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Yamareco

記録ID: 8796028
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

鳳凰三山ソロキャン(w/犬)

2025年10月10日(金) 〜 2025年10月11日(土)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
16:02
距離
21.0km
登り
2,501m
下り
2,506m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:55
休憩
2:10
合計
10:05
距離 10.9km 登り 1,964m 下り 681m
5:18
2
スタート地点
5:20
5:25
123
7:28
7:30
108
9:18
9:28
36
10:04
68
11:12
13:02
45
13:47
13:48
17
14:05
14:07
44
14:51
32
15:23
2日目
山行
6:42
休憩
0:21
合計
7:03
距離 10.1km 登り 538m 下り 1,825m
7:19
43
8:02
8:06
25
8:31
8:41
42
9:23
9:24
53
10:17
10:19
140
12:39
12:40
43
14:22
ゴール地点
はじめて山レコを起動して歩いています。こう言うコースタイムとの比較、よいですね。
天候 晴れ→小雨
過去天気図(気象庁) 2025年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2025年10月10日 08:26撮影 by  Pixel 9 Pro, Google
10/10 8:26
2025年10月10日 13:34撮影 by  Pixel 9 Pro, Google
10/10 13:34
撮影機器:

感想

✳︎ https://blog.riot.jp/2025/10/w.html
の本人ブログ からの転載です(写真は主に上記)
----
▪️きっかけ

鳳凰三山は、万年厨二病の私には名前だけで憧れでした。加えて黒戸尾根を2回[1][2]登って、オベリスクをお向かいから見たときからずっと、あっちも行きたいなあ、と思っていました。また、2022年に残雪期に、夜叉神峠から散歩しましたが辻山以前で惨敗しました。

今回は、高確率で晴れると言われている10月10日に行くことにしました。そしてこの地域生まれの保護犬、甲斐犬の愛洲を連れていくことにしました。故郷の山で存分に身体能力を発揮させてあげたかったというのもあります。

▪️10/9(木)夜

四半期に一回の仕事の報告会の後、帰宅して、夕飯食べてから車で青木鉱泉に向かいました。ソロ一泊テン泊では10kgちょいなのですが、犬用具と犬のごはんと水追加で、15kgになっています。大丈夫か私。
数時間ドライブで、高速を降りた後、青木鉱泉までの道のりは10km以上の酷道です。しかも深夜23時すぎていたので、鹿やオバケを心配してすごく神経尖りました。 うねうねのボコボコの一本道を運転しているうちに、愛洲は車用ドックゆりかごに吐いてしまいました。あーあー。

青木鉱泉の駐車場は金曜深夜ということで、 空いていました。2日分、1,600円を払います。受付の奥の奥の方に曲っていくと、現金を入れる封筒と申込書があります。

寝床はバックシートをフラットにして、寝袋にくるまって愛洲と一緒に寝袋で寝ました。寝袋の 素材が好きなのか、愛洲が足に乗っかってきます。重い!あーもー爪を立てるんじゃない!!

▪️10/10(金) 朝

登山前泊あるあるなのですが、朝4時前には周りの動きで起きました。夜のお散歩で公衆トイレには洗面台がないことを知っていたので、車の中でコンタクトレンズを入れようとしました。が、しまった、左目を落としました。仕方がないので、メガネで登ることにします。

●ドンドコ沢コース
水の豊かな登山道です。一部崩落箇所や、渡渉箇所がありますが、登りがきつい割には、楽しいと感じる程の景勝エンターテイメントが揃っています。

愛洲は山に来た時いつもですが、野生動物や鳥、小川の流れる木の葉に反応して、すごい瞬間犬速で飛び出します。17kgの体躯の飛び出しで、腰のベルトのリードに繋いでいるので、持ってかれないように体幹めっちゃ使います。
愛洲は最初のうちはロープの下をくぐってしまって、リードと絡んでしまうという失態をやらかしてましたが、徐々に慣れてコース終わる頃には岩登りの達人になっていました。すごい。甲斐犬の本領発揮しだした!
そしてこのコースはいくつかロープ場があります。とはいっても、お隣の甲斐駒の黒戸尾根のように、高度感バリバリの岩登りではなく、手でも登れる斜面です。

●鳳凰小屋
予約時点から、犬を連れていくことは伝えていました。「犬が嫌いな人がいることを気を遣って、絶対に離さないように」と言われていました。着いたのは正午ぐらいで、まだ、ガラガラのキャン場の端っこを取って、犬苦手な方でもトイレなどの交通に妨げにならないようにしました。また立ち木にダメージなど与えないように土に立てるリード留めを持参しています。これが結構重かった。

愛洲はすでに丹沢や奥多摩を何度も登ってますし、笠ヶ岳でテン泊登山をやってます。が、知らない場所では不安になるようで、最初私が水汲みに行った時には、ひと鳴きしていました。その後は慣れたのか平気で、ちゃんと待てができていました。えらい。

●地蔵岳
次の日の天候が悪くなると聞いていた知ので、たてたテントに荷物をデポしてこの日のうちに登りました。
オベリスクは、遠くから見るとケルンの大きいやつ、くらいにしか見えないのですが、近くで見ると大迫力です。加えて、山頂付近は花崗岩の崩れた砂で真っ白です。甲斐駒の一部とか、昇仙峡もこんな感じですね。
今年は夏が長かったので、まだ紅葉の時期ではないと思っていましたが、
ちょうどいい時期に来れました。
明日は来ないので、観音岳の途中まで稜線を歩いて、鳳凰小屋分岐から降ります。結構急ですね。明日これテン泊の荷物背負って登るのかあ。

そして最後、小屋の近くはハシゴになっています。短いですが。鳳凰三山はハシゴがないこと確認したから犬連れてきたのにー。困りました。愛洲は岩場は人間より得意ですが、ハシゴは無理です。

仕方がないので、片手で愛洲のハーネスを掴んで、横の岩を歩かせつつ私は片手で降りました。これは、大荷物背負っている時は危険ですね。 愛洲が足場見つからずにパニクってバタついた時に、一緒にバランス崩しそう。

帰ってきてから、ビール(700円)とピンバッジ(800円)を買って、夕飯の支度をはじめまました。実は今回、誕生日でもらったDURSTONの軽量テントを初めて使います。トレッキングポールを使うやつです。近くの公園で予行練習をしましたが、立てることはそんなに難しくないです。だがしかし、綺麗にはるのは難しいです!ピンと張らないと、雨風がきた時に場合によっては倒れます。はい、ピンとなってません↓。稜線だったら、これはすっ飛ぶね。

まあ、夜になって雨と風にさらされてバタバタしましたが、倒れなかったので、よしとします。でも、次回はもうちょっとペグを多めに持って行ってもう少し綺麗に張りたいです。

また、小屋泊の時に持って行く着替えは、次のテン泊ではいらないかな、と思いました。メリノウール の上着に、ミレーのアミアミ下着着てれば、汗はすぐに乾いてしまいます。
▪️(テン場や道で聞かれたので)いきなりですが、Q&A

Q. 犬は山登れるの?
A. 犬種によると思います。甲斐犬と紀州犬は、そもそも山の犬ですので、むしろ人間より山行動の能力が高いです。ガンガン登ります。とはいえ、人間と同じで、いきなりではなく、毎日一緒にジョギングしたり、簡単な山から始めるのが良いと思います。

Q. なぜ犬を山に連れくるの?
A. 経験を積ませたいからです。犬も人間も、多様な経験は良い犬、良い人間を作ります。また、特に甲斐犬と紀州犬は、そもそも該当山域は彼らのものです。 人間がおじゃましてます。

Q. 犬は筋肉痛にならないの?
A. 犬じゃないのでわかりませんがw、山登りの次の暇めっちゃ寝ていますんで、人間と同じように、はしゃいだ後は疲労していると思います。

Q. 吠えないね?
A. 狩猟犬は無駄吠えしないと聞いています。一方、個人的な経験からいうと、鹿など野生動物をポイントした時は、めっちゃ吠えますし、すごい力で引っ張られます。抑えるために耐風(犬)体制とる必要あります。

▪️ 10月11日(土)

深夜、テン場に「うぁぁああ!うぁあああああ!!!」という 声が響きました。熊でも出たかとびっくりして飛び起きましたが、愛洲は足元でぐっすり睡眠中なので、(熊だったら人の目視より愛洲の方が先に起きて騒ぎます)野生動物ではないようです。(✳︎結局どなたかの寝言だったそうです)

また2時くらいに行動開始していたグループが、普通声で普通に音立ててたので、他のおじさんに怒られていました。だよねー。

私は5時くらいに、明るくなってから行動開始しました。外は霧雨でしたが、降ったり止んだりという感じです。
7時くらいから、観音が岳に登り出します。昨日問題提起された小屋前のハシゴは、寝ている間に考えて、荷物と犬を分けて搬送することにしました。まず、荷物(15kg) をはしごの下において、愛洲(17kg)と昨日と同じ要領で登ります。次にハシゴとロープを上がったところに今度は愛洲をデポして、一人で降りて、荷物を背負ってまた登りました。

愛洲をおとなしく待て、をさせておくコツは、帽子だったりタオルだったり、私の匂いのするものを一緒に置いておく、です。とはいえ、私が見えないところにいる間に、鹿なりリスなりが通ったら、集中切れて絶対騒ぐし、逃走を試みるのでリスクもあります。

●観音と薬師

中道コースは4時間以上、急で長い樹林帯を降ります。雨が降って泥も落ち葉も岩も全て滑りますので、慎重に歩かないといけません。

▪️下山
途中で、青木鉱泉に川を渡渉して帰れるという情報がありましたので、ちょっと見に行きましたが、かなり水量ありそうなので、やめました。私一人ならやったかもしれないけど、愛洲は木の葉が水を流れてても、おっかけて飛び出します。危険。

駐車場に着いたら、愛洲の登山ハーネスをはずして、バックシートに寝かせます。涼しい時期なので、そのまま放置して私は青木鉱泉のお風呂をいただきました(1000円)。どうやらここは歴史が長いそうですね。あと、キャンプもできるとのこと。旦那が一緒だったら、それもいいかもしれません。

帰宅後、私も愛洲もぐっすり眠りましたよ。



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