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記録ID: 1848044
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ハイキング
磐梯・吾妻・安達太良

急登続きの兜山

2019年05月12日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
3.8km
登り
586m
下り
592m

コースタイム

日帰り
山行
2:04
休憩
0:34
合計
2:38
9:20
76
スタート地点
10:36
11:10
48
11:58
ゴール地点
天候 晴れだけど朝から空気が霞んでいた。
過去天気図(気象庁) 2019年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
途中、分岐が2つある。説明に乏しくて間違えやすい。
あと杉の林内を移動するためか花粉症の恐れありかも。
綱木地区に行くのに間違って小野川温泉側に向かってしまい、山道に突入して修正した。峠を越えると、ユニークな形の山が見えた。
綱木地区に行くのに間違って小野川温泉側に向かってしまい、山道に突入して修正した。峠を越えると、ユニークな形の山が見えた。
綱木川ダムの”おしょうしな湖”から遠くの兜山を撮る。
綱木川ダムの”おしょうしな湖”から遠くの兜山を撮る。
かつての宿場町、綱木地区を通過して駐車場へ。かなり広い。背中側に分校跡があり、そのグラウンドだったらしい。贅沢に感じる。
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かつての宿場町、綱木地区を通過して駐車場へ。かなり広い。背中側に分校跡があり、そのグラウンドだったらしい。贅沢に感じる。
綱木川橋を渡って登山開始。最初は杉の林内を進む。距離2kmで580mほど登るので、結構な直登コースなことを覚悟する。
綱木川橋を渡って登山開始。最初は杉の林内を進む。距離2kmで580mほど登るので、結構な直登コースなことを覚悟する。
作業用道路を往く途中、ハリギリを見つけた。
作業用道路を往く途中、ハリギリを見つけた。
幼いタラノキの芽も見つけた。ほかコシアブラ、アイコ、ミズがあった(私は登山中に山菜は採らない主義)。
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幼いタラノキの芽も見つけた。ほかコシアブラ、アイコ、ミズがあった(私は登山中に山菜は採らない主義)。
兜山の登山道には分岐が2箇所ある。最初は右を行く。
兜山の登山道には分岐が2箇所ある。最初は右を行く。
15分ほどで作業用道路の終点に着く。
15分ほどで作業用道路の終点に着く。
スミレの花に出会った。道中、盛んに見られた。
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スミレの花に出会った。道中、盛んに見られた。
2回目の分岐。これは左を行く。標柱がたぶんクマに壊されている。
2回目の分岐。これは左を行く。標柱がたぶんクマに壊されている。
右と左で植生が全く違う。分岐後はこのように杉とブナ林の境目をトラバースする行程に変わる。
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右と左で植生が全く違う。分岐後はこのように杉とブナ林の境目をトラバースする行程に変わる。
杉林を過ぎた。緩い登りが続く。ここまで下りや水平の道が全くない。常に登っている。
杉林を過ぎた。緩い登りが続く。ここまで下りや水平の道が全くない。常に登っている。
よく分からないけど「紀州の風」と書いてあるテープ。ここから先はグチャグチャした沢を登る。
よく分からないけど「紀州の風」と書いてあるテープ。ここから先はグチャグチャした沢を登る。
沢を登り切り、振り返って一息つく。右端に向かいの山が見える。これも確か1100mくらいあったので、頂上までまだまだ。
沢を登り切り、振り返って一息つく。右端に向かいの山が見える。これも確か1100mくらいあったので、頂上までまだまだ。
一時的な杉林が表れ、急登となる。ギザギザの落ち葉が滑り止めになって助かった。
一時的な杉林が表れ、急登となる。ギザギザの落ち葉が滑り止めになって助かった。
続いて様々な広葉樹の急登。こちらは滑りがち。息切れを防ぐため、足を高く上げず小刻みに進む。
続いて様々な広葉樹の急登。こちらは滑りがち。息切れを防ぐため、足を高く上げず小刻みに進む。
杉と広葉樹の急登を登り切って振り返る。この地点で標高970mくらいだった。直後、最初のロープ場がある。
杉と広葉樹の急登を登り切って振り返る。この地点で標高970mくらいだった。直後、最初のロープ場がある。
すぐに尾根に出て向こう側の景色が飛び込んでくる。ここは鞍部で、右側にさらなる急登部分が待ち構えている。
すぐに尾根に出て向こう側の景色が飛び込んでくる。ここは鞍部で、右側にさらなる急登部分が待ち構えている。
右に左にロープが張られ、最後の200mを一気に登る。やがてヒメコマツの樹林帯に変わっていく。
右に左にロープが張られ、最後の200mを一気に登る。やがてヒメコマツの樹林帯に変わっていく。
タムシバの花が出迎えてくれた。高度が上がって、背後では朝日や栂峰や吾妻の一部が見え始めた。
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タムシバの花が出迎えてくれた。高度が上がって、背後では朝日や栂峰や吾妻の一部が見え始めた。
無事に登頂を果たした。最後の最後で、いきなり樹々に邪魔されない光景になって驚いた。
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無事に登頂を果たした。最後の最後で、いきなり樹々に邪魔されない光景になって驚いた。
真北の眺め。左側の白いのが朝日連峰。右側は雲。空気が霞んで白鷹丘陵や月山は見えない。この方向からだと、祝瓶山が横を向いているように感じた。
