那須甲子縦走 (赤面山、三本槍岳、甲子山)


- GPS
- 08:37
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 1,669m
- 下り
- 1,650m
コースタイム
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 8:38
天候 | 晴れだが三本槍岳付近は雲 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的に分かり易いルートだが、自然の家周辺はルートが錯綜していて分かり難いところもある。基本的には赤面山のルートを追えば良かった。須立山の下りはかなりの急坂で、滑落と落石に要注意。甲子温泉からの車道歩きは長くて単調。アップダウンもあるので、自転車利用でも登りの漕ぎが発生する。周回ルートの場合、駐車スペースは他にもあってスタート地点を別の場所にもできるが、恐らく少年自然の家の駐車場がもっともキャパがあって確実。 |
写真
感想
那須甲子少年自然の家の駐車場には5時前に到着。当然まだ真っ暗。クルマの温度計は一桁前半だが、外に出ても意外に寒くない。食事と準備をし、ヘッドライトであたりを照らしながら行動開始。ライトは20分くらい使った。取りあえず施設の端の方を目指すと赤面山方面を示す道標を発見、以後それに従うも、ルートが入り組んでいて分かり難いところもあった。木々がなくて開けたところで日の出を迎える。この時期6時前にならないと完全には明るくならない。良く整備された無人の登山道を進む。紅葉は、期待していなかったが案外まだ残っていて、それでも標高を上げると落葉していた。10月末の那須では致し方ない。赤面山の手前まで来ると、どことなく見覚えのあるスキー場のリフトが目に入る。既に営業を止めたスキー場のゲレンデまできたことになる。赤面山まではもうすぐだし、この先は積雪期に何度も山スキーで来ているので見覚えがある箇所もあった。しかし、雪があるのとないのとではやはり雰囲気はだいぶ違う。先に進むと左手に那須連山が見える筈だが、今日は濃いガスがかかっていて眺められず。そうこうしているうちに赤面山の山頂に到着。割と呆気なかった。無雪期は初めて。展望は良いがやはり茶臼岳方向はガスの中だった。山頂でしばし休憩後に出発、一旦下ってから再度登る。清水平付近は濃いガスで何も見えず、写真も撮りようがない。ここまで今日は誰とも行き会わなかったが、那須の最高峰の三本槍岳はやはり人気と見えて、すれ違う人が出てきた。8:55に三本槍岳到着。見事に真っ白のガスの中。風が少し吹いていて寒いが、ジャケットなど羽織らずに休憩。時間が経過してもガスはなくなりそうもないので適当なところで北に向けて出発。少し下ると晴れてきた、というよりも三本槍岳周辺を覆っていた雲の下に出てきたようだ。三本槍岳から遠ざかれば遠ざかるほど天気が回復していった。左手には遠く下に鏡ヶ沼が見える。下に降りる道はあるが、結構下らされるので今回は上から眺めるだけ。縦走路に入ってからは天気は完全に回復。樹林もなく眺めは良い。須立山は眺め良し。が、甲子山方面へ下るルートはかなりの急坂で慎重に通過せざるを得なかった。こんな急な所はなかなかない。落石注意。下り切ってしばらくして坊主沼の避難小屋に到着。小屋の中に入って座って休憩。10年前にできたばかりでまだ外見も中身もきれいな小屋だった。小屋に来てしまったからなのか、坊主沼の沼自体は見られず。新道を歩いて登りこの日最後のピークの甲子山に到着。名前が素敵だ。ここも眺めは良い。前半の三本槍岳付近のガスさえなければ、今日は終日最高の展望を得られたのに、と若干心残り。ここで今日の行程の約2/3を終了、後は基本的には下って最後自然の家に向けて登りがある。猿ヶ鼻付近までは普通の登山道だったが、それ以降は地図にもあるように一気にジグザグに下る。それでも落ち葉などもあり膝に優しく歩き易い道だった。下りの途中からは国道を通る自動車の音が聞こえ、下界が近いことが分かる。甲子温泉まで降りてくると、旅館の敷地内を通って先に進む。国道はトンネルなので歩行者は危険極まりないと思うので、旧道を進む。クルマをとめるスペースはあったが数台程度。先はゲートが閉まっていて歩行者と自転車程度しか進めない。車道歩きは大概退屈だが、今日はあたりの紅葉がきれいで、始めのうちは案外楽しかった。が、やはり長くて最後の方は飽きてくる。アスファルト道路歩きは地味に足へのダメージも大きい。反対側のゲートを抜けると再び駐車場があった。ここにはトイレもあり、ここを起点としての周回もできそうに思った。国道まで急坂を登る。最後の最後に登りが待っている。もう9時間近く歩いていてペースは上げようがなく、慎重に進むのみ。国道を横切り自然の家を目指すが、やはりルートが交錯していてやや分かり難い。GPSと紙の地図をよく見て進む。しっかり登らされ、せっかく乾いて引いた汗を再度かくころに自然の家の建物が見えてきた。朝とは反対に方向に歩きクルマに戻って今日の行動終了。周りにクルマは増えていたが、登山者なのかここの関係者なのかは分からず。もしもう一回ここを縦走するなら、茶臼岳から入って甲子山まで是非抜けたいが、クルマの回収が無理そう。
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