鹿島槍ヶ岳


- GPS
- 35:16
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 2,334m
- 下り
- 2,334m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 8:31
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
|
---|
感想
鹿島槍ヶ岳は長野市からでも綺麗な双耳峰の山容が確認できる百名山
家族の中で娘だけが登ったことのない山だったので、家族みんなで今年登ることにした。
しかし妻と長男は別日程で旅行へ、残された次男坊は一度登った山には登りたくない!などと生意気な事を言い、どんなに誘っても乗り気にならないので一緒に行くのは諦め、娘と二人だけで登ることになった。
非常に登るのが遅い娘と二人だけで登ることには少々不安があるのだが、白馬三山の泊まりや唐松岳、白馬乗鞍岳も登っているし、先週は飯縄山にも登っているので何とかなるだろう。
コースはメジャーな柏原新道から種池山荘、爺ガ岳を経由して冷池山荘に宿泊し、翌朝に鹿島槍ヶ岳に登頂し、そのまま来たルートを戻り柏原新道を下る予定。
コースタイム的には一日目が6時間だが、二日目が9時間近くになるので少々不安だが、金曜日から出発することで一泊二日を二泊三日に変更することもできるようにゆとりを持っていくことにした。
柏原新道入口の駐車スペースは非常に少ないので、木曜日のうちに車で移動し車中泊をして登ることにした。
柏原新道登山口に駐車できなくても、扇沢駅の大駐車場までは15分程度の歩きでたどり着けるのだが、子ども連れということで少しでも体力を温存したい。
そして木曜日の夜、荷物を車に乗せ登山口を目指した。
目論み通り、登山道入り口の駐車場には1台しか車が停まっていないので難なく、駐車し、シートをフラットにして眠りにつく。
午前2時を過ぎると次々と車がやってきて駐車していく。車を停めるのはいいのだが明るい室内灯を点けて何かしているので、こちらは寝付けない。
せめてヘッデンで作業してくれと言いたかった。
うつらうつらと寝たり起きたりしているうちに夜が明けてきた。
睡眠は十分とは言えないが、眠気は感じないので大丈夫だろう。
団体のバスが来て活動し始めたおかげで娘も起きて活動開始となったのだが、いつものようにもたもたと朝食のパンを食べたり、着替えているうちに出発時間を大幅に過ぎてしまった。
5:50 当初予定の50分遅れで登山届を提出して出発だ。(標高1,350m)
柏原新道は登山口からケルンまでが結構な急坂
6:14 登り始めて直ぐに娘は文句のマシンガントークに突入、「つまんない!」、「帰る!」、「疲れる!」、「飯縄山より楽しくない!」、etc…
喋るのも疲れる元だと言ってもそんなことは馬耳東風、誰に似たんだか、文句は止まらない。
歩きはじめて30分過ぎると喋り疲れたようで次第に文句も言わなくなり、「ここで帰ってもいいけどどうする?」、「種池山荘まで行ってみようか?」と言ったところ、娘は小さく頷いた。
これならなんとかなりそうだと思い、娘のペースに合わせてゆっくりと登り続ける。
(標高約1,500m)
6:29 遠くは霞んでいるが、天気は上々、このままもってくれればありがたい。
(標高約1,580m)
6:38 八ツ見ベンチ到着(標高約1,630m)
6:41 そして休憩
まだまだ、急坂は続くが笑顔が出てきたので、この調子なら行けそうだ。
それにしても娘の歩みはマイペース、私が先行しても気にしない。
姿が見えなくなってようやく「お父さん!」と声を出す。そこで少し立ち止まって近づいてきたところで歩き出すと、「待ってよ!」
でも自分のペースは全く速める気配はない。
そんなやりとりをずっと続けながら、ゆっくりと、でも着実に登って行く。
7:10 注意看板、ここを過ぎるとケルンだ!(標高約1,770m)
こんなところで滑落するわけにいかないので、慎重に進んで、
後を見ると少々疲れ気味の娘がしっかりとついてきている。
眺めも良くなり、ようやく楽しく歩けるかな?
