荒島岳(下山→中出)

- GPS
- 05:22
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,212m
- 下り
- 1,380m
コースタイム
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:18
| 過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
写真
感想
下山-中出縦走
前日にふと天気予報を確認してみると、福井方面は晴れの予報だったため、急遽荒島岳登山を計画した。サンダーバードで敦賀まで行き、ハピラインふくいの越前花堂で越美北線に乗り換える。3分という際どい乗り換え時間であったが、なんとか一両編成の小さなディーゼルカーに飛び乗ることができた。1時間以上もある道中、荒島岳の地図を眺めていると、予定していた勝原コース周辺で2日前に熊が目撃されたことを知る。仕方なく隣駅の越前下山で下車し登山を開始した。
下山してから知ったことだが、(新)下山コースは2011年ごろに拓かれたルートのようでまだまだメジャーなルートとは言えないようである。
登山口に入った直後に複数のダニが落下してきて、早々に今回の登山の雲行きを怪しく感じた。
(この数週間前にダニに噛まれていた)
数メートルおきに蜘蛛の巣が張り、拓き切ってきない道の数々。およそ百名山とは思えないような悪路を進む。標高600m付近から急登が始まったが、(皮肉にも)照りつける太陽も相まって過酷なものとなった。稜線上に出て急登がある程度落ち着くと、今度は笹藪のオンパレードである。マイナールートであるからか、笹をかき分けながら歩を進めなければならなかった。足に頻繁に当たるアザミが痛い。
乾ききっていないフンや茂みからの物音といった動物の影に怯えつつもなんとか登頂に成功した。
予想していなかったのは水不足である。水2Lを持ってきていたが、山頂に至る頃には500mlもないくらいであった。
下山に利用した中出コースは特段に困難な箇所はなく、多少の距離こそあれど全体的になだらかで歩きやすいルートだったため、登りほど苦心する必要はなかった。
荒島岳山頂は360°パノラマで本来なら山座同定盤を見ながら楽しむことができるが、その詳細を上に記していないことから、楽しむ余裕がなかったほど私にとっては厳しい山行であったことを察していただければ幸いである。
本やネットで荒島岳について調べても、下山コースは触れられてすらいないことが多い。
健脚者でかつメンタルが強くないならば、中出もしくは勝原からの登山を強く勧めたい。
(換言すれば、ここを登り切れれば大体の山は登れるはずということである)
shunning











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