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Yamareco

記録ID: 1485053
全員に公開
ハイキング
奥秩父

雁坂嶺〜破風山(往路秩父往還帰路戸渡尾根)

2018年06月02日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 山梨県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
10:05
距離
18.9km
登り
1,817m
下り
1,919m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:19
休憩
0:46
合計
10:05
距離 18.9km 登り 1,817m 下り 1,921m
9:18
29
9:47
9:51
42
10:33
10:38
67
11:45
11:53
37
12:30
12:32
53
13:25
13:32
23
13:55
14:00
44
14:44
14:46
68
15:59
65
17:04
17:10
75
18:25
18:30
3
18:53
ゴール地点
天候 くもり。午前中は日差しも。風は静穏
http://www.tenki.jp/past/2018/06/02/satellite/japan_near/
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
高尾駅am706発中央本線で塩山駅にam812着
雁坂隧道料金所駐車場までタクシーJPY7,120なり
甲州タクシー:0553 33 3120
帰りは西沢渓谷入口バス停から塩山駅までJPY6,670なり
塩山駅719pm発に滑り込み、大月駅754pm発快速東京行(この時間、特快ないのですね・・・)に乗り継いで、新宿駅933pm着。なお、719pmに間に合わないと、818pm発かいじで新宿駅940pm着となります
コース状況/
危険箇所等
山梨山のグレーディング参照:
http://www.pref.yamanashi.jp/kankou-sgn/shintyaku/documents/grading.pdf
井戸沢出合より上、鎖、ハシゴ、お助けロープ、丹沢的構造階段やら鉄桟やら一切ありません。

残雪、泥濘ありませんでした(ありがたや!)

●雁坂隧道料金所駐車場〜沓切沢橋
舗装路をゆるゆる登ります。朝は日影の山側を歩きたくなりますが、真新しい落石が路面に散乱している箇所がありました。相応の注意が必要かと

●沓切沢橋〜井戸沢出合
井戸沢を含め、渡渉は四回あります
一つ目:右手の崖側からの流水をロープを頼りにへずって渡ります。流量が少なければロープに右手を添える感じで渡れそう(単なるトラバース)ですが、結構流量があったので、両手にグローブ装着して、しっかりロープを握りつつ渡りました
二つ目:飛び石で慎重に渡ります
三つ目:二つ目の渡渉から間もなく。三本の丸太を架けてくれているので、左足を左の丸太にのせ、右足を右の丸太にのせて渡りました
四つ目が井戸沢ですが、こちらも飛び石で渡ります

●井戸沢出合〜雁坂峠
日本人の几帳面さが感じられる小刻みな九十九をうっとりと登ります。これだけ気持ちいい急登は、ちょっと記憶にない

●雁坂峠〜東破風山
基本、縞枯の樹林で倒木も多く、結構歩きづらかったです。東破風山手前の鞍部登山路脇の笹原に唐突に四等三角点標示杭が現れます。寂しそうにしてましたので、気づいた人は是非タッチしてあげてください^^

●東破風山〜笹平
このコースの白眉です。路面は基本、クラックの入った岩です。ストック挟まれたりすると、結構危険

●笹平〜木賊山北面巻道分岐
おうちに帰るには、登り返すしかありません。石楠花に励まされながら、ダブルストック頼りに歩を進めました

●木賊山北面巻道分岐〜徳ちゃん新道入口
長いです。路面はザレたところや粘土質で滑るところもありますが、例えばつつじ新道のように荒れてはいません。新道分岐から下るうち、落葉松の林になります。夕日が鶏冠尾根に沈んだ後もまだだいぶ明るくて、焦ることなく下れました

