甲武信ケ岳〜富士山バッチリ

- GPS
- 11:12
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,615m
- 下り
- 1,608m
コースタイム
- 山行
- 6:14
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 7:17
| 天候 | 10/27 曇り/晴れ、10/28 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
●徳ちゃん新道(往路): 登り始めの急登はかなりスリップの跡あり。戸渡新道に入ってからも急登は続く。 ●近丸新道(復路): 分岐からはしばらく急勾配、途中からは比較的なだらかな尾根道。沢の合流点付近で丸木の一本橋を渡ると、沢沿いを付かず離れずして進む。人通りが少ないようで、落葉の堆積多い。 |
| その他周辺情報 | ・凌雲閣(日帰り温泉 大人800円) 西沢渓谷入口から車で10分ほど。近辺にあと2軒日帰り温泉あり。 |
写真
感想
奥秩父の主峰はどの山か。金峰山、国師ヶ岳、北奥千丈岳、いろいろ考えられると思うが、場所的に甲武信ヶ岳もそうではないかと思う。長らく登ってみたいと思っていた山だった。
本当はこの前日の週末に登りたかったが、天気が悪くて断念し、平日に登ることにした。大弛峠からの往復、甲武信ヶ岳から笠取山への縦走などいろいろ考えたが、火曜の午後には働かざるをえない予定があったため、西沢渓谷からのピストンとした。
徳ちゃん新道のとっかかりは急坂、しかも無数にスリップの跡があり、これだと下山がなかなか大変な気がする。やれやれと思うとまた急坂という感じで、それは戸渡新道に入っても続いた。2,000mあたりから上には雲がかかり、これでは上に行っても雲の中て何も見えないかと考えると気が滅入りかけたが、ちらほら残る紅葉黄葉を楽しみ、また道すがら一緒になった女性と登っていった。この時期ソロで登ってくるとは相当の経験者だと思ったが、つい最近まで山小屋で働いていたらしい。普段一人で登ると、自分の呼吸や考えと対話している感じがするが、会話しながらの登山にはしんどさを紛らわせるものがあることをあらためて感じる。
やがてようやく展望が開けた場所から広瀬ダム湖かはるか眼下に見え、かなり登ってきたことを実感する。
甲武信小屋にたどり着き頂上を目指す。良い道が続く。
甲武信ヶ岳頂上は快晴だった、ただし風は強烈に吹いて寒かった。自分以外他に誰もいなかった。
大弛峠・国師ヶ岳から甲武信ヶ岳まで続く尾根が全て見渡せる。本当はあの道を歩きたかった。
その道を歩いてきたカップルと話したら、国師ヶ岳方向からは午前中ずっと富士山が見えていたと話していた。
彼らが去ると完全に一人の世界。富士山は見えずとにかく寒かったが、我慢して風景を独占した。
夜間雨が降ったが、翌朝は快晴。甲武信小屋はマイナス2度で寒さが厳しかった。その分眺望が良いだろうと思っていたらそのとおり、下山途中の見晴らしから正面に富士山を望むことができた。昔、国師ヶ岳や金峰山で見た富士山に匹敵する素晴らしい富士山だった。
帰路、どちらの新道を下りるかで迷ったが、天気が良かったので沢沿いの近丸新道を行くことにした。結果、こちらを進んで良かった。
分岐直後はかなりきつい下りで、あまり人が通っていないと聞いていたが、そのため落葉がかなり堆積していて足を取られやすかった。しかし急坂を過ぎると、かなりリラックスできる景色が森に広がっていて、歩くのに悪い道ではないと感じた。途中、白い石が周囲に広がっている場所があり、石英かなと思って見ていたが、後で調べたら近くに石英の鉱産があったらしい。
尾根を下りきって渡渉点を一本橋で渡ると、しばらくしてレールの跡が見えてきた。これが鉱物を運ぶ森林鉄道らしい。在りし日はどのような姿で走っていたのだろう、想像すると少し楽しかった。思わぬ発見だった。
距離以上に、1日で1,500mを登り下りするハードな山行だったが、楽しい山行になった。いつか甲武信ヶ岳から東か西への縦走をしてみたい。
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ichi11












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