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Yamareco

記録ID: 1216621
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

【百名山紀行:87座目】幌尻岳

2017年08月03日(木) 〜 2017年08月05日(土)
 - 拍手
GPS
16:39
距離
23.6km
登り
2,172m
下り
1,923m

コースタイム

1日目
山行
4:46
休憩
0:35
合計
5:21
距離 10.8km 登り 890m 下り 414m
8:01
40
8:41
8:42
70
9:52
9:58
25
取水施設手前
10:23
10:24
48
11:12
11:39
103
渡渉地点
13:22
2日目
山行
7:50
休憩
1:21
合計
9:11
距離 9.1km 登り 1,176m 下り 1,174m
5:02
65
6:07
6:13
39
樹林帯
6:52
14
命の水
7:06
75
森林限界
8:21
8:36
48
お花畑
9:24
2
9:34
10:13
12
11:15
11:25
25
お花畑
11:50
12:01
132
痩せ尾根
14:13
幌尻山荘
3日目
山行
1:54
休憩
0:15
合計
2:09
距離 3.7km 登り 127m 下り 356m
5:49
82
幌尻山荘
7:11
7:26
32
渡渉地点過ぎ
7:58
取水施設付近
■距離:23.7km
■累積標高差:+1934m/-1666m
天候 1日目:曇り時々晴れ、2日目:晴れ、3日目:曇り時々小雨
過去天気図(気象庁) 2017年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車 飛行機
◇とよひら山荘までは、飛行機とレンタカーを利用して往復しました。

■往路:羽田空港(ANA)新千歳空港(Car/2時間)とよひら山荘<泊>とよひら山荘(7:00-7:50)第一ゲート
■復路:第一ゲート(8:35-9:35)とよひら山荘(Car/2時間)新千歳空港(ANA)羽田空港

