【残雪期】鹿島槍ヶ岳東尾根(敗退)


- GPS
- 12:15
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 985m
- 下り
- 985m
コースタイム
天候 | ■3/7(金) 曇り時々晴れ🌤️時々風雪🌨️ 気温:-14.4℃ ~8.3℃ 風速:5~15m/s ■3/8(土) 晴れ時々曇り🌤️ 気温:-11.8℃ ~1.4℃ 風速:ほぼ無風 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※除雪車の邪魔にならないよう駐車位置に注意⚠️ |
コース状況/ 危険箇所等 |
■今回は終始トレースはなく、厚く固いモナカ雪だった。 ■取付き箇所:雪の状況を見て判断。今回はポピュラーな取付き場所より少し手前から取り付いた。 ■取付き場所~標高1800m付近:厚さ5センチほどのモナカ雪。明瞭な尾根を登る。 ■標高1800m~1950m: 一部キノコ雪や大きな雪庇があり、ルーファイが必要。 厚さ8~15cmのモナカ雪は固くピッケルのシャフトが刺さらないので、ピックを刺したり膝でモナカを砕いて進んだ。 |
その他周辺情報 | ■下山後の温泉♨️ 道の駅おたり内 深山の湯 700円@ https://www.michinoeki-otari.com/facility/hotspring/ かけ流しの湯でなかなか良いお湯でした😊 ■敗退後なのにご褒美🍽️ 【グリンデル】 0261-72-4515 長野県北安曇郡白馬村北城8853 https://tabelog.com/nagano/A2005/A200503/20000649/ 後立山で敗退し 午前中に下山しちゃった際には超おすすめのお店!🤭 今回はチーズハンバーグ定食とプリンを頂きました。時間は必ずグリンデルセットを注文!! |
写真
装備
個人装備 |
【一般残雪期装備】
一般冬服装備
ハードシェル(上下)
ゲイター
インナー・アウター手袋
オーバー手袋
ゴーグル
バラクラバ
ネックウォーマー
防寒装備(ダウン上下・象足・フリース・ウール帽子等)
予備装備(アンダー・グローブ類・靴下等)
冬靴
ザック
プラティパス(2.5ℓ以上)
テルモス(0.85ℓ)
食器類
ライター
山行計画書(KM)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS(アプリで可)
筆記用具
ファーストエイドキット
ダクトテープ
予備靴ひも
常備薬
日焼け止め
曇り止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
カイロ
ストック(2)
シュラフ(冬季用)
シュラフカバー(任意)
スリーピングマット
ビニール袋(数枚(靴入れ・ゴミ袋))
新聞紙(靴乾燥用)(適量)
ビーコン
スコップ
ゾンデ
ツエルト(ソロ用/※テント所持者以外が携行)
非常用バーナーキット(バーナー/小コッヘル ※メイン鍋/バーナーを持たない者が所持)
ガス缶(厳冬期用 230ml)×1
【登攀装備】
ヘルメット
アイゼン
アックス(2)+リーシュ
アルパインハーネス
セルフビレイコード+環ビナ
ATC+環ビナ
120cmダイニーマスリング+カラビナ(1)
冬季用支点構築セット(120cm(240cm)ダイニーマスリング・環ビナ3)
普通カラビナ(2)
ギアラック(スリングで可)
ワカン
【食料品】
朝食(3)
行動食(3)
夕食(3)
嗜好品(適量)
非常食(500kcal程度)
【その他】
風呂・着替えセット
前泊セット(耳栓etc)
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共同装備 |
【KM】
ダブルロープ50m
スノーバー(A)
カム(#0.5/#0.75/#1)
60cmアルヌン(2)
120cmアルヌン(2)
シングル2テン(NF携行)
鍋(1ℓ)及びバーナー/ブス板(1)
LEDランタン
スノーペグ(2)
雪袋
水作りセット
【NF】
スノーバー(B)
雪落とし用ブラシ
テントシューズカバー
|
備考 | ■(け)今回の重量は23kg。 体調により普通に背負える時と背負えなくなる時の差が増えてきた。 ■(け)身体が重く思ったように動かない、翌朝から筋肉痛が酷い 等の症状はもしかすると持病の酷いアレルギー性鼻炎の影響かも知れない… 毎年この時期にこのような症状(熱のない酷い風邪の様な症状)で山行中止になることがあるので。 |
感想
【残雪期】鹿島槍ヶ岳東尾根(敗退)
この山行で自身の節目を感じた。
人をあてにしない厳しい山を理想とし、少しでもそれに近づけるように山を登ってきたつもりだった。
でも それがもう出来ない身体になってきていると 薄々勘づいては来ていた。認めたくなかった…
それが今回の誕生日山行で、すっと腹落ちした。
もう若くはない、でもまだまだ新しい世界を見たい。ならば そんな拘りは捨ててしまおう。
見たい景色は まだまだあるんだ…
そんなスッキリした気持ちで、美しい後立山の稜線を背に山を下りた。
55歳の新しい山が始まる…
東京都山岳連盟 【頂 山の会】
https://itadaki2009.wixsite.com/itadaki
鹿島槍東尾根は、先週の温かさでゆるんだ雪が凍った模様。
標高1850mから100mの登りは、何度も強い飛雪が視界を遮り、厚く固いモナカ雪との格闘。ここだけで1時間半もかかってしまった。
一ノ沢の頭直下の夜はしっかり寒く、何度か目が覚めた。
翌朝 一ノ沢の頭まで登ると、鹿島槍を正面に雪をまとった360度の絶景が広がる。想像していたよりずっときれい…
眺めを堪能してから、この先を相談する。
そもそも初日にニノ沢の頭まで進めなかったこと、モナカ雪に新雪が乗って第一岩峰の雪が不安定そうなこと、前日のモナカ雪で朝から足がパンパンなこと。
下りよう。
日曜も天気は穏やかなはずなのに、誰も登って来ない静かな東尾根だった。
今までにない雪の付き方を判断して、短いけれど絶景に囲まれた良い時間でもあった。
また、頑張ろう。
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