焼山 〜地獄谷遡行・富士見峠経由〜

- GPS
- --:--
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,450m
- 下り
- 1,450m
コースタイム
| 天候 | 曇り(霧雨)のち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
・杉野沢橋からの真川沿いのコースは数年前に訪れた時よりも整備されている印象 ・登山道で最終の水場は標高1640mの小沢横断地点、以降山頂まで水場なし ・地獄谷はバリエーションルート。滝や岩登り箇所あり ・焼山山頂東斜面の噴煙は平常時の状況 |
写真
装備
| 個人装備 |
雨カッパ+長靴
|
|---|
感想
かつてグーグルマップの空撮画像で焼山や火打山周辺の谷に秋でも雪渓が残っていることを発見し気になっていた。猛暑の夏だった今年も雪渓が残っているだろうかと地獄谷遡行のバリエーションルートで焼山に登ってみた。
黒っぽい地盤に赤茶けた流れ、火山地質の地獄谷はその名前ほどには険しくない。比較的容易に登れるが、真川の水量が多めなので分流するまでの遡行は注意。標高1750mまで遡行してくると突然、谷は開け空も明るくなってくる。眼前には紅葉した斜面に囲まれた盆地状の空間が広がる。別世界に迷い込んだみたいだ。草紅葉の絨毯、その一番奥に目指す万年雪渓が小さく見えている。近くまで来るとテーブル状の雪渓から水滴がポタリポタリ落ちている。水滴はそのまま地面に吸い込まれ伏流水になっている。
雪渓を潜り抜けると奥に切り立った壁が現れる。大岩の堆積するルンゼを見つけて取付く。ガシガシ登ると徐々に水流が現れる。やがて殺風景だった谷間は色彩を取り戻し、お花畑が広がる。秋から残雪期→夏、再び秋へと変化する季節感、地獄谷は魅力満載だ。源頭部で水流は枯れ薮を掴みながらガレ場を這い上がり、富士見峠近くで登山道に飛び出す。道中ずっと霧雨の原因になっていた雲海の上に完全に抜け出した。
稜線部は最盛期の紅葉に彩られ、真っ青な空に焼山が聳えている。高度感のある眺望と紅葉を楽しみながら急な岩稜を登り焼山山頂まで往復。山頂からは錦の紅葉に包まれた妙高・火打や雲海に浮かぶ後立山連峰や槍ヶ岳までクリアに見えて感動。麓まで下山して、ふと振り向くと茜色に染まった焼山が背中を押してくれていた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
noraneko964











いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する