ツールド長野2025(ハーフ50km)

- GPS
- 13:55
- 距離
- 62.1km
- 登り
- 2,521m
- 下り
- 2,549m
コースタイム
- 山行
- 12:55
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 13:55
| 天候 | はれ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
スタート地点までは長野駅から篠ノ井駅に電車で移動。 ゴールから豊野駅までスタッフに車で送ってもらう。 豊野駅から長野駅まで電車で移動。 ホテルに宿泊して帰宅。 |
| その他周辺情報 | 🍚前日夕食:Cannery Row https://www.canneryrow.co.jp/shop/chubu/nagano.html 🍚翌日昼食:レストラン LOOK 買い物:豊野温泉りんごの湯農産物直売所 https://www.oishi-nagano.jp/shop/detail.php?id=4 |
写真
感想
信州トレイルマウンテン主催のツールド長野2025のハーフ50kmに参加した。ツールド長野は長野市を囲む里山を巡る。このレースは里山と里山をロードでつないでいくが、途中の里山で終えてもよい。制限時間15時間20分以内に自力でゴールまで戻れば完走になる。
昨年初めて参加したこのレース。昨年は長野市の東側がコースだったが、今年は西側がコースになっていた。事前に配布された地図をGPXに落とし込んでみると、なんと60kmになってしまった…。あれま、制限時間もだいぶ短くなっているし大丈夫かしら。
昨年は第三エリアの山を登らずに帰還した。今年も途中帰還な気配がむんむんだ。というのも3週前のOMMで仕上がっていた体力が、風邪やギックリ腰で落ちまくり、そのギックリ腰も治っていない。でも行ける所まででいいやと開き直ってスタートすることにした。
前泊した長野駅前のホテルを出て電車で篠ノ井駅に移動。昨年のスタート地点は篠ノ井中央公園だったが、今年は駅前。6:40にレーススタート。スタート後のロード区間は短く、すぐに茶臼山恐竜公園に入って登り始めた。公園内の登りは恐竜に意識が向かっていて、うれしいことに登っている感覚がなかった。公園を抜けた後の登山道もあまり登ることなく茶臼山山頂に到着し、落ち葉の絨毯のゆるい下り坂を気持ちよく走って第一エイドにたどり着いた。楽しみにしていたエイドだ。エイドのスタッフはいい方ばかり。食べ物のラインナップは豊富で、ひとくちサイズで食べやすく、あれもこれもと食べまくってしまった。昨年同様リンゴがおいしくてたまらなかった。
第一エイドからはロードを数km走った。第二エリアの富士ノ塔山エリアに入り、上り坂のロードになってきたので歩いて登り始めた。ロードは林道、登山道と徐々に変化。登山らしくなってガツガツ登っているとすぐに第二エイドにたどり着いた。第二エリア直前に立ち寄った富士ノ塔山山頂からの景色が良く、西は戸隠山、高妻山、飯縄山が見え、東は長野の街が見えた。しばらく景色を堪能し、山頂から階段を下りたところにある第二エイドに向かった。第二エイドも食べ物がいっぱいで、ここでもあれもこれもと食べまくった。昨年は第二エイドでだいぶのんびりしてしまったので、今年はいろいろ食べたけどすぐに出発することにした。
第二エイドから長い下りのロード。はじめは軽快に駆け下りていたものの、徐々にお尻、太もも外側、膝の外側の順に痛みはじめた。まだ20km過ぎた辺りなのに腸脛靭帯炎を発症。まだ少し膝は曲げられるが次の山の下山時にはひどいめにあいそうだった。第三エリアの葛山への登りは痛むことなくマイペースで登り続け、無事に第三エイドの大峰山に到着した。第三エイドも多くの食べ物が用意されていて、おにぎりやサンドイッチをほおばり、暖かい味噌汁でお腹を満たした。第三エイドからの下りでは痛む膝をかばいながらなんとか街に降り切り、街中は無になって走り続けた。平地では膝は痛まない。だけど疲労が襲ってきてペースはガタガタ落ちていった。
第四エリアの三登山エリアに取り付いくと、この山を越えればという思いがあってか、かなり疲れていたものの足を止めることなく稜線に登り切り、その勢いで稜線上のエイドまでたどり着いた。明るいうちに最後のエイドにたどり着けるとは思っていなかった。第四エイドでは冷たい風が吹き、どんどん寒くなって行った。おにぎりやサンドイッチ、暖かいラーメンをいただき、重ね着をして手袋をはめ、ヘッデンを装着して暗闇の稜線へ進んでいった。あとは稜線を進んで下山して街を行けばゴールだ、しかも全部歩いても十分制限時間に間に合う。初めて訪れる山ということもあり暗闇の中走るのはやめて歩いて先へ進むことにした。気持ちは上向きだ。時折見える夜景を見ては暗闇に入り込み、上空が開ければ星々を見て、暗闇に入り込み、徐々に標高を下げて登山口まで下りていった。膝はなんとかなった。あとはロードを進むのみ。眼下に見える街の明かり目指してヨレヨレの足をなんとか前に出して走りだし、疲れて少し歩いたりしながらゴールを目指した。しかし走っても走っても街の明かりは眼下に見える。全く進んでいない感覚にもなって辛かったが、とにかく走り続ければいずれはたどり着く。そう自分に思い聞かせて走った。そしてついにゴールの信州トレイルマウンテンにたどり着いた。制限時間内の全エリアコンプリート完走だ。
これまで参加してきたトレランの距離をはるかに超える63kmを完走。ゴールできちゃった。うれしすぎるんだけど。と、完走の喜びをかみしめながら名物のカレーライスを無言で食べる仲間の顔はニコニコだった。
来年は東側のコースに戻すようだ。昨年途中帰還した。真のリベンジを来年果たせるだろうか。楽しみだ。
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