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Yamareco

記録ID: 8722798
全員に公開
ハイキング
近畿

大杉山〜蘇武岳〜神鍋山

2025年09月23日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
05:47
距離
19.6km
登り
1,379m
下り
1,332m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:53
休憩
0:54
合計
5:47
距離 19.6km 登り 1,379m 下り 1,332m
9:03
15
万場口バス停
9:18
9:20
28
9:48
9:50
62
10:52
10:53
49
11:42
12:07
38
13:25
24
13:49
13:50
13
14:03
14:08
4
14:12
14:30
20
最初あがりこブナの巨木のある北尾根ルート (仮称) を目指したものの撤退。蘇武岳頂上でパン休憩。
天候 曇りときどき雨のち晴れ。
過去天気図(気象庁) 2025年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き)
 江原駅-万場口 8:32-8:59 全但バス神鍋高原線 670円
帰り)
 神鍋温泉ゆとろぎ-江原駅 15:47-16:18 全但バス神鍋高原線 680円
ハンバーガー休憩で電車1本 (16:32) 見送り
 江原-福知山 17:47-18:46 JR山陰本線
 福知山-篠山口 19:31-20:36 JR福知山線
 篠山口-宝塚 20:45-21:26 JR丹波路快速 2310円
コース状況/
危険箇所等
■沢から北側の尾根を登って大杉山九合目に出るルートには見どころのあがりこブナの巨木があるが、上級者向け。沢ルートが不明瞭で私は撤退。
■大杉山の東尾根は急坂。
■巨樹の谷は急斜面についた細いトラバースや急坂あり。
■神鍋山はゲレンデのある東側はよく整備されているものの西斜面をぐるっと廻るコースはやや藪が濃く薄暗い。地図にない枝道も多くて通行に問題はないもののあまり一般向けではない印象。
その他周辺情報 神鍋温泉ゆとろぎ。道の駅神鍋高原。江原駅前にハンバーガーチェーン店バーガーシティの全国唯一の生き残り。
江原駅のポスター。去年行った出石の芝居小屋でロケをしたそうです。これは今が旬?
2025年09月23日 07:13撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 7:13
江原駅のポスター。去年行った出石の芝居小屋でロケをしたそうです。これは今が旬?
万場口BS。ひとつ前の万場BSとすごく近い。
2025年09月23日 08:59撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 8:59
万場口BS。ひとつ前の万場BSとすごく近い。
地図にない橋。橋は渡らずここは左に。
2025年09月23日 09:06撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 9:06
地図にない橋。橋は渡らずここは左に。
スキー場を抜けて行きます。
2025年09月23日 09:10撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 9:10
スキー場を抜けて行きます。
左は万場登山口ですがスルー。北尾根にあがりこブナを見に行くつもりだったので…この時はまだ
2025年09月23日 09:17撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 9:17
左は万場登山口ですがスルー。北尾根にあがりこブナを見に行くつもりだったので…この時はまだ
地形図にあるこの道を通れば近道なのですが先が藪らしかったので、ヤマレコの案内するルートに迂回。
2025年09月23日 09:23撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 9:23
地形図にあるこの道を通れば近道なのですが先が藪らしかったので、ヤマレコの案内するルートに迂回。
もう結構高度を上げた感。手前の草原が神鍋山のゲレンデでしょうか。時間があれば帰りに登りたい。
2025年09月23日 09:26撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 9:26
もう結構高度を上げた感。手前の草原が神鍋山のゲレンデでしょうか。時間があれば帰りに登りたい。
ここを抜ける。結局藪だし雨の雫で余計濡れるし…
2025年09月23日 09:27撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 9:27
ここを抜ける。結局藪だし雨の雫で余計濡れるし…
沢で道を見失って引き返すところ。ここまでもこんな斜面に無理矢理つけた踏み跡みたいなところを歩いてきたので先も厳しそう、と。
2025年09月23日 09:38撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 9:38
沢で道を見失って引き返すところ。ここまでもこんな斜面に無理矢理つけた踏み跡みたいなところを歩いてきたので先も厳しそう、と。
口の滝?
2025年09月23日 09:54撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 9:54
口の滝?
中の滝。
2025年09月23日 10:00撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:00
中の滝。
白くて形のいいキノコが。
2025年09月23日 10:26撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:26
白くて形のいいキノコが。
尾根はいい感じのブナ林。ただし急登。
2025年09月23日 10:31撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:31
尾根はいい感じのブナ林。ただし急登。
イワカガミも春に来たらよさそう。
2025年09月23日 10:38撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:38
イワカガミも春に来たらよさそう。
急斜面に生えるスギ。根性ありますね。
2025年09月23日 10:43撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:43
急斜面に生えるスギ。根性ありますね。
ムラサキアブラシメジモドキ?
2025年09月23日 10:48撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:48
ムラサキアブラシメジモドキ?
スギの巨木。
