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Yamareco

記録ID: 9062184
全員に公開
ハイキング
中国山地西部

琴引山:八百万の神々が降臨する頂へ(琴引フォレストパークから佐見ルート〜敷波ルートを周回)【島根県飯南町】

2025年12月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
02:50
距離
6.4km
登り
551m
下り
550m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:25
休憩
0:25
合計
2:50
距離 6.4km 登り 551m 下り 550m
12:43
14
スタート地点
12:57
12:58
51
13:49
14:02
54
14:56
15:07
26
15:33
ゴール地点
●コースタイム
琴引フォレストパークスキー場駐車場 1245 ― ゲレンデ 1247 ― 登山口100m 1254 ― 佐見登山口 1256 ― 十畳岩 1309 ― 弦の清水 1322 ― 大神岩 1327 ― 佐見ルート・敷波ルート合流点 1338 ― 琴弾山神社下 1340 ― 琴弾山 1342 ― 琴引山山頂 1346/1357 ― 草峠大万木方面等合流点 1359 ― 琴弾山神社下 1400 ― 佐見ルート・敷波ルート合流点 1402 ― チェーンスパ装着 1407/1412 ― 琴の岩屋 1420/1421 ― 苔むした大岩のロープ場 1432 ― 敷波登山口 1456/昼食/1507 ― 町道と合流 1522 ― 琴引フォレストパークスキー場駐車場 1533

●行動時間 2:48
天候 曇り、アラレ
過去天気図(気象庁) 2025年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
●今回の移動
(用事先=フォレストパークスキー場駐車場)
駐車場―佐見コース登山口―琴引山―敷波登山口―駐車場
(フォレストパークスキー場駐車場=広島の家)

●登山口へのアクセス
○フォレストパークスキー場駐車場
・国道54号で飯南町へ。佐見にて「琴引フォレストパーク」のゲートをくぐって東へ。そのまま終点まで上がるとフォレストパークスキー場。駐車場は終点にある第1が登山に利便がもっとも良いが、今回のように佐見ルート、敷波ルートを周回するならば、第1よりも手前にある第2〜第4でも結局変わりはない
・駐車可能台数は多過ぎてよく分からない
(2025.12現在)
コース状況/
危険箇所等
○佐見ルート(フォレストパークスキー場〜登山口〜琴引山)
・登山道はスキー場のゲレンデ中腹にある。標示がある。そこから十畳岩までは尾根筋、途中からは流れに沿った緩やかな上りが続く。十畳岩を過ぎると急坂になり山頂へと至る。山頂の手前には琴弾山神社があり、その手前で佐見コースと敷波コースが合流している。神社の背後から山道が続き山頂へと至るが、山頂付近には複数の登山道があるが標示も付されている

○敷波ルート(敷波登山口〜琴の岩屋〜琴引山)
・山頂から下ると、琴弾山神社の先で佐見コースと分岐する。敷波コースはしばらく斜面をへつって遷移した後、細い尾根筋に付けられたつづら折りの急坂を一気に下降する。何度か平坦地を挟むが、急坂が続く。標高700m付近からは樹間を縫うように進む山道になる。ピンクテープ等の印付けが少ないが、踏み跡は極めて明瞭。それを頼りに進む

※本日の積雪状況
・標高800m付近までは積雪なし。それ以降も草葉の霜にはじまり、標高が上がるに連れ白いものが増えていく。ただし、コース上には多くても数センチであり、佐見コースではアイゼンなしでも登り切ることができるレベル。敷波コースは上部の急坂に落ち葉と積雪があり滑る。下降の際にチェーンスパを使用した
(いずれの記述も2025.12現在)
その他周辺情報 ●買う、食べる
・コンビニは、国道54号沿いでは北は掛合、南は飯南町赤名にある
・飲食店は飯南町内では、国道54号沿いに複数ある。南は来島の蕎麦屋から北は頓原の道の駅まで。 スキー場着前にある「琴引ビレッジ山荘」でもできるようだ。

