記録ID: 8944783
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
編笠山~権現岳 周回
2025年11月15日(土) [日帰り]

体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:13
- 距離
- 11.4km
- 登り
- 1,449m
- 下り
- 1,449m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 9:00
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 10:11
距離 11.4km
登り 1,449m
下り 1,449m
16:48
ゴール地点
今シーズン中に甲斐駒ヶ岳へ登りたくて、バス運行の最終予定日11月15日に行こうと下調べ中、「なんか変?」。いろいろレコをあたっても、黒戸尾根経由ばっか。よほど体力に自信のある人しか行かないはずなんだが・・・。もしやと思い、南アルプス林道バスのHPを見てみた。😨「令和7年は積雪により11月3日に運行終了しました。」
気を取り直して、次なるターゲットを権現岳に定めて再始動。ここも積雪期にはアプロ―チが通行止めになるので、調べまくった結果、観音平までのびる県道618はまだ大丈夫そうなので、行くことに。
心配した雪は皆無で、観音平までは全く夏道と同じ。到着したのは6時過ぎだが、既に10台くらいの先客が。先回の赤岳に続いて今回も長丁場になるので、さっさと身支度を整えて、しかし毎度のお決まりで予定より30分遅れてスタート。
登山口はとても分かりやすく、迷うことなく突入。少し寒いくらいの恰好で歩き始めたが、しばらく歩くと少し汗ばむ。雲海を越え、押手川までは軽快に歩き続けて、ほぼスタートのビハインドをリカバー。なんか調子良くない?と大満足で更に先を急ぐ。しかし、遠くから見るとなだらかそうな編笠山、実は結構な急登だと思い知らされた。特に、頂上直下の300m弱はかなりの急登が続く。ちょいバテ気味になりながら、編笠山の頂上に到着した途端に疲れが吹っ飛んだ。昔の唱歌通りに雲の上に頭を出した富士山、南〜中央、北アルプスと全て見渡せる絶好のお天気。また、権現岳の威容もさることながら、赤岳も迫力満点。ちょっと休憩のつもりが、長居してしまった。
まだまだ先は長いぞと自分に言い聞かせ、絶景にしばしのお別れを告げて、再出発。
ところが、最初に飛ばし過ぎたつけが回ってきたのか、ちょっと膝の調子が悪く、おまけに青年小屋への下りは急降下に加えて、ハイマツに隠れた登山道に残雪がちょい凍結みたいな中途半端に残った感じで、歩みが進まない。こんなところで転んだらやだなと思い、チェンスパを装着することに。
ここからまたペースを上げて行くぞと、気合が入った途端に、全く残雪無しの青年小屋手前の岩場にさしかかり、チェンスパ不要の事態に。なんか、嚙み合わんなぁと思いながら、青年小屋でチェンスパを脱ぎ、ギボシへ向かって再出発。
森林限界を超えると大迫力の西ギボシが目の前に。これ登るんかい。
ゴロゴロ岩のザレ場を登り、ようやく通り抜けると、次は東ギボシさんのお出まし。これもまたすごいわ。東ギボシには迫力満点の結構長い鎖場のトラバースのおまけつき。ステップに対して鎖の位置がやや高めで、頼らない方が歩きやすいような気もしたが、足元の切れ落ちた崖を見るとちょっとちびりそうになり、やっぱしっかりと掴みながら慎重に歩くことにした。
緊張の岩場を抜けると、ほどなく権現岳に到着。せっかくなので、登頂の記念にてっぺんの大岩のてっぺんにタッチして、帰路の安全登山を祈願。まばらに賽銭が置かれていたが、ざっくから財布を出すのが面倒だったので、お祈りだけで勘弁してもらうことに。
この時点で既に2時間のビハインドで、この先は長い長い下り。同じような距離で同じだけ降下するんだから、下りもきっときついよなと想像するに、その通り。
