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Yamareco

記録ID: 8922609
全員に公開
ハイキング
比良山系

坊村から堂満岳を経てノタノホリ

2025年11月08日(土) 〜 2025年11月09日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
19:29
距離
14.4km
登り
1,134m
下り
1,191m
歩くペース
ゆっくり
2.12.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:42
休憩
4:32
合計
14:14
9:00
14
9:14
9:26
28
9:54
7
10:01
10:04
5
10:09
10:12
8
10:20
10:37
171
13:28
14:08
26
14:34
14:35
78
16:01
16:02
6
16:08
16:27
24
16:51
16:57
82
18:19
20:54
0
1:58
2:12
126
4:18
ゴール地点
 同年代の後期高齢者に比較しても歩行速度の遅さは自覚していました。それを考慮して計画を立てましたが、道迷いで金糞峠に着いた時点で約3時間遅れ、堂満岳頂上に着いた時点で約4時間遅れ、以後もシャクナゲジャングルで道迷いをくりかえし、ビバーグも覚悟しました。この間、堂満岳東稜道の高度900m付近で一人、東稜道の肩で一人、計二人の救援を受け、遭難状態でノタノホリに着いた時点で予定より大幅に遅れ、最終的には坊村から19時間程度、半病人のような状態のまま不眠不休で歩き続けた山行きとなりました。
天候 晴のち曇り
過去天気図(気象庁) 2025年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
出町柳駅発、朽木学校前行き京都バスに乗車。出町柳は登山客で長蛇の列、満員で立ちっぱなしでした。いつの時代も山歩きは人気がありますね。バスの行先表示によれば、朽木は「くつき」。
2025年11月08日 08:49撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 8:49
出町柳駅発、朽木学校前行き京都バスに乗車。出町柳は登山客で長蛇の列、満員で立ちっぱなしでした。いつの時代も山歩きは人気がありますね。バスの行先表示によれば、朽木は「くつき」。
坊村で下車して後ろを見たら臨時バス。路線バスの2重連?を初めて見ました。バス停にほど近い曙橋付近にあるはずの三角点坊村を探しに行ったが見付けられませんでした。
2025年11月08日 08:50撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 8:50
坊村で下車して後ろを見たら臨時バス。路線バスの2重連?を初めて見ました。バス停にほど近い曙橋付近にあるはずの三角点坊村を探しに行ったが見付けられませんでした。
三角点探索から戻ると、バス停に登山客はまばら。土地神でもある地主神社に、ご挨拶かたがた、通行の許可をお願いし、あわせて安全祈願もして出発。
2025年11月08日 09:03撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 9:03
三角点探索から戻ると、バス停に登山客はまばら。土地神でもある地主神社に、ご挨拶かたがた、通行の許可をお願いし、あわせて安全祈願もして出発。
武奈ヶ岳方面行きと別れると林道通行禁止の看板、先行登山者の皆さん方は注意深く歩いて行ったのでしょう。勿論、小生も安全は自己責任で。登山者カード記入箱にはクシャクシャの用紙が2枚だけありました。用紙は補充しておかないとね。比良山系事故発生状況:本年事故数16件 死者0人。
2025年11月08日 09:04撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 9:04
武奈ヶ岳方面行きと別れると林道通行禁止の看板、先行登山者の皆さん方は注意深く歩いて行ったのでしょう。勿論、小生も安全は自己責任で。登山者カード記入箱にはクシャクシャの用紙が2枚だけありました。用紙は補充しておかないとね。比良山系事故発生状況:本年事故数16件 死者0人。
秋らしい風景に感謝です。
2025年11月08日 09:08撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 9:08
秋らしい風景に感謝です。
参籠源水処 覚照水とある。修行参籠の人も飲むのでしょうか。
2025年11月08日 09:57撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 9:57
参籠源水処 覚照水とある。修行参籠の人も飲むのでしょうか。
伊藤新道出合
2025年11月08日 10:03撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 10:03
伊藤新道出合
口の深谷へ?:五十年くらい前、この下流で、人生初めてホタルを見ました。最初見た時は何だろうと思い、すぐに、おお、是がホタルという物かと感心しましたね。
2025年11月08日 10:10撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 10:10
口の深谷へ?:五十年くらい前、この下流で、人生初めてホタルを見ました。最初見た時は何だろうと思い、すぐに、おお、是がホタルという物かと感心しましたね。
牛コバ:
2025年11月08日 10:21撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 10:21
牛コバ:
山道02:踏みあとも不鮮明な分かりづらい山道です。アプリが黙っているので、正解の道なのでしょう。
2025年11月08日 10:39撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 10:39
山道02:踏みあとも不鮮明な分かりづらい山道です。アプリが黙っているので、正解の道なのでしょう。
山道01:仮にルートを外れた後、アプリの指摘で、「正しいルート」に戻りましたと告げてくれても、どこが正しいルートか、分かりにくさは変わりません。
2025年11月08日 10:49撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 10:49
山道01:仮にルートを外れた後、アプリの指摘で、「正しいルート」に戻りましたと告げてくれても、どこが正しいルートか、分かりにくさは変わりません。
山道03:ピンテはあるが道はよく分からない、でもピンテ頼りの山道です。
2025年11月08日 12:01撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 12:01
山道03:ピンテはあるが道はよく分からない、でもピンテ頼りの山道です。
山道04:この画像の、どこが正しいルートだろう。左の方ではあるのでしょうが。
2025年11月08日 12:08撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 12:08
