大杉山〜蘇武岳〜神鍋山

- GPS
- 05:47
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 1,379m
- 下り
- 1,332m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 5:47
| 天候 | 曇りときどき雨のち晴れ。 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
江原駅-万場口 8:32-8:59 全但バス神鍋高原線 670円 帰り) 神鍋温泉ゆとろぎ-江原駅 15:47-16:18 全但バス神鍋高原線 680円 ハンバーガー休憩で電車1本 (16:32) 見送り 江原-福知山 17:47-18:46 JR山陰本線 福知山-篠山口 19:31-20:36 JR福知山線 篠山口-宝塚 20:45-21:26 JR丹波路快速 2310円 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
■沢から北側の尾根を登って大杉山九合目に出るルートには見どころのあがりこブナの巨木があるが、上級者向け。沢ルートが不明瞭で私は撤退。 ■大杉山の東尾根は急坂。 ■巨樹の谷は急斜面についた細いトラバースや急坂あり。 ■神鍋山はゲレンデのある東側はよく整備されているものの西斜面をぐるっと廻るコースはやや藪が濃く薄暗い。地図にない枝道も多くて通行に問題はないもののあまり一般向けではない印象。 |
| その他周辺情報 | 神鍋温泉ゆとろぎ。道の駅神鍋高原。江原駅前にハンバーガーチェーン店バーガーシティの全国唯一の生き残り。 |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
|
|---|
感想
9月の飛び石連休に有休を入れて行ってきた1泊2日の山行旅行、2日目は蘇武岳へ。蘇武岳は前泊しなくとも八鹿駅からのバスに乗れば西側から登って自宅からの日帰りもギリギリ可能そうなのですが、そうすると巨樹の谷かあがりこブナどちらか片方を選ばねばならず、周回で両方取るためには江原駅周辺で前泊が必要なのです。前日は平日のバス便を当てにして大江山に登れましたし、1泊2日をフルに活用した計画だと自画自賛。
駅前のホテルだるまを朝6時過ぎにチェックアウト。ここは豊岡市内最安だという話でその割に清潔で居心地もいいので宿泊はまだ2回目ですがすっかり定宿の気分です。ユニットバスつきの部屋が増えていて今回はそこに宿泊。でもここは室内でスリッパが必要なビジネスホテルスタイルだったので素足で過ごせる前の部屋もよかったかな。シャワーは共用ですが。
駅前でバスを待っていたのですがふと気になって時刻表を見るとあると思っていた6時台のバスは平日ダイヤで、祝日の今日は8時台までありませんでした。昨日が平日だったのを勘違いしていました… そもそも今回はGoogle検索でトップに出てきた便の多い昔の時刻表に騙されかけたりしてどうもバスが鬼門です。文庫本を持ってきていたので時間を潰せましたし過ごしやすい季節で助かりましたが、チェックアウト前に気づけばホテルの部屋でゆっくりできたのに。このくらいならいいですが帰りのバスがないとか致命的な失敗をしないように気をつけないと。ヒヤリハットです。
江原駅でバスに乗り込んだのは私の他1人。乗ってくる人もなく私が万場口で降りるまでずっと2人だけでした。ハイカー風ではないし、ひょっとして神鍋高原の道の駅にお勤めかなという雰囲気。
確か天気予報はもともとあまりよくなかったのですが、降り出すのが予想より早く入山する前スキーゲレンデを歩いている時からもう小雨が。目当てのあがりこブナがある北斜面のルートは上級者向けの難路ということだったので登りにとることにしてそちらに向かったのですが、沢まで降りたところで道を見失いました。じっくり取り組めば何とかなるかもしれなかったのですが、予定より2時間ビハインドがあるのと小雨がパラついているのとでかなりの焦りを感じている自分に気づいたため、これはよくないと思い早々に撤退を決定。まだ今からなら登頂は諦めなくてもいいしということで大杉山の東尾根に向かいました。
天候のせいかここまで登山道はおろかバスを下りてから誰も見かけなかったのですが、口の滝手前で1人とすれ違いました。頂上ピストンにしても早いですね。地元の方でしょうか。9合目近くで断念した北尾根ルートと合流するはずなので辺りを気にしていたのですが分岐には気づかず。うーんやはり私には早かったかもしれません。
