冬野〜竜在峠〜芋ヶ峠〜高取山

- GPS
- 05:56
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 806m
- 下り
- 1,241m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:21
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
2022年12月28日〜29日、竜門岳〜多武峰分岐 (むかしの茶屋跡) 幕営〜高取山 (高取城址) を歩いたが、その二日目、電池が冷え切ったせいだろう、デジカメが使えなかった。当時はスマホを持っておらずガラケーで写すしかなかったが、その写真がひどい写りだったのが悔しくて、冬野からむかしの茶屋跡・竜在峠に登り、二日目と同じ行程を歩きたいと思っていた。
しかし朝早いこと、アプローチに時間も金もかかることからなかなか踏ん切りがつかなかったが、やっと行く気になった。
奈良の山のためにアーバンライナー (近鉄特急) を使うのは初めて。難波から大和八木まで特急料金520円也。車中で腹ごしらえ。
紅葉の季節とあって談山神社へのバスはそこそこハイカーが乗っていた。談山神社は2021年12月29日、談山神社・御破裂山〜飛鳥というコースで参拝を兼ねて歩いているものの、また少しだけでも訪ねて藤原鎌足公や乙巳の変を偲びたいと思っていたが、バス停が思ったよりも離れていたこと、トイレで用を足して時間を使ったこともあり、今回は見送った。
まだ寒くなく、山登りにちょうどいい季節だ。未明まで雨が降っていたことから濃い朝もやがあり、幻想的でいい雰囲気。予定外の道だったが、無事に冬野への道への起点である女人結界石にたどり着いた。
薮の斜面でガサゴソと動物の動く音がし 思い出した。クマ除けのための鈴を鳴らし、クマと闘わなければいけなくなった時のためにストックを使う。ただ周辺にはクマ出没注意の看板はなかったので怖さはなかった。
たいして登らず、楽な道をこなし、冬野集落 到着。電気柵があるくらいだから民家は荒廃していないが、生活感は乏しく、人には会わなかった。人かと思ったのはシカ。2頭 逃げて行った。
神社に登り着いたが、道を間違っていたことに気づき 引き返した。帰ってから、もう少し進んだところに多武峰のピークがあったことを知り、残念だった。
三叉路に細道があり、それが進路だった。ヤマレコアプリがなければもっと迷っていたことだろう。
冬野を離れ、再び山道を行く。相変わらずアップダウンの少ない楽な道が続く。
やがて むかしの茶屋跡 (多武峰分岐) 到着。
いや、懐かしい。3年前 テン泊したところ。期待していた水場はなく、積雪を溶かしてお湯・水を作ったこと。年も押し迫った時で独特の情趣を感じていたこと。また孤独を味わうキャンプをしたい気持ちと、もうしたくないという気持ちが半々。
今回はちょうどいい時間にランチをとるのにふさわしい場所がないのでバーナーを持ってきていない。パンをかじって腹を満たす。
竜在峠、滝畑三角点とこなしていく。たいして面白みはないものの 静かな山歩きが楽しめるのが何よりだ。
しかし芋峠 (芋ヶ峠) 手前の行者分岐で事件が起こった。
デジカメの電池が切れたので、新しいのに交換しようとしたのだが、デジカメや電池などを入れている袋がないではないか。リュックを全部探したがない…。
前回に続いて今回もデジカメが使えなくなるとは不気味な偶然だ。
今はスマホを持っているので そのカメラが使えるが、私のスマホは安価だからか、ヤマレコアプリでログをとりながら写真を撮ると、そのたびにログが大きく乱れる。
そこで写真を撮るたびにログを一時停止して写し、写し終わったらログを再開するという手を思いついた。面倒くさかったがログの乱れはましになった。ただしログが細切れになるのと、またログ再開時 いちいち「登山を再開しました」という音声 (しかもおかしな発音で) が流れるのが鬱陶しかった。また帰ってからのレコ編集で、「登録済ルート」がたくさんになることは特に問題なかったが、写真の地図配置ができないのは不便だった。
さて高取山を目指す。アップダウンをこなしていく山道。時々 林道のそばを通るが、3年前は15キロのザックが重く 肩が痛くて、林道を歩きたいという気持ちを抑えながら歩いたことを思い出す。今回は腰が痛いので同じことをちょっと思った。
不思議だったのが、このあたりでバニラビーンズの甘いいい匂いがしていたこと。
しばらく林道を歩き、ふたたび山道に入るとやがて城跡の石垣が現れる。吉野方面からのこの道はハイカーでもそれほど歩かれないので特別感を感じる。
本丸などの城の主要部が近づくにつれ、石垣が多く見られるようになり、歴史ロマンとともにこの道の醍醐味を感じるが、城の主要部のちょうど北あたりに倒木がひどく通行が厄介な個所があった。
大手門前に登り着く。あずまやでパンで小腹を満たした後、本丸の三角点へ。そこではじめての人に会う。それがきっかけで鈴をしまった。
猿石、植村邸経由の道で下るのは今年1月22日以来。
この道、山を抜けてからが長いと感じる。しかし町になると城下町の雰囲気を残す石畳の道は好きだ。とはいえ 15キロ以上歩いており、結構 疲れている。
壺阪山駅に着き、山行終了。
カメラの件は残念だったが、充実した山歩きができた。
次は20年以上ぶりに古光山〜曾爾高原に行きたいと思っていたが、今秋以上に早起きせねばならず、アプローチに今回以上の時間と金がかかり、さらに帰宅が遅くなることからかずー氏は行けない。来年に回して、かずー氏と行けるところにしようか…。
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ふじ















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