山道04:この画像の、どこが正しいルートだろう。左の方ではあるのでしょうが。
山道05:これが日本百名谷:奥の深谷源流なのでしょうか。安曇川に流れこむ渓流なので、ここは淀川水系源流ですね。ロープは役には立ちません。ピンテと白テープをたよりに渡渉。
2025年11月08日 13:31撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 13:31
山道05:これが日本百名谷:奥の深谷源流なのでしょうか。安曇川に流れこむ渓流なので、ここは淀川水系源流ですね。ロープは役には立ちません。ピンテと白テープをたよりに渡渉。
山道06:ここも淀川の流域面積に計算されているのでしょうか。淀川は長さ75kmしかないにもかかわらず、流域面積は長さが2倍以上の十勝川と大して変わりません。なんどか渡渉しますが、一部分が布の靴ゆえ、水が一瞬でしみ込んできます。
2025年11月08日 13:33撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 13:33
山道06:ここも淀川の流域面積に計算されているのでしょうか。淀川は長さ75kmしかないにもかかわらず、流域面積は長さが2倍以上の十勝川と大して変わりません。なんどか渡渉しますが、一部分が布の靴ゆえ、水が一瞬でしみ込んできます。
杉?の樹。四人五人で抱え込む位の幹周。かなり大きい。樹齢数百年の可能性もあると思った。こんな杉がここにもあったのかと思いました。
2025年11月08日 13:53撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 13:53
杉?の樹。四人五人で抱え込む位の幹周。かなり大きい。樹齢数百年の可能性もあると思った。こんな杉がここにもあったのかと思いました。
金糞峠まであと一息。
2025年11月08日 14:10撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 14:10
金糞峠まであと一息。
山道07:
2025年11月08日 14:40撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 14:40
山道07:
山道08:渓流01:これも奥の深谷源流なのだろうか。こんな細流でも、老人にとっては、注意に注意を重ねて「渡渉?」します。
2025年11月08日 15:40撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 15:40
山道08:渓流01:これも奥の深谷源流なのだろうか。こんな細流でも、老人にとっては、注意に注意を重ねて「渡渉?」します。
山道09:渓流02:秋らしい色合い。イイね。
2025年11月08日 15:43撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 15:43
山道09:渓流02:秋らしい色合い。イイね。
山道10:渓流03:秋深い庭園に見えます。
2025年11月08日 15:53撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 15:53
山道10:渓流03:秋深い庭園に見えます。
山道11:渓流04:木って、どういう機序でこんな二股になるんでしょうね。根元に巻かれたロープが千切れています。
2025年11月08日 15:57撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 15:57
山道11:渓流04:木って、どういう機序でこんな二股になるんでしょうね。根元に巻かれたロープが千切れています。
金糞峠:夕暮れせまる金糞峠。看板の注意書きにいう「大山口ー金糞峠 通称青ガレ危険通行禁止」にも従い、予定通り、この道標にはない堂満岳に向かって歩きます。
2025年11月08日 16:13撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 16:13
金糞峠:夕暮れせまる金糞峠。看板の注意書きにいう「大山口ー金糞峠 通称青ガレ危険通行禁止」にも従い、予定通り、この道標にはない堂満岳に向かって歩きます。
琵琶湖夕暮れ、沖に見えるのは沖島でしょうか。
2025年11月08日 16:25撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 16:25
琵琶湖夕暮れ、沖に見えるのは沖島でしょうか。
堂満岳へ:夜の山道01:小さい赤い実のついた枝の向うに琵琶湖の対岸の灯、琵琶湖夜景01
2025年11月08日 18:04撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 18:04
堂満岳へ:夜の山道01:小さい赤い実のついた枝の向うに琵琶湖の対岸の灯、琵琶湖夜景01
堂満岳へ:夜の山道02:作り物のような樹の葉たち。木の葉も日中に見る印象とは違いますね。
2025年11月08日 18:16撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 18:16
堂満岳へ:夜の山道02:作り物のような樹の葉たち。木の葉も日中に見る印象とは違いますね。
堂満岳へ:夜の山道03:琵琶湖夜景02
少年時代から趣味は林間独歩、老齢の今は、その続きの真夜中の稜線独歩というところとなりました。
2025年11月08日 18:22撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 18:22
堂満岳へ:夜の山道03:琵琶湖夜景02
少年時代から趣味は林間独歩、老齢の今は、その続きの真夜中の稜線独歩というところとなりました。
堂満岳へ:夜の山道04:琵琶湖夜景03
2025年11月08日 18:23撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 18:23
堂満岳へ:夜の山道04:琵琶湖夜景03
堂満岳山頂。当たり前のように誰もいません。このあとシャクナゲジャングルで七転八倒のリングワンダリング。シャクナゲは来春の花芽が出ているように見えました。これは写真に撮るべきでしたが気持ちに余裕なし。転んでもタダでは起きない強さが欲しい所でした。
2025年11月08日 18:25撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 18:25
堂満岳山頂。当たり前のように誰もいません。このあとシャクナゲジャングルで七転八倒のリングワンダリング。シャクナゲは来春の花芽が出ているように見えました。これは写真に撮るべきでしたが気持ちに余裕なし。転んでもタダでは起きない強さが欲しい所でした。
日付けが明日に向かう堂満岳東稜道にてヘッドランプの光で、遠くからは橋に見えた二本の倒木。これ以後、写真は撮っていません。結果的に半遭難で迷惑をかけ、深夜の山道を撮影する千載一遇の機会を逃しました。
2025年11月08日 23:07撮影 by  FCG02, FCNT
11/8 23:07
日付けが明日に向かう堂満岳東稜道にてヘッドランプの光で、遠くからは橋に見えた二本の倒木。これ以後、写真は撮っていません。結果的に半遭難で迷惑をかけ、深夜の山道を撮影する千載一遇の機会を逃しました。
撮影機器:

