山行記録: 山伏沢 沢登り講習

記録ID: 8937285

全員に公開

沢登り

丹沢

山伏沢　沢登り講習

2025年11月02日(日) [日帰り]

神奈川県山梨県

kamog その他3人

GPS: --:--
距離: 8.1km
登り: 810m
下り: 810m

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天候	曇り
過去天気図（気象庁）	2025年11月の天気図
アクセス	利用交通機関：自家用車アクセスを調べる my出発地登録
コース状況／危険箇所等	■世附川源流　山伏沢西丹沢／世附川の源流でナメが発達した美渓です。少し前の地図などではこの沢を沖ビリ沢と紹介しておりますが管轄署では山伏沢とされ、沖ビリ沢は一本下流右岸の流れとされています。この沢はアプローチの方が核心で、国道413号（どうし道）／山伏トンネルから登山道である甲相国境尾根に上がり要所小屋ノ頭（ベンチあり）から登山道を離れ、西丸、東丸方面への尾根を下り西丸手前のコルから北側山腹斜面をトラバースしていく踏み跡を進んで右側（東南側）が植林帯、左側（北西側）広葉樹の尾根を下り途中ザレの痩せ尾根を通過して、植林帯内の作業径路をジグザグと下降し上述した本当の沖ビリ沢と本流である金山沢の出合へ出て実質のスタート。同行者が初心者や初級者の場合、ロープを出すのは途中3ヶ所ほど。・960mに出てくる10×15m滝。流芯右の細かいホールド拾って直登。　Ⅲ級程度。途中アンカー取れず、リードはフリーとなります。　ビレイ点は左岸の木くらい、またはボディブレイスビレイ。　高巻きは滝手前から左岸の10m上の木まで上がり、つたない木や根に　ランニングアンカーを取りながら落ち口へトラバースだが、　足元ぐずぐずで悪場に慣れない初心者は落ちて振られる可能性もあります。　ロープも25m以上は出ます。・980mの5段15×30m大ナメ滝。流芯右隅に古い残置ロープを手助けに　登る。Ⅱ級。または流芯左を出だしだけやや細かいホールド拾って登る。　出だしだけⅢ級ー。ビレイ点は左岸側の半ば倒れた木など。・1115mの階段状7m滝。ガレ場の奥の7m滝は流芯左を登りますが　状況によってヌメリや浮いたホールドがあるので要注意。　ビレイ点は右岸側の細い木くらい。あとはボディブレイスビレイ。Ⅲ級。　その上流部の3段8m（2+3+3×5m）もルート取りによっては要ロープ。　Ⅲ級ー。詰めはザレ場が多いので、適当なところからやや急な尾根を上がって登山道である甲相国境尾根の要所小屋ノ頭から西丸の間の踏み跡（古くは山伏歩道と呼ばれていた）に出る方がよいでしょう。釣り解禁期間中は渓流釣り師もときどきいらっしゃるのでうまくコミュニケーションを取ることが必要です。溯行グレード　1級上（「上」はアプローチの面倒さに付与）トポ（遡行図）等詳細は拙著『新版　丹沢の谷200ルート』（山と溪谷社2025年6月発刊）をぜひご購入、ご参照ください。マウントファーム登山学校・沢登り初心者から考え方、必要技術の指導を行っています。　冬季も水の少ない沢や涸れ沢でも通年実施しています。　クライミング講習、地図読み講習も開催中。 http://www.mt-farm.info/

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金山沢に向かってのアプローチ下降中

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金山沢に向かってのアプローチ下降中

10×15m滝上から

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15×30mナメ滝
流芯左を登りました

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15×30mナメ滝
流芯左を登りました

10×15m滝
流芯右を登っている最中
photo by o.kさん

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10×15m滝
流芯右を登っている最中
photo by o.kさん

下山中に山伏歩道から水ノ木分岐へ一旦向かってみたが、やっぱり径路は崩落していた。仕方なく少し戻って右のやや急な尾根を上がる。

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下山中に山伏歩道から水ノ木分岐へ一旦向かってみたが、やっぱり径路は崩落していた。仕方なく少し戻って右のやや急な尾根を上がる。

