初の3,000m超えは甘くはなかった!乗鞍剣ヶ峰



- GPS
- 03:20
- 距離
- 6.5km
- 登り
- 412m
- 下り
- 409m
コースタイム
- 山行
- 3:21
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:21
肩の小屋に11:20
剣ヶ峰手前の蚕玉岳に12:30
剣ヶ峰山頂に12:40着です
14:05発のバスにギリギリ滑り込みました
天候 | 晴れのち雨時々雷 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
9時過ぎの時点で満車とかいてありましたがちょうど出ていく車が居たため停めれました マイカー規制のためそこからシャトルバス(一人往復2,500円)を利用 |
コース状況/ 危険箇所等 |
肩の小屋までは危険箇所なし 山頂に向けてはザレガレが多く、足を滑らせないよう注意 体力的には子供でも十分行ける距離 |
その他周辺情報 | 【雨天時のシャトルバス利用について】 ザックカバーをつけてもザックが濡れるほどの雨でしたがシャトルバス乗車前には全て外すなどして座席を濡らさないよう指示を受けました まとめて入れる袋と拭き取るタオル等を用意しておく方が良さそうです 【下山後の入浴】 湯けむり館を利用 脱衣場狭くドライヤーが2つしか無いためなかなか混雑します お湯は白濁としていて硫黄の臭いが強目 お肌はしっとり良い感じでした |
写真
装備
備考 | ストックは必要ありません 逆にバランスを崩したりすれ違いの際邪魔になります |
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感想
富士登山を目前に乗鞍岳で高度馴れしようと
乗鞍岳行きを企画したのは6月のこと
本当は7月28日にいく予定がまさかの台風でこの日に延期
自宅を5時30分に出発し9時過ぎ観光センターに到着
10時のバスに乗る予定だったがその1本前の9時30分のバスに乗車
10時20分ごろ畳平に到着
風はやや冷たいが寒いと言うほどでもない
お花畑を横目に不消ヶ池へ向かい、富士見岳口を過ぎた辺りからボツボツと雨が。
ポツポツではなくボツボツ
通り雨だとしても濡れると後々大変なのでここで雨具を着用
この判断は正しかった
しかし一つ問題が、ゲイターを持ってこなかった…
まぁ通常の雨程度なら大丈夫だろう…
振り替えると他の登山者も雨具を装着
折り畳み傘の人もいたが風に煽られやすいのでお勧めは出来ない。
肩の小屋へ向かう途中晴れ間が出て狐の嫁入り状態
お、これは天気回復か!?と思いきや
肩の小屋周辺にはガス…
取り敢えず雨は小止みになったので肩の小屋の外のテーブルで昼食
テーブルも椅子も濡れていたのでテーブルを囲って立ち食い(笑)
この判断も良かった
食べ終わりさてさてと片付け始めたらまた大粒の雨が!
立ったままだったお陰で無駄に荷物を拡げることもなく、片付け始めていたからすぐに小屋の中に避難できた
小止みになってきたのでもう山頂に行ってしまおう!という事で山頂に向かう
このタイミングが良かったのかどうかはわからない…
ザレガレ登り、雨は変わらず降り続く
途中人だかりが出来てて混ざってみたら雷鳥が!
初めて見た生雷鳥…
雷鳥の里は見たことあるけど
ただそんな長く観察する余裕もなく、カメラにも写ってるかわからず取り敢えず何枚か撮る。
ちゃんと写ってました!
どこに写ってるか見つけられましたか?
