ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8802814
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

焼山 〜地獄谷遡行・富士見峠経由〜

2025年10月09日(木) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
15.6km
登り
1,450m
下り
1,450m

コースタイム

日帰り
山行
10:17
休憩
1:03
合計
11:20
5:50
15
6:05
32
滝沢渡渉
6:37
35
金山谷渡渉
7:12
52
地獄谷渡渉
8:04
66
地獄谷入渓
9:10
9:30
80
地獄谷の万年雪渓(1750m盆地)
10:50
10:55
21
11:16
11:18
73
12:31
13:06
49
13:55
66
15:01
15:02
36
最終水場(1640m)
15:38
32
地獄谷渡渉
16:10
32
金山谷渡渉
16:42
28
滝沢渡渉
17:10
天候 曇り(霧雨)のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
・杉野沢橋からの真川沿いのコースは数年前に訪れた時よりも整備されている印象
・登山道で最終の水場は標高1640mの小沢横断地点、以降山頂まで水場なし
・地獄谷はバリエーションルート。滝や岩登り箇所あり
・焼山山頂東斜面の噴煙は平常時の状況
Google Mapで焼山の南面、地獄谷の中流部に万年雪渓を確認
今回の山行目的は万年雪渓に出合うこと
他にも火打山北面や越後駒ヶ岳、上越国境稜線など越後の豪雪山岳には幾つもの候補がありそう
1
Google Mapで焼山の南面、地獄谷の中流部に万年雪渓を確認
今回の山行目的は万年雪渓に出合うこと
他にも火打山北面や越後駒ヶ岳、上越国境稜線など越後の豪雪山岳には幾つもの候補がありそう
真川の右岸沿いに登山道が続く
真川の右岸沿いに登山道が続く
穏やかな滝沢を渡渉
穏やかな滝沢を渡渉
天狗原山の南東尾根末端の台地をトラバース
天狗原山の南東尾根末端の台地をトラバース
金山谷を渡渉
裏金山谷(左)と真川(右)の分岐 霧と朝露で既にびしょ濡れ
1
裏金山谷(左)と真川(右)の分岐 霧と朝露で既にびしょ濡れ
裏金山谷を渡渉
裏金山谷上流方向
1
裏金山谷上流方向
道の脇にはトリカブトが目を引く
1
道の脇にはトリカブトが目を引く
地獄谷を渡渉
登山道が地獄谷に近づくまで進み
登山道が地獄谷に近づくまで進み
薮の斜面を降りて地獄谷へ
1
薮の斜面を降りて地獄谷へ
いかにも火山地帯の雰囲気、水は赤茶色で温泉の味
天気予報に反して回復するどころか本降りの雨まで降ってきた
1
いかにも火山地帯の雰囲気、水は赤茶色で温泉の味
天気予報に反して回復するどころか本降りの雨まで降ってきた
滝らしい滝は1〜2か所で容易に直登できる
地獄谷は基本、ゴーロ状の沢歩き
1
滝らしい滝は1〜2か所で容易に直登できる
地獄谷は基本、ゴーロ状の沢歩き
カラフルな地層が重なる沢底 水流は枯れ、この先は伏流地帯
1
カラフルな地層が重なる沢底 水流は枯れ、この先は伏流地帯
突然、前方が開けて上空も明るくなってきた
1
突然、前方が開けて上空も明るくなってきた
ここから奥に細長い地獄谷盆地の始まり 奇跡的に青空が...
1
ここから奥に細長い地獄谷盆地の始まり 奇跡的に青空が...
水路のような地形も
水路のような地形も
枯れた潅木が印象的
1
枯れた潅木が印象的
盆地の一番奥に万年雪渓が残っていた
1
盆地の一番奥に万年雪渓が残っていた
人が通れるほどの穴が開いている
1
人が通れるほどの穴が開いている
右の穴を通過し
盆地の突き当りの壁(ルンゼ状)を登る
1
盆地の突き当りの壁(ルンゼ状)を登る
徐々に水流が戻ってくる
1
徐々に水流が戻ってくる
次に現れる小さな万年雪渓
1
次に現れる小さな万年雪渓
地獄谷(本流)は徐々に勾配を増し
1
地獄谷(本流)は徐々に勾配を増し
なんと、夏の花が咲いていた 深山キンポウゲ他
1
なんと、夏の花が咲いていた 深山キンポウゲ他
標高1970m辺りが水源、水場の殆どない焼山稜線部では水の得られる貴重な沢
1
標高1970m辺りが水源、水場の殆どない焼山稜線部では水の得られる貴重な沢
稜線直下はザレた急斜面 薮に掴まりながら這い上がる
1
稜線直下はザレた急斜面 薮に掴まりながら這い上がる
富士見峠の南西で稜線に上がる 裏金山を望む
1
富士見峠の南西で稜線に上がる 裏金山を望む
登ってきた地獄谷 標高1900m以下で雲海 見えている雪渓は二番目の雪渓、その上が万年雪渓盆地
1
登ってきた地獄谷 標高1900m以下で雲海 見えている雪渓は二番目の雪渓、その上が万年雪渓盆地
紅葉の稜線より糸魚川市街地方面
1
紅葉の稜線より糸魚川市街地方面
富士見峠で小休憩 もちろん焼山を目指す
1
富士見峠で小休憩 もちろん焼山を目指す
登山道と焼山西面の紅葉
1
登山道と焼山西面の紅葉
雪渓の融けた谷と金山
1
雪渓の融けた谷と金山
焼山山頂方面(左)への分岐点、奥は富士見峠方面
焼山山頂方面(左)への分岐点、奥は富士見峠方面
泊岩の岩屋(避難小屋)、合理的に岩窟を利用している
泊岩の岩屋(避難小屋)、合理的に岩窟を利用している
避難小屋の内部、ヘルメットがいっぱい 床もきれいで問題なく泊まれそう
1
避難小屋の内部、ヘルメットがいっぱい 床もきれいで問題なく泊まれそう
焼山西斜面を登る
1
焼山西斜面を登る
シラタマノキとコケモモの実
1
シラタマノキとコケモモの実
山頂部の岩峰を目指す きつい登りが続く
1
山頂部の岩峰を目指す きつい登りが続く
振り返ると大雲海 左奥は後立山連峰(白馬三山〜朝日岳)
1
振り返ると大雲海 左奥は後立山連峰(白馬三山〜朝日岳)
槍ヶ岳と金山(ズーム)
1
槍ヶ岳と金山(ズーム)
鹿島槍と金山
天狗原山〜金山方面の大パノラマ(元サイズ)
1
天狗原山〜金山方面の大パノラマ(元サイズ)
山頂の岩峰が近づく
1
山頂の岩峰が近づく
焼山山頂(北東方向)
1
焼山山頂(北東方向)
焼山山頂(西方向)
1
焼山山頂(西方向)
火打山・妙高山方面のパノラマ(西〜南西方向)(元サイズ)
1
火打山・妙高山方面のパノラマ(西〜南西方向)(元サイズ)
紅葉の高谷池ズーム(右端に高谷池ヒュッテ)
1
紅葉の高谷池ズーム(右端に高谷池ヒュッテ)
北方向は日本海から吹き付ける湿った風で濃密な雲海が発達(元サイズ) 
1
北方向は日本海から吹き付ける湿った風で濃密な雲海が発達(元サイズ) 
山頂北面のエメラルドグリーンの火口湖(北西方向)
1
山頂北面のエメラルドグリーンの火口湖(北西方向)
山頂東部斜面にある噴気孔、シューシューと噴煙を上げている
1
山頂東部斜面にある噴気孔、シューシューと噴煙を上げている
焼山とは登山道のある稜線でつながる火打山(元サイズ)
この角度からの火打山はお気に入り
1
焼山とは登山道のある稜線でつながる火打山(元サイズ)
この角度からの火打山はお気に入り
高妻山方面(南方向)
1
高妻山方面(南方向)
富士見峠まで下山後、真川、笹ヶ峰方面展望
手前の丸い尾根に登山道あり
1
富士見峠まで下山後、真川、笹ヶ峰方面展望
手前の丸い尾根に登山道あり
焼山を見上げる
焼山南面のダケカンバ紅葉
1
焼山南面のダケカンバ紅葉
ジグザグに登山道を下る
ジグザグに登山道を下る
嘉平治岳西斜面あたりの紅葉
1
嘉平治岳西斜面あたりの紅葉
真川コースで最終の水場となる小沢渡渉地点 
真川コースで最終の水場となる小沢渡渉地点 
鮮やかなオオカメノキ
1
鮮やかなオオカメノキ
紅葉に癒されながら登山道を戻る
1
紅葉に癒されながら登山道を戻る
お土産にいただく ヌメリスギタケモドキかな
1
お土産にいただく ヌメリスギタケモドキかな
振り返ると焼山が夕日に映えていた
1
振り返ると焼山が夕日に映えていた
おしまい