なお、日が陰って気温が低かったせいもあるのか、羽虫に煩わされることはありませんでした(ありがたや!)
春蝉の合唱♪に迎えられて、舗装路を後に沓切沢橋を渡って登山路に入ります
春蝉の合唱♪に迎えられて、舗装路を後に沓切沢橋を渡って登山路に入ります
この井戸沢出合の渡渉を終え、白ペンキ「→」右へ進むと、沢をぐんぐん離れて、九十九の登りとなります。この渡渉の手前からダブルストックを使いました
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この井戸沢出合の渡渉を終え、白ペンキ「→」右へ進むと、沢をぐんぐん離れて、九十九の登りとなります。この渡渉の手前からダブルストックを使いました
笹原に落葉松のとにかく明るく気持ちよい九十九です。ズミの花が咲いてました
笹原に落葉松のとにかく明るく気持ちよい九十九です。ズミの花が咲いてました
雁坂峠とうちゃこ。国師ヶ岳が雄大です。おにぎり一つを投入。
→(感想)に追記しました
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雁坂峠とうちゃこ。国師ヶ岳が雄大です。おにぎり一つを投入。
→(感想)に追記しました
日が陰ってしもた・・・
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日が陰ってしもた・・・
ゆるゆる登ると、雁坂嶺。ベンチがありました
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ゆるゆる登ると、雁坂嶺。ベンチがありました
ほとんど素通りで、先へ進みます。破風の先、木賊が遠いのお・・・それに黒雲が気になるのお・・・
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ほとんど素通りで、先へ進みます。破風の先、木賊が遠いのお・・・それに黒雲が気になるのお・・・
縞枯ばかりでなく、再生も見られます
縞枯ばかりでなく、再生も見られます
鞍部近くまで下りてくると、正面に東破風。こら、短いけど相当な急登が待っていそうやな・・・
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鞍部近くまで下りてくると、正面に東破風。こら、短いけど相当な急登が待っていそうやな・・・
えっ、こういうのもありなんだ〜、三角点観(なんやねん、それw)を修正せざるを得ない場所に佇立する標示杭を発見!
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えっ、こういうのもありなんだ〜、三角点観(なんやねん、それw)を修正せざるを得ない場所に佇立する標示杭を発見!
ふぅ、小雲取的急登を終え、東破風山にとうちゃこ
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ふぅ、小雲取的急登を終え、東破風山にとうちゃこ
岩の稜線を慎重に進みます。笠取山頂部のアップグレート版という感じか
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岩の稜線を慎重に進みます。笠取山頂部のアップグレート版という感じか
破風山にとうちゃこ!雨が降りそうだし、もうおうちに帰りたい・・・
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破風山にとうちゃこ!雨が降りそうだし、もうおうちに帰りたい・・・
んが、帰るには、このくびれを急降下して登り返すしかありません、ははは・・・
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んが、帰るには、このくびれを急降下して登り返すしかありません、ははは・・・
を!石楠花が出てきた!
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を!石楠花が出てきた!
咲いたばかり!
躑躅が大当たりの年でしたが、石楠花はどうなんでしょう。こうしたきれいな株は少ないかも
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躑躅が大当たりの年でしたが、石楠花はどうなんでしょう。こうしたきれいな株は少ないかも
ちょと日が射したところでパチリ。こちらを「代表写真」にします
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ちょと日が射したところでパチリ。こちらを「代表写真」にします
くびれの底近くで、黄花の駒の爪をパチリ
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くびれの底近くで、黄花の駒の爪をパチリ
登山路の両脇にたくさん咲いてました
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登山路の両脇にたくさん咲いてました
さ、木賊に登り返すゾ、石楠花咲いてて悪くないんでは
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さ、木賊に登り返すゾ、石楠花咲いてて悪くないんでは
ををっ、まだ続くか、これは夢のビクトリーロードや!
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ををっ、まだ続くか、これは夢のビクトリーロードや!
夢は儚い・・・荒涼としたザレ場に登りついてしもた
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夢は儚い・・・荒涼としたザレ場に登りついてしもた
んが、幸い荒涼帯も短く、足許で目につき始めた三葉黄蓮をパチリ
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んが、幸い荒涼帯も短く、足許で目につき始めた三葉黄蓮をパチリ
咲くところにはたくさん咲いてました
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咲くところにはたくさん咲いてました
ようやく木賊山北面巻道分岐。甲武信小屋泊りのハイカーの談笑がここまで聞こえてきて、メンタルがへこみます
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ようやく木賊山北面巻道分岐。甲武信小屋泊りのハイカーの談笑がここまで聞こえてきて、メンタルがへこみます
短い登りを終えて、戸渡尾根分岐に着きました。がんばって下るぞー
短い登りを終えて、戸渡尾根分岐に着きました。がんばって下るぞー
新道分岐まで下って、おにぎり一つを投入。少し前から夕日が雲を抜けて明るくなり、どうやら暗闇下山にならずに済む目途が立ちました
新道分岐まで下って、おにぎり一つを投入。少し前から夕日が雲を抜けて明るくなり、どうやら暗闇下山にならずに済む目途が立ちました
分岐のすぐ下、破風稜線を思い出させるような岩岩歩きがあります。足の運びに注意して神妙に歩きます
分岐のすぐ下、破風稜線を思い出させるような岩岩歩きがあります。足の運びに注意して神妙に歩きます
神妙に通過するつもりも、ふと右を向くと更紗満天星がきれいなのでパチリ
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神妙に通過するつもりも、ふと右を向くと更紗満天星がきれいなのでパチリ
鶏冠尾根に沈む夕日の最後の光が乾徳山の山頂をわずかに照らしてる。さっ、急ぐぞっ
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鶏冠尾根に沈む夕日の最後の光が乾徳山の山頂をわずかに照らしてる。さっ、急ぐぞっ
快調に下って、舗装路に降り立ちました。お疲れ様でした^^
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快調に下って、舗装路に降り立ちました。お疲れ様でした^^

