光客と登山者で遊歩道が混み合ってきます。
11:40 ミクリガ池(2,430m)

人が途切れる合間に撮影した1枚。
一昨日は曇りで冴えなかったミクリガ池は美しい光景を魅せてくれました。
登山の大きな利点として、ついでに観光も出来てしまうところかと思います。
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11:40 ミクリガ池(2,430m)

人が途切れる合間に撮影した1枚。
一昨日は曇りで冴えなかったミクリガ池は美しい光景を魅せてくれました。
登山の大きな利点として、ついでに観光も出来てしまうところかと思います。
行く手には室堂バスターミナルが近付いてきました。
剱沢からの山旅もまもなく終わり。今回ばかりは安堵の気持ちのほうが大きかった…。
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行く手には室堂バスターミナルが近付いてきました。
剱沢からの山旅もまもなく終わり。今回ばかりは安堵の気持ちのほうが大きかった…。
11:48 室堂(2,430m)到着!

多くの人で賑わう室堂に遂に到着!お疲れさまでした!
疲れているはずの母も後ろに写り込みたいと言って、あおいとひなたの後ろに紛れてくれています。
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11:48 室堂(2,430m)到着!

多くの人で賑わう室堂に遂に到着!お疲れさまでした!
疲れているはずの母も後ろに写り込みたいと言って、あおいとひなたの後ろに紛れてくれています。
やや雲が沸いてきてましたが、最後の最後まで青空の下での素晴らしい山行となりました。




母と共に剱の余韻に浸りながら、下りの高原バスに乗り込みます。
ターミナルは混み合っていましたが、増便を出してくれてましたのでそれほど待たずに乗車出来ました。

バスに乗り込むとすぐ曇天に。この日は山より下界のほうが天気が悪かったようです。
母はバスの車窓から剱を見て、次第に登頂の実感が湧いてきたことでしょう。

美女平でも待ち時間無く、すぐにケーブルカーに乗り換えることが出来ました。
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やや雲が沸いてきてましたが、最後の最後まで青空の下での素晴らしい山行となりました。




母と共に剱の余韻に浸りながら、下りの高原バスに乗り込みます。
ターミナルは混み合っていましたが、増便を出してくれてましたのでそれほど待たずに乗車出来ました。

バスに乗り込むとすぐ曇天に。この日は山より下界のほうが天気が悪かったようです。
母はバスの車窓から剱を見て、次第に登頂の実感が湧いてきたことでしょう。

美女平でも待ち時間無く、すぐにケーブルカーに乗り換えることが出来ました。
立山黒部アルペンルート・立山駅

立山駅の前で母も山旅の終わりを惜しんでいるようです。
剱登頂は母にとっても一生心に残る山行となったようで、ガイドの自分としても本当に良かったと充実感でいっぱいです。
そして何より、二人ともケガ一つなく下山出来たことが何よりでした。

乗り換えが順調だったこともあって、室堂から1時間ほどで下界へ下りてきました。
久しぶりの下界は曇りということもあって暑さも控えめでした。

駐車場へ戻って、いつものようにテントを干してから出発。
長野まで北アルプスを回り込んで約4時間の帰途に就きました。
剱の余韻に包まれて、山談義が尽きなかったことはいうまでもありません。
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立山黒部アルペンルート・立山駅

立山駅の前で母も山旅の終わりを惜しんでいるようです。
剱登頂は母にとっても一生心に残る山行となったようで、ガイドの自分としても本当に良かったと充実感でいっぱいです。
そして何より、二人ともケガ一つなく下山出来たことが何よりでした。

乗り換えが順調だったこともあって、室堂から1時間ほどで下界へ下りてきました。
久しぶりの下界は曇りということもあって暑さも控えめでした。

駐車場へ戻って、いつものようにテントを干してから出発。
長野まで北アルプスを回り込んで約4時間の帰途に就きました。
剱の余韻に包まれて、山談義が尽きなかったことはいうまでもありません。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも サンダル ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS アマチュア無線機 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ 一眼レフカメラ 広角ズームレンズ 望遠ズームレンズ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット 三脚 熊鈴 折畳みイス ねんどろいど(あおい・ひなた)