(見つけられた方はコメントでご報告を(笑))
ツレはそんなことに興味なく(むしろ雷鳥って何?ぐらい)さっさと進む
雷鳥渋滞を抜けると九折で高度を上げる
馬の背に出て蚕玉岳
この頃には雨も大粒
休憩することなく進む
快晴ならここでお握り頬張って居たのかもしれない…
でも辺りは真っ白雨も強い
ここで休憩を取る人など誰もいない
少し進むと山頂小屋への分岐
山頂への直行路へ向かう人はいない…
風向き的にも直行路へ行くと風をモロに受けそうなので私たちも小屋川へ
小屋で少しは雨が凌げるかと思ったが庇もない
小屋にくっつくように立てばいくらかマシな程度
この頃には既に靴下を伝ってか足の甲部分から染み込んだのか靴のなかはグッチョグチョ
こんなにグチョグチョになったのは中学生の頃
台風の中外に出て川のようになった道をズブズブ歩いたとき以来
この様子じゃ雨も止まないだろうと
さらに悪化する前にサッと登ってサッと降りようと言うことになり出発
風も少しまた強くなりヤッケに当たる雨もバタバタという位
山頂には直ぐついた
社には沢山の人が詰め合っていた
通常なら写真を撮るだけでも30分は待つという噂の剣ヶ峰の杭もガラガラで撮り放題
既に雨にも濡れてるし構うもんか!と撮りに行く。防水スマホは役立つなぁ。
一度社に戻り、ツレも撮って欲しいと言うのでまた撮りに行く。
ならば私の事も撮りたまえとスマホを託す。
すると見知らぬ男性が「撮りましょうか」と声をかけてくれたのでお願いした
この間も誰も撮りにはこない
写真も撮ったしさっさと降りよう!と小屋に向かう
雨足がどんどん強くなる
これは山頂小屋にいるよりも肩の小屋だと
休まず下る
雷も鳴り始める
登山道が川のようになっている
ザレ場は下の水分のせいか、登りの時より明らかに柔らかくズリやすくなっていた
ガレ場が好きな私とツレはサクサクおりる
後ろをついてくる同行者が遅れ始める
かといって後ろを待てばツレが先に行ってしまう
取り敢えず目視出来る距離を行き、それ以上離れる様なら道の安定したところで待つを繰り返した
幸いツレは蛍光色のヤッケにザックカバー
私もカラフルな装いだったので目立つ
途中登山道に川が横切るかのように水が脇に流れ落ちていた
申し訳ないけれどロープを跨がせて貰う
もちろん危険ということもあるので
崖までに余裕のある場所を2、3歩
ツレにはそこを通りすぎたら出来るだけ峰側に寄るように指示
子連れの登山者もチラホラ中にはスニーカーにジーパンという人も…
いやいや雨の中私達も登ったけれど、雷鳴ってるときは降りましょうよ…
と思いつつ初心者の私は何も言えず、何か手を貸せるほどのスキルもなく…
ただただ下りるのみ
馬の背から九折を下る頃には雷も止み、雨も少し弱くなってきたので一安心
肩の小屋に入り、少し遅れて同行者も無事合流
今ターミナルに向かえば14時台のバスに乗れる、14時台を逃してもターミナルのなかの方が休めるだろうと言うことで休憩もなくターミナルに向かう
登山道が川のように流れるのを見たあとだったので出来るだけ水がたまりにくく勾配も緩やかな鶴ヶ池経由で帰還
ターミナルについたのがちょうど14時、バスの出発までは後5分…
係員に行き先を確認される
列に並びながらカバーや雨具を外すように言われる
これはなかなか難しい
ザックカバーは内側にも水が溜まっていた
もう躊躇う時間はない脱いでぐちゃぐちゃのままレインスカートに繰るんでザックに突っ込む
あと3人!と係員の声がしたと同時に滑り込む
レインスカートのお陰で私は雨具を脱ぐだけで座れた
パンツもびしょ濡れのツレはザックに入れていたフェイスタオルをお尻に敷いて座った
シャトルバス出発後雨が小止みになった
車内は元気がまだ有り余る子供やもうぐったりの大人
濡れた衣服で寒がる人
観光センターまでが長く感じた
駐車場に停めてある車に乗り込んでやっと一息
初めての3,000m超えはなかなか手厳しい山行となったが
今回の経験で富士登山でも少しの雨くらいなら動じない気がした
また晴れたときに行ってみたい。
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