三ツ頭の手前のなだらかな稜線に降りるまでは急降下で、弱った膝にはかなり過酷でペース上がらず。おまけにハイマツに隠れて登山道が少し分かりにくいところもあり、紛らわしい雨溝に少し紛れ込んだりして、更にタイムロス。
三ツ頭でゆっくりと火を使ってお昼をいただく予定だったんだが、そんな余裕かませる状態じゃないので、エナジーゼリーで栄養補給しながらしばし休憩。振り返ると権現岳を先頭に八ヶ岳主峰部分が勢ぞろい。これに力をもらって最後の下りに突入。
ここも急な下りが続く中、膝が崩れそうになるのをこらえてハイスピード(のつもり)でせっせと下り続ける。途中、富士山が真正面に見えるベンチ付の展望台(兼へリポート?)で少し休憩して、エネルギーを再補充。
更に加速して、急いでるんだか、止まらないんだかわからないような状態で駆け下りていくと、ストックが岩の間に挟まり、バキッと真っ二つに。賽銭ケチった付けが回ってきたかなぁ・・・。しかしこんなところでしょぼくれてる場合じゃないよな、まだ1時間くらいの行程は残ってるし。折れそうになる心を振るいたたせて再出発。
ようやく観音平への分岐まで来た頃には、なんとかお日様が見える程度の薄暗さで、あと1時間もすればヘッデン無しでは歩けなくなりそうになってきた。
さらに観音平への帰路を急ぐ中、遠くに黒く動くものを発見。不意に登山口に「クマ出没注意」の看板があったのを思い出し、ビビりながら歩みを止めてしばし観察していると、勢いよくぴょんとはねて行った。なんだ鹿かとほっとしたものの、林の中はどんどん薄暗くなって、おっかない。もう着くだろうと思いきや最後にクマザサの結構長い登りが待っていた。大した高低差でもないけどやけに長く感じて、ようやく登り詰めたころには、西日は南アルプスの陰に隠れた後で、ほどなく真っ暗になってきた。
しかし、なんとか暗くなるまでにかえって来れて良かったなぁ。一安心したところ無償にコーヒーが飲みたくなり、真っ暗な駐車場でお湯を沸かして、今日一日の絶景を思い出しながら至上の一杯をいただく。あぁ幸せな一日だったなぁ、権現様に感謝。
気を取り直して、次なるターゲットを権現岳に定めて再始動。ここも積雪期にはアプロ―チが通行止めになるので、調べまくった結果、観音平までのびる県道618はまだ大丈夫そうなので、行くことに。
心配した雪は皆無で、観音平までは全く夏道と同じ。到着したのは6時過ぎだが、既に10台くらいの先客が。先回の赤岳に続いて今回も長丁場になるので、さっさと身支度を整えて、しかし毎度のお決まりで予定より30分遅れてスタート。
登山口はとても分かりやすく、迷うことなく突入。少し寒いくらいの恰好で歩き始めたが、しばらく歩くと少し汗ばむ。雲海を越え、押手川までは軽快に歩き続けて、ほぼスタートのビハインドをリカバー。なんか調子良くない?と大満足で更に先を急ぐ。しかし、遠くから見るとなだらかそうな編笠山、実は結構な急登だと思い知らされた。特に、頂上直下の300m弱はかなりの急登が続く。ちょいバテ気味になりながら、編笠山の頂上に到着した途端に疲れが吹っ飛んだ。昔の唱歌通りに雲の上に頭を出した富士山、南〜中央、北アルプスと全て見渡せる絶好のお天気。また、権現岳の威容もさることながら、赤岳も迫力満点。ちょっと休憩のつもりが、長居してしまった。
まだまだ先は長いぞと自分に言い聞かせ、絶景にしばしのお別れを告げて、再出発。
ところが、最初に飛ばし過ぎたつけが回ってきたのか、ちょっと膝の調子が悪く、おまけに青年小屋への下りは急降下に加えて、ハイマツに隠れた登山道に残雪がちょい凍結みたいな中途半端に残った感じで、歩みが進まない。こんなところで転んだらやだなと思い、チェンスパを装着することに。
ここからまたペースを上げて行くぞと、気合が入った途端に、全く残雪無しの青年小屋手前の岩場にさしかかり、チェンスパ不要の事態に。なんか、嚙み合わんなぁと思いながら、青年小屋でチェンスパを脱ぎ、ギボシへ向かって再出発。
森林限界を超えると大迫力の西ギボシが目の前に。これ登るんかい。
