人でごった返しの香嵐渓:新撮影システムでの試し撮り

barolo1965
その他1人 - GPS
- 03:53
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 180m
- 下り
- 196m
コースタイム
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
そもそも山岳写真は絞って撮る事が多い。しかしこの時ばかりは開放全開。ピント合掌点から外れたこのボケさは神。素晴らしい。(写真ではなくレンズの質のこと)
多くの人が行き交う中で、標準ズームを使って撮影した.それをトリミングしてみた。6100万画素はこういう時に強い。
香嵐渓の朝は遅い。8:42だというのに未だに光が回ってこない。後から同じ場所で違うレンズを使ってここから撮影してみたので、比較して欲しい。
そもそも光がない写真は、パンチがない。その分、色にリアリティは出る。
カメラの設定を間違えた。使い慣れずにごちゃごちゃしてた時に撮影。こう言う場面ではf8.0位まで絞るべきだろうが、開放撮影でこの描写は素晴らしい。
明るいレンズを買うと1/8000秒が欲しい時がある。特に夏。機械式シャッターでこれが可能であるのは高級機のみ。しかし電子式になると大抵のミラーレス機でそれが可能になる。平気で1/8000秒以上の設定が可能になり、ありがたい。
元来私は下から見上げる写真は好きでは無い。
芸がないと言うか、短絡的と言うか…。作品として空に抜く写真に良さを感じない。
が、この時ばかりは人だかりを避けるため上に向けてみた。
昼前の11:02。完全に光が回り込むこんな時間に撮影するなんて普通はないが、朝、光がなかった写真との比較で一応撮っておいた。
やはり、このレンズは逆光耐性にも強い。
懲りもせずしたから見上げる。
やはり好きではないな。
まあ、遠近感を表現するにはありがちな写真。構図も宜しくない。
ただ絞ると凄いね.キレッキレ!
最後に香嵐渓らしいありがち構図。
写真的に取り柄はない。
標準ズームで遊んでみた。
そのレンズも神レンズ。SONY最高峰。これを持って山歩きを想像するとワクワクする。
感想
久しぶりの投稿になる。
10月は三連休を二度も確保したにもかかわらず、いずれも雨で計画が全て流れた。そのため、山にはまったく行けなかった。
今回は山歩きではなく、カメラ機材の記録である。
何十年もCanon一筋で来たが、最近はメーカー方針と自分の望む方向が大きく乖離し始めた。最大の失望は重量。そして自社製品に閉じた囲い込み戦略にも限界を感じた。結果として、手持ちの機材はすべて売却し、売却額に少し上乗せしてSONYへ全面移行した。興味のない方はここで読み飛ばしていただいて構わない。
今回導入したのは「α7CR」。山レコユーザーでもかなりの少数派だろう。軽量ボディでありながら6100万画素という極めて尖ったカメラだ。ファイルサイズも巨大で、一般的には扱いにくい部類に入る。しかし、山岳写真を主目的とする自分にとっては理想的な選択と言える。
レンズは標準ズームのFE 24-70mm F2.8 GM IIと、超広角のFE 14mm F1.8。
今回の課題は、この超広角を使って、香嵐渓の紅葉のピークをどう切り取るかにあった。人混みの中では望遠で切り撮るのが定石だが、あえて広角で挑んだ。
自分の世代で、長年慣れ親しんだCanonからSONYへの乗り換えは、かなり挑戦的な選択だと思う。
WindowsからMacに移るのと同じで、操作体系から思想までまるで違う。最新のカメラは、人を追い続けるトラッキング機能をはじめ、細部に至るまで高度に電子化されている。もはや“カメラの形をした電化製品”と言ってよい。
自分が使っていたCanon R6も、他人には理解できないほど細かく設定を追い込んでいた(今のカメラは、同じボタンでも人によってまったく違う機能が割り当てられている)。
数日前にSONYが届いたものの、まだ操作を完全に理解できず、設定も煮詰めきれていないのが実情だった。
今日の自分は、山で決定的瞬間をものにしたり、暗闇で確実に操作するレベルには程遠かった。
頭の中では瞬間的にシャッタースピード・露出補正・ISOなどの数値が浮かぶものの、そもそも操作が追いつかず戸惑うばかりだった。これでは山岳写真を撮るには不十分で、風景を俯瞰する余裕や、思い描いた数値を即座に操作に落とし込む力がなければ作品にはならない。
今日は、屋外での初実戦。
もっと使い込み、身体で覚えるしかない。極寒の山中で操作にもたついていたら、凍傷どころか命に関わる。加齢に伴う体力低下も確実に進んでいる。
それでも、自分にとって新しい挑戦が始まった
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