●日帰り温泉
・上記「琴引ビレッジ山荘」では日帰り入浴が可能。そのほかに、飯南町では頓原、下来島に、隣の雲南市掛合では波多に日帰り入浴施設がある
(いずれの記述も2025.12現在)
スキー場はまだ雪造り中。背後に琴引山が聳えています
【琴引フォレストパークスキー場駐車場にて】
2025年12月13日 12:45撮影 by  ,
12/13 12:45
スキー場はまだ雪造り中。背後に琴引山が聳えています
【琴引フォレストパークスキー場駐車場にて】
ゲレンデから見ると、まさに琴引山の山麓だと分かります
【琴引フォレストパークスキー場ベースエリアにて】
2025年12月13日 12:47撮影 by  ,
12/13 12:47
ゲレンデから見ると、まさに琴引山の山麓だと分かります
【琴引フォレストパークスキー場ベースエリアにて】
この緑のシートは土よりも歩きにくかった
【下のゲレンデ上部にて】
2025年12月13日 12:53撮影 by  ,
12/13 12:53
この緑のシートは土よりも歩きにくかった
【下のゲレンデ上部にて】
それが切れると、右には雪造りの設備、あと100メートル先の左には登山口
【下のゲレンデ上部にて】
2025年12月13日 12:54撮影 by  ,
12/13 12:54
それが切れると、右には雪造りの設備、あと100メートル先の左には登山口
【下のゲレンデ上部にて】
振り返ると、三瓶山。この地域では、群を抜く存在感です
【佐見ルート登山口にて】
2025年12月13日 12:56撮影 by  ,
1
12/13 12:56
振り返ると、三瓶山。この地域では、群を抜く存在感です
【佐見ルート登山口にて】
ゲレンデ脇にあります
【佐見ルート登山口にて】
2025年12月13日 12:56撮影 by  ,
12/13 12:56
ゲレンデ脇にあります
【佐見ルート登山口にて】
佐見ルートはこの黄色い標示
【佐見ルート登山口にて】
2025年12月13日 12:56撮影 by  ,
12/13 12:56
佐見ルートはこの黄色い標示
【佐見ルート登山口にて】
山の歴史。出雲の神在月の由縁が分かります
【佐見ルート登山口にて】
2025年12月13日 12:57撮影 by  ,
12/13 12:57
山の歴史。出雲の神在月の由縁が分かります
【佐見ルート登山口にて】
しばらくはゲレンデを樹林越しに見ながら尾根の緩やかな登り。落ち葉だらけですが道筋は明瞭
【佐見ルート登山口〜十畳岩】
2025年12月13日 13:01撮影 by  Canon EOS Kiss X10i, Canon
12/13 13:01
しばらくはゲレンデを樹林越しに見ながら尾根の緩やかな登り。落ち葉だらけですが道筋は明瞭
【佐見ルート登山口〜十畳岩】
郡界標でしょうか。飯石郡の文字が読み取れます
【佐見ルート登山口〜十畳岩】
2025年12月13日 13:04撮影 by  ,
12/13 13:04
郡界標でしょうか。飯石郡の文字が読み取れます
【佐見ルート登山口〜十畳岩】
なんだか刻まれた岩盤。文字にも見えます
【佐見ルート登山口〜十畳岩】
2025年12月13日 13:08撮影 by  ,
12/13 13:08
なんだか刻まれた岩盤。文字にも見えます
【佐見ルート登山口〜十畳岩】
小滝が見えてきました。上に回ると…
【佐見ルート登山口〜十畳岩】
2025年12月13日 13:08撮影 by  ,
12/13 13:08
小滝が見えてきました。上に回ると…
【佐見ルート登山口〜十畳岩】
十畳岩とのこと
【十畳岩にて】
2025年12月13日 13:09撮影 by  ,
12/13 13:09
十畳岩とのこと
【十畳岩にて】
大きな一枚ナメから水流が落ちていました
【十畳岩にて】
2025年12月13日 13:09撮影 by  ,
12/13 13:09
大きな一枚ナメから水流が落ちていました
【十畳岩にて】
斜度が上がります。霜や雪も見えるように
【十畳岩〜琴弾山神社】
2025年12月13日 13:19撮影 by  ,
12/13 13:19
斜度が上がります。霜や雪も見えるように
【十畳岩〜琴弾山神社】
横切る水流と思いきや「弦の清水」という水場
【十畳岩〜琴弾山神社】
2025年12月13日 13:22撮影 by  ,
12/13 13:22
横切る水流と思いきや「弦の清水」という水場
【十畳岩〜琴弾山神社】
手前からもよく見える大岩。「大神岩」とのこと。オオクニヌシノミコトの琴を隠した候補地の一つ
【十畳岩〜琴弾山神社】
2025年12月13日 13:27撮影 by  ,
12/13 13:27
手前からもよく見える大岩。「大神岩」とのこと。オオクニヌシノミコトの琴を隠した候補地の一つ
【十畳岩〜琴弾山神社】
笹原も真っ白
【十畳岩〜琴弾山神社】
2025年12月13日 13:29撮影 by  ,
12/13 13:29
笹原も真っ白
【十畳岩〜琴弾山神社】
ついに登山道も真っ白。まだチェーンスパの要るほどではないと判断しました
【十畳岩〜琴弾山神社】
2025年12月13日 13:36撮影 by  ,
1
