記録ID: 119414
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無雪期ピークハント／縦走
磐梯・吾妻・安達太良
【雄国沼〜猫魔ヶ岳〜磐梯山】 雄国沼はキスゲが満開!火口壁の下山ルートは大迫力でした。
2011年07月02日(土) [日帰り]
福島県
りきまる
- GPS
- 10:21
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 1,403m
- 下り
- 1,374m
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雄子沢登山口05:00→雄国沼休憩舎05:55→06:14雄国沼湿原周遊06:45→林道歩き→08:15猫石08:35→09:46八方台登山口
八方台登山口09:50→11:30お花畑11:40→11:50弘法清水11:55→12:20磐梯山山頂12:55→13:20弘法清水
弘法清水13:22→火口壁下降ポイント14:00→川上口分岐14:30→スキー場分岐14:58→15:22裏磐梯スキー場ゲート着
八方台登山口09:50→11:30お花畑11:40→11:50弘法清水11:55→12:20磐梯山山頂12:55→13:20弘法清水
弘法清水13:22→火口壁下降ポイント14:00→川上口分岐14:30→スキー場分岐14:58→15:22裏磐梯スキー場ゲート着
| 天候 | 朝のうち晴れ のちガス 昼過ぎから晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
自転車
ここから雄子沢登山口まで自転車で移動。距離は約6キロ。その半分は登り坂なので、結構キツかったです。所要約25分。 【雄子沢登山口】 20台程度駐車可能。仮設トイレあり。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆ 雄子沢登山口〜雄国沼湿原 ・ 雄子沢登山口の標高は880メートル。雄国沼休憩舎の標高は約1,100メートル。標高差は僅かに220メートルです。 ・ 登山道は,緩い傾斜をだらだら登ります。傾斜が緩い分,標高が稼げず,距離があるので,思ったより時間がかかります。 ・ 50分ほど歩き,雄国山との分岐に出れば,休憩舎までは5分ほどです。休憩舎の手前に水量豊富な水場があります。 ・ 休憩舎から先は,林道を南に6分ほど歩くと,雄国沼湿原への分岐となるので,ここを左に下ります。 ・ 金沢峠からの道と合流すると,すぐに湿原の木道にでます。この時期はニッコウキスゲの大群落が見事です。 ・ 木道は,湿原の一部を一周するようにできています。青空を写す沼の水と,ニッコウキスゲの黄色のコントラストが素晴らしい。 ・ 喜多方から金沢峠までシャトルバスが出ていて,このバスで一般の観光客が大勢やってきます。一番バスは6:00発で6:25着です。 ・ 混雑を避けて,早い時間帯をねらいましたが,まだ,キスゲの花が開いていませんでした。もう少し遅い時間帯のほうがきれいだと思います。 ◆ 雄国沼湿原〜八方台 ・ 湿原から金沢峠に登ると,展望台があり,湿原を見渡せます。これから登る猫石や猫魔ヶ岳もよく見えていました。 ・ 金沢峠からは,沼の南側を回り込むように,しばらく車道を歩きますが,一般車通行止めなので,クルマは走っていません。 ・ 古城ヶ峰登山口のところから,左折して車道を離れ,荒れた林道歩きとなります。林道には車止めゲートがありました。 ・ 朝露をたっぷりつけた雑草の中の歩きとなり,ズボンがびしょびしょになりました。 ・ 厩岳山との分岐を過ぎると,急な登りとなり,20分少々で猫石に到着です。残念ながらガスが出ていて周囲は見えませんでした。 ・ 猫石で20分ほどオニギリ休憩です。そのあと,20分少々で猫魔ヶ岳に到着しましたが,こちらもガスで展望はありませんでした。 ・ 猫魔ヶ岳は,標高1,404メートルの展望の良い山頂ですが,ガスで何も見えないのでそのまま八方台へと向かいます。 ・ 八方台までは210メートルほどの緩い下りとなります。ブナ林の中の気持ちよい登山道です。 ・ 八方台には,9:46に到着しました。駐車場はクルマであふれています。福島第一原発事故の影響はあまり無いようです。 ◆ 八方台〜磐梯山山頂〜弘法清水 ・ 八方台登山口は標高約1,190メートル。磐梯山の山頂は標高1,819メートル。標高差は約630メートルです。 ・ 八方台から先の登山道は,最初は緩い勾配ですが,だんだんと傾斜が急になってきます。歩き始めて約5時間。さすがに足が重いです。 ・ 30分少々で,旧中ノ湯跡に到着です。相変わらずガスで展望は良くありません。ここからは勾配がきつくなります。 ・ 標高1,500メートル付近から山の南面をトラバースするようなルートとなり,それを過ぎると,お花畑と弘法清水の分岐です。 ・ ここでお花畑に寄り道しました。お花畑といっても,それほど広くはなく,花の種類もあまり多くありません。 ・ ミヤマキンバイの群落を中心に,グンナイフウロやベニバナイチヤクソウ,ハクサンチドリなどが咲いていました。 ・ お花畑から登山ルートに戻り,10分ほどで弘法清水です。とても冷たくておいしい水です。ここには2軒の茶屋があります。 ・ ここで水を飲み,最後の登りに向かいます。山頂までは標高差200メートル弱の急登です。 ・ 磐梯山の山頂には,12:20に到着しました。ガスで何も見えなかったのですが,しばらくすると徐々に晴れてきて桧原湖も見えました。 ・ 山頂には,磐梯山の固有種「バンダイクワガタ」が咲いていました。ここ以外では見ることができません。皆さんも是非どうぞ。 ・ 山頂で35分ほどのんびりして,下山開始です。下山は少々渋滞したため,25分ほどかかって弘法清水に戻りました。 ◆ 弘法清水〜火口原〜裏磐梯スキー場 ・ 弘法清水からは裏磐梯スキー場へと下ります。その場合,西に中ノ湯跡から下るルートと,東に火口壁を下るルートがあります。 ・ 今回は,櫛ヶ峰や火口壁の眺めが良さそうな,火口壁ルートを選びました。ただし,地図上では点線ルートですので少々不安でした。 ・ 幸い,二人の若者が先行して歩いていたので,後に続きました。弘法清水を下るとすぐの分岐を沼の平・川上口方面に右に向かいます。 ・ 目の前には,櫛ヶ峰の荒々しい姿が望めます。沼の平方面の登山道を右に分け,そのまま櫛ヶ峰の肩に出ると,火口壁がすごい迫力です。 ・ 振り返ると,先ほどまで山頂に立っていたはずの磐梯山が,遙か高く聳えています。不思議ですね。 ・ ここが火口原への下降地点です。ここからは,急な傾斜を400メートルほど下ります。 ・ あまり人が歩いてはいないようですが,ルートははっきりしていて迷うことはありません。 ・ 火口原には25分ほどで到着しました。さらにそこから5分ほどで,川上ルートとの分岐です。指導標があるので,迷うことはありません。 ・ 分岐から先は,火山岩地帯のアップダウンとなり,少々疲れます。その後,熊が出てきそうな深い森の中を歩き,14:58にスキー場分岐に到着。 ・ ここからは,ゲレンデの中の下りとなります。眼下には,遠く桧原湖が望めます。すっかり晴れ渡り,暑い日差しの中を歩きました。 ・ リフトの下部から振り返ると,磐梯山の山頂が見えていました。スキー場ゲートには15:22に到着しました。 |
写真
裏磐梯スキー場入口ゲートの前にクルマを駐車し、自転車で雄子沢登山口へと向かいます。距離は約6キロ。最初こそ下りですが、国道に出ると登りが続いて、結構きついです。
拍手7/2 4:31
裏磐梯スキー場入口ゲートの前にクルマを駐車し、自転車で雄子沢登山口へと向かいます。距離は約6キロ。最初こそ下りですが、国道に出ると登りが続いて、結構きついです。
04:55、雄子沢登山口に到着しました。スキー場から自転車で25分かかりました。この登山口を05:00にスタートしました。
06:14 雄国沼湿原に出ました。一面、ニッコウキスゲの大群落です。
ニッコウキスゲのアップ。朝早い時間なので、まだ花びらが開ききっていません。
喜多方からの一番バスが到着したらしく、だんだんと人が増えてきました。
林道の途中にゲートがありました。この先は草が生い茂っていて、朝露でズボンがびしょびしょになりました。
08:15に猫石に到着。周囲はガスで見えません。ここで20分ほど休憩しました。
08:55、猫魔ヶ岳に到着。こちらもガスなので、休憩せずに八方台へと向かいます。
到着したときはガスで何も見えませんでしたが、しばらくすると青空が出てきました。
山頂碑の周囲は、平坦で、小さなテントなら張れそうです。でも、テントは禁止?