2025年09月23日 10:50撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:50
スギの巨木。
洞が突き抜けて向こうが見えるように。
2025年09月23日 10:50撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:50
洞が突き抜けて向こうが見えるように。
山間の田畑。中心やや右に神鍋山。火口部分が明るい緑の草地になってますね。
2025年09月23日 10:51撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:51
山間の田畑。中心やや右に神鍋山。火口部分が明るい緑の草地になってますね。
大杉山頂上。北側に少し展望が。
2025年09月23日 10:51撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:51
大杉山頂上。北側に少し展望が。
手前の植林の中に道が見えるのが万場高原ゲレンデ?
2025年09月23日 10:52撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:52
手前の植林の中に道が見えるのが万場高原ゲレンデ?
イナバウアー。
2025年09月23日 10:58撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 10:58
イナバウアー。
登山道のカーブに沿って木が。よく同じ反り具合の木を見つけてきたなあ…
2025年09月23日 11:02撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 11:02
登山道のカーブに沿って木が。よく同じ反り具合の木を見つけてきたなあ…
源頭部の優しい感じ、いいですね。
2025年09月23日 11:09撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 11:09
源頭部の優しい感じ、いいですね。
四ツ山からカウントダウンしていってゴールは蘇武岳かと思ったら、この金山でした。蘇武岳はもっと先。
2025年09月23日 11:14撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 11:14
四ツ山からカウントダウンしていってゴールは蘇武岳かと思ったら、この金山でした。蘇武岳はもっと先。
右手すぐ下に車道。頂上直下まで車で来られるけど地図で見るとぐねぐねした細道がずっと続いてて運転は大変そう。
2025年09月23日 11:17撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 11:17
右手すぐ下に車道。頂上直下まで車で来られるけど地図で見るとぐねぐねした細道がずっと続いてて運転は大変そう。
頂上が見えました!手前のコルには地図付きの石碑。
2025年09月23日 11:39撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 11:39
頂上が見えました!手前のコルには地図付きの石碑。
斜面を南面にトラバースしてこっちの表門から登頂するのが正式 (?)
2025年09月23日 11:44撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 11:44
斜面を南面にトラバースしてこっちの表門から登頂するのが正式 (?)
頂上。
2025年09月23日 11:45撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 11:45
頂上。
一等三角点「蘇武滝山」(1073.97m)
2025年09月23日 11:46撮影 by  SH-54D, SHARP
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9/23 11:46
一等三角点「蘇武滝山」(1073.97m)
西南西の眺め。正面奥なだらかな扇ノ山、そこから左に尖った陣鉢山、氷ノ山は雲の中。
2025年09月23日 11:47撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 11:47
西南西の眺め。正面奥なだらかな扇ノ山、そこから左に尖った陣鉢山、氷ノ山は雲の中。
東側。正面の凹型に見える左が磯砂山、右が高竜寺ヶ岳。その右やや奥の波打つような稜線が昨日歩いた大江山連峰。
2025年09月23日 11:47撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 11:47
東側。正面の凹型に見える左が磯砂山、右が高竜寺ヶ岳。その右やや奥の波打つような稜線が昨日歩いた大江山連峰。
二人の偉大な登山家との所縁を解説。兵庫県はすごいですね。手塚治虫と横山光輝も出身ですし。
2025年09月23日 11:48撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 11:48
二人の偉大な登山家との所縁を解説。兵庫県はすごいですね。手塚治虫と横山光輝も出身ですし。
扇ノ山のアップ。
2025年09月23日 11:49撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 11:49
扇ノ山のアップ。
北側。左手前の山の右奥に来日岳。
2025年09月23日 12:00撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 12:00
北側。左手前の山の右奥に来日岳。
南東方向。頂上は広い草原で休憩にもよさそう。
2025年09月23日 12:01撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 12:01
南東方向。頂上は広い草原で休憩にもよさそう。
南側は加藤文太郎の山行記にもよく出てくる妙見山。
2025年09月23日 12:01撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 12:01
南側は加藤文太郎の山行記にもよく出てくる妙見山。
これは…なんでアップで撮ったんだっけ?六甲山だからかな。
2025年09月23日 12:01撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 12:01
これは…なんでアップで撮ったんだっけ?六甲山だからかな。
東側からの直登ルートはロープで通行止めに。さっきの石碑があるコルが見えます。
2025年09月23日 12:05撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 12:05
東側からの直登ルートはロープで通行止めに。さっきの石碑があるコルが見えます。
帰りも気持ちのいいブナ林の尾根。
2025年09月23日 12:28撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 12:28