天気は次第に回復して大杉山から蘇武岳の尾根を歩いていると青空も見えるように。蘇武岳に登頂した頃にはちょっと暖かいくらい、頂上でじっとしてパンを食べていてもちょうどいいくらいでした。雨のせいでちょっと湿度はありましたが。雲は多めでしたが展望もまあまあ。頂上にはシニアグループの先客が5人。この人たちは根が生えたように動かずひたすら世間話に花を咲かせていました。まあ楽しみは人それぞれです。シニア+山から姥捨て山の話になって『楢山節考』のタイトルが思い出せずにいるようで、思わず教えてあげたくなりましたがむろん自重しましたよ。
来た道を巨樹の谷への分岐までピストンする間に1人とすれ違い。今日山で会ったのはこれで全部でした。天気のせいもあると思いますが秋の休日というのに人が少ないなという印象。偉大で知名度もある登山家二人の所縁という大きなアドバンテージもあると思うのですがやはりアクセスの不利が祟って?…とはいえ登山道はよく整備されていたので偶然この日人が少なかっただけかもしれません。
下山後バス通りを道の駅神鍋高原へ。当初予定では神鍋山に登って最後に温泉で汗を流そうと思っていたところ、バスの時間勘違いで2時間遅れの出発、さらにあがりこブナルート撤退で30分ロスしているので、これはどちらか一方を選ぶしかないかと
諦めかけていたのですが、思ったより早く着いてこれなら両方いけると急ぎ足で神鍋山に登頂。調子に乗って火口を一周、ついでになるべく色んな道を歩こうと登りと反対側に下山、裾野をぐるっと半周して道の駅に戻ってきました。それでも何とか入浴もできました。洗い場も湯船も待たずに済んだのが幸い。10分ほどでお土産も選んで帰りのバスに乗れました。まあこれが最終のバスではないんですけどね。でも次が3時間後なのでそれはさすがに長過ぎます。ここでバスに乗り込んだのは私含めて3人、先客はいなかったような気がしますがとにかくガラ空きです。途中で3人拾って1人降ろしましたがまあ終始空いていました。Google検索で拾った昔の時刻表よりだいぶ減便しているのも頷けます。駐車場はそこそこ埋まっていたのでみんな自家用車で来るんでしょうね。まあ道の駅だし。
さて江原駅に到着した後は今回の旅最後のミッションがあります。それは駅前のバーガーシティでハンバーガーを買うこと。急げば買うだけ買って電車に乗り込むこともできそうでしたが、車内の様子が判らないので食べてから乗ることにして1本見送り。先客もいたし、ワンオペで提供まで時間がかかる時分だったので焦らず済んでちょうどよかったです。その間にゆっくり店の外観からメニューまで見分させてもらいました。ここはかつては近畿を中心に4百店舗あったという中堅バーガーチェーンの最後の生き残りだそうです。前回来て夕食難民だった時も19時の閉店直前のところを見かけたのですが、私は夕食にハンバーガーはちょっと、というタイプなのでスルーしたのでした。あとで珍しい店だったと知ってそれなら食べておけばよかったと思った次第。珍しさと懐かしさからTVでも取り上げられたことがあるようでそのスチル写真も貼ってありましたが、壁一面にメニューの写真が。これ絶対フランチャイジーの頃はこんなにたくさん無かったでしょ、という。エンタメ要素があります。目移りして一つだけ選ぶのに難儀したのでまた来たいところ。今回は出発の朝当てにしていた朝定食の店が改装工事で閉まっていて急遽コンビニおにぎりになったり、江原での夕食に考えていた焼き鳥の小金家が定休日だったりと、食に関して躓きの多い旅でしたが最後で報われた気分。そうそうその小金家は17時開店で今日はもう開けていたのですがさすがにハンバーガー食べたばかりでは…
予定通り1時間後の電車で帰途につきましたが、その前に特急はまかぜがやってきたのでそれもちょっと考えたんですけどね。遠回りになって金額のわりに大して早く着かないので無難に山陰線と福知山線で。はまかぜはまだ乗ったことがないのでそのうち乗ってみたいです。ときどき見かけますが結構お客が乗っている印象。はまかぜの経路を活かせる山行を考えてみようかな。
予定外 (というか下調べのミス) のこともいろいろありましたが、山とそれ以外で随分楽しめた1泊2日でした。でも山についてはそのために宿泊旅行にしたメインのあがりこブナを見られなかったのは心残り。いつか再挑戦したいですね。巨樹の谷も見応えがあったのですが時間の遅れからやや足早に通り過ぎてしまった感があるので再訪は望むところ。今回は遅れと天候から焦って撤退を決めたところもあるので、余裕をもってじっくり攻めれば今の実力でも何とかなるかなという気もするのですが、それはそれとしてルートファインディングの能力ってどうやって磨けばいいんでしょうね。やみくもに色んな山に行っても効果は上がらなさそう。雪山とか地図読みなら講習会がありますがルーファイは? やはり経験者に同行してもらって学ぶのがいいのでしょうか。そんなことを考えた山行でした。
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