ゴロゴロ岩のザレ場を登り、ようやく通り抜けると、次は東ギボシさんのお出まし。これもまたすごいわ。東ギボシには迫力満点の結構長い鎖場のトラバースのおまけつき。ステップに対して鎖の位置がやや高めで、頼らない方が歩きやすいような気もしたが、足元の切れ落ちた崖を見るとちょっとちびりそうになり、やっぱしっかりと掴みながら慎重に歩くことにした。
緊張の岩場を抜けると、ほどなく権現岳に到着。せっかくなので、登頂の記念にてっぺんの大岩のてっぺんにタッチして、帰路の安全登山を祈願。まばらに賽銭が置かれていたが、ざっくから財布を出すのが面倒だったので、お祈りだけで勘弁してもらうことに。
この時点で既に2時間のビハインドで、この先は長い長い下り。同じような距離で同じだけ降下するんだから、下りもきっときついよなと想像するに、その通り。
三ツ頭の手前のなだらかな稜線に降りるまでは急降下で、弱った膝にはかなり過酷でペース上がらず。おまけにハイマツに隠れて登山道が少し分かりにくいところもあり、紛らわしい雨溝に少し紛れ込んだりして、更にタイムロス。
三ツ頭でゆっくりと火を使ってお昼をいただく予定だったんだが、そんな余裕かませる状態じゃないので、エナジーゼリーで栄養補給しながらしばし休憩。振り返ると権現岳を先頭に八ヶ岳主峰部分が勢ぞろい。これに力をもらって最後の下りに突入。
ここも急な下りが続く中、膝が崩れそうになるのをこらえてハイスピード(のつもり)でせっせと下り続ける。途中、富士山が真正面に見えるベンチ付の展望台(兼へリポート?)で少し休憩して、エネルギーを再補充。
更に加速して、急いでるんだか、止まらないんだかわからないような状態で駆け下りていくと、ストックが岩の間に挟まり、バキッと真っ二つに。賽銭ケチった付けが回ってきたかなぁ・・・。しかしこんなところでしょぼくれてる場合じゃないよな、まだ1時間くらいの行程は残ってるし。折れそうになる心を振るいたたせて再出発。
ようやく観音平への分岐まで来た頃には、なんとかお日様が見える程度の薄暗さで、あと1時間もすればヘッデン無しでは歩けなくなりそうになってきた。
さらに観音平への帰路を急ぐ中、遠くに黒く動くものを発見。不意に登山口に「クマ出没注意」の看板があったのを思い出し、ビビりながら歩みを止めてしばし観察していると、勢いよくぴょんとはねて行った。なんだ鹿かとほっとしたものの、林の中はどんどん薄暗くなって、おっかない。もう着くだろうと思いきや最後にクマザサの結構長い登りが待っていた。大した高低差でもないけどやけに長く感じて、ようやく登り詰めたころには、西日は南アルプスの陰に隠れた後で、ほどなく真っ暗になってきた。
しかし、なんとか暗くなるまでにかえって来れて良かったなぁ。一安心したところ無償にコーヒーが飲みたくなり、真っ暗な駐車場でお湯を沸かして、今日一日の絶景を思い出しながら至上の一杯をいただく。あぁ幸せな一日だったなぁ、権現様に感謝。
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
森林限界を超えたあたりの日陰は残雪が凍ってます。もうひと雪降れば、チェンスパくらいは必要だと思います。 |
| その他周辺情報 | 天然温泉つたの湯利用させていただきました。普通に清潔で快適です。 道の駅信州蔦木宿に併設されていますが、道の駅側の施設が工事中で、ぱっと見休業中かと思いました。(11/15現在です) |
写真
装備
| 個人装備 |
ノースリーブインナー
長袖ニットシャツ
サポートタイツ
ハードシェル
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
毛帽子
靴
予備靴ひも
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
トレッキングポール
チェーンスパイク
|
|---|---|
| 備考 | <持っていかなくても良かったもの> ヘルメット(結局使わず) |
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