左に行けば、八方台・裏磐梯スキー場方面。右に行けば川上温泉・沼の平方面。今回は、川上温泉ルートを下山し、火口原分岐から裏磐梯スキー場へと向かいます。
7/2 13:27
左に行けば、八方台・裏磐梯スキー場方面。右に行けば川上温泉・沼の平方面。今回は、川上温泉ルートを下山し、火口原分岐から裏磐梯スキー場へと向かいます。
沼の平分岐を過ぎた付近から、櫛ヶ峰を望む。登山道は中央付近の小ピークから火口原へと下ります。
下降ルートから檜原湖を望む。道はあまり歩かれていないようですが、迷うことはありません。
14:32 川上ルートと裏磐梯スキー場ルートを示す指導標。ここを左に。
しばらくは、このような火山岩地帯をアップダウンしますので、結構疲れます。
振り返ると、リフトの先に磐梯山の山頂が見えていました。スキー場入口ゲートには15:22に到着しました。
感想
・ 7月上旬は,雄国沼湿原のニッコウキスゲが満開を迎える時期です。晴れの天気予報だったので,久しぶりにあの素晴らしい景色を見に行くことにしました。
・ でも,多くの人が訪れるので,すごく混雑しそうです。喜多方からの一番バスが到着する前なら,それほど混まないだろうと思い,朝5時に雄子沢口を出発。
・ 予想どおり,湿原を散策していたのは,10人ほど。でも,時間が早すぎたせいで,ニッコウキスゲの花が開いていません。もう少し遅い時間にすべきでした。
・ しかしながら,天気は快晴。素晴らしい眺めでした。ここはミニ尾瀬沼とでも呼びたくなるほどの天上の楽園です。皆さんも,是非どうぞ。
・ 雄国沼だけではトレーニングにならないので,このあと,磐梯山まで足を伸ばしました。累積標高差は1,600メートルを超え,距離は約22�辧�
・ さすがに疲れました。特に弘法清水から山頂までの最後の登りがきつかったです。
・ 山頂から下ってきた白人男性が,2台のカメラを首からぶら下げている私の姿を見て「Two cameras!」と驚いていたので,「Yes! different lenses!」と返しました。1台は風景用超広角ズーム,もう1台は花の接写用マクロレンズです。
・ 山頂では,大休止です。そのうち,ガスが晴れ,周囲が見渡せるようになりました。花の撮影のあと,山頂をあとにしました。
・ 弘法清水から裏磐梯スキー場へと至る火口壁の下りからの眺めは圧巻でした。眼前に櫛ヶ峰を眺めながら,迫力ある展望が素晴らしい。
・ 今回は,裏磐梯スキー場にクルマを駐車し,自転車で約6キロ離れた雄子沢登山口に移動しました。
・ 移動区間の半分は登りなので,結構疲れますが,その分面白いコース取りができました。
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ロケーションの美しさと、記録の色彩、とても楽しめました。
マクロの風景にビックリです。
最後の一枚は、欧州の様ですね
１１３さん、コメントありがとうございます。
風景を撮るのには、３５ミリ換算18-36ミリ超広角ズームが便利ですが、
パンフォーカスとなるため、それだけではどうしても単調な絵づくりと
なってしまいがちです。
そんなときに、換算９０ミリの中望遠マクロレンズが活躍します。
遠景を引き寄せ、遠近感をボカすことで主題が明確になります。
この両方のレンズをうまく活用することで、メリハリの効いたアルバムに
できれば良いなあ、と考えているところです。
最後の写真に気づいて頂きうれしいです。
自分としては、なかなか良い感じが出せたかなと思っていたので。
また今回の写真の中で、この中望遠レンズの持ち味を最も引き出せたのは、
�癸隠瓦亮命燭�なと思っています。
ですから、この写真を評価して頂きましたこと、とてもうれしいです。
いつも、私の写真をじっくりご覧頂き、ありがとうございます。
撮影者冥利につきます。
実は、7枚目のシルエットに魅せられて、何度も何度も拝見しています。
とてもカッコよく、憧れの一枚です。
鎖場が一番ですが(^^♪
rikimaruさんのレコ、楽しみです。
１１３さん
ありがとうございます。
憧れなんてお褒めの言葉，恥ずかしい限りです。
それほどまでに仰って頂きましたので，少し大きな画像に入れ替えてみました。よろしければ，ご覧下さい。
仕事が忙しいこともありますが，槍・穂高縦走で満足してしまって，このところモチベーションが上がりません。そろそろ次のテント縦走を考えなくちゃ！
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