12/13 13:36
ついに登山道も真っ白。まだチェーンスパの要るほどではないと判断しました
【十畳岩〜琴弾山神社】
不意に佐見・敷波合流点。緩い角度で合わさるため、標示がなければ見逃しそう
【十畳岩〜琴弾山神社】
2025年12月13日 13:38撮影 by  ,
12/13 13:38
不意に佐見・敷波合流点。緩い角度で合わさるため、標示がなければ見逃しそう
【十畳岩〜琴弾山神社】
すでに神社の大岩が頭上に見えています
【十畳岩〜琴弾山神社】
2025年12月13日 13:38撮影 by  ,
12/13 13:38
すでに神社の大岩が頭上に見えています
【十畳岩〜琴弾山神社】
少し登ると、登山道左手に神社入り口があります。神社に寄り道します
【琴弾山神社にて】
2025年12月13日 13:40撮影 by  ,
12/13 13:40
少し登ると、登山道左手に神社入り口があります。神社に寄り道します
【琴弾山神社にて】
屹立する大岩の間に本殿を見上げます
【琴弾山神社にて】
2025年12月13日 13:41撮影 by  ,
1
12/13 13:41
屹立する大岩の間に本殿を見上げます
【琴弾山神社にて】
お詣りのあと、振り返って撮影。本殿前から見ると大岩の狭間の迫力に圧倒されます
【琴弾山神社にて】
2025年12月13日 13:42撮影 by  ,
1
12/13 13:42
お詣りのあと、振り返って撮影。本殿前から見ると大岩の狭間の迫力に圧倒されます
【琴弾山神社にて】
本殿裏から登山道への近道がありました。石段を降りて登り返す手間が省けました
【琴弾山神社〜】
2025年12月13日 13:42撮影 by  ,
12/13 13:42
本殿裏から登山道への近道がありました。石段を降りて登り返す手間が省けました
【琴弾山神社〜】
ほどなく山頂に到着。狭そう
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:46撮影 by  ,
1
12/13 13:46
ほどなく山頂に到着。狭そう
【琴引山山頂にて】
周囲切れ落ちの狭い山頂。三角点、山名標、ケルンなどところ狭しと並んでいます
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:46撮影 by  ,
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12/13 13:46
周囲切れ落ちの狭い山頂。三角点、山名標、ケルンなどところ狭しと並んでいます
【琴引山山頂にて】
眼下には登山口となったスキー場、遠くには三瓶山や大江高山
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:47撮影 by  ,
1
12/13 13:47
眼下には登山口となったスキー場、遠くには三瓶山や大江高山
【琴引山山頂にて】
三瓶山を拡大
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:47撮影 by  ,
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12/13 13:47
三瓶山を拡大
【琴引山山頂にて】
その左、大江高山
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:47撮影 by  ,
1
12/13 13:47
その左、大江高山
【琴引山山頂にて】
さらに左、写真中央左には天狗塚から阿佐山にかけて。さらに背後の掛頭、臥龍は見えていないでしょうか
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:47撮影 by  ,
12/13 13:47
さらに左、写真中央左には天狗塚から阿佐山にかけて。さらに背後の掛頭、臥龍は見えていないでしょうか
【琴引山山頂にて】
飯南町のキャラクター"い〜にゃん"もいました
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:47撮影 by  ,
1
12/13 13:47
飯南町のキャラクター"い〜にゃん"もいました
【琴引山山頂にて】
北から東に目を向けると、眼下には頓原の街並み、右背後には沖の郷山
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:48撮影 by  ,
1
12/13 13:48
北から東に目を向けると、眼下には頓原の街並み、右背後には沖の郷山
【琴引山山頂にて】
さらに右に向くと大万木山。手前には霧氷
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:48撮影 by  ,
12/13 13:48
さらに右に向くと大万木山。手前には霧氷
【琴引山山頂にて】
霧氷に隠れて猿政山があるはずですが、そこだけ隠れています
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:49撮影 by  ,