帰りも気持ちのいいブナ林の尾根。
階段にロープとは珍しい。
2025年09月23日 12:42撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 12:42
階段にロープとは珍しい。
クヌギタケ?
2025年09月23日 12:48撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 12:48
クヌギタケ?
斜面をトラバースしつつ下っていく感じで歩きやすいのですが、うっかり左に転げ落ちたら止まらなそうな感じも。
2025年09月23日 12:53撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 12:53
斜面をトラバースしつつ下っていく感じで歩きやすいのですが、うっかり左に転げ落ちたら止まらなそうな感じも。
確かこの辺から激下りに。
2025年09月23日 12:58撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 12:58
確かこの辺から激下りに。
巨樹の谷の始まり。
2025年09月23日 13:02撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 13:02
巨樹の谷の始まり。
栃の巨木 (固有名詞) 名札が見つけられたのはこの木だけ。
2025年09月23日 13:04撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 13:04
栃の巨木 (固有名詞) 名札が見つけられたのはこの木だけ。
安定感。
2025年09月23日 13:05撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 13:05
安定感。
株立ち。
2025年09月23日 13:05撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 13:05
株立ち。
小滝。
2025年09月23日 13:06撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 13:06
小滝。
これも何か名前がついてそう。
2025年09月23日 13:06撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 13:06
これも何か名前がついてそう。
小沢と岩と苔が雰囲気を出しています。
2025年09月23日 13:07撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 13:07
小沢と岩と苔が雰囲気を出しています。
そろそろ巨木見納め。
2025年09月23日 13:09撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 13:09
そろそろ巨木見納め。
下山しました。時間があるので神鍋山に向かいます。もうそこに見えてますが。電柱の倍くらいしか高さがないように見える。
2025年09月23日 13:45撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 13:45
下山しました。時間があるので神鍋山に向かいます。もうそこに見えてますが。電柱の倍くらいしか高さがないように見える。
一本松。
2025年09月23日 14:07撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 14:07
一本松。
マウンテンバイク用のリフト。ゲレンデにコースもありました。
2025年09月23日 14:07撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 14:07
マウンテンバイク用のリフト。ゲレンデにコースもありました。
三角点があるはずだけど…一本松の根元のこれがそうかなあ???
2025年09月23日 14:08撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 14:08
三角点があるはずだけど…一本松の根元のこれがそうかなあ???
このへんが神鍋山の頂上。
2025年09月23日 14:13撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 14:13
このへんが神鍋山の頂上。
火口の縁をひと廻りします。
2025年09月23日 14:16撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 14:16
火口の縁をひと廻りします。
大杉山、蘇武岳方面の眺め。
2025年09月23日 14:21撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 14:21
大杉山、蘇武岳方面の眺め。
白い日傘を差して歩いている人がいて絵になるなと。向こうに見える三角屋根は但馬ドーム。
2025年09月23日 14:27撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 14:27
白い日傘を差して歩いている人がいて絵になるなと。向こうに見える三角屋根は但馬ドーム。
タマゴタケの幼菌。この状態の写真はよく見ますね。絵になるからかな。
2025年09月23日 14:34撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 14:34
タマゴタケの幼菌。この状態の写真はよく見ますね。絵になるからかな。
道の駅神鍋高原。一部工事中で判りにくいですが奥に神鍋温泉があります。
2025年09月23日 15:44撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 15:44
道の駅神鍋高原。一部工事中で判りにくいですが奥に神鍋温泉があります。
江原駅前のバーガーシティ。日本でもうここにしかないハンバーガーチェーンの最後の生き残り。もっとも私は当時の記憶がなく、生活圏にはなかった気が。
2025年09月23日 16:20撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 16:20
江原駅前のバーガーシティ。日本でもうここにしかないハンバーガーチェーンの最後の生き残り。もっとも私は当時の記憶がなく、生活圏にはなかった気が。
パンはふにゃっとしてチェーン店のハンバーガーって感じですがメニューは豊富。モッツァレラサルサチキンを頼みました。
2025年09月23日 16:35撮影 by  SH-54D, SHARP
9/23 16:35
パンはふにゃっとしてチェーン店のハンバーガーって感じですがメニューは豊富。モッツァレラサルサチキンを頼みました。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