装備

個人装備
雨カッパ+長靴

感想

かつてグーグルマップの空撮画像で焼山や火打山周辺の谷に秋でも雪渓が残っていることを発見し気になっていた。猛暑の夏だった今年も雪渓が残っているだろうかと地獄谷遡行のバリエーションルートで焼山に登ってみた。

黒っぽい地盤に赤茶けた流れ、火山地質の地獄谷はその名前ほどには険しくない。比較的容易に登れるが、真川の水量が多めなので分流するまでの遡行は注意。標高1750mまで遡行してくると突然、谷は開け空も明るくなってくる。眼前には紅葉した斜面に囲まれた盆地状の空間が広がる。別世界に迷い込んだみたいだ。草紅葉の絨毯、その一番奥に目指す万年雪渓が小さく見えている。近くまで来るとテーブル状の雪渓から水滴がポタリポタリ落ちている。水滴はそのまま地面に吸い込まれ伏流水になっている。

雪渓を潜り抜けると奥に切り立った壁が現れる。大岩の堆積するルンゼを見つけて取付く。ガシガシ登ると徐々に水流が現れる。やがて殺風景だった谷間は色彩を取り戻し、お花畑が広がる。秋から残雪期→夏、再び秋へと変化する季節感、地獄谷は魅力満載だ。源頭部で水流は枯れ薮を掴みながらガレ場を這い上がり、富士見峠近くで登山道に飛び出す。道中ずっと霧雨の原因になっていた雲海の上に完全に抜け出した。

稜線部は最盛期の紅葉に彩られ、真っ青な空に焼山が聳えている。高度感のある眺望と紅葉を楽しみながら急な岩稜を登り焼山山頂まで往復。山頂からは錦の紅葉に包まれた妙高・火打や雲海に浮かぶ後立山連峰や槍ヶ岳までクリアに見えて感動。麓まで下山して、ふと振り向くと茜色に染まった焼山が背中を押してくれていた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:37人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら