雪崩のリスク回避で北穂を断念し、涸沢でまったりと


- GPS
- 50:33
- 距離
- 34.6km
- 登り
- 1,231m
- 下り
- 1,214m
コースタイム
- 山行
- 2:21
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 3:53
- 山行
- 4:21
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:20
天候 | 4/29:曇りのちみぞれ(雷) 4/30:快晴 5/1 :雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
往路はジャンボタクシー(1000円/人) 復路はバス(1160円/人) |
コース状況/ 危険箇所等 |
この日の北穂沢は頻繁に雪崩が発生していて、下山されて来られた方の中には 数百メートル流されたという方もいらっしゃいました。 ※数日前に5〜60cm降った雪が、この日の朝まで落ちてなかったようで、気温が 高くなったこの日に一気に落ちたようですね。(ただし、小豆沢はまだ落ちて いませんでしたので、こちら方面に行くのも避けました。) ※初めて、雪崩に人が巻き込まれる瞬間を見ました。その方は、登る人がいる ルート上でヒップソリを始め、その行動が雪崩を誘発したようで、その人を 追いかけるように雪崩が落ちてきました。その後、周りにいた人がその人が 巻き込まれて埋もれているのではないかとかなり心配し、ビーコンで確認 しながら下山しましたが、当の本人は小屋で休憩(?)されていたようで、 どこ吹く風って感じ。何かな〜・・・・ |
その他周辺情報 | 下山後の温泉は、『ひらゆの森』(500円)で温泉と食事 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
これ以上進むのは雪崩のリスクが高すぎると判断。ここが我々の本日の山頂です(k)
いや〜、今回は貴重な経験となりました!(g)
下山されている方から「北穂で雪崩で、何人か巻き添えになったが、ケガは無かったようだよ」と聞かされ、「北穂チームの皆は大丈夫か?」と心配してましたが、何事も無く良かったね。(m)
感想
嶺風会のGW定例山行。
今年は北穂を目指すチームと涸沢でのんびりと過ごすチームに分かれ、
初日はのんびりと会社に集合してから出発し、私にとっては初となる横尾山荘
に宿泊。道中、徳沢で昼食を食べて出発しようとすると、雪が降り出したり、
横尾手前では雷が鳴りだすほどでした。
部屋は2段ベッドが添えつけられた部屋で、布団のサイズも一般的な山小屋
サイズよりも余裕のある大きさだ。そして、ジェットバス付のお風呂に入れる
なんて、ちょっと贅沢な感じも。
2日目は、私とgomatさん、siro-kikunさんの3名が北穂登頂のため、男性陣
に見送られて5時過ぎに山荘を出発。ジャスト3時間で涸沢ヒュッテに到着する。
テントを設営中のgomatさんには申し訳ありませんが、足の遅い私とsiroさん
は先行させていただく。途中、下ってくる方々からの情報で、上部では雪崩が
頻繁に発生しているとの情報をいただき、この日の陽気と時間から、これ以上
上部を目指すのはヤバいと判断し、下山することに。ヒュッテには10時半頃に
到着し、まずは乾いた喉を潤します。それ以降、先行で入山されていたMさん
と合流でき、後続部隊も到着して宴会の始まり。結局、中休みはあったものの、
夕食前まで続きました。
3日目は、下山開始時は曇っていたものの、途中からは雨。今回デビューの
NEWザックの機能をフルに活用し、問題がないことも確認できましたが、
ギアループが小さく、ピッケルが挿しにくいのはマイナスポイントでした。
積雪期の北穂沢からの北穂高岳は今回が初めてとなる予定でしたが(雪の東陵
はあるのですが)、残念ながら登ることができませんでした。また新たな課題が
残ってしまいました。
Kameさん、まとめありがとうございました。
感想乗っからさせていただきます。
まずは、参加メンバーの皆さんのおかげで無事安全に山行をでき感謝します。行き帰りに雨が降ったけど涸沢で晴れて、涸沢ヒュッテのテラスで穂高を見ながら、とかげができ良かったです。
さて、今回の山行。最初の予定では北穂組でとしていましたが、早々と涸沢組に変更をしました。その心は出発前々日の降雪と気温予想、多分北穂沢はいつも以上に雪崩れると判断してのことです。当日現地で判断とも思ったのですが道具を持って行ってしまうと自分のGOのスイッチが止まらなくなってしまうのを恐れての事でした。
予想通り横尾からの道すがら、屏風岩で雪崩によるスノーシャワーが頻発、本谷橋からは北穂東陵の末端からもスノーシャワー。心の中で先行した北穂組が心配で心配でたまりませんでした。すれ違った登山者からの情報で北穂沢で雪崩て四人位巻き込まれたと聞いた時は、生きた心地がしませんでした。一緒に行って「上は、やめよう!」と言うべきだったのでは。
