櫛形山 紅葉とマムシと
新潟県
iidesan
体力度について
- GPS
- 04:12
- 距離
- 5.8km
- 登り
- 557m
- 下り
- 559m
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- 山行
- 3:15
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 4:10
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
写真
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感想
秋の小春日和、3年ぶりに櫛形山に登りました。関沢森林公園に着くと駐車場に車はなく、むろん公園にも人影はありませんでした。
当初の予定では、中ノ沢コースと大沢尾根コースを周回するつもりでした。しかし、昔よくキノコを採りながら登った、市ノ沢城跡コースが懐かしくなり、急遽変更することにしました。こちらは人があまり通らないコースで、アップダウンもあって、きついのですが、今日はあえて、難儀をしてみようと思いました。
熊が心配のなので、鈴を2つ鳴らし、笛を鳴らし、時折、大きな声をあげながら歩きます。道はもっと荒れているかと思ったのですが、おおむね歩きやすく整備されていました。細かいアップダウンを繰り返しながら、1時間ほどで市ノ沢城跡に着きました。
数年前までは、ここから左手の市ノ沢に下り、そこから隣の市ノ沢コースの尾根を登りました。この尾根でなめこが沢山取れたからです。いったん沢まで100mほど下り、再び100m登り返して、尾根に乗る必要があります。しかも、その後、縦走路に出るまで急登が続き、かなりきついコースでした。ただ、この市ノ沢コース、平成19年（2007年）版の新発田観光協会の案内地図には載っていますが、10年後の同じ地図には記載がありません。今回、縦走路近くのかつての分岐点に立ってみたら、薮に覆われ、廃道と化しているようでした。4年前にこのコースを登った時も、かなり道が荒れていましたが、それはもっと進んでいる感じがしました。その時は、キノコは空振りに終わりました。
さらに急登が続き、ようやく中ノ沢コースとの合流点に来ました。このあたりから、紅葉の色が濃くなり、真っ盛りという感じになりました。
錦秋のトンネルの中、縦走路尾根に向かう途中で、何か紐のようなものが道の真ん中に落ちています。よく見ると、マムシでした。30�僂曚匹両�さな奴で、のんびり日向ぼっこをしているのか寝ているのかじっと動きません。噛まれるのは嫌なので、素早くまたいで通ります。さすがに、マムシ君、気が付いたようで、さっと鎌首をもたげました。速足で遠ざかります。マムシに会うのは10年以上ぶりくらいかもしれません。
縦走路尾根からはショートカットで、山頂に向かいます。ロープのある急登を登り切ると、紅葉したブナの林の道となり、山頂はもうすぐです。
山頂には誰もいませんでした。こんなお天気のいい、紅葉も見ごろの日なのに、人の影がないとは、やはり熊情報のせいでしょうか。その分、静かな中で、山頂からの景色を眺められます。飯豊、朝日はうっすら冠雪しています。朝日の方が雪が多い感じです。
食事をしていると、大沢尾根の方から一人登って来ました。どちらからともなく話しかけます。年齢は何と八十八歳だそうです。天気がいいと、家にじっとしていられなくて、山に来るのだといいます。熊の出没情報のせいで、登山者が少ないのだろうと、二人の意見は一致しました。その人は、何十年も山に登っているが、山中で熊に会ったことなどない。熊鈴も持たない。ただ、時折大きな声を出しながら登れば、熊の方から避けてくる。それから早朝や夕方は避けるそうです。かくいう私も40年以上山に登っていますが、一度も熊に遭遇したことはありません。ただ、熊鈴は必ず持って行きます。
健康の秘訣は、血圧の管理、バランスのいい食事、適度な運動だそうです。犬を3匹飼っているので、その散歩がいい運動になるといいます。その人は、食事をした後、犬が待っているからと、20分ほどの滞在で、元気に下山して行きました。
下りは中ノ沢コースを行くことにします。このコースはアップダウンがないので、市ノ沢城跡コースに比べ楽です。このところ下りで転倒続きなので、一歩一歩慎重に足を出して進みます。大沢登山口駐車場との分岐から左に折れて、山の神（大山祇）神社に参拝して林道終点の駐車場にたどり着きます。ところが、石の階段を下る時でした、油断がありました。最後の段のところで、石段に滑って、しりもちをついて、したたかに尾てい骨を打ってしまいました。またしても、恒例の転倒か、とがっくりしました。このジンクス？！から、今回も抜けられませんでした。
最後のしりもちを除けば、静かな錦秋の秋の山を、十分堪能できました。
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