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Yamareco

記録ID: 8751037
全員に公開
ハイキング
甲斐駒・北岳

仙丈ケ岳 ひさしぶりの南アルプス

2025年09月27日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
8.8km
登り
1,099m
下り
1,099m

コースタイム

日帰り
山行
6:29
休憩
1:04
合計
7:33
4:35
71
5:46
49
2合目
6:35
6:38
50
7:28
7:40
64
8:44
9:15
10
9:25
5
9:30
9:38
37
10:15
10:17
18
10:35
21
10:56
11:04
39
11:43
25
2合目
12:08
0
12:08
ゴール地点
天候 早朝は快晴だったが午前10時ごろから雲が多かった
この日長野県飯田市の気温 最高28.4 最低16.9
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
登山バス乗り場の戸台パークバス停に併設された駐車場にマイカーを停め、指定のバスで登山口の北沢峠へ向かいました。

〇甲斐駒ヶ岳や仙丈ケ岳の代表的登山口である北沢峠への道は木曽駒や上高地のようにマイカー規制されており、長野県伊那市にある戸台パークバス停(旧仙流荘バス停)から伊那市営の南アルプス林道バスでむかう形になります。
(主に東京方面からの登山者が使っていた山梨県側の広河原発北沢峠行き林道バスもありましたが、2019年に水害による大規模な山の崩落があって林道が復旧できず、山梨側からの路線は今も不通のままです)
コース状況/
危険箇所等
よく整えられていますが、山そのものが3千メートル峰ですから一筋縄ではいきません。
よく登山誌や関係WEBで「仙丈ケ岳は初心者向き」のような書き方をしているものがありますが、ストックをいったんしまって手も使って上り下りする方が確実な場所(小仙丈ケ岳から先500mぐらいの間)があったり、沢水の流れで滑りやすい岩が谷側に傾斜しているトラバス(千丈小屋から大滝の頭間)などがあり、身近な低山である程度キャリアを積んでられる方にお勧めできると思います。
その他周辺情報 トイレは戸台パーク(外トイレも水洗ウォシュレット)、北沢峠(水洗で暖房便座、夜間も照明常時点灯)、千丈小屋、馬の背ヒュッテ(山小屋は開設日に注意)
飲料調達は上記のほかにこもれび山荘の玄関入った左側に販売機

登山バス始発地の戸台パークに日帰り入浴施設や食事施設あり。
〇戸台パークとは、もともとあった仙流荘という市営の宿泊施設周辺をリニア新幹線開通を当て込んでリニューアル(近隣の飯田市に駅ができる)したもので、その際バス停名も仙流荘から戸台パークに変更されました。ここにマイカー利用者の駐車場も併設されています。(・・というか、JR伊那方面やJR茅野方面からの公共輸送機関はないに等しい貧弱なもので、戸台まではマイカーが現実的です)
予約できる山小屋
仙丈小屋
馬の背ヒュッテ
北沢峠 こもれび山荘
登山バス乗り場の戸台パークへ、リニューアル工事が完了
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登山バス乗り場の戸台パークへ、リニューアル工事が完了
ポロかった切符売場も一新、黒部立山アルペンラインみたいw
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ポロかった切符売場も一新、黒部立山アルペンラインみたいw
登山口北沢峠へはマイカー規制があり、ここからバスで峠へ
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登山口北沢峠へはマイカー規制があり、ここからバスで峠へ
バスは車幅ギリギリの道(左は断崖絶壁)を進む、登山より怖い
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バスは車幅ギリギリの道(左は断崖絶壁)を進む、登山より怖い
小一時間で北沢峠へ、今日はこもれび山荘で前泊する
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小一時間で北沢峠へ、今日はこもれび山荘で前泊する
部屋は区画された2段ベット、なんと掛け布団は羽毛ふとん !
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部屋は区画された2段ベット、なんと掛け布団は羽毛ふとん !
山荘とバス停の位置関係、今日の移動距離は50mだけ(ぉぃ)
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山荘とバス停の位置関係、今日の移動距離は50mだけ(ぉぃ)
味に定評ある夕食、肉料理とシチューはレストランレベルだ
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味に定評ある夕食、肉料理とシチューはレストランレベルだ
食後にプチ杏仁豆腐が出た、ほっこり感いっぱいの手作り
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食後にプチ杏仁豆腐が出た、ほっこり感いっぱいの手作り
翌朝はガスを避けるため早出、朝食を4時に出してくれる
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翌朝はガスを避けるため早出、朝食を4時に出してくれる
ここは甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳両方の登山口、皆さん早くに出発
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ここは甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳両方の登山口、皆さん早くに出発
夜明け直前に標高日本2位の北岳が、夜明けが待ちどおしい
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夜明け直前に標高日本2位の北岳が、夜明けが待ちどおしい
ようやく朝日が差し込む、真っ暗な森の中でホッとする
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ようやく朝日が差し込む、真っ暗な森の中でホッとする
尾根ルートと沢筋ルート分岐の大滝の頭へ、往路は左の尾根へ
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尾根ルートと沢筋ルート分岐の大滝の頭へ、往路は左の尾根へ
尾根ルートは急登のあと尾根に乗ってガバッと視界が開ける
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尾根ルートは急登のあと尾根に乗ってガバッと視界が開ける
伊那谷に広がる雲海を眺めながら標高を上げてゆく
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伊那谷に広がる雲海を眺めながら標高を上げてゆく
かなり霞むが富士山の姿が、南アからだと大きく見えビックリ
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かなり霞むが富士山の姿が、南アからだと大きく見えビックリ
中腹から色づき始めた紅葉を眺めながら進む
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中腹から色づき始めた紅葉を眺めながら進む
主峰の手前に小仙丈ケ岳、私てきにここが山頂でも良いw
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主峰の手前に小仙丈ケ岳、私てきにここが山頂でも良いw
ここで仙丈ケ岳の全貌が、南アの女王たるにふさわしい気品
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ここで仙丈ケ岳の全貌が、南アの女王たるにふさわしい気品
小仙丈を過ぎプチ岩場が続く、ストックをしまい慎重に降りた
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小仙丈を過ぎプチ岩場が続く、ストックをしまい慎重に降りた
これがビクトリーロードて言うんかな? 夢に出てきそうな景色
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これがビクトリーロードて言うんかな? 夢に出てきそうな景色
振向くと鳳凰三山、左側にとんがりコーンのオベリスクの姿が
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振向くと鳳凰三山、左側にとんがりコーンのオベリスクの姿が
何回かニセピークにだまされやっとラスボスw あとひと息
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何回かニセピークにだまされやっとラスボスw あとひと息
何とかガスが上がる前に山頂着、山梨県側の街もよく見える
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何とかガスが上がる前に山頂着、山梨県側の街もよく見える
三角点にタッチ、3033mで百名山では標高ベスト10位らしい
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三角点にタッチ、3033mで百名山では標高ベスト10位らしい
久々の南アに感激のオヤヂ、撮影ありがとうございました
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久々の南アに感激のオヤヂ、撮影ありがとうございました
後ろに同じ北沢峠から登る甲斐駒ヶ岳がドーン、すごい迫力だ
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後ろに同じ北沢峠から登る甲斐駒ヶ岳がドーン、すごい迫力だ
標高1位富士山と2位北岳が並んで見える、お得感満載であるw
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標高1位富士山と2位北岳が並んで見える、お得感満載であるw
下山がもったいないwカール底に見える千丈小屋へ降りてゆく
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下山がもったいないwカール底に見える千丈小屋へ降りてゆく
千丈小屋から見上げた主峰(中央) かぶさるような大迫力だ
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千丈小屋から見上げた主峰(中央) かぶさるような大迫力だ
復路は大滝の頭まで沢筋ルートで、紅葉を楽しみながら行こう
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復路は大滝の頭まで沢筋ルートで、紅葉を楽しみながら行こう
日本酒好きのママ(女将?)経営の馬の背ヒュッテ、沢筋の途中だ
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日本酒好きのママ(女将?)経営の馬の背ヒュッテ、沢筋の途中だ
途中から沢筋が合流し水にかかわりながら標高を下げてゆく
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途中から沢筋が合流し水にかかわりながら標高を下げてゆく
何度も小さい渡渉を繰り返す、岩が濡れている沢は緊張する
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何度も小さい渡渉を繰り返す、岩が濡れている沢は緊張する
清冽な流れだ、これが本物の「南アルプスの天然水」ですな
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清冽な流れだ、これが本物の「南アルプスの天然水」ですな
大滝の頭から淡々と下り北沢峠へ、靴を洗ってひと息つく
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大滝の頭から淡々と下り北沢峠へ、靴を洗ってひと息つく
時間もいいのでパン昼食、南アでも定番の菓子パントリオだw
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時間もいいのでパン昼食、南アでも定番の菓子パントリオだw
帰りは臨時バスが出た、山の中で本来時刻のバスとすれちがう
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帰りは臨時バスが出た、山の中で本来時刻のバスとすれちがう
戸台パークに戻りコーラをイッキ飲み この夏何本飲んだだろう
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戸台パークに戻りコーラをイッキ飲み この夏何本飲んだだろう
戸台パークで山行終了、久しぶりの南アだったが申し分ない天候と視界で楽しい山行となった
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戸台パークで山行終了、久しぶりの南アだったが申し分ない天候と視界で楽しい山行となった