 9月の飛び石連休に有休を入れて行ってきた1泊2日の山行旅行、2日目は蘇武岳へ。蘇武岳は前泊しなくとも八鹿駅からのバスに乗れば西側から登って自宅からの日帰りもギリギリ可能そうなのですが、そうすると巨樹の谷かあがりこブナどちらか片方を選ばねばならず、周回で両方取るためには江原駅周辺で前泊が必要なのです。前日は平日のバス便を当てにして大江山に登れましたし、1泊2日をフルに活用した計画だと自画自賛。

 駅前のホテルだるまを朝6時過ぎにチェックアウト。ここは豊岡市内最安だという話でその割に清潔で居心地もいいので宿泊はまだ2回目ですがすっかり定宿の気分です。ユニットバスつきの部屋が増えていて今回はそこに宿泊。でもここは室内でスリッパが必要なビジネスホテルスタイルだったので素足で過ごせる前の部屋もよかったかな。シャワーは共用ですが。
 駅前でバスを待っていたのですがふと気になって時刻表を見るとあると思っていた6時台のバスは平日ダイヤで、祝日の今日は8時台までありませんでした。昨日が平日だったのを勘違いしていました… そもそも今回はGoogle検索でトップに出てきた便の多い昔の時刻表に騙されかけたりしてどうもバスが鬼門です。文庫本を持ってきていたので時間を潰せましたし過ごしやすい季節で助かりましたが、チェックアウト前に気づけばホテルの部屋でゆっくりできたのに。このくらいならいいですが帰りのバスがないとか致命的な失敗をしないように気をつけないと。ヒヤリハットです。

 江原駅でバスに乗り込んだのは私の他1人。乗ってくる人もなく私が万場口で降りるまでずっと2人だけでした。ハイカー風ではないし、ひょっとして神鍋高原の道の駅にお勤めかなという雰囲気。

 確か天気予報はもともとあまりよくなかったのですが、降り出すのが予想より早く入山する前スキーゲレンデを歩いている時からもう小雨が。目当てのあがりこブナがある北斜面のルートは上級者向けの難路ということだったので登りにとることにしてそちらに向かったのですが、沢まで降りたところで道を見失いました。じっくり取り組めば何とかなるかもしれなかったのですが、予定より2時間ビハインドがあるのと小雨がパラついているのとでかなりの焦りを感じている自分に気づいたため、これはよくないと思い早々に撤退を決定。まだ今からなら登頂は諦めなくてもいいしということで大杉山の東尾根に向かいました。

 天候のせいかここまで登山道はおろかバスを下りてから誰も見かけなかったのですが、口の滝手前で1人とすれ違いました。頂上ピストンにしても早いですね。地元の方でしょうか。9合目近くで断念した北尾根ルートと合流するはずなので辺りを気にしていたのですが分岐には気づかず。うーんやはり私には早かったかもしれません。

 天気は次第に回復して大杉山から蘇武岳の尾根を歩いていると青空も見えるように。蘇武岳に登頂した頃にはちょっと暖かいくらい、頂上でじっとしてパンを食べていてもちょうどいいくらいでした。雨のせいでちょっと湿度はありましたが。雲は多めでしたが展望もまあまあ。頂上にはシニアグループの先客が5人。この人たちは根が生えたように動かずひたすら世間話に花を咲かせていました。まあ楽しみは人それぞれです。シニア+山から姥捨て山の話になって『楢山節考』のタイトルが思い出せずにいるようで、思わず教えてあげたくなりましたがむろん自重しましたよ。

