蝶ヶ岳【紅葉始まりました】テント泊で時間あるので妖精の池から蝶槍までのんびり散策

- GPS
- 17:44
- 距離
- 23.8km
- 登り
- 1,823m
- 下り
- 1,823m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 10:09
| 天候 | 2日ともだいたい晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ウチから30分だけど前夜泊で臨む。前夜9時半に第1🅿は満車になりました。 今年から路線バスの実証実験やってるので、前々から予定する場合は便利かも? |
| その他周辺情報 | ひさりな食堂 |
| 予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
紅葉の蝶ヶ岳に登ってきました。登ってみたら意外と紅葉してた…が正しいかも。蝶ヶ岳はほぼ日帰りで登りますが、今回は土日晴れ予報なのでテント泊です。時間がたっぷりあるので、妖精の池から蝶槍までのんびり歩きました。2日目の朝も蝶槍まで行ってるので、蝶槍までは2往復しました。時間が違うと槍や穂高の影も違って面白いです。
■蝶ヶ岳登山の最大の核心は三股駐車場
ウチから三股駐車場までは約30分。松本の職場より近い。しかし、今はいつ行っても満車になってて、朝行っても停められたもんじゃない。なので、近くて遠い蝶&常念なのであります。今回のように前々から予定して行く場合は前夜泊します。アホらしいんですけど確実です。今回も前夜9時半に三股へ。そしたら正規の枠は最後の1台でした(多分)。危ない危ない…
このあともどんどん車が上がってきてました。以降は少し離れた第2駐車場ってことになります。この時間に来てて第2はショックだろうなあ…。駐車場の状況がリアルタイムで見れたり、今年からは路線バスの実証実験もされていて、自治体の取り組みもみられます。前々から予定する人には便利になりつつありますが、思い立って急に行きたくなった場合は無理ですね。
■三股からまめうち平
明るくなるのがだいぶ遅くなりました。6時前に駐車場を出発です。登山口までの林道がまた長い。それでも往きはウォーミングアップがてら慣らしながら歩けます。まめうち平で半分弱。ここは良い休憩場なので休みます。このあと日帰りなら一気に上まで行けますが、テントの荷物を背負ってるとあと1回休みが要りますね。
■蝶沢から先は黄葉を楽しみつつ
蝶ヶ岳というか常念山脈は稜線にだいぶ近いとこまで針葉樹林帯。黙々と登るのみです。夏でも涼しいのが唯一の利点。でも、今日は蝶沢を渡る頃から針葉樹の下草のように生えてる広葉樹が紅葉してました。夏は緑の葉っぱなので紛れてますが、紅葉すると明るくなって目立ちます。黙々とは登ってましたが、結構楽しく登れました。
■大滝山分岐で稜線はもう間近
灌木の紅葉のトンネルを抜けると大滝山の分岐。ここまで来るともう着いたようなもん。夏はお花畑になるところ、今は草紅葉になってます。草紅葉というよりも、枯れ草が生えてるって感じで茶色が中心でした。周囲の広葉樹は良い色に染まってます。そして、ハイマツのトンネルを抜けると『槍穂高ドーン!』ということになるのであります。
■稜線に出る➡槍&穂高ドーーーン!!
蝶ヶ岳の稜線に出る瞬間というのは、何度登ってても感動しますね。でも、一番最初に登った時の予備知識のない『槍穂高ドーン!』が一番度肝を抜かれたんだと思います。とりあえずチラッと槍&穂高を見てテン場へ。時間は10時。まだガラガラで選びたい放題です。登山道に近い小高くなったスペースが人気のようで、そこらへんから埋まってだんだん奥の方に広がる…って感じでした。
■妖精の池の方へ散策に
テント建てて少し休憩して散歩へ。ここに着くまでは大滝山に行くつもりにしてました。大滝山を往復すると、なんやかんや4時間くらい?時間的には十分あったけど、この素晴らしい天気で大滝山に行くよりも、蝶ヶ岳にいて槍や穂高を眺めていた方が充実するんじゃないか…ということになりました。で、まずは妖精の池に向かうことにします。
蝶ヶ岳の山頂(最高点)に向かって、山頂の少し手前で長塀尾根の道に向かいます。徳沢へと下る道ですね。ハイマツの間を縫って下ってると、絶景が突然目の前に!少し下が二重山稜のくぼ地になってます。夏はお花畑になるところ。そのお花畑の周囲を縁取るように灌木が紅葉してます。バックには穂高連峰や焼岳、乗鞍岳…などなど。
蝶ヶ岳からの槍&穂高の展望はどこも素晴らしいんですが、ここからの展望は少し違ったテイストです。おススメのポイントなのですが、ほとんどだれも来ません。みなさん、山頂から蝶槍の間は歩くようですが、こっちには来ないんですよね〜。何名かすれ違ったけど、蝶ヶ岳⇔徳沢の人ばかり。人気の蝶ヶ岳にあって完全なる穴場です。
■妖精の池は地味…
そこから少し下って樹林帯に入ったところに妖精の池があります。ロケーションも水もあんまりキレイではないです。なんで妖精…?サンショウウオがたくさんいたけど、それが妖精なのかなあ?そんなにキレイではないけど、紅葉する木も混じってて夏よりは明るかったです。
■テン場に戻って少し足休め
いったんテント場に戻ります。登りで結構お疲れモードになったので、テン場で少しゆっくりします。水分が不足していたようで味噌汁を2杯飲みました。ビールもあったけど、身体はビールより味噌汁を欲していたようです。
■今度は蝶槍の方を散策
休憩して復活。蝶槍に向かいます。のんびりのんびり向かいます。安曇野側に沸いていた雲は稜線にまで押し寄せてきてます。もはや雲海ではなく、稜線にかかる雲です。ただ、稜線を越えてくることはなく、槍&穂高方面は依然として快晴であります。瞑想の丘あたりで、その雲海の様子をタイムラプスに収めました。果たして何が写ってるか…?
