雁ヶ腹摺山、姥子山、シオジの森。自然の妙、色彩Magic春うらら


- GPS
- 07:39
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,156m
- 下り
- 1,143m
コースタイム
- 山行
- 7:27
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 7:37
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大樺ノ頭からの下りは、ときおり立ち止まって進行方向の確認をした。またシオジの森付近は、落ち葉、枯れ葉の堆積で、登山道不明瞭箇所あり。その後の大峠への山腹巻道は、数ヵ所崩落箇所があり、慎重を期した。 |
写真
装備
個人装備 |
軽量ザック
軽量ダブルストック
革登山靴
夏ズボン
夏長袖シャツ
ガスカートリッジ
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感想
以前、ここ大峠から小金沢連嶺の稜線を歩いたとき、「シオジの森」なる天然林があるのを初めて知った。個人的にはなじみのない樹木だが、きっと新緑はすばらしいに違いないと。山往きの主眼は決まった。
雁ヶ腹摺山の登山道は、想に反し、ミツバツツジの群生地で、花盛りの薄桃と芽吹きの若緑の共演は、まさしくお見事。これほどの群落を見るのは初めてだ。山頂の富士山は残念ながら雲の彼方。
姥子山へ下っていくと、ミズナラ樹林があることに驚く。新緑のみずみずしさがとりわけすばらいい樹木で、その恩恵に与る。山頂では富士山がくっきり見え、さすが一番手だ。
雁ヶ腹摺山へ登り返し、大樺ノ頭へ。しばらく進むと、今度はカラマツ樹林となり、芽吹きの新緑に三たびの感動。あとはシオジだと思っていたら、どっこい、この先からが本日の白眉だった。いたる所にミツバツツジが咲き競い、まさしく本家ミツバツツジロードというに相応しい。木も大きく、花数も多く、場所によってはさながら自然庭園だ。それほどまでにミツバツツジの乱舞は圧巻だった。
大樺ノ頭から尾根づたいに下りきると、沢に出た。シオジの森だ。沢沿いの谷は、どこもかしこも茶色の枯れ葉に分厚くおおわれていた。スネまで潜るところもあった。シオジはこれでもかというほど天高く真っすぐに延び、新緑は遥か天空の葉叢だった。光輝くさまに見蕩れていると、道を失いそうになる。足下の枯れ葉とはどこかアンバランスだ。垂直に延びる木目も美しい。その後しばらく堆い枯れ葉に苦戦しながら歩いたが、緑色の球体内をさまよった感じだ。
雁ヶ腹摺山は富士見の一番手を冠せられ、山頂展望のみに注目がいきがちだが、山腹樹林に面目躍如たるもの多しと気づかされた。
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