装備

個人装備	レインウエア 1 防寒、防水兼渓流シューズ 1 渓流ソックス 1 3ｍｍ厚ネオプレーン製等渓流スパッツ 1 ネオプレーン製行動食 1 非常食〇 500㎉程度飲料〇自重?×5×行動時間ｈ　ｍｌ（行動中体内から失われる水分量。夏は発汗、排尿。冬は発汗、排尿に加え、夏よりも乾いた空気を肺に取り込むための加湿水が必要）地形図 2 予備1含むトポ 1 コンパス 1 ホイッスル 1 ⅯAPケース 1 ヘッドランプ 1 予備電池 1 GPS 1 筆記用具 1 ファーストエイドキット 1 熊対策〇熊避け鈴（高音）・ブザー、熊避けスプレー※一部暴漢用催涙スプレーをクマ避けとして販売されているものもありますので注意）保険証 1 スマホ 1 充電を充分にモバイルバッテリー 1 ツェルト 1 緊急待機、ビバーク用ナイフ 1 ロープ 1 8mm×50ｍ。人数によってはバックアップロープ30ｍ程度も。ハーネス 1 ヘルメット 1 ビレイデバイス 1 ガイドモードができるものロッキングカラビナ（HMS型） 3 エイト環 △ 下降用また引き上げ、引き下ろしが自在に行う必要がある際のアンカードビレイ用に。※他のギアでもできるので、この技術に慣れている方、必要と感じた方のみ携行。アルパイン用クイックドロー 5 今回の場合スリング 2 120・240cm フリクションヒッチコード 2 50～80?程度セルフビレイランヤード 1 PAS、ダイナミックPASなどミニトラクション、プーリー等〇有事の際のセルフレスキューギア。パーティに一式。タイブロック等ジャミングプーリー △ トラバース時の使用はリスクあり。コードによるフリクションヒッチ技術も要マスター。ハンマーバイル 1 ナイフブレード 3 アングルハーケン 1 フローティングロープ △ 泳ぎ、徒渉系の渓流は必携。

個人装備

レインウエア

防寒、防水兼

渓流シューズ

渓流ソックス

3ｍｍ厚ネオプレーン製等

渓流スパッツ

ネオプレーン製

行動食

非常食

〇

500㎉程度

飲料

〇

自重?×5×行動時間ｈ　ｍｌ（行動中体内から失われる水分量。夏は発汗、排尿。冬は発汗、排尿に加え、夏よりも乾いた空気を肺に取り込むための加湿水が必要）

地形図

予備1含む

トポ

コンパス

ホイッスル

ⅯAPケース

ヘッドランプ

予備電池

GPS

筆記用具

ファーストエイドキット

熊対策

〇

熊避け鈴（高音）・ブザー、熊避けスプレー※一部暴漢用催涙スプレーをクマ避けとして販売されているものもありますので注意）

保険証

スマホ

充電を充分に

モバイルバッテリー

ツェルト

緊急待機、ビバーク用

ナイフ

ロープ

8mm×50ｍ。人数によってはバックアップロープ30ｍ程度も。

ハーネス

ヘルメット

ビレイデバイス

ガイドモードができるもの

ロッキングカラビナ（HMS型）

エイト環

△

下降用また引き上げ、引き下ろしが自在に行う必要がある際のアンカードビレイ用に。※他のギアでもできるので、この技術に慣れている方、必要と感じた方のみ携行。

アルパイン用クイックドロー

今回の場合

スリング

120・240cm

フリクションヒッチコード

50～80?程度

セルフビレイランヤード

PAS、ダイナミックPASなど

ミニトラクション、プーリー等

〇

有事の際のセルフレスキューギア。パーティに一式。

タイブロック等ジャミングプーリー

△

トラバース時の使用はリスクあり。コードによるフリクションヒッチ技術も要マスター。

ハンマーバイル

ナイフブレード

アングルハーケン

フローティングロープ

△

泳ぎ、徒渉系の渓流は必携。

感想

kamog

秋の山伏沢。
電車人身事故とのことでスタート遅れてしまいましたが、無事講習終了しました。
滝登るとさすがに水は冷た目。
それでもまだ充分ジャブジャブはできる。
今日は山岳会所属の方が複数いらしたので、リーダーとして考えなければならないこと、対応しなければならないことをお伝えしました。
人それぞれ考え方は違うと思うけど、僕なりに経験してきた範疇でのことです。
今までたぶん3千回山に行ったとして、おそらく延べ3千人の人達と共に同じ風景を見て感じたと思います。
これからもそれらを蓄積するには、きっともっとたくさんの人との関わりを経験しなければならないのでしょうね。
自分の価値観だけで押し進めるのではなく、もっと同行者の心象風景を感じて学びたいものです。

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