1
12/13 13:49
霧氷に隠れて猿政山があるはずですが、そこだけ隠れています
【琴引山山頂にて】
安芸高田方面。視界良しですが目立つ山がありません
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:50撮影 by  ,
12/13 13:50
安芸高田方面。視界良しですが目立つ山がありません
【琴引山山頂にて】
ケルン、山名標と三瓶山
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:55撮影 by  ,
1
12/13 13:55
ケルン、山名標と三瓶山
【琴引山山頂にて】
最後に改めて三瓶山から大江高山にかけて
【琴引山山頂にて】
2025年12月13日 13:56撮影 by  ,
12/13 13:56
最後に改めて三瓶山から大江高山にかけて
【琴引山山頂にて】
山頂から南へまっすぐ降りると広場がありました。休むならここが良いかもしれません。今日はアラレが降っているので、早々に先へ
【琴引山〜琴の岩屋】
2025年12月13日 13:59撮影 by  ,
12/13 13:59
山頂から南へまっすぐ降りると広場がありました。休むならここが良いかもしれません。今日はアラレが降っているので、早々に先へ
【琴引山〜琴の岩屋】
四方にルートがあることが分かります
【琴引山〜琴の岩屋】
2025年12月13日 13:59撮影 by  ,
12/13 13:59
四方にルートがあることが分かります
【琴引山〜琴の岩屋】
スキー場よりも西へと向かう道の案内
【琴引山〜琴の岩屋】
2025年12月13日 13:59撮影 by  ,
12/13 13:59
スキー場よりも西へと向かう道の案内
【琴引山〜琴の岩屋】
すぐに琴弾山神社に戻りました
【琴引山〜琴の岩屋】
2025年12月13日 14:00撮影 by  ,
12/13 14:00
すぐに琴弾山神社に戻りました
【琴引山〜琴の岩屋】
山道を降りました。途中で見上げると神社と大岩の位置関係が分かります
【琴引山〜琴の岩屋】
2025年12月13日 14:00撮影 by  ,
12/13 14:00
山道を降りました。途中で見上げると神社と大岩の位置関係が分かります
【琴引山〜琴の岩屋】
分岐にて。振り返ると、積雪しているようにも見えますが、ギリギリ雪を踏まずに歩けるレベルです
【琴引山〜琴の岩屋】
2025年12月13日 14:02撮影 by  ,
12/13 14:02
分岐にて。振り返ると、積雪しているようにも見えますが、ギリギリ雪を踏まずに歩けるレベルです
【琴引山〜琴の岩屋】
敷波ルートへ。こちらは佐見ルートよりも積雪しています。こういったへつりも滑るので慎重に行きます
【琴引山〜琴の岩屋】
2025年12月13日 14:03撮影 by  ,
12/13 14:03
敷波ルートへ。こちらは佐見ルートよりも積雪しています。こういったへつりも滑るので慎重に行きます
【琴引山〜琴の岩屋】
真っ白な急坂。チェーンスパを装着しました
【琴引山〜琴の岩屋】
2025年12月13日 14:04撮影 by  ,
12/13 14:04
真っ白な急坂。チェーンスパを装着しました
【琴引山〜琴の岩屋】
標高800m付近まで来てようやく雪の歩きから解放されます
【琴引山〜琴の岩屋】
2025年12月13日 14:17撮影 by  ,
12/13 14:17
標高800m付近まで来てようやく雪の歩きから解放されます
【琴引山〜琴の岩屋】
穴神琴引岩とあります。ガイド本で見た琴の岩屋でしょうか
【琴の岩屋にて】
2025年12月13日 14:20撮影 by  ,
12/13 14:20
穴神琴引岩とあります。ガイド本で見た琴の岩屋でしょうか
【琴の岩屋にて】
上ると祠と岩穴があります
【琴の岩屋にて】
2025年12月13日 14:21撮影 by  ,
12/13 14:21
上ると祠と岩穴があります
【琴の岩屋にて】
深そうです
【琴の岩屋にて】
2025年12月13日 14:21撮影 by  ,
12/13 14:21
深そうです
【琴の岩屋にて】
滑りやすい斜めの大岩。ロープが設置されています
【琴の岩屋〜敷波ルート登山口】
2025年12月13日 14:32撮影 by  ,
12/13 14:32
滑りやすい斜めの大岩。ロープが設置されています
【琴の岩屋〜敷波ルート登山口】
下部は、緩やかな樹林の道。マークがないので、雪の時にはルート発見が大変そうです
【琴の岩屋〜敷波ルート登山口】
2025年12月13日 14:45撮影 by  ,
12/13 14:45
下部は、緩やかな樹林の道。マークがないので、雪の時にはルート発見が大変そうです
【琴の岩屋〜敷波ルート登山口】
時折登山道標示があります
【琴の岩屋〜敷波ルート登山口】
2025年12月13日 14:49撮影 by  ,
12/13 14:49
時折登山道標示があります
【琴の岩屋〜敷波ルート登山口】
登山口手前では谷地形を降ります。落ち葉が多過ぎてフワフワです