7:15 ケルン(標高約1,770m)に到着
登山口からここまでのコースタイムは1時間20分
対してうちらのここまでの所要時間は1時間25分、休憩時間を考えれば上出来だ。
ここまでは急登だったので脇の岩に座って10分ほど休憩、水分補給をしてから歩き出した。
7:43 駅見岬(標高約1,890m)
ここからは立山黒部アルペンルートの長野県側の入口の扇沢駅が良く見える。
娘もだんだんと景色が良くなってきたせいか、文句はあまり言わなくなった。
8:03 一枚岩(標高約1,980m)
8:26 種池山荘が見えてきた。とにかくあの山荘までは行ってみようと娘を鼓舞しながら前に進みます。
でも種池山荘の標高は2,450m、ここからだと標高差はまだ400mくらいあります!
8:34 石畳(標高約2,130m)
どうやってこの道を整備したのかは分かりませんが、大きな石が並べられていて歩きやすい場所でした。
8:42 水平道(標高約2,150m)
ここまで登ってくると登山道の傾斜はかなり緩くなるのだが、娘曰く「全然、水平じゃない!」
はい、ごもっともです…
8:49 包優岬(標高約2,200m)
いくつかの黄色い看板があるので子どもを登らせるにはリズムを取りやすいのですが、間隔が一定ではないので大人にとっては微妙なところです。
8:59 石ベンチ(標高約2,210m)
大きな石が数個置かれている石ベンチ
おじいちゃんおばちゃんの登山者と入れ替わりで休もうとすると、「娘さん、えらいねえと」言って、おじいさんから飴を一個いただきました。
ありがとうございます。後でゆっくりといただきます♪
9:05 さっきまで晴れていた稜線に雲が立ち込める。
雨を降らせるような雲ではないようだが、せっかくの山の景色が見えません。
9:08 アザミ沢(標高約2,220m)
9:10 黄金崎(こがねざき)
9:16 歩きやすい柏原新道の中で一番危険な場所が、このガラ場でしょう。
でも、一番危険と言っても、このとおりきちんと整備されているので、晴れていれば何の問題もないでしょう。
わずかに残る雪渓の横を通過しますが、
下さえ見なければ、うちの娘でもへっちゃらです。
9:29 富士見坂(標高約2,310m)
天気が良ければ富士山が見えるようですが、
振り返ってもこのとおり、富士山どころか北アルプスすら見えません。
この先で下りのおばちゃんたちにもうすぐ山荘だよと言われ、いい気になって進みますが、一向に山荘が見える気配はありません。
9:44 鉄砲坂(標高約2,380m)
久々の急坂が現れ、山荘目指して頑張って登りますが、「登っても登っても山荘なんか見えないじゃーん!」と娘はまたまたご立腹…
でも、その急坂を登る続けると、
9:51 急に視界が開けて、山荘の屋根が見えた!
9:54 そうなると途端に娘は元気になり、足の回転数の上がらないおいらを置き去りにしてとっとと山荘へ
9:56 予定より30分早く種池山荘(標高2,450m)に到着しました!
二人で記念撮影
娘のこの笑顔が親の原動力になります〜、来てよかった…
撮影後はお腹が空いたので、早めにお昼にします。
お昼は飽きもせず、カップラーメン!
標高差1,100mを登り切ったので、結構疲れてしまい、
景色を楽しんだり(立山方面)
これから向かう爺が岳を眺めたり、
ゆっくり休んでいたら、
50分も休んでしまいました!!
せっかく予定より早く来れたのに、余裕時間が無くなってしまいました。
_| ̄|○
種池山荘の周囲は曇っていますが、その上空は晴れていて居心地も良かったのですっかり長居してしまいましたが、本日の宿泊場所の冷池山荘までの道のりはまだまだあるのでそろそろ出発しましょう。
10:50 さっきまで見えていた爺が岳はすっかり雲の中
でも、爺が岳周辺は雷鳥が良く見られる場所なので、天気が悪くなるとみられる確率もアップするかも、そんな思いも秘めながらあの雲に向かって歩きます。
10:52 足元には盛りは過ぎましたが、高山植物が花を咲かせています。
これはチングルマとイワカガミかな?
