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Yamareco

記録ID: 1032711
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雪山ハイキング
谷川・武尊

Xmas武尊山 STCスキーベンチャーで遊ぶ

2016年12月25日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
4.7km
登り
510m
下り
514m

コースタイム

日帰り
山行
4:30
休憩
0:25
合計
4:55
10:05
10:10
170
13:00
13:10
80
14:30
14:40
20
天候 ガス時々晴れ -6℃ 少し風あり
天気図 http://www.tenki.jp/past/2016/12/25/chart
過去天気図(気象庁) 2016年12月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
3連休最終日だけあって、トレースがしっかりとついていました。

<登り:板を担いだ箇所>
・川場スキー場から剣ヶ峰山に登る途中の急登、距離にして300mほど
・剣ヶ峰山から武尊山方面への下り出し(凍結した岩場。兼用靴の場合アイゼン推奨します)
・沖武尊山頂手前から山頂にかけて(シールのトラブルで担がざる終えず)

全長99cmファンスキー+Geckoモヘアスキンを使用して、上記3箇所以外は登山者のトレース横をハイクアップしました。ただしこの日(12/25)のコンディションでは登山靴ツボ足でトレースを辿った方が楽な上、時間的に大差ないので、雪遊びと割り切った方が良いです(笑

<下り:滑走できた箇所>
・沖武尊山頂から数分下った地点から1975mピーク手前までの尾根 距離500m
・剣ヶ峰山頂直下からスキー場までの(但し途中一箇所担いだ)尾根 距離500m