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真北の眺め。左側の白いのが朝日連峰。右側は雲。空気が霞んで白鷹丘陵や月山は見えない。この方向からだと、祝瓶山が横を向いているように感じた。
北東部分。左奥に薄く蔵王連峰。手前に移って栗子山塊。画像中央の突出部分は茂庭・七ツ森(1219m)か。その右が平坦な栗子山と尖がった杭甲山。
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北東部分。左奥に薄く蔵王連峰。手前に移って栗子山塊。画像中央の突出部分は茂庭・七ツ森(1219m)か。その右が平坦な栗子山と尖がった杭甲山。
南東方向に吾妻連峰。ただし西大巓が樹に隠れて写せない。天元台スキー場が目線の高さに見えるのがなんか可笑しい(普段平地から見上げているので)。
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南東方向に吾妻連峰。ただし西大巓が樹に隠れて写せない。天元台スキー場が目線の高さに見えるのがなんか可笑しい(普段平地から見上げているので)。
真南。樹々に隠れた西大巓と、白布峠の東鉢山(とうばちやま:1512m)。この向こうに磐梯山があるハズだけど、兜山の標高が足りず見えない。手前の1318m峰もピラミダルで美しい形をしている。
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真南。樹々に隠れた西大巓と、白布峠の東鉢山(とうばちやま:1512m)。この向こうに磐梯山があるハズだけど、兜山の標高が足りず見えない。手前の1318m峰もピラミダルで美しい形をしている。
視線をずらして西側。兜山・栂峰・飯豊山も一直線の位置関係。よって飯豊も大部分が隠れる。でも画像中央にかなり薄く朳差岳の上部が写っている。右端に綱木川ダム。
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視線をずらして西側。兜山・栂峰・飯豊山も一直線の位置関係。よって飯豊も大部分が隠れる。でも画像中央にかなり薄く朳差岳の上部が写っている。右端に綱木川ダム。
山頂奥の展望地からさらに藪をこいで、吾妻連峰の巨大さを一望できるポイントを見つけた。一枚では収められない。
山頂奥の展望地からさらに藪をこいで、吾妻連峰の巨大さを一望できるポイントを見つけた。一枚では収められない。
今度は西大巓も含められる。手前の画像中央部分のピークは小東鉢(1305m)って名前がある。小東鉢・西大巓も一直線で、形も似ているため遠近法のお手本に思える。
今度は西大巓も含められる。手前の画像中央部分のピークは小東鉢(1305m)って名前がある。小東鉢・西大巓も一直線で、形も似ているため遠近法のお手本に思える。
この眺め下部分の、雪で削られた急斜面にゾッとした。
この眺め下部分の、雪で削られた急斜面にゾッとした。
高度感を意識して谷底から最奥の蔵王までを一枚に収めた図。中心を10秒くらい見つめていたら、頭がクラクラしてしまった。翌日、この方角で山火事が発生してヤフーニュースに載った。
高度感を意識して谷底から最奥の蔵王までを一枚に収めた図。中心を10秒くらい見つめていたら、頭がクラクラしてしまった。翌日、この方角で山火事が発生してヤフーニュースに載った。
タムシバの花が目線の高さで咲いていたのでどアップで撮った。
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タムシバの花が目線の高さで咲いていたのでどアップで撮った。
下りはず〜っと前のめりで膝や大腿部に負担を感じた。でも無事下山した。ありがとう、兜山! 次はキミより高いところからキミを見つけてみるね!
下りはず〜っと前のめりで膝や大腿部に負担を感じた。でも無事下山した。ありがとう、兜山! 次はキミより高いところからキミを見つけてみるね!
綱木川ダムから冒頭の山を撮る。戸倉山(663m)というらしい。米沢のプチ・マッターホルンと呼びたい。
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綱木川ダムから冒頭の山を撮る。戸倉山(663m)というらしい。米沢のプチ・マッターホルンと呼びたい。
兜山は遠くから見ても楽しい山。置賜を東西に移動していると、形が目まぐるしく変わる。まず川西から見ると後ろの東鉢山に隠れて見えない。吾妻の西にピークは一つ。
兜山は遠くから見ても楽しい山。置賜を東西に移動していると、形が目まぐるしく変わる。まず川西から見ると後ろの東鉢山に隠れて見えない。吾妻の西にピークは一つ。
東に移動すると、突然ニョキッと現れる。ピークが2つになる。よく見ると裾野まで三角が伸びていて名前のとおり兜っぽい。
東に移動すると、突然ニョキッと現れる。ピークが2つになる。よく見ると裾野まで三角が伸びていて名前のとおり兜っぽい。
吾妻連峰の形や迫力は平地のどこからでも変わらないけど、前衛峰の形や姿はよく変わる。山頂到達だけでなく、こういう変化も楽しみたい。
吾妻連峰の形や迫力は平地のどこからでも変わらないけど、前衛峰の形や姿はよく変わる。山頂到達だけでなく、こういう変化も楽しみたい。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 ザック 行動食 飲料 地図(地形図) ガイド地図(ブック) 携帯 タオル ツェルト

感想

吾妻連峰西の前衛峰である兜山に登ってきました。短距離直登コースという感じで、下りや水平部分が全くありませんでした。
踏み跡が明瞭なため、分岐を間違わなければ辿りやすい登山道です。
スギの林内や上部を歩いたため、下山後すぐに花粉症になりました。

会津街道や綱木地区は歴史に縁のある所で、上杉景勝・直江兼続に始まって、十返舎一九やら伊能忠敬やら吉田松陰やらの有名な人が通ったんだとか。
磐梯山の噴火によって路が廃れ、2009年の「天地人」によって再び脚光を浴び始めたとか…。
そういうのを振り返るのもいいかもしれません。

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