11:04 時たま青空が見えるものの雲が多くて景色自体を楽しむには至らず
11:30 景色を楽しめないせいか、娘の歩みはだんだんと遅くなり、離れていく。
爺が岳の南峰は登頂をパスして、中峰を目指すころには稜線はすっかり雲の中
12:00 もしかしたら雷鳥見えるかもよーと娘に声を掛けても、歩みの速度は変わりなし。おいらの声が空しく響くだけ。
12:03 コマクサが見られるよーと声を掛けても反応なし。
仕方なく足を止め、暫し待つ。
合流したところで、これがコマクサだよ〜と説明しても、「ふーん」の一言のみ。
12:05 トウヤクリンドウの群生も、「写真撮っといてね」で終了
身体の疲れはともかく、眺めも良くないのでだいぶ不満そう。
12:25 そんな不機嫌な娘をなだめながら、登りつめた爺が岳の三角点にタッチ!
コースタイムで1時間の道のりを1時間35分もかかって到達したので、娘の機嫌がどんだけ悪かったか想像してもらえるでしょうか。
でも、爺ヶ岳の山頂に到達したので、
12:26 にっこりピースで決めてます!
そして、さっきカップラーメンを食べたばかりなのに、
カロリーメイトを食べて、ご満悦
山頂からの眺めは楽しめませんでしたが、食べたことで機嫌メーターも回復、雷鳥見るぞ!と気合を掛けながら、山荘へ急ぎます。
12:45 ここから先は下りがほとんどなので、余裕が出たのか自分で花の写真を撮りだした。
本当のことを言えば、娘になんて撮影させないで先を急いだ方が楽なのだが、機嫌を取ることを優先だ。
ミヤマキリンソウ?
シラネセンキュウかな?
イワツメクサ?
13:10 曇っているおかげて涼しいが、眺めが楽しめず。
雷鳥が登場してくれればうれしいんですが、一向に現れず。
13:24 冷池山荘が見え、テンションが上がるも、歩みはいたってマイペース
13:38 それでも爺ヶ岳の登りを思えば、一緒に歩けるから速いもんだ。
13:39 鹿島槍の頭がわずかに見え、この先の赤い岩で休憩し眺めを楽しもうとしたところでトラブル発生
13:49 その赤い岩での休憩を嫌がった娘が登山道を走って通過しようとして、大転倒!
幸い右ひざに擦過傷とおでこにたんこぶを作ったぐらいで済みましたが、本人は泣いて一気にテンションダウン…
その場所での休憩を嫌がっていたものの、けがをしてしまったので結局その場所で休憩することに。
13:53 おでこのたんこぶはどうしようもないが、膝に絆創膏を貼っているうちに鹿島槍ヶ岳の山頂が姿を現し、さっきまで泣いていた大カラスも泣き止んだ。
次第に大きく見える山荘に、もうすぐ到着することを実感したのか、「早く行こう」と声が出た。
14:05 冷乗越(つべたのっこし)到着、赤岩尾根との分岐点(標高約2,450m)
ここまで来れば、山荘までは後少し、どんなに遅くても15時までには着けるでしょう。
14:09 山荘がすぐ近くに見えるのだが、山肌が大きく崩れているのがちょっと怖いみたい。
崩れているような場所は歩かないからと説明し、足はゆっくり動き出す。
14:13 少し歩けばもう最低鞍部(標高約2,387m)だ。
ここから、少し登っていくと、
14:21 無事に冷池山荘に到着!
予約はしてあるので、手続きして山荘の中へ
山荘の中はとってもきれい!
