記録ID: 1855720
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山滑走
白馬・鹿島槍・五竜
白馬岳/白馬大雪渓滑降!
2019年05月18日(土) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- --:--
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,811m
- 下り
- 1,814m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白馬尻から下では融雪が進んでおり滑走不可、または不適。 大雪渓はまだまだ残雪豊富。大きなデブリは白馬尻周辺のみ。 |
その他周辺情報 | 自分は直帰しましたが、白馬村には日帰り温泉多数。 おびなたの湯、みみずくの湯、八方の湯など選択肢豊富です。 猿倉から最寄で道筋にある、おびなたの湯が野趣溢れる露天風呂でお薦めです。 |
写真
〈 猿倉〜白馬尻までの行程 〉
2:17 猿倉無料駐車場(1,230m)出発
今日は午後から天候が微妙なようで、いつもよりやや早い出発としました。
事前の下調べどおり、猿倉荘を経由せずに駐車場から林道へ入ります。
2:35 鑓温泉分岐(1,310m)
林道の雪は下部は完全に融けている区間が長いです。途中からは雪はあっても滑って楽しくなさそうでした。
長走沢の渡渉でスキーブーツが浸水!後で気付きましたが少しだけ上流側で渡渉すると良いようです。
白馬尻より少し下で通過注意の小さな沢がありました。この日はまだスノーブリッジで渡れました。この沢の少し手前で12本爪アイゼンを装着。
4:00 白馬尻小屋(1,540m)※当写真
無雪期に歩いたことのあるルートとはいえ、やはり白馬尻に着くとほっとします。
小屋が立つと思われる場所は除雪され、工事用機材がおいてあります。
大雪渓に入る前に小休止を入れました。
2:17 猿倉無料駐車場(1,230m)出発
今日は午後から天候が微妙なようで、いつもよりやや早い出発としました。
事前の下調べどおり、猿倉荘を経由せずに駐車場から林道へ入ります。
2:35 鑓温泉分岐(1,310m)
林道の雪は下部は完全に融けている区間が長いです。途中からは雪はあっても滑って楽しくなさそうでした。
長走沢の渡渉でスキーブーツが浸水!後で気付きましたが少しだけ上流側で渡渉すると良いようです。
白馬尻より少し下で通過注意の小さな沢がありました。この日はまだスノーブリッジで渡れました。この沢の少し手前で12本爪アイゼンを装着。
4:00 白馬尻小屋(1,540m)※当写真
無雪期に歩いたことのあるルートとはいえ、やはり白馬尻に着くとほっとします。
小屋が立つと思われる場所は除雪され、工事用機材がおいてあります。
大雪渓に入る前に小休止を入れました。
白馬大雪渓はもう暑いと感じるほどの日差しですが、下界は雲海に覆われています。
そして大雪渓を歩いていると石がゴロゴロしてるのが目に付きました。
山スキーの先輩からスキーは雪渓用とそれ以外の2本あるのが望ましいと聞いていましたが直に見て納得でした。
この石の量は滑ってて避けようがないなと覚悟しました。
そして大雪渓を歩いていると石がゴロゴロしてるのが目に付きました。
山スキーの先輩からスキーは雪渓用とそれ以外の2本あるのが望ましいと聞いていましたが直に見て納得でした。
この石の量は滑ってて避けようがないなと覚悟しました。
適当にトレースを拾いながら、ようやく白馬岳頂上宿舎が間近に見えるまで登ってきました。
稜線が近付くにつれてよく締まった雪になってきました。
この時間から滑降されているグループも見られましたが、まだまだ雪は硬そうです。
稜線が近付くにつれてよく締まった雪になってきました。
この時間から滑降されているグループも見られましたが、まだまだ雪は硬そうです。
残雪期の杓子、白馬鑓の眺望!この辺りは夏にはお花畑だったはず。
そして付近からは蛙のような鳴き声が聞こえるなと思ったら、やはり今年初めて雷鳥を見ました!夏道の周囲に居ました。