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 筆記用具 日焼け止め 保険証 携帯 タオル ストック ナイフ カメラ

感想

山座同定の際、まず探すのが破風山です。破風山とあのくびれが見つかれば、奥秩父主脈が同定され、それとの関係で、大菩薩連嶺、八ヶ岳その他周辺の山々もだいたいの見当がつきますので。
いつも親しみを抱いてきた雁坂峠から木賊山の稜線を歩き通すことができて、とても満足しています。
花の接写も相応に時間を費やしたのですが、私の技量ではどもならんところもありまして・・・さらに精進します!

写真4に関して、6月4日追記:
実は、峠標の上に犬のマスコットを乗せてパチリとして、おにぎりを胃の腑に投じて一息ついた後、彼を置き去りにしたまま雁坂嶺に向かってしまい、途中で気づき慌てて引き返しました。gps記録の不可解な動きは、そのためです。
峠に戻りますと、広瀬側から丁度上がってこられた、柿ピーのダンボールを背負ったおじさんと雁坂小屋の赤Tシャツを来たお兄さん(失礼ながら、以下、「おじさん」、「お兄さん」と表記)がベンチに荷を下ろしながら峠標を見上げておられ、彼らの注視のなか、犬のマスコットを回収することに^^;
おじさん「それは何ですか?」
わたし「犬のマスコットを置き忘れてしまって・・・」
おじさん「ありゃ、茶色い茸でも生えてるのかと思った。どうしてそんなものを置くのですか?」
わたし「あっ、いや、私の身代わりの証拠写真を撮ったりしまして・・・」
お兄さん「自撮りするの、結構大変ですもんね〜」
わたし「そうなんです」柿ピーのダンボールに視線を向けて「荷揚げですか?」
おじさん「あっ、これ・・・むにゃむにゃ(敢えて語らず)」
お兄さん、何となく微苦笑した感じで「これからどこまで行かれますか?」
わたし「木賊山分岐まで歩いて、そのまま戸渡尾根を西沢渓谷入口に下って帰るつもりです」
お兄さん「そうですか、これから小屋で、シシ鍋するんですが」腕時計に目をやって「それでは西沢に下るのに間に合わないですね・・・」
わたし「残念ながら、無理そうです・・・」
といったやりとりをして、辞したのですが、6月2日の当地の複数のヤマレコを拝読するに、雁坂小屋で大人気「ぼたん鍋」の企画が当日あったんですね!とすると、どうやら「お兄さん」は小屋スタッフ、「おじさん」は常連さんでいらしたようですが、寄らせていただくことができず、くぅ、ほんに惜しいことしました・・・
そして、拝察するに、柿ピーのダンボールは、レコに言及された「食飲研修」用だったらしく思われるのですが、「食飲研修」て、なんやねん(笑)何やら楽しげな響きですが^^
6月5日追記:
「おじさん」=Kazuhagiさん、「お兄さん」=sittetaさんと判明しました!
6月4日追記の記述につきましては、この駄文が書かれた当時の作者の事実認識を尊重して、このままとさせていだだきまーす^^

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