感想

ご覧いただきありがとうございます。

9月27日(土)は南アルプスの仙丈ケ岳に行ってきました。同一行程は4年ぶりで、今回は26日(金)に登山口にあたる北沢峠のこもれび山荘に前泊しました。

本来、仙丈ケ岳は日帰り可能な山ですが、登山口までの道のりがマイカー規制され木曽駒や上高地のようにシャトルバス利用で登山口まで行くこととになるため、始発バスの時刻が早いハイシーズンならともかく、始発バス出発が遅くなる9月の後半だと山での有効時間が短くなってきて(終バスの時刻は盛夏時と変わらないため)どうしても行動がせわしなくなります。

また、バスで北沢峠へ行かれた方はお分かりと思いますが、このシャトルバスの切符購入のため、朝の3時台4時台から始まる券売所の順番取りや、そのあと長さ300mぐらいになるバス座席争奪戦の大行列など大阪万博もビックリのドタバタがイヤで、こちらへはしばらく足が遠のいていました。

しかし、先月行った唐松岳でたまたま八方池山荘に前泊してみるとじつに快適で、時間的な余裕が取れることはもちろん、夕景や夜景、また日の出を楽しむなど日帰りでゆっくりと出来ずにいたことが多かったと気づき「ならば今度は仙丈ケ岳も前泊付きでいこう」ということにしました。
また、ネットなどで以前からこもれび山荘の夕食のおいしさは知るところで、いつか機会があれば泊まってみたいと思っていたので「それならばこの機会に」と、こもれび山荘前泊の山行となりました。

当日は好天が予想されていましたが、前日夕食時に天候のアドバイスをしてくれる小屋主さんから「気温が上がり昼に近づくほどどうしてもガスが上がってくる、せっかく好天が見込まれるので景色を存分に楽しむべく、なるべく早出することをお勧めする」とのお話がありました。
これを聞いて「前泊やからそんなに早く出なくていいや」と思っていたのを方針変更・・決死の覚悟で朝3時に起きw 4時に朝食を出してもらって出発。
おかげさまで、少し雲が出たもののガスって景色が見えないなどということはなく、4年ぶりの仙丈ケ岳で素晴らしい景色を堪能することができました。

これからは登山にも観光的な要素をもたせて、前泊でゆっくりしたり後泊で周辺を観光するなど、今まで以上に幅の広い山行を試していきたいと思います。長文お読みいただきありがとうございました。

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コメント

こもれび山荘おすすめなんですね☺?
毎回戸台パークの林道バス乗車には苦労しているので、今度は前泊してみたいと思いました
ありがとうございます✨
2025/9/30 16:24
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1
こんばんは、まうさまより1日早い9月27日・土曜に登ったtsです。
先週末は仙丈ケ岳行きおつかれさまでした。お立ち寄りありがとうございます。

私も今まで登山で前泊しないのがキホンで、いつも夜中か明け方に現地に
着いて仮眠し、起き抜けで登山というスタイルの山行が多いです。

今回もそれを考えたのですが、仙丈ケ岳行きでは仙流荘で切符購入の
ための真夜中から始まる券売機順番取りと、そのあとのバス待ち
大行列があって、複数名による役割分担ができない単独行では仮眠して
いる間がありません(汗) 仙丈ケ岳登山の核心部は登山そのものでは
なく「仙流荘でバスに乗るまでが核心部」ではないでしょうか(ぉぃぉぃ)

そんなこともあり、今回は快適性向上を狙ってこもれび山荘での前泊を導入、、
結果は大正解で、明るいうちに到着してノンビリし、レストラン級の
お味の夕食をいただいて、私が自宅で使っているのと比べ物にならない
立派な羽毛布団でゆっくり寝たうえ朝4時に朝食をいただいて出発、、、

これで小屋を出て登山開始するのが、山のふもとで第一陣のバスが
仙流荘を発車するのとほぼ同じ4時50分~5時ころなんですから「もう前
のスタイルには戻れない」というのが正直なところです。
お時間(お日取り)に余裕がある時は、こもれび山荘前泊もお考えに
なってみてはいかがでしょうか。
2025/10/1 20:54
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