山行記録: 日蔭三頭ノ沢

記録ID: 1168761

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沢登り

奥多摩・高尾

日蔭三頭ノ沢

2017年06月12日(月) [日帰り]

東京都山梨県

hananao

体力度

日帰りが可能

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GPS: 03:54
距離: 7.8km
登り: 905m
下り: 887m

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歩くペース

速い

0.8～0.9

ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り

山行: 3:19
休憩: 0:36
合計: 3:55

距離 7.8km 登り 905m 下り 905m

10:13

24分

スタート地点

10:37

10:45

96分

三頭大滝

12:21

12:29

4分

大沢山

12:33

12:34

12分

三頭山避難小屋

12:46

3分

三頭山(西峰)

12:49

13:03

0分

三頭山

13:03

13:04

6分

御堂峠

13:10

13:12

33分

ムシカリ峠

13:45

13:47

14分

三頭大滝

14:01

5分

森林館

14:06

2分

檜原都民の森駐車場

14:08

ゴール地点

天候	くもり
過去天気図（気象庁）	2017年06月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車都民の森は休園日なので仕方なく手前の路肩に駐車。駐車場ぐらい解放してくれてもよさそうなものだが。アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	日蔭三頭ノ沢（三頭沢左俣）：水量の少ないヤブ沢で危険個所はない、というよりも全く沢登りの対象とはならない。しかし奥多摩には珍しく出合から源頭まで自然林に覆われていて深山の趣が堪能できる。