ってほとんど歩き…?はい、その通りです(笑

新雪期アップダウンの多い尾根の単純往復において、正直な感想ファンスキーは役に立ちませんでした。ただスノーシューよりは滑れて楽しい。例えば登山中に10mシリセードしたい箇所をサクッと100m滑走できるのが、この時期この板の魅力かなと思った次第です。締まり雪では良く滑って小回りできる板なので、3〜4月以降はロング滑走に投入できるかも知れません。重量は片方1.4kgなので、持ち運びは電車・バス利用でも楽ちんです。
標高1400m付近。リフトの柱の基礎が出る程度の積雪
2016年12月25日 09:31撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
12/25 9:31
標高1400m付近。リフトの柱の基礎が出る程度の積雪
標高1800m付近。積雪がぐっと増えて藪が隠れてます
2016年12月25日 09:45撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
12/25 9:45
標高1800m付近。積雪がぐっと増えて藪が隠れてます
ゲレンデトップにて。霧氷が綺麗だ
2016年12月25日 10:01撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 10:01
ゲレンデトップにて。霧氷が綺麗だ
絶好のスキー日和♪背景の山は赤城山
2016年12月25日 10:02撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 10:02
絶好のスキー日和♪背景の山は赤城山
スキーベンチャーにシール装着。ビンディングは固定式
2016年12月25日 10:14撮影 by  Canon EOS M2, Canon
3
12/25 10:14
スキーベンチャーにシール装着。ビンディングは固定式
ヒールフリーモード。99cm板の割にはグイグイ登れます
2016年12月25日 10:07撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
3
12/25 10:07
ヒールフリーモード。99cm板の割にはグイグイ登れます
ふかふか。出だしから新雪のハイクアップ
2016年12月25日 10:23撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 10:23
ふかふか。出だしから新雪のハイクアップ
が、斜度キツい。ジグやハの字で踏ん張るも限界
2016年12月25日 10:24撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
1
12/25 10:24
が、斜度キツい。ジグやハの字で踏ん張るも限界
ずり落ちるわ板埋まるわ…ついに諦めて担ぐことに(笑
2016年12月25日 10:23撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 10:23
ずり落ちるわ板埋まるわ…ついに諦めて担ぐことに(笑
剣ヶ峰山へは結構登ります。雪は良いのでツボ足
2016年12月25日 10:25撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 10:25
剣ヶ峰山へは結構登ります。雪は良いのでツボ足
モンスターの季節はまだ先だけど、これはこれで綺麗
2016年12月25日 10:28撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 10:28
モンスターの季節はまだ先だけど、これはこれで綺麗
おお、剣ヶ峰山カッコいい
2016年12月25日 10:58撮影 by  Canon EOS M2, Canon
4
12/25 10:58
おお、剣ヶ峰山カッコいい
が…武尊山はガスの中。え〜これは残念だわ><
2016年12月25日 10:58撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 10:58
が…武尊山はガスの中。え〜これは残念だわ><
来し方。帰路は楽々滑走♪平坦地が気にはなるが…
2016年12月25日 10:58撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 10:58
来し方。帰路は楽々滑走♪平坦地が気にはなるが…
谷川岳方面。素晴らしい!!
2016年12月25日 11:09撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 11:09
谷川岳方面。素晴らしい!!
剣ヶ峰山頂は狭いです。沖武尊方面への下りだしは注意
2016年12月25日 11:09撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 11:09
剣ヶ峰山頂は狭いです。沖武尊方面への下りだしは注意
念には念を入れて12本爪アイゼン装着
2016年12月25日 11:15撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 11:15
念には念を入れて12本爪アイゼン装着
急な箇所を振り返る。兼用靴の場合アイゼン履いた方が楽
2016年12月25日 11:15撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 11:15
急な箇所を振り返る。兼用靴の場合アイゼン履いた方が楽
行く手。霧氷びっしりの低木が未だ沢山出ています
2016年12月25日 11:15撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 11:15
行く手。霧氷びっしりの低木が未だ沢山出ています
板を担いで低木帯は普通大変ですが、99cmなので楽
2016年12月25日 11:19撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 11:19
板を担いで低木帯は普通大変ですが、99cmなので楽
谷川連峰アップ
2016年12月25日 11:20撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 11:20
谷川連峰アップ
シールのまま滑走してきた来し方
2016年12月25日 11:32撮影 by  Canon EOS M2, Canon
3
12/25 11:32
シールのまま滑走してきた来し方
快適な稜線♪板を揃えてサクサク前進
2016年12月25日 11:35撮影 by  Canon EOS M2, Canon
2
12/25 11:35
快適な稜線♪板を揃えてサクサク前進
深掘りされた下りでは片足を新雪に入れスピード制御、軸足は登山道を滑らせました
2016年12月25日 11:35撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 11:35
深掘りされた下りでは片足を新雪に入れスピード制御、軸足は登山道を滑らせました
沖武尊〜中ノ岳が一瞬顔を出しました!
2016年12月25日 11:42撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 11:42
沖武尊〜中ノ岳が一瞬顔を出しました!
時々除く晴れ間が実に良い感じ
2016年12月25日 11:46撮影 by  Canon EOS M2, Canon
1
12/25 11:46
時々除く晴れ間が実に良い感じ
雄大な稜線をシールでハイクアップ。最高です
2016年12月25日 11:46撮影 by  Canon EOS M2, Canon
1
12/25 11:46
雄大な稜線をシールでハイクアップ。最高です
登りはスノーシュー感覚、下りはショートスキー感覚
2016年12月25日 11:55撮影 by  Canon EOS M2, Canon
2
12/25 11:55
登りはスノーシュー感覚、下りはショートスキー感覚
少し斜度がキツくなってきましたが、まだ行けます
2016年12月25日 11:55撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 11:55
少し斜度がキツくなってきましたが、まだ行けます
この先あたりでシールにトラブル発生。担ぐことに
2016年12月25日 12:03撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 12:03
この先あたりでシールにトラブル発生。担ぐことに
もうすぐ頂上
2016年12月25日 12:56撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 12:56
もうすぐ頂上
今年2回目の沖武尊登頂!兼用靴で急登は辛かった
2016年12月25日 13:02撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 13:02
今年2回目の沖武尊登頂!兼用靴で急登は辛かった
下山開始。ガスが取れないので頂上滑走は諦め
2016年12月25日 13:10撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 13:10
下山開始。ガスが取れないので頂上滑走は諦め
一段下った所から登山道に沿ってショートターン。ここは締まり雪で天国気分♪
2016年12月25日 13:27撮影 by  Canon EOS M2, Canon
3
12/25 13:27
一段下った所から登山道に沿ってショートターン。ここは締まり雪で天国気分♪
が、すぐ雪庇のある痩せ尾根。自分の力量では不安。途中で板を脱ぎました
2016年12月25日 13:36撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 13:36
が、すぐ雪庇のある痩せ尾根。自分の力量では不安。途中で板を脱ぎました
剣ヶ峰山へ登り返し。アップダウン多すぎてスキーのメリットないです(笑
2016年12月25日 13:58撮影 by  Canon EOS M2, Canon
1
12/25 13:58
剣ヶ峰山へ登り返し。アップダウン多すぎてスキーのメリットないです(笑
剣ヶ峰山で小休止
2016年12月25日 14:28撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 14:28
剣ヶ峰山で小休止
ペアで2.8kgの板ですが、スノーシューよりは重かった
2016年12月25日 14:28撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 14:28
ペアで2.8kgの板ですが、スノーシューよりは重かった
剣ヶ峰山直下で板を履きます。スキー場まで下れるかな
2016年12月25日 14:57撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 14:57
剣ヶ峰山直下で板を履きます。スキー場まで下れるかな
剣ヶ峰山より滑走開始^^
2016年12月25日 14:32撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
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12/25 14:32
剣ヶ峰山より滑走開始^^
一箇所低木ブッシュを担いで下り、再び尾根を滑走
2016年12月25日 14:49撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
12/25 14:49
一箇所低木ブッシュを担いで下り、再び尾根を滑走
ひゃっほうと言いながらも慎重に滑走
2016年12月25日 14:49撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
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12/25 14:49
ひゃっほうと言いながらも慎重に滑走
看板の横を滑り抜けてゲレンデへ
2016年12月25日 15:02撮影 by  Canon EOS M2, Canon
12/25 15:02
看板の横を滑り抜けてゲレンデへ
そのままクリスタルコースを滑走
2016年12月25日 15:05撮影 by  Canon EOS M2, Canon
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12/25 15:05
そのままクリスタルコースを滑走
ボーダーに混じって桜川コースを滑走
2016年12月25日 15:01撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
12/25 15:01
ボーダーに混じって桜川コースを滑走
反省点。登り途中、シールのテールフックが外れてベロ〜ンと剥がれました。要対策
2016年12月25日 15:36撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
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12/25 15:36
反省点。登り途中、シールのテールフックが外れてベロ〜ンと剥がれました。要対策
送迎バスで上毛高原駅へ
2016年12月25日 15:48撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
12/25 15:48
送迎バスで上毛高原駅へ
新幹線で帰宅。ショートスキーなので持ち運びは楽です
2016年12月25日 17:13撮影 by  Canon PowerShot S110, Canon
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12/25 17:13
新幹線で帰宅。ショートスキーなので持ち運びは楽です

