ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8729168
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

木曽駒ヶ岳(上松A↑福島B↓) …信仰の道をたどる

2025年09月24日(水) 〜 2025年09月25日(木)
 - 拍手
GPS
15:52
距離
21.8km
登り
2,263m
下り
2,292m

コースタイム

1日目
山行
6:32
休憩
2:29
合計
9:01
距離 10.3km 登り 2,108m 下り 292m
6:23
25
上松Aコース登山口駐車場
6:48
6:50
61
7:51
7:56
47
四合目
8:43
8:59
85
金懸小屋(五合目)
10:24
10:36
52
七合目
11:28
11:36
64
八合目
12:40
13:21
16
13:37
13:45
28
玉乃窪山荘(九合目)
14:13
14:36
8
14:44
15:18
6
2日目
山行
5:27
休憩
1:29
合計
6:56
距離 11.6km 登り 156m 下り 1,999m
5:39
8
5:47
5:57
6
6:03
6:20
19
6:39
6:42
55
玉乃窪山荘(九合目)
7:37
7:44
45
9:47
9:54
31
四合半(力水)
10:25
10:33
32
11:05
11:36
59
12:35
大原上バス停
天候 1日目:まあまあ晴 2日目:霧・曇
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
[往路]上松Aコース登山口の登山者用駐車場(無料)にとめた。15台ほどとめられるが、2日間とも私の他に車はなし。
[復路]大原上バス停1302→1322木曽福島駅(木曽町営バス 200円) 木曽福島1342→1355上松(JR 200円) 上松駅から上松Aコース登山口までタクシー(約15分、2,600円)を使い、登山口に置いた車を回収。
コース状況/
危険箇所等
上松Aコースは思っていたよりも歩きやすい道。ただし、金懸小屋前後は崩壊地や切れ落ちた箇所、急登などやや足元に注意を要する箇所も。八合目先の分岐から木曽前岳への登りは急登、ハイマツや木枝が両側から張り出していて歩きにくい。
福島Bコースは八合目〜七合目間が大きな岩の段差などで歩きにくい。
上松Aコース登山口の駐車場。手前に15台ほど駐車できる。右手に登山届箱。霊神碑が立ち並んでいる。
2025年09月24日 06:30撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/24 6:30
上松Aコース登山口の駐車場。手前に15台ほど駐車できる。右手に登山届箱。霊神碑が立ち並んでいる。
林道を30分ほど歩くと敬神ノ滝小屋。ここから登山道になる。
2025年09月24日 06:56撮影 by  DSC-WX300, SONY
9/24 6:56
林道を30分ほど歩くと敬神ノ滝小屋。ここから登山道になる。
道は整備もされて歩きやすい。しばらくは九十九折で急な勾配を避けた道の付け方になっている。
2025年09月24日 07:16撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/24 7:16
道は整備もされて歩きやすい。しばらくは九十九折で急な勾配を避けた道の付け方になっている。
五合目手前では崩壊地を横切る。
2025年09月24日 08:48撮影 by  DSC-WX300, SONY
9/24 8:48
五合目手前では崩壊地を横切る。
五合目・金懸小屋。大岩を背負うような狭い立地にあった。
2025年09月24日 08:52撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/24 8:52
五合目・金懸小屋。大岩を背負うような狭い立地にあった。
五合目の先の大岩。これが金懸岩?水場のはずだが、この季節、水は少ししか出ていなかった。
2025年09月24日 09:03撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/24 9:03
五合目の先の大岩。これが金懸岩?水場のはずだが、この季節、水は少ししか出ていなかった。
しばらく右を巻くようなトラバース道から、左手の尾根へと急登する。この先に「胸突き八丁」の標識があったが、それほどの厳しさでもない。
2025年09月24日 09:07撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/24 9:07
しばらく右を巻くようなトラバース道から、左手の尾根へと急登する。この先に「胸突き八丁」の標識があったが、それほどの厳しさでもない。
右手の樹間から三ノ沢岳が見えた。
2025年09月24日 09:53撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/24 9:53
右手の樹間から三ノ沢岳が見えた。
七合目に到着。合目ごとにこのような案内板があるので目安になる。
2025年09月24日 10:42撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/24 10:42
七合目に到着。合目ごとにこのような案内板があるので目安になる。
七合目で振り返ると、御嶽が雲に浮かんでいた。
2025年09月24日 10:42撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/24 10:42
七合目で振り返ると、御嶽が雲に浮かんでいた。
登りの間には、こんなホッとさせる苔と針葉樹の道も。
2025年09月24日 11:07撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/24 11:07
登りの間には、こんなホッとさせる苔と針葉樹の道も。
「この岩、落ちてこないのかな」と恐る恐る通過。
2025年09月24日 11:14撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/24 11:14
「この岩、落ちてこないのかな」と恐る恐る通過。
ちょっとした急登があって、八合目に到着。霊神碑が立ち並んでいた。
2025年09月24日 11:36撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/24 11:36
ちょっとした急登があって、八合目に到着。霊神碑が立ち並んでいた。
八合目の先で森林限界を越えて視界が開けた。木曽前岳・木曽駒ヶ岳・中岳・宝剣岳を望む。
2025年09月24日 11:54撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/24 11:54