涸沢ヒュッテに到着した時にそこに北穂組の面々が座っていた。「よかった」流石我々の仲間、自らの判断で難を逃れていた。サッサとやめた自己反省をしつつ、安全第一を強く噛み締めました。
そんな反省をしつつ、静かな涸沢がご褒美をくれ広がる雪景色をプレゼントしてくれました。〔感謝〕
今回の山行で、初めて横尾山荘で宿泊という事で、自分にとっては初めてのパターンでした。
横尾山荘、きれいで寝場所もベットではあるけれど、ゆったり眠る事もでき、風呂に入ることもできるとあって、山小屋としてみれば、本当に快適な宿でした。
私の場合、横尾泊の時点で北穂に登り、涸沢まで帰るのは、チョットしんどいかなぁと思い、まったり涸沢チームでエントリーということで、気持ち的にも体力的にも非常に楽な山行でした。
行きと帰りこそは、雨や雷と天候は良くありませんでしたが、2日目のメイン・涸沢では、ピーカンで雪の穂高を満喫できました。たまには、このような山行もいいですね。
2年ぶりの涸沢と北穂を楽しみとしてましたが、直前の降雪や気温の上昇から北穂沢では大小の雪崩が頻発し、結果的に登頂を諦めることとなりました。
二日目、涸沢着次第テント設営をしsiroさんkameさんの後を追うよう北穂沢を登りだす矢先、雪崩が発生。幸いゆっくりと(と言ってもそこそこ早い)した流れだったので、横にそれることでデブリに巻き込まれずに済みました。
雪崩が落ち着いたのち、お二人と合流し無事を確かめ合い安堵しました。
後発組の皆さんとも合流しプチ宴会、話題の中心はこの日の出来事でした。
三日目は降雨。少しやりきれない思いのなか下山しました。
と言っても仲間全員が怪我無く無事に下山できたことが一番ですので、得難い経験と勉強できたことに感謝ですね。
ゴールデンウイーク、なかなか記事でないと思いきや行ってましたね,kameさん
迫力満点の山行でしたね、お疲れ様でした
今回の山行は、北穂登頂を断念したため、
最終的には景色を楽しみながら飲んだくていた
ぐうたら山行でしたが、たまにはこんなのもいいもんですね
kameさん、そしてみなさん、穂高を楽しまれ何より
ちょっと天候が不順だったようですが、それは愛嬌と言うことで…
じゃあ皆さんに、この歌をプレゼント
1 穂高よさらば また来る日まで
奥穂に映ゆるあかね雲
返り見すれば遠ざかる
まぶたに残るジャンダルム
2 滝谷さらば また来る日まで
北穂へ続く雪の道
返り見すれば遠ざかる
まぶたに残る槍ヶ岳
3 涸沢 さらば また来る日まで
横尾へ続く雪の道
返り見すれば遠ざかる
まぶたに残る屏風岩
4 岳沢 さらば また来る日まで
前穂をあとに河童橋
返り見すれば遠ざかる
まぶたに残る畳岩
tokageです。
ありがとうございます。雪山賛歌穂高バージョンですね。
これを口ずさみながら上高地へと続く道を帰るのが好きです。でも一番しか歌えませんでした。フルを教えて頂いたので頑張って覚えます。
確かに、初日と最終日の天候は不順で、これが原因で登頂を断念したのなら
諦めもつきますが、肝心な時に天気が良すぎ、残念ながらピークを踏むことすら
できなかったのは、何かモヤモヤとしたものが残りますね
この歌、今回は参加されなかった、山のお師匠様からいただいた「山の歌」集
にあったと思います。特に『3番』は、今回の山行にピッタリの歌ですね
karl1953 さん、こんばんは。
1日は、快晴の穂高を堪能できましたので、それなりに楽しむ事ができました。
まさに、歌詞のように・・・さらば また来る日まで・・・の涸沢でした。
karlさん、改めましてこんにちは!
お恥ずかしい事に山の歌には全く疎いものでして、勉強になります。
それぞれの情景が思い浮かばれて良いものですね
欲を言えばこの詩通りの情景が今山行で見れたら最高でしたが、
またの機会ですね
丁度 徳澤園のテラス写真に私どもの後ろ姿が写っています
ご無事の山行きお疲れさまでした
北穂高〜雪崩から奇跡の生還のタイトルで
多分原因者の投稿と思われる文章がアップされていますね
厚顔無恥とは この事かと
cdraさん、初めまして。
テラスが新しくでき、徳沢園も休憩場が増えて過ごしやすく
なりましたよね
我々は、ただ単にビビリなだけですよ。
あの雪崩を見て、速攻で下山を決定しましたが、本当は登りだす
前にその判断ができるといいとは思いますが、なかなか難しいですよね。
それでも登ろうとする方がいらっしゃいましたら、ちょっと疑いたく
なっちゃいますが。
そのレコは確認しております。その方が原因者とは言い切れませんが、
せめて、シリセードやヒップソリをする時、ルートを外して行って
欲しいですよね。
cdraさん初めまして。こんばんは。
今山行での経験は貴重なものとなりました。
巻き込まれずにかわせて本当に良かったなと。。。
私はまだ経験浅いもので、シリセードの方の行為は反面教師として活かします
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する