◇幌尻山荘は完全予約制になっています。それに伴うシャトルバスの運行も予約制になっております。もろもろの予約が完了すると、予約確認証が送付されてきます。詳細は、以下のサイトを確認ください。
http://toyonuka.chu.jp/
コース状況/
危険箇所等
■取水施設‐幌尻山荘:沢の渡渉に関しては、写真のコメントを参照ください。
■幌尻山荘‐幌尻岳:特に危険な所はありませんが、一部木の根などで歩き難いところがあります。稜線に出るとお花畑が広がります。
その他周辺情報 ◇とよぬか山荘:一泊二食付き¥5000。シャトルバスはここから発着します。
 http://toyonuka.chu.jp/
◇ニコニコレンタカー新千歳空港店:空港から送迎バスが運行されています。
 http://www.2525r.com/store-00001-008.php
◇温泉入浴:びらとり温泉 宿泊施設もあります。
 http://www.biratori-onsen.com/
◇温泉入浴:新千歳空港温泉:宿泊も可能です。
 http://www.new-chitose-airport-onsen.com/
◇ガスボンベは、新千歳空港内のスノーショップで販売しています。
前泊したとよひら山荘から7時のバスで登山口まで向かいます。3時のバスで出発した方もおりました。
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前泊したとよひら山荘から7時のバスで登山口まで向かいます。3時のバスで出発した方もおりました。
8時過ぎに歩き出します。ここには、水場とトイレがあります。
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8時過ぎに歩き出します。ここには、水場とトイレがあります。
花の名前は確認後追加ということで。
ノリウツギ
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花の名前は確認後追加ということで。
ノリウツギ
奥幌尻橋通過。
サワヒヨドリ
結構崩落しているところもあります。
結構崩落しているところもあります。
気持ちのいい林道です。飽きずに歩けます。
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気持ちのいい林道です。飽きずに歩けます。
いよいよ取水施設に着きました。これからが本番です。
いよいよ取水施設に着きました。これからが本番です。
いよいよ、ここから沢沿いのルートになります。
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いよいよ、ここから沢沿いのルートになります。
最初は、へつりが連続します。鎖が付いているところもあれば着いていないところもあります。
最初は、へつりが連続します。鎖が付いているところもあれば着いていないところもあります。
ここは、鎖が付いていませんが、落ちれば全身水浸しになります。それよりも怪我をしますね。
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ここは、鎖が付いていませんが、落ちれば全身水浸しになります。それよりも怪我をしますね。
このような沢を登って行きます。
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このような沢を登って行きます。
ここから渡渉ポイントが始まりますので、沢靴に履き替えます。履き替えた登山靴の保管が大変でした。
ここから渡渉ポイントが始まりますので、沢靴に履き替えます。履き替えた登山靴の保管が大変でした。
向こうにピンクテープが見えますが、ここは渡渉ポイントです。標識が建っているわけではなく、このようなテープが目印です。
向こうにピンクテープが見えますが、ここは渡渉ポイントです。標識が建っているわけではなく、このようなテープが目印です。
ここは深いところの様で、橋が掛かっていました。橋が掛かっていたのは、ここだけでした。
ここは深いところの様で、橋が掛かっていました。橋が掛かっていたのは、ここだけでした。
岩沿いに川の中を歩いて行きますが、流されないように鎖が設置されています。
岩沿いに川の中を歩いて行きますが、流されないように鎖が設置されています。
岩の上にピンクテープが見えます。これで渡渉地点を示しています。
岩の上にピンクテープが見えます。これで渡渉地点を示しています。
所々に渡渉地点がはっきりしないところがありますが、これも目印です。
所々に渡渉地点がはっきりしないところがありますが、これも目印です。
渡渉するルートは、波が立っているところを選びます。
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渡渉するルートは、波が立っているところを選びます。
こんな滝のようになっているところも所々あります。飛び込んだら気持ちよさそうです。
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こんな滝のようになっているところも所々あります。飛び込んだら気持ちよさそうです。
幌尻山荘に着きました。今夜は、ここで一泊です。トイレは外にありますが、トイレットペーパは、持参する必要があります。
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幌尻山荘に着きました。今夜は、ここで一泊です。トイレは外にありますが、トイレットペーパは、持参する必要があります。
今夜泊まる方の夕食が始まりました。小屋は19時30分ごろに消灯しました。なかなか寝付けませんでした。
今夜泊まる方の夕食が始まりました。小屋は19時30分ごろに消灯しました。なかなか寝付けませんでした。
翌朝は4時過ぎに起きて5時を廻った所で出発します。今日もいい天気の様ですが、完全に寝不足です。
翌朝は4時過ぎに起きて5時を廻った所で出発します。今日もいい天気の様ですが、完全に寝不足です。
最初から急登が始まります。こんなところが度々出て来ます。あまりピッチが上がりません。
最初から急登が始まります。こんなところが度々出て来ます。あまりピッチが上がりません。
何の花かな?
マルバノイチヤクソウ
何の花かな?
マルバノイチヤクソウ
戸蔦別岳からの稜線が朝日に照らされています。
戸蔦別岳からの稜線が朝日に照らされています。
水は一杯あるのでここは素通りします。
水は一杯あるのでここは素通りします。
樹林帯を抜けると見晴らしがよくなりました。
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樹林帯を抜けると見晴らしがよくなりました。
北カールの向こうに幌尻岳が見えて来ました。大きな山です。
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北カールの向こうに幌尻岳が見えて来ました。大きな山です。
この稜線を辿って山頂を目指します。
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この稜線を辿って山頂を目指します。
この付近からカールに沿ってお花畑が広がります。暫し花の撮影です。花の名前は間違っていたらご指摘願います。コガネギク
この付近からカールに沿ってお花畑が広がります。暫し花の撮影です。花の名前は間違っていたらご指摘願います。コガネギク
ハイオトギリ(這弟切)
ハイオトギリ(這弟切)
エゾツツジ(蝦夷躑躅)
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エゾツツジ(蝦夷躑躅)
チシマフウロ(千島風露)
チシマフウロ(千島風露)
エゾウサギギク(蝦夷兎菊)
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エゾウサギギク(蝦夷兎菊)
ミヤマアズマギク(深山東菊)
ミヤマアズマギク(深山東菊)
ハクサンチドリ
北カールに広がるお花畑と戸蔦別山。
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北カールに広がるお花畑と戸蔦別山。
歩いて来た稜線を振り返ります。
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歩いて来た稜線を振り返ります。
ミヤマキンバイ(深山金梅)
ミヤマキンバイ(深山金梅)
ミヤマリンドウ
ハクサンチドリ
ハクサンイチゲ
小さな花が前面に広がっています。
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小さな花が前面に広がっています。
いままで歩いて来た稜線です。ここでお花を見ながら一休みです。
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いままで歩いて来た稜線です。ここでお花を見ながら一休みです。
コメバツガザクラ
コメバツガザクラ
ミヤマアズマギク&チングルマ
ミヤマアズマギク&チングルマ
チシマギキョウ
イワブクロ(岩袋)
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イワブクロ(岩袋)
1700m付近です。岩が積み重なっています。
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1700m付近です。岩が積み重なっています。
今まで歩いて来た稜線。
今まで歩いて来た稜線。
これから山頂に向かう稜線。
これから山頂に向かう稜線。
ミヤマリンドウ
チシマギキョウ
この岩を越えると、
この岩を越えると、
新冠コースとの合流点になります。ここまで来れば山頂はもうすぐです。
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新冠コースとの合流点になります。ここまで来れば山頂はもうすぐです。
ホソバツメクサ(細葉爪草)
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ホソバツメクサ(細葉爪草)
山頂に着きました。三角点もあります。
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山頂に着きました。三角点もあります。
87座目達成!記念撮影です。
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87座目達成!記念撮影です。
戸蔦別岳に向かうよう線です。右手の肩の下に七つ沼カールがあります。
戸蔦別岳に向かうよう線です。右手の肩の下に七つ沼カールがあります。
山頂を後にします。
山頂を後にします。
トウゲブキ?
これから下って行く稜線です。右手には。お花畑が広がります。
これから下って行く稜線です。右手には。お花畑が広がります。
幌尻湖と新冠コースが見えました。
幌尻湖と新冠コースが見えました。
ミヤマリンドウ(深山竜胆)
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ミヤマリンドウ(深山竜胆)
カラフトイチヤクソウ(樺太一薬草)
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カラフトイチヤクソウ(樺太一薬草)
幌尻岳の雄姿です。見納めです。
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幌尻岳の雄姿です。見納めです。
戸蔦別岳も見納め
戸蔦別岳も見納め
ミヤマダイコンソウ(深山大根草)
ミヤマダイコンソウ(深山大根草)
サマニオトギリ
エゾヒメクワガタ(蝦夷姫鍬形) 
エゾヒメクワガタ(蝦夷姫鍬形) 
エゾツツジ
ヨツバシオガマ(四つ葉塩釜)
ヨツバシオガマ(四つ葉塩釜)
エゾシオガマ(蝦夷塩釜)
エゾシオガマ(蝦夷塩釜)
このピークを過ぎると樹林帯に入ります。ここで暫し名残を惜しみます。
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このピークを過ぎると樹林帯に入ります。ここで暫し名残を惜しみます。
命の水に戻りました。後は、樹林帯の中を歩きますが、足取りは重いです。
命の水に戻りました。後は、樹林帯の中を歩きますが、足取りは重いです。
ようやく小屋に戻って来ましたが、今日は何故か体が重かったです。今夜は、ゆっくりと眠ることが出来ました。
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ようやく小屋に戻って来ましたが、今日は何故か体が重かったです。今夜は、ゆっくりと眠ることが出来ました。
今日は下山の日です。11時のバスを目指して下ります。今朝は最初から沢靴を履いて下ります。
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今日は下山の日です。11時のバスを目指して下ります。今朝は最初から沢靴を履いて下ります。
ツアーの方々も下って行きます。
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ツアーの方々も下って行きます。
前後に人がいるのは安心します。
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前後に人がいるのは安心します。
ヤマアジサイ
靴を沢靴から普通の靴に履き替えます。
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靴を沢靴から普通の靴に履き替えます。
キツリフネ(黄釣船)
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キツリフネ(黄釣船)
取水施設に着きました。この先10分ほどの所で、今回の山行は終了です。今回もお疲れ様でした。
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取水施設に着きました。この先10分ほどの所で、今回の山行は終了です。今回もお疲れ様でした。