稜線は草紅葉してますが、蝶槍への稜線は花は少なくてハイマツが主。なので、草紅葉になってるのが部分的です。稜線の安曇野側の灌木が紅葉しててキレイでした。蝶槍に着きましたが、常念岳との間の落ち込む部分の雲に勢いがあって、常念岳はかろうじて山頂が見える程度。前常念は雲に隠れちゃってます。
■三角点のある2664.5mでゆっくりします
蝶槍から少し戻った広い丘のようなピークに蝶ヶ岳の三角点があります。ここでまたのんびりします。広い砂礫の先に槍&穂高が生えてるように見えます。槍&穂高を見るには瞑想の丘からと、この三角点からが良いのかなと思いました。ま、どこからの景色も素晴らしいんですけどね。
■テン場に戻って
テン場に戻って酒&ツマミそして夕食です。気温はそんなに低くないけど、風が少し強くなってきて寒くなりました。ある程度のところでテント内に引っ込みました。太陽が沈み、まだ明るさが少し残ってる時間に本日最後の槍&穂高見物です。夕焼けにはならなかったです。
■翌日 ご来光
夜はそんなに寒くなかったです。下界の気温が16度とかですからね。まだまだ気温は秋になり切ってません。4時半ごろに目が覚めます。まだ真っ暗け。日の出は5時半くらいなので、今のうちに朝ごはんを食べておきます。テント泊の時はご来光を見ないことが多いです。でも、蝶ヶ岳のテン場はすぐそこからご来光を拝むことができます。ですので、一応見とこうかと。
調べてみると安曇野市の日の出は5時40分になっています。赤くなるのはわりと早めになってきます。タイムラプスを撮りたかったので、日の出時間より前からセット。朝ごはんのラーメンがギリギリ間に合わず、撮影場所で食べることに。そこそこ寒かったので、暖かいものがうれしかったです。ご来光の方はまあ平凡な感じでしたかね。槍&穂高もそんなに赤くなることなく夜が明けていきました。
■昨日に引き続きまして今朝も蝶槍へ
もともとの予報では、日曜日はそんなに天気よくない予報でした。しかし、いつの間にか日曜の方がよい予報になっていきました。そんなわけで、翌日の朝も蝶槍に向かいます。そのまま下山するんでは勿体ないですからね。
朝早いのでまだ太陽が低いです。蝶ヶ岳の稜線も西側は陰ってる部分が多いです。その意味では稜線歩きは太陽が高くなってからの方が良さそうな感じです。また、槍&穂高も真正面から太陽を浴びるので、陰影がほとんどありません。昨日のお昼ごろは陰影がハッキリしてて立体的でした。ただ、今日は安曇野側からの雲がなくて常念岳も丸見えです。
■今回二度目の蝶槍です
蝶槍までやってきました。常念岳は依然として丸見え状態。常念岳へと続く稜線もバッチリ見えています。蝶ヶ岳から常念岳を縦走するとき、蝶槍からの大下りとその後のアップダウンでダメージを受けます。さらに大下り後しばらくはスッキリしない森の中を歩く時間が長いウンザリタイム。しかし、今上から見る限り、スッキリしない森の中に紅葉する木が混じってて明るく見えます。もしかしたら、秋はわりといい感じなのかもしれないと思ったのでした。
■今日もまた2664.5の三角点でのんびり
今日も2664.5m三角点で休憩します。なんだかお気に入りの場所になりました。ただ、今日は風が強いです。のんびり休憩できる感じではなかったですが、何とかタイムラプスになる時間だけは耐えました。帰りの瞑想の丘では陰っていた東斜面にもすっかり日が当たっています。やっぱり日が当たっていた方がいいですね〜
■テント撤収して下山です
テン場に戻ってテント撤収。あれだけ一杯あったテントが残るところ数張りです。蝶槍に行ってる間にほぼテントは乾いたけど、床部分がちょっと湿ってました。時間に余裕もあることだし、帰って干す方が面倒くさいので、乾くまでのんびり待ってました。
さて下ります。下りになると途端に膝が痛くなる今日この頃。妖精の池や蝶槍の散歩のときは荷は軽いし気を付けて歩いて、膝の痛みは鳴りを潜めてました。しかし、重いザックを背負って下り始めると、間髪入れずに膝の痛みが出てきました。やれやれ、長い下山になりそうです。
9時前にテン場を下り始めたので、三股を朝出た人たちとすれ違います。予報が下り坂なので、登ってくる人の数は控えめなのかなと思いました。そんな中でもテント装備の人も何名か。今夜は荒れる予報なので、大丈夫なのかと心配になりますね。そんなこんなで三股登山口に無事下山であります。登山口から駐車場までの林道歩きが、いつものことながら長く感じるのでありました。
■本日の下山後ラーメンはひさりな食堂
本日の下山後ラーメンはひさりな食堂。須砂渡から下りてくる道沿いにあるので、ひさりな食堂になるのは必然なのであります。久しぶりなので定番の野菜たっぷりタンメンを頂きました。相変わらずの美味しさです。
bunapow
tama-nyan











蝶ヶ岳はほぼいつも日帰りですけど、泊まりだと上にいれる時間が長くていいですよね〜
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