感想

とりあえずBCもどきを始めようと思い、今月楽天スーパーセールで半額購入したROXAの兼用靴。ソール付け替えでアルペンビンディングにも使えるので、かぐらスキー場で初滑りして足慣らししたのが先週。予定のないXmas、ずっと前からお蔵入りにしていたファンスキーの存在に気づき、これで憂さ晴らしでも、と思い立って雪山に持っていくことにしました^^;

練習するなら乗鞍高原や菅平なんて手もあったのですが、何せ連夜残業でレンタカーを早朝運転する気力なし(笑)そこで新幹線日帰りで行ける雪山を探すと谷川か武尊しかなく、谷川は天気が読めなかったので武尊に決定し、えきねっと予約しました。

ファンスキーですが今回投入したのは「STCスキーベンチャー」と呼ばれるもの。見た目普通のショートスキーですがビンディングが特殊形状で、ヒール固定の滑走モードとヒールフリーの歩行モード、登高モードの3種類に切り替えられます。コバのある靴なら何でもOKのため登山靴で試された輩も多くいらっしゃる様ですが、私には滑れるとは到底思えず、今回兼用靴を買うまでお蔵入り状態でした。

ネットでの前評判を読んで恐らく使い物にならない、と思いつつ10時に入山。ところが意外にも登高性能が良好でびっくり。すり足でスイスイ進めるのはもちろんですが、スノーシューのように少し蹴り込んだりもできる。板が幅広なのも影響してるっぽい。ファンスキー見直しました。

ただコース選択がアホでした(笑)剣ヶ峰山の前後をはじめ痩せ尾根でアップダウンが多く、登山としては面白いものの、滑走には全く向きません(記録を見ると登りに本コースを使い、川場谷を滑走されたレコが多い模様)。それでも今回シール歩行から滑走まで一通り試して、スキーベンチャーのメリットとデメリットは一応理解できました。

<メリット>
・持ち運びのしやすさ。担いでも低木に引っかからず、重さが気にならない
・板の取り回しの良さ。狭い登山道でもトップやテールを引っかけずにシール歩行ができる
・コントロールのしやすさ(兼用靴の場合)。木立やブッシュの中をすいすい滑れる
・意外にも新雪の急斜面に強い。板が埋まった状態で直滑降の姿勢をとり「落ちて」いける
・登高モード。かなり前に重心が来るため、軽く蹴り込みつま先立ちして急登をクリアできる
・滑走モード。締まり雪では普通のショートスキーとしてカービングターンできる

<デメリット>
・非開放ビンディング。コケると大怪我するかも知れず、細心の注意を要する
・ビンディングにバネがついてない。そのため方向転換などでテールが雪に刺さりやすい
・テールが刺さるとシールのテールフックが外れ、それに気づかないとシールが剥がれる
・前後重心は兼用靴でもかなりシビア(ゲレンデ滑走では全く感じなかった)
・ブレーキがなくリーシュコードをいちいち付ける必要あり
・ファットスキーのような華麗な滑りは出来ず、ショートターンか「落ちる」がメイン

といったところでしょうか。次回に活かせるよう頑張りたいと思います。

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技術レベル
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体力レベル
2/5

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