一眼レフに付けてるレンズは広角なので、雷鳥の写真は他の方にお任せして自分は目に焼き付けておきます。
そして付近からは蛙のような鳴き声が聞こえるなと思ったら、やはり今年初めて雷鳥を見ました!夏道の周囲に居ました。
一眼レフに付けてるレンズは広角なので、雷鳥の写真は他の方にお任せして自分は目に焼き付けておきます。
白馬岳山頂でのあおいとひなた。
自分も初めて来た時は今も続く高校以来の友人と一緒でした。
因みに何故遠路はるばる白馬岳へ来ることになったかというと、小蓮華山の尾根道の光景をエンディングに使っていたN〇Kドラマ「坂の上の雲」がきっかけ。
人生の転機はいつどんな形で巡ってくるか分かりません。
自分も初めて来た時は今も続く高校以来の友人と一緒でした。
因みに何故遠路はるばる白馬岳へ来ることになったかというと、小蓮華山の尾根道の光景をエンディングに使っていたN〇Kドラマ「坂の上の雲」がきっかけ。
人生の転機はいつどんな形で巡ってくるか分かりません。
雪質や感覚を確かめつつ最初は慎重に滑降開始。
白馬岳頂上宿舎を過ぎる頃にはもう雪が緩んで重くなってきました。
朝から日当たり良好な東向き斜面だから緩むのが早い。
更にもう少し降りたところで急激に暑くなって、防寒着代わりのレインウェアを脱ぎました。
白馬岳頂上宿舎を過ぎる頃にはもう雪が緩んで重くなってきました。
朝から日当たり良好な東向き斜面だから緩むのが早い。
更にもう少し降りたところで急激に暑くなって、防寒着代わりのレインウェアを脱ぎました。
白馬尻の少し上までデブリに邪魔されずに滑降出来ました♪
滑ってて気持ち良かったけど、何回かコンと石に当たる音がして後で滑走面を見たら細かい傷が…。仕方ないけど現行のものは雪渓用として、ハイシーズン用にもう1本スキーが必要なようです。次の冬までに無用の長物となってる基礎用の板を処分して少しでも足しにします。
白馬尻が近付くと右岸側でトラバースに入ってデブリを極力回避しました。
滑ってて気持ち良かったけど、何回かコンと石に当たる音がして後で滑走面を見たら細かい傷が…。仕方ないけど現行のものは雪渓用として、ハイシーズン用にもう1本スキーが必要なようです。次の冬までに無用の長物となってる基礎用の板を処分して少しでも足しにします。
白馬尻が近付くと右岸側でトラバースに入ってデブリを極力回避しました。
13:12 白馬尻小屋出発
今は何もないけど、夏になると立派な小屋が立ちます。
ここから下はナイトハイクで登ってきたので、明るい時間帯に通過するのは初めてとなります。
一旦スキーを履いたものの、白馬尻から少し滑っただけでシートラに切換。
もう歩いて下りるほうが楽で安全と判断しました。
今は何もないけど、夏になると立派な小屋が立ちます。
ここから下はナイトハイクで登ってきたので、明るい時間帯に通過するのは初めてとなります。
一旦スキーを履いたものの、白馬尻から少し滑っただけでシートラに切換。
もう歩いて下りるほうが楽で安全と判断しました。
鑓温泉分岐まで下りると、待望の猿倉駐車場までもうすぐ!
スキーブーツで延々と林道を歩いて下るのは想像以上に疲れるものでした…。
下りの林道歩きが疲れるのは通常の登山と全く同じです。
もう少し早く来ていれば駐車場まで滑って下りれたのですが。
今年のGWは異例に長かったので帰省に充てたけど、来年は山スキーで連休を過ごしたいなと思いました。
スキーブーツで延々と林道を歩いて下るのは想像以上に疲れるものでした…。
下りの林道歩きが疲れるのは通常の登山と全く同じです。
もう少し早く来ていれば駐車場まで滑って下りれたのですが。
今年のGWは異例に長かったので帰省に充てたけど、来年は山スキーで連休を過ごしたいなと思いました。
14:39 猿倉無料駐車場(1,230m)到着
林道歩きが終わってほっとしました!
登山口には滔々と水が流れる溝があって、スキーブーツの土を落とせます♪
スキーとアイゼンを外すなどの手間を含めて、白馬尻から1時間半ほども掛かりました。
今日の核心は林道下りの区間だったかもしれません。
でもそれはおいといて、初めての白馬大雪渓での滑降は本当に大満足でした!
針ノ木雪渓と並んで白馬大雪渓もこの時期には毎年来ることになると思います。
林道歩きが終わってほっとしました!