感想

百名山を完登しようとしたら、個人的にはハードルが高い山が幾つかありますがこの山もその一つでした。昨年の春に腰痛で腰の手術をしましたが、一旦は無理かと思った山でしたがなんとかクリアできてほっとしています。今回は、無理せずに小屋に二泊しましたが、色々な登り方をされている方がいました。3時のバスで入って日帰りをする方や、やはり3時のバスで入って登頂し、下山後は小屋に泊まる方。または、前泊して登山後は、17時のバスで帰る人もいました。

何が大変と言っても、山に登る以前に諸々の予約が必要になります。また予約が済んだとしても、東京から飛行機で飛びますがもし天気が悪かったら山にも入れません。また、寝袋持参の自炊も数年ぶりの事ですので、どうなることかと心配していましたが、案の定最初の日は、ほとんど眠りにつけない状態でした。

このために二日目の出だしは本当に体が動かずにどうなるかと思いましたが、稜線に出た頃には少しは体調が戻って安心しました。こんなに高山植物が咲いているとは思っていませんでしたので、写真を撮るのでかなりの時間を要しました。山頂からの展望はもう一つでしたが、色々な花が見れて大満足です。2000mの山で、これだけの高山植物が見れるのは流石に北海道の山です。また、最後は、車に乗せてもらえる幸運もあり、林道歩きが短縮されました。有難うございました。

これで、百名山の登頂履歴は以下の通りになりました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/69690-detail-111830
また、今年の山行履歴は以下の通りになりました。
https://www.yamareco.com/modules/diary/69690-detail-135039

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幌尻岳(額平川)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5

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