お部屋は7号室のロフト
夏休みで混雑するかと思ってましたが、
子どもと二人には十分すぎるスペースがありました。
とりあえず着替えて気楽になったところで、館内を散策したり、景色を楽しんだりゆっくりと過ごします。
山荘楽しい〜と言ってあちこちを娘と一緒に見ているうちに夕食のアナウンスが入ります。
夕食は5時から、本日のメニューはサバとヒレカツ、卵焼き、焼売、巾着、お蕎麦に味噌汁と盛りの少ないごはん。
と言っても味噌汁とご飯はお代わり自由なので、この後たっぷりといただきました。
おいらは早食い、娘は超ゆっくり、娘が食べ終える頃には食堂には誰もいなくなっていました。
あまりにゆっくり食べているので、飯のお代わりができず後でブーたれてましたが、自業自得です。
夕食が終わってしばらくすると、夕方のマジックタイム
綺麗な夕焼けを皆で期待していましたが、残念ながら雲が多くて空が赤く染まることはありませんでしたが、下界と違って凛とした空気を通じての風景はいつ見ても心安らぎます。
夕焼けの撮影を粘って薄明が終わるころには消灯時間まであとわずか。
撮影後もアンタレスと土星の瞬く空を眺めていたが、娘に誘われ、ロフトに戻って布団へもぐりこむ。
冷池山荘の消灯は8時15分、全館の照明が落とされると心地よい疲労感が全身を襲い、あっという間に眠りについた。
腕時計のアラームが鳴る前に目が覚めた午前4時。
娘に声を掛けるが、起きそうにない。ライトダウンを羽織り、カメラと三脚を担いで外に出る。
既に山頂を目指すものは慌ただしく活動を始めているが、山荘の外で空を眺めるものは誰もいない。
4:11 星を見るには遅い時間だが、冬の星座オリオンと何とも形容しがたい空の色はこの時間帯ならでは。
4:15 これから登る鹿島槍も長時間露光してもシルエット
4:31 この風景を娘にも見せてあげたいなあ、なんて思っているとしっかり起きて見に来たよ。
まだご来光までは時間があるので、勝手に持ってきたおいらのコンデジで自分なりに撮影をしながら、その時を待っている。
4:59 先日登った飯縄山の右から太陽が顔を出した。
顔を出して直ぐに館内からは朝食のアナウンス
太陽が完全に顔を出すまで粘ったところで、急いで食堂へ。
5:05 朝食も昨日と同じく飯の盛りは少ない。朝からそんなに食欲は無いのだが、今日の行動を考え、軽めのご飯を追加する。
何につけてもゆっくりな娘の食事に付き合っていると、またまた食堂は我が親子のみになっていた。
食後に荷物をまとめて山荘内の乾燥室にデポして外に出る頃には、予定時間を大幅に経過…
5:52 荷物が無いので、今は気楽な娘「山はいいよねー」なんて言ってますが、
6:00 でも、テント場を過ぎる頃には、昨日と同じく文句の拡声器に早変わり…
6:01 素敵な景色と、
6:05 高山植物(ハクサンフウロかな?)で娘の気を引きながら、登ります。
6:19 標高が2,500m付近で振り返ると槍ヶ岳が!
すぐさま娘を呼ぶと
「なあに!」、
「ほら槍ヶ岳だよ」、
「ふ〜ん」
といつもの反応…
もう面倒くさいので、適当にあしらいながら登って行きます。
6:31 雲で分かりにくいけど、昨日は見えなかった富士山発見
6:47 歩みは遅いので後から出発した人たちに追い抜かれたり、既に登頂を終えた人たちとすれ違ったりするたびに娘は声を掛けられるので、次第に機嫌は良くなった。
6:53 山荘を出て約一時間布引山山頂へ
布引山からの眺めはこんな感じ
7:03 鹿島槍の山頂まではあと標高差で200m、時間にすれば1時間足らず
ミヤマトリカブト
その他たくさんの高山植物が咲き乱れ、娘が撮影しながら歩くのでゆっくりだ。
7:23 今日はまだまだ元気なので一緒に登るのは楽だなあ。
7:38 鹿島槍ヶ岳の山頂がだんだんと近づくのを実感しながら、登ります。
8:05 やっと鹿島槍ヶ岳南峰の登頂です。
鹿島槍の山頂からのパノラマ
山頂に来ないと見ることのできない白馬方面の眺めは、
手前には五竜岳、その奥には白馬岳の姿が
吊尾根を介して鹿島槍の北峰へつながる
ひとしきり風景を堪能した後は下から担ぎ上げた、
ポテチで一息
のんびりと過ごしました。
8:23 ポテチを食べていて大事なことを忘れてました。
娘と一緒に三角点タッチ!
8:28 山頂を去るのは名残惜しいですが、下山のことを考えるともう降りないといけません。
9:15 下るのはあっという間、登ったはずの頂がもうあんなに遠くに。
9:21 布引山
9:51 槍ヶ岳とは暫しお別れ。
10:20 冷池山荘に帰還
デポしていたザックを受領して、水分補給をする。
たまたま訓練のために赤岩尾根から登ってきた夫婦と少しだけお話
これから下るというところで、娘がおいらのザックを担いでみたいというので、新調したドイターの42ℓを背中に装着するが、けっこう背が高いので様になるかも。
10:50 冗談はさておき、予定よりかなり遅れているので、急いで下りますよ!