【琴の岩屋〜敷波ルート登山口】
2025年12月13日 14:55撮影 by  ,
12/13 14:55
登山口手前では谷地形を降ります。落ち葉が多過ぎてフワフワです

【琴の岩屋〜敷波ルート登山口】
敷波登山口に到着。駐車余地もわずかにあります
【敷波ルート登山口にて】
2025年12月13日 14:56撮影 by  ,
12/13 14:56
敷波登山口に到着。駐車余地もわずかにあります
【敷波ルート登山口にて】
車道歩きでスキー場へと戻ります。途中からも三瓶山
【敷波ルート登山口〜駐車場】
2025年12月13日 15:18撮影 by  ,
12/13 15:18
車道歩きでスキー場へと戻ります。途中からも三瓶山
【敷波ルート登山口〜駐車場】
町道分岐にもちゃんと標示が整備されています
【敷波ルート登山口〜駐車場】
2025年12月13日 15:22撮影 by  ,
12/13 15:22
町道分岐にもちゃんと標示が整備されています
【敷波ルート登山口〜駐車場】
最後に改めて琴引山を見上げます。上部のアラレはまだ降っているのでしょうか
【敷波ルート登山口〜駐車場】
2025年12月13日 15:31撮影 by  ,
12/13 15:31
最後に改めて琴引山を見上げます。上部のアラレはまだ降っているのでしょうか
【敷波ルート登山口〜駐車場】
ここにも琴引山案内
【琴引フォレストパークスキー場駐車場前にて】
2025年12月13日 15:32撮影 by  ,
12/13 15:32
ここにも琴引山案内
【琴引フォレストパークスキー場駐車場前にて】
撮影機器:

感想

 冬の琴引山へと向かった。今年最後になるかもしれない山行きは、すでに初雪後の西中国山地とした。先週降雪はあったはずだが、今日は天候も落ち着いているようだ。“無雪期登山”としてはこれが最後であろうと思い、ここを選んだ。毎年師走になると忙しくなり、山に向かう時間がなかなか取れなくなる。今年もスケジュールとにらめっこした結果、午前のご用のあとに向かうこととした。
 琴引山は、出雲神在月に全国の八百万の神々が降臨する場所とされている。ここから神戸川にて河口へと下り、稲佐浜から出雲大社に至るそうだ。出雲国ではこうした神話に事欠かない。

 国道54号を北上し、飯南町に入る。佐見にある「フォレストパーク」を示す大きな入口ゲートへと曲込み、スキー場に到着。スキー場は雪造りの最中で、下のゲレンデの天端付近ではホースから雪が吹き出しており、消防士のようにそのホースを持った人がじっとそのようすをうかがっている。見上げると、琴引山山頂部も見えており、すでに上部は白くなっていることが分かる。
 ゲレンデに敷かれた固いグリーンシートの上を歩き、ゲレンデ上部を目指す。このシートは土よりも歩きにくい。シートの上部まで来ると「登山口100m」の標示が目に入り、雪造りの施設らしい工場のような建物のそばを一登りするとゲレンデ脇に登山口があった。
 そこからはゲレンデを離れ山道になる。緩く尾根を登り、やがて沢沿いへ。しばらく登ると小滝が目に入る。その上部に進むと、滝は大きな一枚スラブから流れ落ちていることが分かる。それが「十畳岩」だ。
 十畳岩からは登山道の面相が大きく変わる。急な斜面の登りとなり、一気に高度を稼いでいく。標高800m付近からは周囲に白いものが見え始め、やがてコース上にも現れるようになる。落ち葉に埋もれた道の上に積もったうすい雪。
周囲の空気も改まる。雪の世界のそれらしくピンと張りつめた静寂が身を覆う。
 滑るレベルではないのでチェーンスパを使うこともなく進む。「弦の清水」「大神岩」と名付け地点を過ぎ、いよいよ雪を踏まえない限りは歩けないほどになってきた。と思う頃に佐見・敷波両ルートの合流点が現れた。そこからは、すでに琴弾山神社のある巨岩が見えており、一登りで神社入り口に到着した。
 半分雪に埋もれた石段を慎重に上っていく。屹立する大岩の狭間を進み琴弾山神社本殿へ。お詣りの後、本殿裏へと回り込むと下で分かれた山道への近道があり、再び山道へ。すぐに山頂を指し示す標識があり、それに従い山頂方面へ。ほどなく、見晴らしの良い山頂に到着。
 山頂は卓球台一つ程度の狭いものだが、遮る樹木も限られており、ほぼ360度の絶景を楽しむことができる。山頂が狭く、全方位切れ落ちているので、足下から遠方までを一望することもできる。
 東側では間近の沖の郷山から大万木山、西側では三瓶山や大江高山が堂々と聳えている。ちょうど猿政山のあたりが樹木に遮られているが、それ以外は大展望だ。遠く阿佐山付近も見えているが、どうやらそちらは空色が悪くなりかけているようだ。
よそ事のように空模様の心配をしていたら、こちらもアラレが落ち始めた。まだそれほどに空が暗くなっているわけではないのだが、現に降ってきたものには敵わない。もっとゆっくりしたいところだが、そそくさと撤退を決めた。
 下りは敷波ルートへ。先ほど見た分岐点から斜面のへつりを暫く進み、急な細尾根の下りへ。こちらは先ほどの佐見ルートとは異なり、登山道はしっかりと3センチ程度の積雪に埋まっている。急坂と落ち葉と積雪が相乗して歩きにくいことこの上ない。下りにはなっていたもののチェーンスパを取り出した。
 そこから標高800m付近までは変わりなく急坂が続く。チェーンスパを出すときには逡巡したが、結局、付けて良かった。迷わず決断することが大切なのだが、人間なかなかそうはいかないものだ。
 登山道の雪が消えかけた頃に「穴神琴弾岩」との標示。ガイド本にある琴の岩屋のようだ。一旦登って岩屋にお詣り。岩には深そうな横穴がある。大国主命の琴を埋めた候補地のひとつとのことだが、行きにみた大神岩にしたもこの岩屋にしても、厳かさがある。
 そののち苔むした大岩のロープ場が現れる。他のガイド本でもよく取り上げられているが、現地はわずかに岩ひとつ分のことだ。ただし、落ちたら斜面下まで行きそうな恐い場所であることは変わりない。
 そのあとは穏やかな樹林帯の下降。誘導マーキングが少ないのだが、踏み跡が明瞭なので進めるが、一面雪の時などはたいへんそうだ。最後は谷筋の下り。落ち葉が集まり足下がふわふわする。
 降りきると登山口。敷波登山口には鳥居がある。
 登山口からは車道歩きでスキー場に戻る。
 すでに冬の装いの山へと行くことができたが、アラレは余計だった。麓の天気予報は曇りであり、その通りの天候なのだが、やはり山の上は同じとは限らない。
 アラレはひょっとしたらまだ降っているのかもしれないが、こちらからはまだ山頂部を見上げることができる。大展望も楽しめ、年の最後に印象に残る山行きだった。

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