写真

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ケヤキの道から入る

2017年06月12日 10:16撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 10:16

ケヤキの道から入る

まずは三頭沢の大滝を見物

2017年06月12日 10:40撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 10:40

まずは三頭沢の大滝を見物

石山の道が沢を渡るところで入渓

2017年06月12日 10:45撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 10:45

石山の道が沢を渡るところで入渓

水量が少ないボサ沢だ

2017年06月12日 10:49撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 10:49

水量が少ないボサ沢だ

ナメ。沢登りらしかったのはここだけ。この先水流は細りヤブで歩きにくいので左岸の段丘上を歩く

2017年06月12日 10:55撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 10:55

ナメ。沢登りらしかったのはここだけ。この先水流は細りヤブで歩きにくいので左岸の段丘上を歩く

朽ちた巨木。このあたりの雰囲気は屋久島のよう

2017年06月12日 10:59撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 10:59

朽ちた巨木。このあたりの雰囲気は屋久島のよう

この木も太い

2017年06月12日 11:02撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:02

この木も太い

最初に目に付いた巨樹。カエデのようだ

2017年06月12日 11:05撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:05

最初に目に付いた巨樹。カエデのようだ

2017年06月12日 11:06撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:06

2017年06月12日 11:07撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:07

美味しそう？

2017年06月12日 11:10撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:10

美味しそう？

次の巨樹。これは太い。樹種はよくわからないが、ミズメかもしれない

2017年06月12日 11:14撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:14

次の巨樹。これは太い。樹種はよくわからないが、ミズメかもしれない

絡みつく蔓もまた太い

2017年06月12日 11:15撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:15

絡みつく蔓もまた太い

反対側から

2017年06月12日 11:17撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:17

反対側から

巨樹はまだ続く。お次は…

2017年06月12日 11:23撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:23

巨樹はまだ続く。お次は…

シオジだろうか。圧倒的な大きさ

2017年06月12日 11:23撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:23

シオジだろうか。圧倒的な大きさ

シオジとしては有数の太さだろう

2017年06月12日 11:24撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:24

シオジとしては有数の太さだろう

美しい樹姿

2017年06月12日 11:24撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:24

美しい樹姿

そしてすぐ傍の沢床にはカツラの巨木

2017年06月12日 11:27撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:27

そしてすぐ傍の沢床にはカツラの巨木

独特の雰囲気

2017年06月12日 11:27撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:27

独特の雰囲気

右手斜面に特異な幹

2017年06月12日 11:32撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:32

右手斜面に特異な幹

瘤だらけ

2017年06月12日 11:32撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:32

瘤だらけ

樹種はわからない。最上部の葉を拡大してみるとカエデ類の輪郭だったが…

2017年06月12日 11:32撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:32

樹種はわからない。最上部の葉を拡大してみるとカエデ類の輪郭だったが…

主に沢床から一段上がった左岸をゆく。緩斜面が続き歩き易い

2017年06月12日 11:34撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:34

主に沢床から一段上がった左岸をゆく。緩斜面が続き歩き易い

こちらは明らかにカエデだ

2017年06月12日 11:35撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:35

こちらは明らかにカエデだ

2017年06月12日 11:36撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:36

突然、動物の咆哮が谷間に響き渡る。続いてバキバキと枝が折れる音。たぶんサルだろうとは思ったものの怖い

2017年06月12日 11:38撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:38

突然、動物の咆哮が谷間に響き渡る。続いてバキバキと枝が折れる音。たぶんサルだろうとは思ったものの怖い

右斜面には大きなトチ。傾斜が急なので近づくのはやめた

2017年06月12日 11:52撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 11:52

右斜面には大きなトチ。傾斜が急なので近づくのはやめた

そろそろ源頭。ヤブがうるさくなるので右斜面に逃げる

2017年06月12日 12:04撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 12:04

そろそろ源頭。ヤブがうるさくなるので右斜面に逃げる

沢を詰めると大沢山東尾根の最上部に辿り着く

2017年06月12日 12:18撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 12:18

沢を詰めると大沢山東尾根の最上部に辿り着く

大沢山

2017年06月12日 12:21撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 12:21

大沢山

せっかくなので三頭山まで足を延ばす

2017年06月12日 12:49撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 12:49

せっかくなので三頭山まで足を延ばす

東峰で昼食。曇ってはいたが、そこそこの展望

2017年06月12日 12:51撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 12:51

東峰で昼食。曇ってはいたが、そこそこの展望

下りはブナの道大滝コース。こちらにも巨樹があり解説付きだ

2017年06月12日 13:31撮影 by Canon PowerShot G5 X, Canon

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6/12 13:31

下りはブナの道大滝コース。こちらにも巨樹があり解説付きだ

撮影機器：

Canon PowerShot G5 X Canon

装備

個人装備	GPS ロープハーネスヘルメットディッセンダー渓流シューズ
備考	・熊鈴を忘れた。・沢装備でなくても登れる。

感想

hananao

今季は南秋川右岸のあまり記録がない小さな沢を歩いている。森沢、南沢、ハチザス沢と登ってきて、次に気になったのが日蔭三頭ノ沢だ。

日蔭三頭ノ沢は、手持ちの沢登りガイド本には三頭沢左俣となっており、一言「平凡な沢」で片付けられている。三頭沢は滝が多い美しい沢で沢登りの対象となっているが、それは大滝まで。さらに奥を源頭まで詰める方は少ないようで、ネット上でも記録は見当たらない。もちろんヤマレコにも未記載。いわゆる「遡行価値のない沢」なのだろう。

しかし価値というのは主観の問題だ。沢登りの価値というのは滝を登り淵を泳ぎナメを歩くことにあるのだろうが、平凡な沢をのんびり歩くのもいいものだ。それに何より、今の私に三頭沢下部を単独遡行する自信はない。

さて、実際に入渓してみると予想以上のヤブ沢で、遡行価値がないとされるのも頷けた。しかし深い自然林の中の踏跡(獣道)を拾って登ってゆくと、思わず歓声をあげたくなるような巨樹が現れた。そしてその後も次々と…。どれも奥多摩としては有数の巨樹で、狭いエリアにこれだけまとまって見られるのは珍しい。昨秋訪れた日原のナラテイロに匹敵するのではないかと思う。

という訳で、日蔭三頭ノ沢は、私にとって最高度の「遡行価値のある沢」になった。やはり登ってみなければわからない。

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