登山口には滔々と水が流れる溝があって、スキーブーツの土を落とせます♪
スキーとアイゼンを外すなどの手間を含めて、白馬尻から1時間半ほども掛かりました。
今日の核心は林道下りの区間だったかもしれません。
でもそれはおいといて、初めての白馬大雪渓での滑降は本当に大満足でした!
針ノ木雪渓と並んで白馬大雪渓もこの時期には毎年来ることになると思います。
装備
個人装備 |
山スキー
ポール
スキーアイゼン
ブーツ
長袖シャツ
タイツ
ズボン
スキー用靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
ネックウォーマー
薄手のビーニー
ザック
12本爪アイゼン
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
アマチュア無線機
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
サングラス
タオル
カメラ
三脚
ねんどろいど(あおい・ひなた)
|
---|
感想
山スキーを始めてから4ヶ月後に白馬岳へ登ることになるとは想像していませんでした。
雪山登山を始めた昨年に続いて、2018-2019シーズンは山スキーによって更に新たな世界が広がりました。
白馬大雪渓は夏に軽アイゼンで登った時も感動しましたが、山スキーで滑降出来たことも自分にとって夢のような体験でした。
今後とも体力づくりを重ねて、安全に登山、そしてスキーを出来るようにしたいです。
白馬大雪渓はシーズンの締め毎に訪れる場所になりそうです!
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わぁー!
もう100人を超える方が すでに見ておられますね。
初アルプスが 白馬だったのですね。
数年後まさか 山スキーで リトライになられるとは、
ご本人も 考えておられなかったのでは。
雪渓が超有名なところなので みなさん興味をそそられたのでしょうね。
山頂もきちっと踏まれて すてきな展望を シェアーしていただき、
ありがとうございます。
早い出発は 雪が緩む具合も 予定にいれておられたのでしょうね。
日の出がすばらしいですね。
さすがに ロングコースで登りは 板をザックに取りつけて歩かれた。
しかし 準備は ストック アイゼン 靴に着けるアイゼン
スキー用アイゼン シールと 沢山準備品がありますね。
う、、ん すごいなぁーー。
もう白馬山荘は空いていて
春山登山の ハイカーが大勢おられるのですね。
一度体験してみたいものですがはてさてです。
とりあえず 夏から!(笑)
ありがとうございました。
mayasanpoさん、さっそくご覧いただきまして、ありがとうございます!
針ノ木登頂で満足してたら白馬大雪渓に行きそびれるところでした。
多くの方のレポを拝見して、自分も行けそうと判断しました。
自分も少し前まで白馬大雪渓をスキーで滑るという概念が無かったです。
滑走日数を重ねるにつれて、山スキーの要領をだいぶ掴んできてからの挑戦なので、
シーズンの締めくくりにもちょうど良かったです。
滑降だけが目的ならあえて山頂を踏みに行くこともないのですが、
白馬岳は自分にとって初アルプスの山でもありますし外せませんでした。
土曜日は昼からちょっと天候が微妙で直前まで行けるかどうか予報を注視していました。
結局、昼過ぎには下山する見通しで超早発しました。
白馬尻までナイトハイクとなりましたが、そのおかげで登りでの暑さも抑えられ、
雪が比較的締まった状態で登ることも出来ました。
山スキーは道具も技術も、雪山登山とスキーの双方を駆使します。
自分にとってスキー歴のほうが登山歴よりも古いので、山スキーもすんなり使えてます。
その代わりに山道具を揃えるのに相当出費が嵩みましたが…。
白馬山荘は登山口の猿倉への除雪が終わるGWに合わせて小屋開きとなるようですね。
頂上山荘はもう少し後のようです。
mayasanpoさんも夏にはぜひいずれ夏の大雪渓を登ってみてくださいね!
時間的に多分山頂でお会いした方かと思います。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1852138.html
予想通り、午後早いうちに東面からガスが出てきましたね。私も白馬鑓東面はやめて大雪渓から降りました。良いコンディションでしたね。お疲れ様でした。
時間的に間違いなく山頂でお会いしていますね!
シーズン終盤にお互い良い日となりましたね。お疲れさまでした。
山行記録を拝見しました。清水谷の滑降、魅入ってしまいますね。素晴らしいです!
鑓温泉方面も興味があります。来年、好天の日にぜひ滑ってみたいです。
ありがとうございました。
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