11:59 予定では爺ケ岳山頂でお昼のはずでしたが、鹿島槍と冷池山荘が見える場所で休憩する女子高生とその母を見たら、娘が「お腹すいた…」と一言
まだまだ先は長いのでこんなところで休む予定は無いのだが、腹が減っては戦はできぬということで、
持ってきたパンをバクバク!
あわよくば雷鳥が見られないかと思い、警戒しながらの食事でしたがこの天気では姿は現しません。
12:20 下り行程とはいえ、爺ケ岳までは上りが続きます。
12:34 剣岳をバックにコマクサ
12:45 娘は爺ケ岳の南峰はショートカットしたいと言ってましたが、せっかくなので登頂(上は分岐で登りたくないと駄々をこねる娘)
そして残りのパンを食べて頑張ります!
下りの行程とはいえ、爺ケ岳までは上りがあるので娘は文句のオンパレード、種池山荘までは下りばかりだよと言っても文句は止まらず…
聞く耳を持っていてはますます歩みが遅くなるので、できるだけほっといて下ります。
13:21 種池山荘まであと少し!
13:26 それにしても今日は天気がいいので、日差しが辛い。
13:34 やっと種池山荘に到着
とりあえず、
二人でバヤリース飲んでちょっと休憩
時間帯と疲労度を考えて種池山荘泊まりも考えたのだが、天気は安定しており雲の様子からも大丈夫だろうと判断し、下山することにした。
13:50 最初は傾斜が緩いので、足への負担は少ないのだが、次第に娘は右足、おいらは左足が痛み出す。
14:07 このあたりだとまだ余裕
14:19 ガラ場
14:52 包優岬
この辺になると、
「足痛いよお」
「お父さんも痛いよ」
「右足痛いよお」
「お父さんは左足が痛いよ」
「ケルンまだあ?」
「もうすぐだよ」のエンドレスリピート…
15:32 カロリーメイトを食してちょっと休憩
これから山を登る人とすれ違い。また、あとから下る人にも結構追い抜かれていたが、ここまで来るとそうした人たちもほとんどいない。
15:43 駅見岬
16:00 やっとケルンに到着し、ここで5分ほど休憩
ケルンの標識には登山口まで40分と書かれているが、これが曲者で疲れている時ではとても40分では登山口までは行かれません。
娘はそんなことは知らないので、あともう少しで帰れるねと明るく話す。
16:12 ケルンから下は結構な急傾斜、身軽な娘が先行するが、両足が痛いようで結構辛そう。そしてこの辺でGPSロガーの電源喪失、標高がわからなくなった。
でも1,700m以上を表示していたから少なくとも登山口までの標高差300m以上は確実にある。
16:30 登山道自体は整備されているので下りやすいが、いかんせん足の裏が痛いので下るのがしんどい。
16:55 40分以上たっても登山口に着かないので、娘の言葉は鼻をすする音に変わってきた。(下山後には泣きそうになったと言っていたので泣いてはいないようだ)
17:00 それでもおいらが少し遅れると、
「お父さん大丈夫?」
「ああ、大丈夫だよ」
「車の運転も大丈夫?」
「大丈夫だよ」
そんなやりとりをしていると、次第に沢の音が大きくなってきた。
17:03 登山口がやっと見えてきました。
17:06 ようやく下山です。
おいらも久々の長丁場に疲れましたが、娘も良く頑張りました!
ご褒美に温泉に入って、アイスクリームを頬張り、
冷池山荘でご一緒したご夫婦に教えてもらった大町市の俵屋飯店で餃子を食べ(でも情けないことに疲れが胃に来て、完食できずに持ち帰りになってしまった)、無事に帰宅しました。
久々の山小屋泊まりで、娘と楽しい時間を過ごせたのは良かったのですが、最後の下山が娘にはちょっとハードすぎたようで、評判は良くありませんでした。
山の上ではあんなに楽しそうにしていたんですが、下りが長すぎましたね。
反省です。
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