 来た道を巨樹の谷への分岐までピストンする間に1人とすれ違い。今日山で会ったのはこれで全部でした。天気のせいもあると思いますが秋の休日というのに人が少ないなという印象。偉大で知名度もある登山家二人の所縁という大きなアドバンテージもあると思うのですがやはりアクセスの不利が祟って?…とはいえ登山道はよく整備されていたので偶然この日人が少なかっただけかもしれません。

 下山後バス通りを道の駅神鍋高原へ。当初予定では神鍋山に登って最後に温泉で汗を流そうと思っていたところ、バスの時間勘違いで2時間遅れの出発、さらにあがりこブナルート撤退で30分ロスしているので、これはどちらか一方を選ぶしかないかと
諦めかけていたのですが、思ったより早く着いてこれなら両方いけると急ぎ足で神鍋山に登頂。調子に乗って火口を一周、ついでになるべく色んな道を歩こうと登りと反対側に下山、裾野をぐるっと半周して道の駅に戻ってきました。それでも何とか入浴もできました。洗い場も湯船も待たずに済んだのが幸い。10分ほどでお土産も選んで帰りのバスに乗れました。まあこれが最終のバスではないんですけどね。でも次が3時間後なのでそれはさすがに長過ぎます。ここでバスに乗り込んだのは私含めて3人、先客はいなかったような気がしますがとにかくガラ空きです。途中で3人拾って1人降ろしましたがまあ終始空いていました。Google検索で拾った昔の時刻表よりだいぶ減便しているのも頷けます。駐車場はそこそこ埋まっていたのでみんな自家用車で来るんでしょうね。まあ道の駅だし。

 さて江原駅に到着した後は今回の旅最後のミッションがあります。それは駅前のバーガーシティでハンバーガーを買うこと。急げば買うだけ買って電車に乗り込むこともできそうでしたが、車内の様子が判らないので食べてから乗ることにして1本見送り。先客もいたし、ワンオペで提供まで時間がかかる時分だったので焦らず済んでちょうどよかったです。その間にゆっくり店の外観からメニューまで見分させてもらいました。ここはかつては近畿を中心に4百店舗あったという中堅バーガーチェーンの最後の生き残りだそうです。前回来て夕食難民だった時も19時の閉店直前のところを見かけたのですが、私は夕食にハンバーガーはちょっと、というタイプなのでスルーしたのでした。あとで珍しい店だったと知ってそれなら食べておけばよかったと思った次第。珍しさと懐かしさからTVでも取り上げられたことがあるようでそのスチル写真も貼ってありましたが、壁一面にメニューの写真が。これ絶対フランチャイジーの頃はこんなにたくさん無かったでしょ、という。エンタメ要素があります。目移りして一つだけ選ぶのに難儀したのでまた来たいところ。今回は出発の朝当てにしていた朝定食の店が改装工事で閉まっていて急遽コンビニおにぎりになったり、江原での夕食に考えていた焼き鳥の小金家が定休日だったりと、食に関して躓きの多い旅でしたが最後で報われた気分。そうそうその小金家は17時開店で今日はもう開けていたのですがさすがにハンバーガー食べたばかりでは…

 予定通り1時間後の電車で帰途につきましたが、その前に特急はまかぜがやってきたのでそれもちょっと考えたんですけどね。遠回りになって金額のわりに大して早く着かないので無難に山陰線と福知山線で。はまかぜはまだ乗ったことがないのでそのうち乗ってみたいです。ときどき見かけますが結構お客が乗っている印象。はまかぜの経路を活かせる山行を考えてみようかな。

 予定外 (というか下調べのミス) のこともいろいろありましたが、山とそれ以外で随分楽しめた1泊2日でした。でも山についてはそのために宿泊旅行にしたメインのあがりこブナを見られなかったのは心残り。いつか再挑戦したいですね。巨樹の谷も見応えがあったのですが時間の遅れからやや足早に通り過ぎてしまった感があるので再訪は望むところ。今回は遅れと天候から焦って撤退を決めたところもあるので、余裕をもってじっくり攻めれば今の実力でも何とかなるかなという気もするのですが、それはそれとしてルートファインディングの能力ってどうやって磨けばいいんでしょうね。やみくもに色んな山に行っても効果は上がらなさそう。雪山とか地図読みなら講習会がありますがルーファイは? やはり経験者に同行してもらって学ぶのがいいのでしょうか。そんなことを考えた山行でした。

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