記録ID: 88711
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無雪期ピークハント／縦走
日光・那須・筑波
奥久慈男体山から岩稜を縦走して明山まで
2010年11月27日(土) [日帰り]
茨城県
りきまる
- GPS
- 06:27
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,241m
- 下り
- 1,166m
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男体山神社登山口08:30→縦走コース出合09:00→09:12男体山山頂09:15→大円地越09:37→標高554メートルの展望地10:00→フジイ越10:42→入道岩上部10:45→10:50鷹取岩(オニギリ休憩)11:07→釜沢越11:39→篭岩山12:08→篭岩展望台分岐12:39→13:05一枚岩(休憩)13:20→明山分岐13:48→14:07明山山頂14:10→明山分岐14:28→登山口(車道)14:40→14:55休場展望台駐車場
| 天候 | 晴れたり曇ったり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・ 奥久慈男体山は、首都圏からの登山客も数多く訪れる、奥久慈の名峰です。山頂は断崖絶壁となっていて、南側の展望が素晴らしく、冬の晴れ間には、筑波山や奥日光の山々はもとより、遠く雪を抱いた富士山を見ることもできます。 ・ この男体山から東には、断崖絶壁の岩稜沿いに素晴らしい展望の縦走コースがありますが、地図にも記載が無く、歩いているのは地元の方ばかりです。 ・ この時期ならではの、美しい紅葉を眺めながら、静かな山歩きを楽しみました。 ・ なお、11月に入ってから、男体山健脚コースで滑落事故が連続して発生したため、当分の間、健脚コースは閉鎖されています。滝倉トンネルから健脚コースに合流するルートも同様です。 ・ そのため、今回は、長福山側にある、男体山神社登山口から男体山に登ることにしました。 ・ 男体山から先は、断崖の縦走コースを鷹取岩へと歩き、さらに釜沢越から篭岩山を経て展望の良い明山まで足を伸ばしました。 ◆ 男体山神社登山口〜男体山山頂 ・ 途中、トラロープの張ってある岩場がありますが、それほど危険はありません。下りのときは、足を滑らせないよう注意が必要かも。 ・ 傾斜もほぼ一定で、一般的な登山コースです。その代わり、展望は良くありません。展望を楽しむなら健脚コースですが、現在は通行止めです。 ・ 休憩をするならば、山頂の30メートルほど下にある東屋が良いと思います。(広いテーブルとベンチがあります。) ・ 男体山山頂からは、晴れていれば、素晴らしい展望を楽しめます。標高わずか654メートルの山とは思えない眺めです。 ◆ 男体山山頂〜鷹取岩 ・ 山頂からは、しばらく断崖沿いを下ります。過去に転落死亡事故も起きていますので気をつけましょう。 ・ 山頂から大円地越までは20分少々。大円地越には、ベンチとテーブルがあります。ケヤキの大木が茂る、気持ちの良い場所です。 ・ 大円地越から先は、指導標に従って左折し、鷹取岩を目指します。 ・ しばらくは急な登り返しですが、断崖の上に出ると、男体山がよく見えます。 ・ そこからいったん下りとなり、紅葉の美しい森の中を歩きます。ほどなく、標高554メートルの展望地分岐に出ます。 ・ 縦走路から分岐を右に10メートルほど行くと、南側が切れ落ちた展望地です。眼下に大円地の集落が見えます。 ・ 展望地から先は、急なアップダウンの連続です。ところどころ、断崖のふちを歩きますので、眺めはよいですが、転落に注意が必要です。 ・ 展望地から45分ほどでフジイ越です。ここからは、古分屋敷の集落に降りることができます。男体山からの周回コースとして適しています。 ・ フジイ越に立つと、目の前に入道岩が見えます。この岩の上に立つと、すぐ隣の鷹取岩が目の前です。男体山も望めます。 ・ 入道岩からいったん下って、クサリ場を登り返すと鷹取岩です。ここのクサリ場は冬は凍結するので、注意が必要です。 ・ 鷹取岩は、男体山や南側の眺めが良く、休憩に最適です。 ◆ 鷹取岩〜篭岩山 ・ 鷹取岩から先もアップダウンが続きます。20分少々で杉林の峠のようなところに出ます。「古分屋敷 鷹取岩:篭岩 釜沢越」という指導標があります。ここは直進せず、ピンクのテープに従って右折して下ります。 ・ その先はまた断崖沿いに歩き、急な坂を下ると、10分ほどで釜沢越の標識です。右に行けば佐中の集落に出ますが、ここは、左に進みます。 ・ 少々ヤブがうるさいですが、2〜3分で、「篭岩 抱返し滝」(右)と「釜沢越」(戻)の指導標に到着します。 ・ ここは、指導標を無視して、左に進みます。前方、湯沢源流の沢の対岸には、作業小屋が建っています。 ・ 沢沿いにそのまま進み、沢が左にカーブして小さな滝状になる手前で、沢を渡って杉の植林の方向に進みます。 ・ その後、しばらくは、ピンクのテープに沿って杉林の中を登ります。 ・ 杉林の中の急な斜面を登り切ると、尾根に出ます。ここからは尾根沿いに進みます。 ・ 刈り払いのされていないヤブ状の急な尾根道を10分ほど登ると、標高501メートルの篭岩山山頂です。ここは「篭岩」とは別の場所です。 ・ 篭岩山の山頂は展望が良くありませんが、すぐ先の岩場は南側の展望が良く、休憩に適しています。 ◆ 篭岩山〜明山 ・ 篭岩山から先、篭岩展望台分岐に至る途中のルートが、実は、このコース最大の難所です。 ・ 篭岩山からは、ロープとクサリ場の急な下りとなります。足場が悪いので、転ばないように注意して下さい。 ・ 下り終わると、今度は、クサリ場の急な登りです。日陰なので、冬の季節は、凍っているときがあります。 ・ ここを登り切ると、展望の良い場所に出ますが、そこから先は、また急なアップダウンとなります。 ・ 岩場に木の根が這う急な下りのあとは、このコース最大の難所の登りです。 ・ 足がかりの少ない10メートルほどの岩の直登ですが、木の根が伸びており、岩と木の根をつかみながら、登ります。 ・ ここをクリアしても、続いてきつい登りがあります。でもその先は、展望の良い尾根道になります。 ・ このあとは、紅葉を眺めながらの、ハイキングコースとなります。ほどなく、篭岩展望台へのルートとの分岐です。 ・ ここは、左折して、亀ヶ淵・明山方面へ向かいます。周囲は素晴らしい紅葉の森です。誰もいない極上の登山道を独り占めです。 ・ 明山縦走の途中、「一枚岩」に寄り道をしました。ここは、明山や竜神峡、西金砂山などの展望の良いところです。 ・ 一枚岩で休憩後は、いよいよ最後のピーク、明山に向かいます。15分ほどで竜神峡や上山方面との交差点を過ぎ、さらに15分ほどで明山分岐となります。 ・ ここから、明山を往復します。7分ほどで亀ヶ淵・竜神峡分岐を過ぎ、明山への急な登りとなります。 ・ トラロープの張られた急な登りを5分ほど頑張ると、明山山頂に出ました。ここからは、竜神大吊橋も見えます。 ・ 明山からの下山は、西側の一般コースを降りました。こちらは歩きやすいです。下りはこちらがお勧めです。 ・ 分岐に戻り、登山口に向かいます。フカフカの落ち葉道を12分ほど下ると、明山登山口に出ました。 ・ ここからは、舗装路を左に向かいます。途中、クルマを止めて話しかけてきた地元の方と山の話で盛り上がりましたが、約15分ほどで休場展望台駐車場に到着しました。 |
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07:55 休場展望台駐車場にクルマを駐車し、バイクで男体山神社登山口に向かいます。
08:14 パノラマラインの男体トンネル手前から男体山を望む。
09:36 大円地越に到着。ここから右奥の道を登ると岩稜縦走ルートです。
このあたりはとても歩きやすい道です。右側が断崖となっており、南側の眺めが良いです。
このコースは急なアップダウンが繰り返します。ここはクサリ場の下りを振り返ったところ。
10:42 フジイ越に到着。ここから古分屋敷に下る道があります。
沢が左にカーブし、小さな滝状になる手前で、沢を渡って杉の植林の方向に進みます。
12:08 篭岩山の山頂に到着。ここは「篭岩」とは別なところです。
篭岩山の山頂からすぐのところにある、展望の良い岩場から南の方向を望む。右奥のピークが明山。
篭岩山から先は、険しいアップダウンが連続するので、注意が必要です。ここは、クサリ場の下りです。下から振り返ったところ。
展望地から急坂を下ると、こんな登り返しとなります。ここが最も危険な場所。すごく急です。足場も悪いです。
危険地帯を過ぎると展望の尾根に出ます。篭岩山の南面を望みます。
一枚岩への分岐点。直進して左に回り込むと一枚岩です(行き止まり)。写真右手前に右折すると明山への縦走路。
13:04 一枚岩に到着。見晴らしの良いところで、休憩にはもってこい。15分ほど休憩しました。
13:34 登山道の交差点。左は竜神峡方面、右は上山方面。明山へは直進です。
先ほどの交差点から7分ほど歩いたところにある展望地から明山を望む。
14:40 登山口に到着です。ここからは左方向に舗装路を歩きます。
倉庫のような白い壁の建物の手前が、休場展望台駐車場へと向かう道です。
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