鹿島槍ヶ岳・北股本谷


- GPS
- 12:42
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,951m
- 下り
- 1,950m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2017年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・森林限界より上は30cm以上の積雪。雪崩、雪庇の踏み抜きが恐い ・第二岩峰は除雪が必要。ホールドを探すのに苦労する |
写真
感想
昨年西沢経由で登り北股本谷を滑ったが、本谷は本来の目的ではなかった。改めて今度は東尾根経由で挑んだが、ラッセルと第二岩峰の通過に時間を取られ、またしても本谷滑降となった。鹿島槍のピークはいずれのルートからも遠く、タイミングを掴むのがなかなか難しい。
朝2時前に大谷原をスタート。林道を歩き橋を渡る前に2台車が停めてあり、登山者の足跡がついていた。東尾根の末端から取り付いていたが、尾根に乗り上げてからはトレースがなく、その後2人に会うことも無かった。引き返したのだろうか。
一ノ沢ノ頭までは快適なシール登高となったが、そこからはナイフリッジを板を背負って歩く。雪はまだ深くはないので、さほど問題はない。2177Pをツボ足で巻き、休憩している頃に夜が明けた。ここからは予想を超える積雪量で尾根上の吹き溜まりでは1m以上ある箇所もあった。今日もラッセルマシーンがいるので心強い。基本的にはツボ足で高度を上げる。
第一岩峰手前は積雪量が多く、取付までのラッセル、登攀でロープを出すことにより時間がかかる。ルンゼは広く、雪は安定しているようなのでこちらを経由して第一岩峰を巻くことにした。一人ずつ斜面に入り、ジグを切り高度を上げ、雪崩の発生区や走路から外れたところで立ち止まり、今度はもう一人が歩く。これを繰り返して第二岩峰近くまで来た。
第二岩峰もクライマーズレフトのルンゼから巻けるが、こちらは斜度が増し、稜線にも近いことからウィンドローディングしているようだ。ニペソツの二の舞だけは避けたいので、岩峰に突破口を求める。30m の補助ロープなので、落ちられない。私が1P目をリードするが、除雪が必要で本来であれば簡単な登りに時間を要す。リッジが終わった所で残置ハーケンにナッツを足してビレイ。
2P目はUTMFがリード。難しいようで時間を要した。UTはフリーで抜けたようだが、フォローは時間をかけないようにフリーなど無視して出だしからエイド全開で行く。一箇所ハングしている箇所があり、スリングが2つぶら下がっている。1つは手がかり、もう1つはアブミとして残置されたようだ。迷わずフル活用するもそれでも悪く、最終的にグローブを脱ぎフィストジャムで身体を引き上げ、なんとか這い上がった。ソロで抜けている人も多いので、こんなに奮闘的なクライミングになるとは予想していなかった。
あとは歩くだけ。しかしかなりのラッセルだった。登攀でメンタルもすり減り、雲が出てきて風も冷たい。荒沢奥壁のダイレクトルンゼ、北壁の正面ルンゼ等ちらりと見たが、芳醇な死の香りがした。Heaven can wait. 今日はその日じゃない。目的の斜面までも行かずに北峰をゴールとし、吊り尾根から北股本谷滑降を決めた。
出だしのスキーカットで少し雪崩れたが、後は問題なし。前回はカチカチデブリで壮絶だった本谷を今日は比較的快適に下降した。鎌尾根末端あたりで小休止した後、林道を滑って帰途につく。昇温により滑りが悪く、トレースも無いため時間を要した。今回も目的を果たせなかったが、いつかまた来たいと思う。
<16-17シーズン出勤表>
FISCHER TRANSALP80:4★
ATOMIC CHARTER 100:7
FISCHER BIGSTIX 122:5
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合計:16
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