吾妻山〜鳴神山周回 清楚なヒメイワカガミ 帰りはぶらっと県道で


- GPS
- 09:47
- 距離
- 24.6km
- 登り
- 1,504m
- 下り
- 1,512m
コースタイム
- 山行
- 8:15
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 9:46
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
オオスズメバチが活動している。むやみに刺激しない事。 吾妻山〜鳴神山は樹林帯内を歩く単調なアップダウン縦走。景観がなく花も咲いていない、景色が見えるのは岡平や大形山の一部だけ。吾妻山山頂から鳴神山山頂まで誰一人会わなかった。静かな登山道を一人、心折らさずひたすら歩く。私はピストンを嫌い、復路は県道で花を見ながら吾妻公園まで歩いて帰った。12kmの散歩。 詳細は桐生市作成の登山道地図を参照。 http://www.city.kiryu.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/002/124/hikinga3_4p.pdf |
その他周辺情報 | 桐生が岡公園入園無料。動物園も当然無料。 |
写真
感想
昨日の赤城山縦走の疲れもなく、予定通り吾妻山〜鳴神山縦走でヒメイワカガミ鑑賞に行く。カッコウソウは終盤なので残っていれば幸運。
猛暑日が連日続く下界からの脱出。5月中旬で7月の気温、北関東平野部は暑すぎる。
前橋から1時間かからずに吾妻公園に到着。
駐車場はガラガラだが、園内の道は早朝の散歩でそこそこ人がいた。
第一男坂先でオオスズメバチが樹液を吸っていた。第二男坂の急登を上がると山頂に到達。南側には桐生市足利市が広がる。
次のポイント萱野山へ向かう。檜と杉の樹林帯は全く景観がなく単調。
ツツジも終わり、足元に花さえ咲いてない。岡平の植林地と大形山山頂が唯一の眺望がある。金沢峠の長い急坂を登るとやっと中間地点。
大した距離でもないのだが、景観の悪さで遠く長く感じてしまう。時々見上げて新緑を楽しむ。
一人静かな登山道、鳥とシカの鳴き声しか聞こえない。吾妻山山頂から鳴神山山頂まで誰一人会わなかった。心を折らないよう頭と心を無にする。何も考えず足を右、左と単純に出していくだけ。気が付くと雷神岳神社が見え、肩の広場に着いていた。
桐生岳山頂に着くと中高年の団体ハイカーがやかましかった。楽しそうで何より。
やや霞がかっているが、日光白根山、皇海山、赤城山が見え、歩んできた長い稜線と関東平野が見渡せた。360度の眺望が素晴らしい。双耳峰の鳴神山のもう一つの頂き、仁田岳は眺望がない。
仁田岳、第一見晴を過ぎると北斜面にヒメイワカガミの群生がある。
ヒメイワカガミを見るために、約10kmを4時間かけて縦走してきたと言っても過言ではない。トラロープで保護され立入禁止だ。午前は日陰なので午後下の方から見ると美しい。純白の花弁と可愛らしい形が、大和美人を彷彿とさせる。まだ日が暗いので一度椚田峠へカッコウソウを見に行く。
カッコウソウ北保護地はもう終盤。何本かしか咲いていなかった。一番下のところにこちら向きの花を見つけて撮影し、また第一展望台まで登り返す。多少日が当たるヒメイワカガミを撮影、鑑賞し、肩の広場まで下りこんで昼食。
昼食も暖かい汁物からパスタへと夏バージョン。
自宅からひき肉たっぷりのボロネーゼソースを作って持ってきた。
パスタを茹でてソースを和えて食べた。やはりうまい。
残したソースとグリルチキンと野菜でオープンサンドにしてパクついた。
再装備して出立しようとしたがふと考えた。無景観で単調なピストンをやめ、県道を歩いて帰ることにした。約12kmだが、道端の花や景色を見ながら帰る方がよっぽど楽しい。大滝登山口へガレた道を下りていく。カッコウソウ南保護地はもう一輪も咲いていなかった。途中大滝によってヒーリング。
大滝登山口、樹徳高校大滝山荘の二宮金次郎に見送られて県道沢入桐生線へ。
山間部とはいえ下界はやはり暑い。東南側には先月登った仙人ヶ岳の稜線が見え、高沢川のせせらぎを聞きながら下っていく。西洋タンポポ、アザミやオオカメノキが川沿いに見られた。上流は廃屋ばかりだが、居住民家が見え始めると門前には花が多い。里山の景色を堪能。
約1時間で県道桐生田沼線、梅田南小学校の交差点に出る。県道は里山から街へと変化していくが、左手には仙人ヶ岳の稜線が未だ見えている。金沢口登山道入口、観音橋を過ぎると道端にシランの群生。民家から会社、商店が増えてくる。
高沢川は桐生川に合流して川幅を広げ、空にはトンビが舞いカラスと領空権争いをしていた。
桐生女子高を経て、群馬大学工学部、桐生工業高校を過ぎると西へ登り返す。
ちょっと道草を食っていく、桐生が岡公園に寄り道。未だに入園料は無料。
遊園地を眺めてノスタルジーに浸り、動物園に行って癒しをもらった。
閉演が16時半なので、そのまま南門から出ると光明寺参道、吾妻公園へ向かう。
約12km、2時間半かけてぶらぶらと散策してきた旅も終わる。
眩い夕日を浴びながら、桐生が岡公園閉園の音楽「七つの子」が寂しく聞こえた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する