感想

遭難同然だった今回の山行。

 平生、歩行速度が遅いことは自覚していましたが、平地を歩く速度が、若い人の三分の一程度、山地を歩く速度が四分の一程度であることを再確認した山行きでした。

 ヤマレコの標準タイムはすこし遅く設定されているそうです。(従って、平均値をとると、大方のヤマレコ利用登山者は標準タイムより速いそうです。)今回も、その標準タイムを大幅に遅くして計画を立てましたが、数度の道迷いでその所用予定時間の3倍を要する結果となりました。

 ただ、山中深夜独り歩きや、クマに対する恐怖心を、全く感じなかったのは予想通りでした。昔、一人歩きの深夜の山中で、木の上から光る眼玉(多分、サル・ムササビの類であると思います)にみつめられたことはありますが、そんな状況ではイノシシ・野犬より人の気配に逢う方がはるかに怖いものです(昔、夜の山中で何か作業を継続する人の気配を感じた事が一度あります。何をしていたのでしょうね、その人は。)

 さて、日を跨いで翌日の夜明け午前4時ごろから時雨が降りだしました。ビバーグを覚悟した時点での標高が900m程度はあったこと、食料こそ大量に持っていましたが、ツエルトではない簡便なシート(ビニルのような素材に何かを蒸着したような)しか持っていなかったので、低体温症を発症する危険性が高かったと、救援者に指摘され反省しています。

 比良のシャクナゲについて
 シャクナゲは日中の登山道から眺めている段には好ましいかぎりですが、深夜のシャクナゲ林に入り込んで大変な目に合いました。なにしろ幹や枝が密生して、しかも固いので、ザックを背負って通り抜けできるものではありません。ただ、来年の花芽が、既になんとなく膨らんでいるように見えました。それがシャクナゲジャングルの中で、もがき続けた時の唯一のミモノでした。いやあれはシャクナゲだったのかしら。
 

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