感想

昨年来より母の目標の山が剱となり、なんとしてでも無事故で登頂させなければと願っていました。最近、天気との巡り合わせが良くなかったですが、予定していた連休と久しぶりに天候が噛み合い幸運でした。

別山尾根の険しい登下降に、自分としても普段の単独行以上に心身ともに疲れました。
でもその分無事の登頂、そして下山した時の安堵感、充実感は、なかなか得られないものでした。
念願の剱には無事に登頂出来ましたが、今後とも安全第一で色んな山へ母をガイド出来ればと改めて思います。

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コメント

摩耶山さん歩です
お便りをありがとうございます。
感動ですね
荒々しい岩場をお二人で
登りくだられ
達成感は
とても大きかったことでしょうね。
本当におめでとうございます
新しいパソコンに
ヤマコレ登録してなくて
あらためてパソコンより
コメント書かさていただきますね
2019/9/22 4:47
摩耶山さん歩
丸山公園の日の出を見に行ってきました。
雨はまだ降っていません。
最近お天気が当たらないこと多いですね。
やぁ、、 ほんとにお疲れさまでした。
母上様は達成感がすごかったでしょうね。
剣岳に行きたいと思われることが素晴らしいです。

どの写真も 素敵です。
臨場感にあふれています。
ぎざぎざのお山は 登ると必ずくだりがありますね。
ガラガラの下りは 緊張されたことでしょうね。

カニの縦ばいには 鉄杭がうってあるのですね。
よく、、この山に 登山ルートをつけられたものだと
感心します。

ルーンさんの アシストは最高ですから、
母上様も ルーンさんを信頼して 登られたことでしょう。
うらやましい限りです。
下山後の 室堂への登り きつかった記憶があります。
剣御前へ上っただけですが あそこが一番の私の難所でした。
(⌒∇⌒)

帰路の運転もあり 体力がないとなかなかできないですね。
素晴らしいです。
素敵な景色をシェアーしていただきまして。
本当にありがとうございました。

何度も見ほれましたよ。ありがとうございました。
2019/9/22 7:22
Re: 摩耶山さん歩
摩耶山さん歩さん、ありがとうございます!

母共々無事に行ってまいりました。
母にとって今年最も重要な剱への登山に、最高の天候に恵まれて本当に良かったです。
剱へ安全に登るには2泊3日は必要と思っていますので、この天気の巡り合わせは幸運でした。

剱登頂から1週間経って、ようやく母も実感が湧いてきたようです。
母にとって本当に普段の登山とは別次元、別世界の光景だったでしょう。

今回、改めて実感しましたが、単独行とパーティー行とでは全く勝手が違いますね。
自分には何でもないところが、母にとっては難所だったところがいくつも。
とにかく別山尾根ではミスが即滑落に繋がるので、母を見ていて本当に気が休まりません。
コースタイムは殊に別山尾根では個人差が大きいのがよく分かりました。
別山尾根のピストンで11時間掛かるのは想像をかなり越えていました。

カニのたてばいは鉄杭があるから登れるんですね。
「点の記」で別山尾根からの登頂を断念したのがよく分かります。
普段の単独行ならただ楽しかったで終わる場面でしょうけど、
母が登り終えるまで本当に長く感じましたよ。

母にとっては段差が大きいところが苦手で、後続の方にアシストいただいてクリア
出来たところも数箇所ありました。居合わせた方々にも感謝です。

3年前に縦走した時も最後の室堂への登りが本当にしんどかったです。
あの石畳の階段道はある意味、劔以上に難所かなと思います。

運転は自分にとって楽しみでもあるので、本当に苦にならないんですよ。
行く先々で初めて運転する道路が多いのでいつも新鮮です。

摩耶山さん歩さんは13年前に剱御前まで行かれたんですね!
剱が見える角度が少し違いますね。自分はまだ剱御前へ行ったことがないです。
またいずれ立山、大日方面へ行きたいと思いますので、剱御前も温めておきます。

hino_yamaさん、そして摩耶山さん歩さん、いつもご覧いただきまして感謝です。
本当にありがとうございました。
2019/9/22 15:54
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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