八合目の先で森林限界を越えて視界が開けた。木曽前岳・木曽駒ヶ岳・中岳・宝剣岳を望む。
木曽前岳へは急な登り。ハイマツや木枝が道の両側から覆いかぶさって歩きにくい。
2025年09月24日 12:08撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/24 12:08
木曽前岳へは急な登り。ハイマツや木枝が道の両側から覆いかぶさって歩きにくい。
木曽前岳から木曽駒ヶ岳・中岳・宝剣岳を望む。
2025年09月24日 13:29撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/24 13:29
木曽前岳から木曽駒ヶ岳・中岳・宝剣岳を望む。
みるみる霧が視界を覆い、そして流れていく。九合目(玉乃窪小屋)から木曽駒ケ岳を見上げる。
2025年09月24日 13:45撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/24 13:45
みるみる霧が視界を覆い、そして流れていく。九合目(玉乃窪小屋)から木曽駒ケ岳を見上げる。
九合目から北アルプス方面を望む。一面の雲海が広がっていた。
2025年09月24日 13:47撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/24 13:47
九合目から北アルプス方面を望む。一面の雲海が広がっていた。
九合目の少し上には霊神碑がかたまって立っている。
2025年09月24日 13:56撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/24 13:56
九合目の少し上には霊神碑がかたまって立っている。
宿泊する頂上木曽小屋に到着。荷物を置いて山頂に向かう(なお今日の宿泊者は私の他、3人組が1組のみ)。
2025年09月24日 14:20撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/24 14:20
宿泊する頂上木曽小屋に到着。荷物を置いて山頂に向かう(なお今日の宿泊者は私の他、3人組が1組のみ)。
木曽駒ヶ岳の山頂。御嶽が雲海に浮かんでいる。
2025年09月24日 14:55撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/24 14:55
木曽駒ヶ岳の山頂。御嶽が雲海に浮かんでいる。
木曽駒ヶ岳から左に宝剣岳、右に三ノ沢岳。その間に空木岳と南駒ヶ岳が見える。
2025年09月24日 15:07撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/24 15:07
木曽駒ヶ岳から左に宝剣岳、右に三ノ沢岳。その間に空木岳と南駒ヶ岳が見える。
空木岳と南駒ヶ岳を拡大。
2025年09月24日 15:20撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/24 15:20
空木岳と南駒ヶ岳を拡大。
伊那前岳と中岳の向こう、雲の上、かすかに南アルプスが頭を出している。
2025年09月24日 15:13撮影 by  DSC-WX300, SONY
9/24 15:13
伊那前岳と中岳の向こう、雲の上、かすかに南アルプスが頭を出している。
木曽側を見おろすと木曽前岳と麦草岳。
2025年09月24日 15:26撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/24 15:26
木曽側を見おろすと木曽前岳と麦草岳。
2日目の朝は深い霧に覆われた。そのせいか九合目に下る途中で雷鳥と遭遇。
2025年09月25日 06:31撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/25 6:31
2日目の朝は深い霧に覆われた。そのせいか九合目に下る途中で雷鳥と遭遇。
4羽もあらわれた。親と大きくなった子どもたちだろうか。
2025年09月25日 06:32撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/25 6:32
4羽もあらわれた。親と大きくなった子どもたちだろうか。
九合目から玉乃窪カールに下る。カールの底付近から秋色に染まる斜面を振り返る。
2025年09月25日 07:12撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/25 7:12
九合目から玉乃窪カールに下る。カールの底付近から秋色に染まる斜面を振り返る。
八合目までの斜面には色づいた木々。
2025年09月25日 07:28撮影 by  DSC-WX300, SONY
2
9/25 7:28
八合目までの斜面には色づいた木々。
八合目。すぐ下の水場は、豊富に水が出ていた。
2025年09月25日 07:46撮影 by  DSC-WX300, SONY
9/25 7:46
八合目。すぐ下の水場は、豊富に水が出ていた。
七合目までの途中には、歩きにくい巨岩が積み重なった場所も。
2025年09月25日 08:10撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/25 8:10
七合目までの途中には、歩きにくい巨岩が積み重なった場所も。
七合目の避難小屋に到着して、ほっと一息。ここからは歩きなれた樹林帯の中の下り。
2025年09月25日 08:37撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/25 8:37
七合目の避難小屋に到着して、ほっと一息。ここからは歩きなれた樹林帯の中の下り。
四合半。ここの水場も豊富に水が出ていた。
2025年09月25日 10:01撮影 by  DSC-WX300, SONY
9/25 10:01
四合半。ここの水場も豊富に水が出ていた。
幸ノ川の渡渉点。問題なく渡渉できた。
2025年09月25日 10:33撮影 by  DSC-WX300, SONY
9/25 10:33
幸ノ川の渡渉点。問題なく渡渉できた。
コガラ登山口に到着。周囲は最近、キャンプ場になっていて平日なのに多くの人が訪れていた。
2025年09月25日 11:10撮影 by  DSC-WX300, SONY
9/25 11:10
コガラ登山口に到着。周囲は最近、キャンプ場になっていて平日なのに多くの人が訪れていた。
そのまま車道を歩いて大原上バス停へ。ここから木曽町営バスに乗る。JR・タクシーと乗り継いで車を回収するのが面倒だが、それも味わいのうち。
2025年09月25日 12:44撮影 by  DSC-WX300, SONY
1
9/25 12:44
そのまま車道を歩いて大原上バス停へ。ここから木曽町営バスに乗る。JR・タクシーと乗り継いで車を回収するのが面倒だが、それも味わいのうち。
撮影機器:

感想

木曽駒ヶ岳への登路のうち、上松Aコースが最も信仰登山の色合いが強いのではないかと思う。途中、霊神碑がところどころに点在している。一度歩いてみたいと思っていた。レコを見るとこのコースを日帰りピストンする健脚者もいるようだが、とてもそんな芸当はできないので山頂付近に一泊することにした。

しかし、上松Aコースは思っていたよりも歩きやすい道だった。かつては多くの登拝者が歩いたのだろうか。前半は九十九折で急登を強いることもなく標高をあげていく。ただ、五合目(金懸小屋)前後は切れ落ちていたり、急登の高巻きがあったりで足元注意。八合目の先からは視界が開ける。木曽前岳を経由したが、その登りは急登。ハイマツや木枝が張り出して歩きにくい。

予定よりもずい分早く着きそうなので、木曽前岳付近で景色を見ながらゆっくり休憩した。霧が流れ、木曽駒ヶ岳方面は見えたり隠れたり。宿泊する頂上木曽小屋に荷物をおいて木曽駒山頂へ。宝剣岳・三ノ沢岳、そして雲海に浮かぶ空木岳・南駒ヶ岳。南アルプスは雲の上にいくつかのピークが頭を出しているだけ。北アルプス方面も、乗鞍と御嶽の頭だけ。

2日目は深い霧。展望はまったくなし。しかし、そのためか九合目に下る斜面で雷鳥の姿を見ることができた。車の回収が面倒だけれど、ピストンも味気ないと考えて下りは福島Bコースに。玉乃窪カールは色づいた木々を眺めながら下る。巨岩帯を経て避難小屋のある七合目まで来ればほっとひと安心。

バスの時間を考えて時間を調整しながら、コガラ登山口を経由して大原上バス停まで歩いた。上松Aコースでは他の登山者には誰にも出会わず、福島Bコースでは2人の登山者とすれ違っただけだった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:68人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら